Nozbeのモバイル版がアップデートして意外と使いやすいかも

Nozbeのモバイル版がアップデートされましたね。モバイル版というのは、iOSやAndroid用のアプリではなく、モバイル端末のブラウザで閲覧するWeb画面スの方です。

これまで、iPhoneのブラウザでNozbeにアクセスすると、通常のデスクトップ用の画面が表示されていましたが、それがモバイルの大きさに最適化されたということです。

では、どの様なものか見ていきましょう。

アカウントを持っている方には、Nozbeからこのようなメールが届いていると思います。
Image(118)

メール本文のリンクをクリックするとWelcomeの画面。
Image(119)

データ保存用の領域が必要であるというメッセージをクリックするとログイン画面に移ります。
Image(120)

必要な情報を入力しログイン完了。
画面は、ログイン後プロジェクト一覧を表示させたものです。

Image(121)

最近、勉強会関係の企画をサボっているのがバレバレですね。

右上の【ALL】のアイコンをタップすると、プロジェクトをラベルでフィルタリング出来ます。
Image(122)

試しにLBTという名称のラベルを選択してみます。
Image(123)

LBT関連のプロジェクトだけが表示されます。
Image(124)

プロジェクト名称をタップすると、プロジェクトのタスク一覧を確認出来ます。
その状態で右上のアイコンをタップすると、プロジェクトに関連したノートの確認やプロジェクト情報の編集が行えます。
Image(125)

これは【Edit】を選択したところ。プロジェクト名称の変更、ラベルの添付などが出来ます。
Image(126)
これは【Sort】を選択し、タスクリストの並べ替えを行う画面。タスク名称右の△をタップするとタスクを上下に動かせます。

Image(127)

これは、Inboxの画面
Image(128)

画面下の「+」マークをタップすると新規タスクを入力出来ます。
Image(129)

 

入力後の詳細画面では、保存するプロジェクト、コンテキスト、日時や見積もり時間の設定が行えます。
Image(130)

 

NextActionの画面。
デスクトップクライアントもそうですが、ラベルによるフィルタリングが出来ないのがとても残念。
Image(131)

ざっと見たところ、デスクトップ用のWeb画面をモバイルサイズに最適化させただけですので、基本機能はほぼ同じです。

タスク入力、編集、画面移動のたびにデータ通信と読み込みが必要なので、アプリ版と比較すると全体的にもっさりした感じは否めないですが、その反面データの同期を意識しなくて済むのは好印象です。

 

Nozbeは、先日サーバーの引越しで処理速度を向上させました。今回リリースされたモバイル版も、それなしには遅くて使いにくい物だったかもしれません。

 

次はWeb版のアップデートを期待したいところです。

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Nozbeのサーバーが引越しして操作が快適になったね

今月の始めに、Nozbeのサーバーが引越しを行ったようですね。

▽これは、引越しが完了したことをお知らせするメッセージ。

ScreenClip(139)

何が変わったのだろうと、画面を色々と触ってみましたが、画面の読み込み速度が明らかに早くなっているのが分かりました。

この手のWebサービスは、日常的に使用するものだけに、一つ一つの操作、それに伴う画面読込に時間がかかると、それだけでストレスを感じます。

現在Nozbeの開発ロードマップは、デスクトップクライアントの方へ重きが置かれているような印象を受けますが、そちらは、まだまだ実用には耐えないと感じているだけに、今回のようなWEBサービスのバックボーンを底上げするようなバージョンアップは嬉しい限りです。

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わが子に贈るライフハック

「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」

この本はタイトルを思い浮かべるだけで目に涙が浮かびます。

 

古い本で、出版されたのはもう30年以上も前になります。その当時はとても話題になったらしく、映画やテレビドラマにもなりました。
 
著者の井村和清氏がこの本を書こうと決めたのは、自分の足に悪性腫瘍である骨肉腫を発見したときでした。

外科医として、何度も同じ病の患者を診察してきたため、レントゲン写真に映った影を見た瞬間、ご自身の余命が残り僅かだと分かったのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA          
photo credit: Mykl Roventine via photo pin cc

この本には、妻とひとりの娘、そして自分の手で抱くことの出来ない「まだ見ぬ子」に、父親としてのメッセージを残したい。そんな強烈な思いが一頁、一頁に綴られています。

 

私がこの本を手にしたのは、小学校の高学年の頃だったと思います。家の本棚からふと取り出したこの本を読みながら、目から熱い涙がポロポロと溢れたのを覚えています。

色々なものが自分と、自分の父親に重なって見えてしまったのでしょう。

 

■父の死

父は私が六歳の時、肝臓がんでこの世を去りました。助かる見込みが無いと診断されたにもかかわらず、本人や母への告知もないまま、たった数ヶ月の闘病生活を終えたのです。

残っている手帳のメモには、投薬や食事の記録が残っていました。
明らかに硬くなっていく右脇腹から、自分の病が重篤なことは気づいていたようですが、もうダメかもと感じた時には、常に襲いかかる激しい痛みに耐えるだけで精一杯だったようです。

 

母に至っては、今日の容体が一番悪く、明日からは快方に向かうと信じ続けてたため、病院からの訃報を理解出来なかったと聞いています。

父の死について覚悟が出来ていたのは、医師から告知を受けていた実の兄、私の伯父だけだったのでしょう。

もし、本人と母にきちんと告知がされていたら、今はもう聞くことが出来ない父の物語が残されていたのかもしれません。

 

■自分の余命がどれ程残っているのか?

それを明確に知っているのは、死に至る病を告知されている人だけかもしれません。
平均的な日本人男性の寿命を考えると、私もあと40年は生きられる予定ですが、それはあくまでも一般論にすぎません。

 

先日、東日本大震災の復興支援業務で岩手県のある町へ出張してきたのですが、津波により破壊された市街地を目の当たりにし、その荒涼とした風景に衝撃を受けると共に、亡くなった方々がその前日までは、平凡な日常を送っていた事について、改めて考えさせられました。
その平凡な一日は、いま私達が過ごしている今日と同じなのですよね。

 

もしかすると、明日を迎えることが出来ないかもという現実に、どれだけ覚悟が出来ているでしょうか。

  3

数年前ですが、その覚悟を迫られた事がありました。

皮膚科で出血を伴うホクロを除去したのですが、病理診断の結果、それが悪性腫瘍と分かったのです。

上皮細胞基底腫という、危険度の低いものだったのですが、それが黒腫という種類のものだったら、今こうして此処に居られなかったかもしれません。

 
私の親族は、肝臓癌で亡くなった父の他にも、母方の祖父、伯父、そして兄弟のようにして育った従兄弟二人が癌で亡くなっています。
そんな家系のため、病院の診察室で診断結果を聞いた時「俺の番か」と妙に醒めた頭で呟いたのを覚えています。

 

あれから数年が経ち、幸い再発も転移もなく現在に至ります。

 

そんな経験があるため、子供と一緒に成長し、これから沢山の季節を一緒に過ごしたい、という気持ちはもちろんありますが、「万が一の事があったら」という気持ちも拭い去れません。


59421232031_150x130 我が子に贈るEvernote – このまま一生β版


以前、このような記事を書いたのも、その気持ちの現れでした。

 
■今、本を書こうとしています。

仮にタイトルを付けるとするなら「我が子に贈るライフハック」という所でしょうか。

 
冒頭で紹介した井村氏の様に、自分の余命が残り僅かだとしたら何を伝えるか?

もし、そのような状況に置かれたとすれば、そこに書くのは、枝葉のツールやテクニックではなく、自分がこれまでの人生で経験した成功と沢山の失敗から学んだ本当に大切なことに絞られるでしょう。

 

その内容は私が歳を重ねる毎に加筆され、失敗する度削除されるため、完成という形にはなりません。私が死ぬまでは、ずっとβ版です。

 
何年後になるかわかりませんが、Evernoteの数万近いノートから見つけ出され、半分はバカにされながら読まれる所を想像しつつ、子供のために、そしてそれと同じくらい自分のために書いてみたいと思います。

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Outlookと各種クラウドツールのデータを同期させるGsyncitの使い方

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photo credit: shareski via photopin cc

先日簡単に紹介したOutlookとGoogleカレンダーを始め、各種クラウドサービスのデータを同期するソフト(Gsyncit)の設定方法について紹介したいと思います。

これは何だ?Outlookと複数のクラウドサービスを同期するアプリ – このまま一生β版 

 

■インストール

インストールするファイルはこちらからダウンロードできます。

▽自分のPC環境にあったファイルをダウンロードしてください。
Image(102)

私の使用環境はOutlook2010、OSはWin732bitです。

インストールが完了すると、OutlookのメニューにGsyncitのメニューが追加されます。
Image(103)
 

■同期のセッテイング

【Setting】をクリックすると、同期が出来るサービスの一覧画面が表示されます。

上からGoogle、Toodledo、Evernote、Dropbox、Simplenote、Nozbeと、メジャーなサービスが並んでいます。

Image(104)

先ずは一番上のGoogleから連係させてみましょう。

サービスの選択メニューからGoogleを選ぶと、以下の詳細メニューが表示されます。
このソフトでは、Googleのカレンダー、連絡先、ノート、タスクの各データをOutlookと同期出来るようです。

Image(105) 

■カレンダーの連携

それでは早速GoogleカレンダーとOutlookカレンダーを同期させてみましょう。

▽【Calender Synk】をクリックして表示される画面下の【NEW】をクリックします。

Image(106)

▽Googleのアカウントを認証するため、メールアドレスとパスワードを入力します。

Image(107)

▽入力後【Verify Account】を押すと、認証が完了します。

example(18)

次に、Googleカレンダーと、Outlookの連携を行いますので、Googleカレンダーの選択画面で、同期させるカレンダーを選択します。

今回はNozbeのカレンダーを選びました。

Image(109)

次に選択するのはOutlook側のカレンダーです。
▽Outlookに、Nozbeという名前のカレンダー新規作成しました。

Image(110)

設定が終わり、メニューの【Sync】ボタンを押すと以下の確認画面が表示されます。
ライセンスを購入するとこの画面は出なくなるようですね。

example(16)

▽UseEvaluationを押すとデータの、同期が始まりましす。

Image(112)

動機完了後、Outlookのカレンダーを開くと、Googleカレンダーで入力していた予定が表示されているのが確認出来ました。

Image(113)

△ちなみに、このカレンダーはNozbeで設定しているタスクリストの実行予定日となっています。

ですので、Nozbe側で実行予定日を変えるとOutlookカレンダーに反映されますし、逆にOutlookカレンダーで予定を変更すると、Nozbeへも反映されます。また、カレンダーで予定を新規作成すると、Nozbeに新規タスクとして登録されます。

■GoogleTaskとの同期

次は、OutlookのToDoリストと、GoogleTaskを連係させてみましょう。

手順はカレンダーと同じで、左のメニューから【TaskSynk】を選択し、Googleのアカウント情報を入力します。

これで、GoogleTaskのリストを選択出来るようになります。

ここでもカレンダーと同じく、GoogleTaskのタスクリストを同期させるリストをOutlook側に作成します。

example(15)

これで、GoogleTaskのタスクリストをOutlookに連携できます。

■Nozbeとの同期

次は、NozbeとOutlookのToDoリストを連携させるのですが、これも同じように、設定画面でNozbeに登録しているメールアドレスとパスワードを入力します。

このソフトでは、プロジェクト毎にデータの同期が出来るようですが、今回はNozbeに登録している全てのタスクを同期するよう設定しました。

example(19)

Outlook側でも、同期用のリストを作ります。

Image(115)

これでOutlookのTodoリストとNozbeのタスクリストを同期させる事が出来ます。

■同期の設定

同期の基本設定は、メニュー左下の【Sync Setting】から行います。

▽自動同期の間隔は「20分」としました。example(17) 

▽Outlookを立ち上げ時、終了時に同期を行うよう設定。Image(117)

これで、OutlookとGoogleのカレンダー、そしてGoogleTaskとNozbeのタスクリストをOutlookと同期が出来るようになりました。

■まとめ

残念ながら、Outlookのタスクリストにフォルダー、若しくはサブタスクといった階層構造が無いため、同期した時点で全てのタスクがフラットにずらりと並んでしまい、Outlook側で適切な管理が出来ません。

Todoの同期が出来るサービスとして、Nozbeの他にToodledoも選択できますが、これについても、Tasklistに階層構造が無くなってしまうため、運用としてはいまいちです。

全てのタスクではなく、特定のフォルダ、特定のプロジェクトを選んで連携を行えば、場合によっては便利なのかもしれませんね。

他にも様々なサービスとの連携が出来るようですので、もう少し使い方を模索したいと思います。

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Nozbeのデスクトップクライアントがちょっとだけ使いやすくなった

Nozbeのデスクトップクライアントがバージョンアップされ、普段使ってもいいかなと思えるものになって来ました。

nozbe-alph

△プロジェクトの並び替えが、アルファベット順に出来るのはイイですね。

 

NextActionのフィルターにラベルでの絞り込みが出来ないなど、まだまだ不満点はありますが、着実に進歩しているようです。

 

なお、今回のバージョンアップは細かいバグフィックスやパフォーマンスの向上がメインとのことですので、次回以降のバージョンアップで新しい機能が追加されるのでしょう。

 

英語版のユーザーフォーラムのやり取りを読んでいると、デスクトップクライアントで実装されていない、タスクのドラッグアンドドロップも開発中という話も聞こえてきています。

このあたりの機能が使えるようになれば、Web版からデスクトップ版に完全移行しようと思います。

Nozbeの今後の開発に大きく期待したいと思います。

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Nozbeで頻繁に使っているショート・カットの覚え方

NozbeがWebアプリであるためか、ショート・カットが使える事って意外と知られていない気がします。

一覧はこちらの記事▽でも紹介していますが、その全てを覚える必要はありません。

Nozbeの使い方~その5(ショートカットを使いこなそう) – このまま一生β版

 

おそららく「Inbox」「次の行動(NextAction)」への移動と、そこでのタスクの追加、それと「次の行動」画面において、タスクをフィルタリングするショート・カットだけ覚えておけば、普段使いの操作は格段に向上するはずです。

上記のショート・カットはそれぞれ

・Inboxへの移動 ⇒ I
・次の行動への移動 ⇒ N
・タスクの追加 ⇒ A
・次の行動でのタスクのフィルタリング ⇒ O

となります。

 

数が少ないので、覚えるのにも苦労はなさそうですが、簡単に身に付けるための小ネタを紹介します。

とっつきにくいかもしれませんが、言語を【英語】にします。

 

ここで、Inboxにタスクを追加したい場合は「I」⇒「A」とキーボードに打ち込みます。

▽最初に「I」を打ち込むと「Inbox」へ画面が移るので

ScreenClip(136)

▽そこで「A」を打ち込むと、タスクの入力画面が出てきます。

ScreenClip(137)

 

 

次の行動(NextAction)にタスクを追加したい場合は「N」⇒「A」とキーボードに打ち込みます。

▽最初に「N」を打ち込むと「NextAction」へ画面が移るので

ScreenClip(138)

▽そこで「A」を打ち込むと、タスクの入力画面が出てきます。

Image(12)

 

これだけでも、マウスではなくキーボドのショート・カットで操作できると、思いついたタスクをサッとその場で入力が出来るようになります。

 

メモに書くのも早くて良いのですが、後で転記する必要があるのならば、Nozbeに直接入力をしてその手間を省くのに越したことはありませんからね。

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Windowsユーザ向けブログエディタの決定版!Windows Live Writerがあまりに便利!!への補足

こちらの記事でWindowsユーザー向けのブログエディタとしてWindows Live Writerが勧められていますが、私もこのブログの記事をサーバーにアップロードするのにこのアプリを使っています。

 

Windowsユーザ向けブログエディタの決定版!Windows Live Writerがあまりに便利!! | jMatsuzaki

このアプリが高機能で使いやすいのは、△この記事の通りなのですが、もう一点だけ追記したいと思います。

 

自分自身のブログの書き方から説明する必要があるのですが、今回の記事のように、他の記事に触発され突発的に書くもの以外は、ふと頭に浮かんだキーワードをEvernoteの中で膨らませ、単語を繋ぎ、センテンスを組み立て文章化させたものをブログの記事にしています。

その流れを紹介しているのが▽こちらの記事ですね。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法 – このまま一生β版

簡単にいうと、アイデアの拾い出しから熟成、ブログへ投稿する文章の下書き作成の全てをEvernoteで行なっているという事です。

 

Evernoteをブログ(下書き)のエディタとして使うメリットの一つは、この様に、アイデアが生まれた所から、文章化させるまでの全てを一つのアプリ(Evernote)の中で完結させられること。

もう一つは、Evernoteの画面キャプチャー機能を使って、簡単にPC画面のキャプチャーを本文中に貼り付けられることです。

 

ためしに、この記事を書いている画面をこの下に挿入してみましょう。

Image(11)

Evernoteを立ちあげている状態で【Ctrl+Ptsc】を押すと、選択範囲の画面キャプチャーデータをクリップボードに保存出来るので、それをEvernoteの文章に貼り付けます。

文章を書きながら、そのアプリで画面のキャプチャーを行い、挿入まで出来るのは非常便利。必要であればその画層を別アプリで注釈をつけます。

 

Windows Live Writerの話に戻りますが、このアプリが便利なのは、このようにしてEvernoteで書き上げたブログの下書きを、画像と一緒に貼り付けられることです。

では、この先はEvernoteで書いている下書き文章をWindows Live Writerに貼り付け、記事を仕上げを行いたいと思います。

ScreenClip(135)

△この画像が、Evernoteの下書きををWindows Live Writerに貼りつけた直後のキャプチャーです。

画像の大きさが小さいので、画像編集機能で適切な大きさに整え、改行などの調整をすれば投稿出来る下書きの完成です。

 

Windows Live Writerの便利な所というより、Evernoteをブログの下書きエディタとして使う事の紹介になってしまいましたが、便利なソフトを組み合わせることで、使い勝手が更に向上するということですね。

今回のアップデートで伺えるEvernoteが進もうとしている二つの方向性 – このまま一生β版

△この記事でEvernoteの画像編集機能についてのアップデート内容を紹介しましたが、WindowsでもSkitchが使えるようになれば、ブログの下書きから画像挿入~注釈作成という、ブログ記事(下書き)の全てをEvernoteで出来るのにな。。。と妄想しています。

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これは期待!Evernoteの共有ノートブック機能がやっと使えるものになるか

前回の記事では、Evernoteがこれから画像回りの機能を強化していくのではという内容について書きました。

今回のアップデートで伺えるEvernoteが進もうとしている二つの方向性 – このまま一生β版

このバージョンアップの方向性については、Evernoteの機能を深める方向ではありますが、利用方法を広げるものではありません。

 

しかし、今回のアップデート(β版)をインストールして気がついた新しいアイコンについては、Evernoteの使い方を大きく広げる可能性を持っていると思うのです。それがこの画像です。

 

▽メニューバーの一番右に【アクティビティ】というアイコンが追加されているのが分かります。

ScreenClip(134)

それを開いたのがこの画面

 

▽「アカウント・共有ノートブック」に関する情報が表示されるようです。

Image(10)

私が共有させて頂いているノートブックに、新規ノートを追加する実験を行いましたが、現時点では何も反映されませんでした。

 

β版で機能が制限されているのか、それとも使い方がおかしいのか不明ですが、おそらく自分が共有しているノートブックの変更履歴がここに表示されるようになるのでしょう。

 

Evernoteを個人で使用する方法、使い方のレシピはあらかた出尽くした感がありますが、共有ノートブックについては大きな可能性を秘めていると感じています。

しかし、これまでは、共有者がノートの追加・変更を行なっても、自分で見に行かないかぎり気が付けない事から、積極的な利用はされてなかったと思います。

 

▽リマインダ機能がついただけでもかなり便利になった

Evernoteのリマインド機能と共有ノートブックの可能性 – このまま一生β版

このリマインダ機能が実装されただけでも使い勝手は向上しましたが、共有されている側からは、リマインドを送れないなど、情報の相互発信を行うにはハードルが残されていました。

 

今回のバージョンアップにより、そのボトルネックが解消され、Evernoteがメンバー間で情報を共有できるデータベースとしてやっと使える状態になるのだと思います。

EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか? – このまま一生β版


Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み – このまま一生β版

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今回のアップデートで伺えるEvernoteが進もうとしている二つの方向性

β版ではありますが、今回のバージョンアップの中に興味深い内容がありましたので紹介したいと思います。

一つはノートに貼り付けた画像の処理に関するもの、もう一つは共有ノートブックに関するものです。

先ずは、画像関係についての更新内容について説明します。

 

■画像の編集機能が強化されそうな予感

今回のアップデートの内容に書かれている三項目のうち、二つがノートに貼りつけられた画像についてのものです。

・一つは右クリックメニューの中に、画像の回転に関する項目が追加されたこと。
・もう一つは、画像のファイル名称を変更できるようになったことです。

 

▽気になる変更箇所

ScreenClip(3)

 

画像を右クリックすると、これまでは無かったメニューが出てきます。

実際に反時計周りに回転させてみましょう。

ScreenClip(4)

 

▽画像が回転し、縦になりましたね。

Image

横型の名刺を撮影する際、カメラを横向きにしなくて良いので地味に便利です。

画像関係のアップデートでもう一つ気になるのが、ノートに貼り付けた画像の編集機能です。

 

 

▽画像を右クリックすると、どのプログラムで開くかを選択するメニューが表示されます。

Image(2)

試しにWin標準のペイントで開いてみましょう。

 

▽ペイントを使って文字の囲いと注釈を付けてみました。

Image(3)

 

▽上書き保存をすると画像への変更内容が反映されましたね。

Image(1)

 

※私がこれまで使っていた環境(WinXP + Evernote)では、画像を開いて編集を行なっても、その内容がEvernote上には反映されませんでした。

 

今回は、Win7+Evernote4.5.5.6704RC(β版)という環境で試しましたが、Mac版では、選択できるプログラムとしてSkitchが選べるかもしれません。

 

■Evernoteがブログの下書き用として便利すぎる

今、こうしてブログ記事の下書きをEvernoteを使って書いていますが、本文を書きながら使用する画像をキャプチャーし、Evernote上で編集が出来るのは非常に便利です。

 

▽Evernoteでブログの下書きをしているところ。

Image(4)

 

それは、こちらの記事でも書いたように、思考メモの蓄積をスタートとし、その思考を広げさらに文章化するまでの一連の流れを、Evernoteの中で完結できるからですね。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法 – このまま一生β版

下書きが出来たら、テキストと画像を丸ごとコピーしてWindows Live Writerにペースト出来るので、あとはプレビューを見ながら改行の調整や、カテゴリーの設定、タグの付加など微調整が出来れば投稿の準備完了です。

 

大きな発展というものではありませんが、Evernoteの使い勝手を向上させようとする気持ちがビシビシと伝わってくるようなアップデートだったと思います。

次の正式版がアップデートされる際は、画像の大きさ変更など、画像処理機能がもう少し加えられることを期待したいですね。

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お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか?に答えて頂いたブログ記事 計7本

先日ポストした記事のお題へ、数名の方が答えて下さったので、こちらで紹介したいと思います。
お題として書いたのはこちらの記事。

お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか? – このまま一生β版

答えて頂いたのは以下の計6名、7本の記事です。

R-style » 「タスク管理」との出会い

GTDのきっかけ | くらしすたんと。

GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか?-私のタスク管理史: 子供と一緒に大きくなろう
 

GTD(タスク管理)との出会い(1)挫折からはじまる | 化学系メーカー研究職です

GTD(タスク管理)との出会い(2)EvernoteをGTD仕様に | 化学系メーカー研究職です




GTD(タスク管理)との出会い(3)GTDとは生き方だ | 化学系メーカー研究職です
← 今日追加ポストされた記事です。

GTD(タスク管理)との出会い ―さようならGTD – なんかカラフルな生活
⇐ この記事はまだ続編があるそうです!



一連の記事を読んで感じたのは、ほぼ全ての方に共通するきっかけがあることです。

それは、仕事やプライベートの環境が大きく変わったことで、その時使っていたタスク管理のシステムでは回らなくなっていること。

 

そして、その環境を改善するため、書籍やWEBで情報を収集したり、また勉強会に参加することで、自分自身のシステムを変えていく試行錯誤を続けられていることですね。

人それぞれ、置かれている環境や、実行すべきタスクの内容が異なるため、使っているツールやタスク管理へのアプローチが異なるのが、とても興味深いと感じました。
唐突ですが、ここで一つセミナーの紹介です。

5月20日 第1回 タスクセラピー(東京都)
←現時点で残席9席

ライフハック心理学の佐々木正悟さんが主催されるセミナーにコーチの一人として参加させて頂くことになりました。

佐々木さんの話しを聞いた後、タスク管理の悩みをその場で相談し、方法が分かったらその場でやってみるという内容です。

何か問題を抱えている。上手くいっていないが、その原因が何か分からない。分かっていても、それを実際のアクションへ移す方法やツールの使い方が分からない。

そんな方にピッタリのセミナーだと思います。

セミナーへの参加とその後の交流・学びが、皆さんのタスク管理システムを大きく変えていくきっかけになればと思います。

——-追記——–

今日@Surf_FishさんがGTDに出会って変わった事について記事を書かれていましたので、私も昔ポストした記事を紹介したいと思います。

私にとってもGTDはただ単に仕事の効率を良くするためのものではなく、自分自身の生き方を常に見直し、自分の意思でコントロールするためのツールなのです。

仕事術だけではどどまらないGTDのもう一つの側面 – このまま一生β版

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これはマジック!複数の写真をアップロードするだけで三次元CGモデルを作ってくれるソフト

未来を感じさせられるソフトがあったので、ダウンロードしてみました。


試したのは、Autodesk社がリリースした123DCatchという3DCGソフトです。
通常3DCGのモデリングを行なう場合、3D空間で描画した線や面を押し出したり、回転させたりしながら、複雑な形状を作っていきます。(最近のモデラーはどうなんでしょう?もっと簡単になったのかな??)


今回紹介するこの123DCatchは、そのようなモデリング作業を必要とせず、複数の写真をクラウド上のサーバーにアップロードするだけで、自動的に3Dモデルを作ってくれます。
では具体的な方法を説明したいと思います。


■アカウントの作成〜インストール
このソフトを使用するには、Autodeskのアカウントを作成する必要があります。

ScreenClip(123)
△アカウントの作成は、画面右上の【Join US】から、同じ画面でソフトのダウンロードも出来ます。

■写真の撮影
写真から3DCGモデルを作成するには、異なる視点から撮影した最低でも3枚の写真が必要です。


出来れば360度、全ての角度から撮影すると、対象物を完全にモデル化することができます。写真の撮影方法や、3D化に相応しくないモデルがあるようですが、詳細はチュートリアルビデオを見て下さい。英語ですが、見ればすぐに理解出来る内容です。

 
123D Catch – Create Your Own 3D model: Planning your shoot – YouTube


今回撮影したのは、盛岡駅で購入した新幹線(はやぶさ)のお菓子箱。撮影はiPhoneアプリのOneCamで行い、PictShareでDropboxにアップロードしました。

撮影した写真はこんな感じです

ScreenClip(124)

■写真のアップロード
それでは、撮影した写真を使ってモデルを作ってみましょう。
ソフトを立ち上げ、アップロードする写真を選択します。

ScreenClip(125)

選択が完了したら、アップロードのボタンをクリック。ここで、Autodeskのアカウント作成に使用したメールアドレスを入力します。
写真はサーバーに送信され、自動的にモデル化されますので、暫く待ちましょう。

 

■実際に出来たモデル
アップロードして実際に出来上がったモデルがこちらです。
写真の撮影方法が悪く、試用出来ない写真が複数枚有ったため、歪な形となってしまいました。

ScreenClip(127)ScreenClip(128)

 

■公開されているサンプル
こちらが、上手に出来上がった3Dモデルの例ですね。360度の全方向から綺麗に見ることの出来るモデルが出来ています。

△これはTheTarmiyaさんの息子さんが作った粘土細工をモデル化したものだそうです。

 

現時点では、このソフトをどう活用するか思いつきませんが、面白い使い方が見つかれば改めてシェアしたいと思います。

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お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか?

■タスク管理を始めたきっかけ
先日池袋の居酒屋で開催したタスクBarで話題に上がったのが、タスク管理を始めたきっかけは何?でした。


自分自身を振り返ってみても、明確に何時から始めたと言えないほど記憶が曖昧ですが、学生時代は全くやって無かったのは覚えています。


やはり、社会人になり、仕事に追われるようになってから、必要に迫られて始めたのでしょう。
最初に自分のタスクを管理していたのは、当時使っていたアイデアDBというEvernoteに似たメモ帳アプリでした。


基本的な用法としては、今のEvernoteと同じように、仕事やプライベートで覚えておきたい雑多な事をメモしていたようです。そして、その分類の一つとして自分のTodoを登録していました。

▽雑多なメモをフォルダーで管理た
ScreenClip(121)

ScreenClip(122)

 

しかし、今のようにタスクの収集から処理・整理、レビュー、実行という体系的なタスクフローが出来ていなかったためか、その当時は非常にストレスフルな生活だったと記憶しています。

▽残っている資料で最も古いTodoデータ
example(14)

■GTDとの出会い
これも明確な時期は覚えてないのですが、GTDというワークフローに出会ったのは、気になるブログ記事を読んだのがきっかけだったと思います。

imageゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト | Lifehacking.jp

この記事で紹介されている著名な研究者が、ゆっくりではあるが、着実にタスクをこなしている描写にあれ?今の自分と何か違う、と感じたのです。


抜けのあるTodoリストを眺めながら、整理されていない頭で、思いついたタスクをその場しのぎに実行していく事を、複数のTodoをマルチタスクで処理出来ていると勘違いしていたのかもしれません。

 

その後は、お決まりの流れかもしれませんが、百式の田口さんを知り「ストレスフリーの仕事術」を購入し、我流ながらも体系的なタスク管理を始めました。


幸いだったのが、ちょうどその頃使っていた携帯電話(Willcom03)の端末が、OutlookのToDoリストとの同期機能がサポートされていた事です。

 

通勤の電車の中や、歩いている途中で思いついた雑多なタスクをその場で入力し、会社に着いたらUSBケーブルでPCと接続し、今のクラウドのような便利さではありませんが、デバイス間でデータの同期を行うことが出来ました。


それにより、頭の中から気になる事を一掃し、さらには各タスクをOutlookのカレンダーに表示させることで、作業時間を可視化することが出来ました。


これで、今日一日、またこの先一週間の作業スケジュールに具体的な見通しを立てられるようになったのです。

outlook ,gtd

■我流GTDからの脱却

このようにして、ある程度のストレスフリーを実現出来たので、その後一年くらいはOutlookをタスク管理の母艦とし、Willcom03をモバイル端末とするシステムに満足していましたが、やはり我流の感は否めず「これで本当に合っているのだろうか?」という漠然とした想いを持ち続けていました。

 

そんな状態を大きく変えるきっかけとなったのが、勉強会への参加です。
最初は、自分で企画したGTDのオフ会(2010年5月)でした。

東京GTDオフ会の感想など – このまま一生β版

 

振り返ると、その後タスク管理分科会で活動を一緒にすることになるヨシナさん(@447life)、毎月GTD勉強会を開催されているnomicoさん(@nomicox)、タスクBarを一緒に立ち上げたtoRu^o^enDoさん(@beer10938)、子連れオフ会などでご一緒させて頂いているnorikoさん(@norixnori) など、色々な面で影響を受けている方との出会いがここから始まったのですね。

 

次に参加したのが二ヶ月に開催された東京ライフハック研究会Vol.1、その後、次回で7回目を迎えるタスク管理分科会を立ち上げることになります。

東京ライフハック研究会の感想など – このまま一生β版

(仮称)東ラ研タスク管理分科会を準備してます – このまま一生β版 


こうして考えてみると、タスク管理に留まらず、仕事や生活全般についての仕組みをひとつひとつ改善するようになったのは、この時期からです。

 

今でも、本当にGTDやタスク管理についてきちんとした理解できているかと聞かれると、自信はありません。しかし、色々な試行錯誤を重ねながら、よりスムーズでストレスフリー、なおかつ生産性の高い自分だけのワークフローを作れるという漠然とした確信は持っています。

 

私がタスク管理を初め今に至るのはこのような流れでした。
是非皆さんのタスク管理(GTD)への出会いについても聞かせてください。

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これは何だ?Outlookと複数のクラウドサービスを同期するアプリ

Outlookと複数のクラウドサービスを同期させるアプリを見つけました。

image 

同期出来るのは

・Googleカレンダー
・GoogleTask
・Toodedo
・Evernote
・Simplenote
・Dropbox
・Nozbe

と、メジャーなものばかりです。

私はかつて仕事のタスク管理にOutlookカレンダーとTodo機能を使っていましたので、それとNozbeが直接繋がるとすれば、また使い方に幅が広がりそうな気がします。

 

とりあえずソフトをダウンロードし、それぞれのサービスとどの様な同期が出来るのか試している所です。
詳細については、また後日詳しく紹介したいと思います。

 

ソフトのダウンロードは以下のリンクから可能です。
アプリ自体は$19.99と、ちょっと高い気もしますが、制限付きで無料版での試用も出来るようです。

Fieldston Software – gSyncit – Sync Outlook and Google Calendars, Contacts, Notes and Tasks – Toodledo – Evernote

※同期を試す際、Evernoteとの同期には注意が必要です。一度同期をしてEvernoteノートをOutlookに持ってくると、画像データや書式のデータが全てなくなってしまいます。

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これで日本語入力の環境を統一出来る!GoogleIMEのユーザー辞書をクラウドで同期する方法

medium_19894053
ブロガーでなくとも、会社や自宅でパソコンを使い作業を行う人にとって、自分の頭の中にある言葉を、キーボードを通じ素早く正確に打ち込む技術はとても大切ですが、それには、基本的なブラインドタッチによるタイプ技術と併せ、的確な日本語変換機能が必須です。

Win環境で使用できるIMEソフトは、大御所のATOK、MicrosoftIME、そして新参のGoogle日本語入力の3つが一般的ですね。

文脈を踏まえた変換の正確さで言うならば、ATOKがもっとも高機能かもしれませんが、ここでは無料で使えるGoogle日本語入力に注目したいと思います。

 

■変換効率を上げるには辞書のカスタマイズが必須

日本語入力のスピードを上げるには、ソフトが持つ基本的な変換機能と併せ、自分自身でよく使う単語を登録し、辞書機能をカスタマイズしておく必要があります。

日常的に使用する慣用句を、ユーザー辞書に登録しておき、目的の単語を素早く呼び出すのですね。

私は、メールの頭書きや、よく連絡を取る人のメールアドレス、住所、社名などなどを予め辞書に登録し、メール作成時には宛先の入力にわざわざアドレス帳を開かなくても良いようにしています。

しかし、自分のPCの日本語入力環境をカスタマイズしていくと、作業環境が変わった際に、目的の単語が上手く出てこなかったりとトレスを感じます。

ATOKでも先行してリリースされているようですが、Google日本語入力でも辞書データをクラウドで同期する機能が実装されましたので、開発版で不安定という事ではありますが、試してみました。

それでは、開発版のインストールと設定の手順について紹介したいと思います。興味のある方は、開発版であることをご理解の上試してみてください。

■Google日本語入力開発版のインストール
開発版のダウンロードはこちらのURLから行えます。インストールの前に、自分の辞書データをエキスポートしてバックアップしておくのを忘れないようにしてください。
example(12)

上記画面のリンクをクリックすると、インストール前の確認画面が表示されます。ScreenClip(116)

ここでも、安定版にくらべて不安定であることが明記されています。ちなみに、開発版にして数日使っていますが、いまのところ不具合は感じていません。

二箇所にチェックを入れインストールボタンを押すと、自動的にインストールが始まります。

ScreenClip(117)

インストールが終わり、再起動を行なうとクラウド機能が使えるようになります。さっそくGoogle日本語入力のプロパティ画面を開き、新しく出来た【クラウド】のタブを開いてみましょう。
example(11)

【同期】ボタンを押すと、データをサーバーにアップロードするための認証画面が表示されます。
ScreenClip(118)

ブラウザが開きますので、Googleのアカウントを入力します。
ScreenClip(119)

続いて表示されるアクセス承認ボタンをクリックすると、認証用のコードが表示されます。
Image(9)

Google日本語入力にコードを貼り付けると、ユーザー辞書とは別に作成された「Sync dictionary」がクラウド上にアップロードされます。ちなみに、最初はこのSync dictionaryは空なので、先にバックアップしておいたユーザー辞書をこの辞書の中にインポートしましょう。

ScreenClip(120)

同期完了、またユーザー辞書に変更がなされると、自動的にデータの同期を行い、複数のPC間で日本語入力環境を統一させることが出来るようになります。
example(13)

自宅のPCなど、母艦となるPCの辞書データと同期したい場合は、上記と同じ手順でソフトをインストールし、サーバー上の辞書データと同期できるようにしてください。

これで、どこのPCからも気兼ねなく単語登録を出来るようになりますね。

あとは、AtokPadのようなGoogl日本語入力のiOSアプリがリリースされるとイイですね。

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Nozbeをタスクを中心としたグループウェアとして使う方法

私がNozbeに一ヶ月$50も支払い、20人のチームで使用出来るアカウントを維持しているのは、この機能を使うためと言っても良いでしょう。

こちらの記事でも書いたように、仕事は一人だけは回せませんので、チームメンバーと作業の分担を行いつつ、相互に情報交換しながらProjectの抜けや、遅延が生じないようにしなければなりません。

これまでのやり方であれば、仕事の上の情報伝達、指示はメールで行なっていましたが、Nozbeのコメント機能を使うことで、無駄なメールのやり取りを減らす事が出来ます。

例えば、ほかの誰かが自分のタスクの処理方針に疑問を持ち、その内容をコメント欄に記入したとします。

すると、そのコメントは他のユーザのデスクトップに「未読コメント」という形で表示されます。

いわゆるメールの受信箱のようなものですね。ここでは、5つのタスクに自分が読んでないコメントと付いているのが分かります。

Image(97)

未読コメントをクリックすると、その5つのタスクが表示され、そのタスクに付加されたコメントの数が表示されます。

Image(98)

数字の部分をクリックすると、そのタスク内で交わされたコメントが表示されます。ここではある設計図の修正方針について、協力会社の方に指示を出してるところです。

Image(99)

同じようなやり取りはメールやSkypeなどでも可能ですが、あくまでも各タスク内のコメント欄で会話を行なうことで、その内容を絞込み、議論の脱線を防げます。

単体としては優れた機能を持つツールは沢山ありますが、このタスクを中心としたグループウェア的な使い方が出来るのは、Nozbeの他にはそう多くありません。

もし複数の人と協力しながら進めるようなProjectがあれば、このコメント機能を使ってみてください。

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Nozbeのデスクトップアプリ正式版がリリースされました

Nozbeのデスクトップアプリ(正式版)がリリースされました。

私は少しだけ早く試すことが出来ましたので、インストールして操作してみた感想を書いてみたいと思います。

■ファーストインプレッション
少しだけ触ってみて感じたのは、ブラウザ版から乗り換えるにはもう少しという、ちょっとだけ残念な結果でした。

理由としては、ラベル関連の機能不足と配置が不明確な所。またドラッグアンドドロップでタスクのプロジェクト間移動ができないこと。大きくはこの二つです。

ラベル関連の機能不足というのは、NextActionをラベルで絞り込めないことです。
プロジェクトやコンテキストによるフィルターは出来るのに、何故ラベルでできないのか? もし開発チームが、必要なしと判断したのであれば、これは改悪と言わざるをえません。

私のラベルの使い方としては、一業務につき一ラベルとし、その業務で実行する複数のプロジェクトのNextActionを横断的に抽出するようにしています。

▽仕事のラベルで絞り込んだ結果
ScreenClip(102)

▽プライベートのラベルで絞り込んだ結果
ScreenClip(103)

これにより、今日実行すべき複数の業務、複数のプロジェクトから、NextActionだけを表示させることが出来るのです。

これだけは、この機能だけは次回のバージョンアップで実装して欲しいですね。
逆にこれが無いと、デスクトップ版を使うことは無いでしょう。

先ずは正式版の第一弾ということですので、他の追加機能と併せ今後のバージョンアップに大きく期待したいと思います。

■デスクトップ版の機能紹介
それでは、デスクトップ版の主要機能について簡単に紹介しましょう。

まずはログイン画面です。英語版と日本語版に対応しています。ScreenClip(104)

プロジェクトのラベルによる絞り込み画面ですが、ココがどうしても使いにくく感じます。ラベルは左のメニューバーの所にあっても良いのでは?ScreenClip(105)

ここが一番納得の行かない所です。画面下に「Project」「Context」のアイコンは確認できるのですが、ラベルの文字がありません。NextActionの絞り込みに多用しているラベルが使えないのはあまりにも残念です。
ScreenClip(106)

Projectをクリックすると、中のタスク一覧が表示されます。
ScreenClip(107)

個別のタスクをクリックすると、右に詳細画面が表示され、プロパティーの編集が出来ます。ここはコンテキストの変更画面です。ScreenClip(108)

タスク実行の見積もり時間の選択画面。内容はブラウザ版と同じで自分で直接入力出来ません。
ScreenClip(109)

目的の日をカレンダー上でクリックすると、日付の設定が出来ます。ScreenClip(110)

繰り返しの設定も、内容はブラウザ版と同じ内容です。早く他の種類の繰り返し設定も出来るようにしてください。
ScreenClip(111)

コメントの追加に関する操作はサクサク感があり、なかなか良かったです。ScreenClip(112)

タスクの新規登録する際、タスク名称の後ろに「#」を入力すると、Projectや必要時間、コンテキスト、繰り返し設定の選択が表示されます。
ScreenClip(113)

同じ様に「##」を入力すると、コメント入力欄が表示されます。この機能はとても便利かも。
ScreenClip(114)

右上の検索ウィンドウで、GTDを検索した結果です。関連するラベル、Projectが引っかかります。
ScreenClip(115)

次回のバージョンアップで、上記の気になった部分が改善されるとすれば、乗り換えてもいいかな。ブラウザ版の機能向上と併せ、頑張ってほしいものです。

ソフトはこちらのリンクからダウロード可能です。

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ソーシャルな翻訳サービスConyacを試してみた

面白そうな翻訳サービスを教えて頂いたので、アカウントを登録し、試しにブログ記事の英訳をお願いしてみました。

登録したのはConyacというサービスです。

■翻訳依頼の方法
アカウントの新規作成後、ホーム画面を開くと画面上部に【依頼する】のメニューがあるので、そこをクリック。

登録すると、サービスとして1クレジットが貰えます。この1クレジットで翻訳の依頼が出きるのは、日本語で240文字までです。

ScreenClip(99)
ブログの記事からちょうど240文字になる所までを選択し、貼り付けました。

これで良ければ【依頼を送信する】をクリックします。

■翻訳結果を待つ
依頼した文章は【進行中】に移動し、翻訳者さんの作業待ちに入ります。

ScreenClip(100)

驚いたことに、30分程度で翻訳が上がって来ました。

一回の依頼につき、二人の訳者さんから翻訳が送られてくるので、自分のイメージに合った方を使うと良いでしょう。

Image(7)

こちらが追加のクレジットを購入する際の価格表です。
だいたい1クレジットあたり3ドルの計算ですね。

ScreenClip(101)
もし、この記事全文を翻訳にかけるのであれば6クレジット、日本円にして約1500円位になります。
GTD のNextActionとただのTodoリストとの違い

これが高いか安いのか、判断できませんが、ブラウザから簡単に翻訳の依頼をかけらるのは面白いと感じました。

ゆくゆくは、自分で英語版の記事も書けるようになりたいですね。

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Nozbeでチェックリストを使いたい人に送る二つの方法

Nozbeの開発者であるマイケル氏は、ツールはシンプルであることが、生産性を上げるために最も必要な事だと考えているようです。

If you ever want subtasks – NOZBE IS NOT FOR YOU – THEY REFUSE TO ADD THEM


たしかに、一つ一つのタスクの幅が広いため、Doingリストレベルの細かいタスクを登録しようとすると、途端に一覧性が損なわれます。

また、タスク→プロジェクトへコンバートするにも、一業務あたりのプロジェクト数を極端に増やしたくないとか、新規作成したプロジェクトに改めてメンバーを追加しなくてはならない、とかが小さな心理抵抗となり、そのワンクリックを躊躇わせます。

では、どのようにしてDoingリストレベルの細かい粒度のタスクを管理するかについて考えたいと思います。

■方法その1
一番簡単な方法は、タスクのコメント欄を使用する方法です。
そのタスクを終了するのに必要な手順、必要な細かいタスクをコメント欄に箇条書きにして書きましょう。

ScreenClip(97)

そのタスクを自分で実行するのであれば、不必要かもしれませんが、チームで作業を行い、そのタスクを他のメンバーに委譲する際には、このような細かな指示が作業の漏れが防ぎ、成果の品質を向上させられます。

■方法その2
準備にすこし手間がかかりますが、ちょっとだけ可能性を感じる方法ですので紹介しておきたいと思います。

これは、Evernoteのチェックリスト機能と、Nozbeのブックマークレット機能を組み合わせる方法です。

まずは、Evernoteでチェックリストを作ります。
Image(3)

次に、Evernoteノートを右クリックし、作成したノートの公開用URLを取得します。
Image(4)

取得したURLをブラウザのアドレスバーに張り付け、EvernoteノートのWebページを開きます。
Image(5)

Nozbeのブックマークレット機能を使い、ノートのURLをNozbeに転送します。
Nozbeの使い方~その9(ブックマークレット機能でGmail との連携が完璧になった)

Image(6)

すると、NozbeのinboxにEvernoteへジャンプするURL付きのタスクが生成されます。
先頭に表示されている[Link]をクリックすると、Evernoteにジャンプします。

Image [10]


■まとめ
はい、面倒ですね。とても面倒でいちいちやってられないですよね。
この記事で言いたいことはただ一つ。マイケルさん、どんな形でも良いから、Nozbeにサブタスク機能を付けて下さいということです。

おしまい。

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白紙の地図に道は引けない

medium_3301729589 
人の記憶がこれほど失われ易いこと。また、意識の奥底に沈み、忘れ去られた記憶も、ちょっとしたきっかけで、意識の表層に呼び戻すことが出来ること。

聞くと当たり前の事ですが、この事実に改めて気づかせてくれたのが、Evernoteに保存された一言のメモです。

「白紙の地図に道は引けない」

この記事で具体的な方法を書いていますが、主に会社から帰宅するバスの中で、過去に保存したEvernoteのアイデアメモを読み返し、関連するキーワードを追加していく一人ブレストをやっています。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

最初、この「白紙の地図に道は引けない」という一文を読んだ時、これを保存した際に自分が何を思ってメモしたのか、さっぱり忘れてしまってました。

しかし、その一文から連想される単語、センテンスを積み重ねる過程で、その時の記憶を呼び戻すことが出来ました。その経緯を綴ったのがこの画像です。

Image(95)Image(96)

最初は意味不明だったのが、連想を重ねていく過程でその時の記憶を少しづつ思い出してる過程が分かると思います。
もう少し、具体的に書いていれば思い出すための時間も短くて済んだのでしょうね。

■実際何を考えていたのか
人が何か目標を持ち、それに到達する為の過程を「地図に道を引く」という表現としてイメージしていた様です。

目標となるもの、到達点が明確となり、自分が今いる場所がはっきりすることで、現在地から目的地までの道筋がわかります。

逆に、白紙の地図というのは、目的地も現在地も分からない状態のため、自分がどの方向に進めば良いかも分かりません。

おそらく、この一言をEvernoteに記録した際、自分自身がしっかり目標を定めているか、また目標に到達するための具体的な道筋を定めているか?を自問していたのでしょう。

「白紙の地図には道は引けない」

忘れず、常に思い出したい言葉となりました。

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iライフログを使って本気でログを取ってみた

ScreenClip96_thumb 前回の記事ではジオフェンスを使った自動ログの方法について紹介しました。

iライフログをインストールしたら設定すべき二つのジオフェンスと3つの自動ログ

 

今回は自動ログと併せて、手動でログを取る時の追加機能について説明したいと思います。

■ログへの情報追加方法
アプリを立ち上げ、現在進行中のログ画面を開くと、下の方に「メモ」「写真」を追加するアイコンがあります。

IMG_1728

そのアイコンをタップし、メモや写真を添付することで、そのログの計測中に何をしたか、何を見たか、何を感じたかなどの情報を、埋め込むことが出来ます。

実際に写真やメモを追加してみたのがこちらです。これは、iライフログで生成したEvernoteノートのコピーです。

■実際に記録したログ(2012年3月17日)

——————–ここから——————————————

icon 自宅〜盛岡
8:47 – 14:31  (5時間43分)

新幹線
11:56 – 14:31  (2時間34分)
image1
(2012/03/17 12:31)
ブログの記事を一本書いたら少しだけ電車に酔ってしまった。。
(2012/03/17 13:31)  Map

icon(1) ブログ
13:46 – 14:12  (26分)

盛岡〜宮古
14:41 – 17:04  (2時間22分)
image1(1)
(2012/03/17 14:42)
image2
(2012/03/17 14:46)
盛岡から宮古に向かうバスにギリギリ乗れた。
(2012/03/17 14:47)  Map
山路を走るバス二時間は流石に疲れる。。
宮古まであと二十分
(2012/03/17 16:33)  Map
着いた!
(2012/03/17 17:04)  Map

icon(2) 役場に着いた
18:10 – 18:53  (42分)
image1(2)
(2012/03/17 18:11)
明日の準備でプロジェクターをセットアップ
(2012/03/17 18:12) 

役場〜ホテル
18:53 – 19:28  (34分)
image1(3)
(2012/03/17 18:54)

icon(3) 宮古市のホテル
19:28 – 7:33  (12時間5分)
image1(4)
(2012/03/17 19:37)
image2(1)
(2012/03/17 21:54)
image3
(2012/03/17 21:55)
今日の宿泊先
宮古市のホテルだけと、名前かBig Wave
ネーミングがちょっと、、
(2012/03/17 21:56)  Map

icon(4) 居酒屋で晩御飯(魚元)
19:42 – 21:25  (1時間43分)
image1(5)
(2012/03/17 19:47)
image2(2)
(2012/03/17 20:09)
image3(1)
(2012/03/17 20:30)
image4
(2012/03/17 20:36)
image5
(2012/03/17 20:58)
image6
(2012/03/17 21:22)

ラーメン
21:32 – 21:46  (13分)
image1(6)
(2012/03/17 21:38)

icon(5) 休憩時間
22:58 – 0:30  (1時間32分)
image1(7)
(2012/03/17 23:10)
フロアの自動販売機にアルコール飲料しかないなんて、、
お茶が飲みたい
(2012/03/17 23:11)  Map

——————–ここまで——————————————

これは、先週末に行ってきた岩手県出張一日目の記録です。
移動時間や食事の時間、また宿泊先のホテルで過ごした時間(ログ)を、どの様に過ごしたかが、 ひと目で分かりますね。

メモの横に表示されている「Map」をクリックすると、そのメモを追加した場所へジャンプします。

ラフログ系アプリは数えきれない程ありますが、計測した時間をGoogleカレンダーに反映しつつ、写真やメモと一緒にEvernoteに保存出来るのは、本当に素晴らしいの一言です。

■今後の開発に期待することなど
今後のバージョンアップ(妄想)で、Evernoteで作成したチェックリスト(タスクリスト)を読み込み、それぞれのタスクの実行時間を計測する機能が実装されたら、さらに使い道が広がりそうです。

一般的なライフログアプリは、行動が先にあり、その結果をログとして計測します。いわば受動的なログの計測です。
もし、一日の中でやりたいこと、行きたい所、読みたい本などがあり、そのリストの実行時間をログとして記録するなら、そのログは自分が意識的に作った能動的なログとなるでしょう。

ライフログを取るという一見とても面倒な行動は、自分の時間の使い方を可視化し、そのバランスを自分の望む方向へ切り替えていくきっかけになります。

ちょっと気になるけど、まだまだ面倒だと感じる方は、ジオフェンスを使った自動ログから始めてみては如何でしょうか。

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iライフログをインストールしたら設定すべき二つのジオフェンスと3つの自動ログ

ScreenClip(96)

ライフログ系のアプリは沢山ありますが、EvernoteとGoogleカレンダーにデータを同期出来ると聞くと、もう試さずにはいられません。

この記事で紹介するiライフログは、基本的な手動でのログ収集機能と併せ、GPS機能を使ったジオフェンスによる自動ログ収集機能がとても良く出来ています。


特に、数カ所のジオフェンスの設定と、それを使った自動ログの設定をすることで、一般的な会社員の①仕事時間、②移動時間、③プライベート時間の大枠をGoogleカレンダーに表示させ可視化させる事が出来ます。


■ジオフェンスの作り方
ジオフェンス設定は、アプリの設定画面を開き「場所(ジオフェンスの登録)」から行います。
設定画面を開くと地図上に現在位置が表示されるので、そこで良ければ画面をタップ。

違う場所で登録したい場合は地図を移動し目的の場所をタップします。ジオフェンスの大きさですが、私は100mに設定しました。

▽ジオフェンスの登録画面
Image(86)[4]
Image(87)[4]

ちなみに、私が登録しているジオフェンスは「自宅」「会社」の2箇所のみです。平日は基本的には自宅と会社の往復なので、この2つだけで問題ありません。
もし会社の他に、日常的に通っている所があればそこも登録しておきましょう。


■自動ログのつくりかた
平日の私の行動(時間)を大きく分けると、以下の3つになります。

①家にいる時間(プライベート時間)
②通勤時間(移動時間)
③会社で働いている時間(仕事時間)

この3つの時間は、それぞれ自宅に到着した時(出発した時)、会社に到着した時(出発した時)が区切りになるので、そのタイミング毎に、自動ログが開始されるようジオフェンスの設定を行います。

自動ログの新規作成は、アプリのカテゴリー欄から行います。

Image(88)[4]

一日の最初の行動である通勤時間(出社時間)登録するには「移動」のアイコンをタップし「自動ログを追加」を選択します。

▽出社時間の自動ログを取るための設定
Image(89)[4]Image(90)[4]

ログの開始条件として、自宅を出た時。終了条件は会社に着いた時とします。
これで、自宅から100m離れた時点で、出社時間が開始となり、会社から100m圏内に入った時点でこの自動ログが終了します。


次は会社で働いている時間の自動ログです。
これも同じ要領で、会社に着いた時にログを開始し、会社を出た時にログを終了するよう設定します。

▽会社に着いた時点でログの開始、出た時点でログの終了
Image(91)[4]

次は退社し自宅に戻る際の設定です。

▽会社を出た時点でログの開始、自宅に着いた時点でログの終了
Image(92)[4]

最後に自宅にいる時間のログですが、これも、自宅に到着した時にログを開始し自宅から出た時に終了なるよう設定します。
週末など、自宅から一歩も出ないと、このログが取られ続けることになります。

Image(93)[4]

■自動ログを取った結果
この基本設定で自動ログを取ったのが、下のGoogleカレンダーの画像です。

私はこのログを取るため「ライフログ」というカレンダーを新規作成し、アプリと関連付けました。

Image(94)[4]

どうでしょう。見事に隙間なくカレンダーが埋まってます。
通勤の時間も仕事時間と考えるとするならば、仕事とプライベートに使っている大枠の時間が一目で分かります。

ライフワークバランスを考える際、自分の時間の使い方を把握する方法として、このジオフェンスを使った自動ログを作るのは有効です。
それも完全に自動化出来るので、ライフログを取りたいけど作業面倒だという人にオススメですね。

また、iライフログは、複数のログを同時に取ることが出来ますので、通勤の時間に読書時間のログを取ったり、自宅時間の中で、家事や勉強、テレビなどの時間を記録することが出来ます。
どこまでの粒度で行動をログ化するかは各個人の考え方とやる気次第でしょう。

ちなみに、このアプリには、ログを取る際、各ログに写真やコメントを付けることで、ログを取りたくなる気持ちを盛り上げるような仕掛けがありますが、その機能については、次の記事で紹介したいと思います。

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9つの点に学ぶライフハックの素 #tokyohack008

用事が重なり参加できなくなった本日の東京ライフハック研究会VOL.8
そのLTで発表しようと思っていたネタを、ブログで発表したいと思います。

 

皆さんこんにちは、今日はライフハックの素というテーマでお話ししたいと思います。自己紹介は時間がないので割愛。早速本題に入ります。

最初に、皆さんに面白いクイズを出したいと思います。これについて一緒に考えて行きましょう。

ScreenClip(94)

クイズですが、この9つの点を、四本の線で結ぶにはどうすればいいか?それも一筆書きで結ぶにはどうすればいいか?というものです。

(5秒ポーズ)

皆さんが、この9つの点、この9つの点のクイズを見た時の反応は、大きく二通りに分かれると思います。

一つは、この問題のトリックである「固定観念に縛られ、答えが出せない」という反応。
自ら作った四角い枠に囚われ、線を外に出せないという現象ですね。

ScreenClip [1][4]

もう一つは、このクイズの答えを既に知っている事で、そこで思考が止まっているという反応です。

ScreenClip [2]

皆さんはどちらだったでしょうか?

一般的な答えは、このクイズをご存知でない方もいらっしゃると思いますので、ここでは出しませんが、前提条件を見なおせば他の答えも見えてきます。

例えば、点の一つ一つを大きくすれば、四本ではなく三本でも結べます。

ScreenClip [3]

点を真ん中に集めて太い線で結べは一本でだって結べます。

ScreenClip [4]

もっと考えれば他の答えも出てくるでしよう。

■ライフハックとは何か?
色々なツールを組み合わせることで、仕事や日常生活を便利にするテクニックと言ってしまうと、表面的な物になってしまいます。

それはそれで楽しくて大好きなのですが、私の考えるライフハックとはもう少し内面的なものになります。

一言で表現するなら、このような言葉になります。

ScreenClip [5]

この違いをもたらす違いというのは「成功の為の9ステップ」の著者である、ジェイムズ・スキナー氏がその著書の中で書いている言葉です。

成功という言葉の定義は置いておいて、何かが上手く出来る人と、出来ない人の間にある、ちょっとした違いのことです。それは考え方の違いであったり、ほんの少しの習慣かもしれません。しかし、その違いは、上手く出来る人には当たり前でも、出来ない人には理解できません。

ツールを使うことで、便利になる。ツールを使うことで生活や仕事のスタイル自体に変化が起きるのは、そのツールを作った人が作り上げた上手く行くための「メンタルモデル」「違いをもたらす違い」をツールを通して学べるからでしょう。

自分自身を振り返ってみても、ツールを使うことで、生活スタイルや世界の見え方が変るような事がありました。
例えば 「iPhone」「Evernote」「Twitter」「Dropbox」「Nozbe」などですね。

ScreenClip [6]

今では当たり前のように使っている、これらのツールをですが、リリース直後、初めて触った時には「なんて画期的なんだろう!」と感激したのを覚えています。

話を戻します。ライフハックとは、違いをもたらす違いを自分の中から見つけ出すプロセスだと言いました。

その違いを見つける事が出来ない原因があるとすると、その一つとして考えられるのが、先ほど一緒に考えた9つの点から得られる教訓だと思うのです。

ScreenClip [7]

このような、人が陥りやすい思考モデルについて詳しく書かれた本があります。
「U理論」 【現物を紹介】

U理論では、過去や規制概念に囚われ、本質を見失っている状態をブラインドスポット(盲点)
と表現しています。

ScreenClip [8]

このU理論の話は非常に難しく、私自身が腑に落ちてないので詳しい話は割愛します。本当に理解しにくく、日本語訳の方は三回、英語の原書のほうは20ページも読みましたが、まだまだ理解出来ていません。

でも、そこにブラインドスポットを抜け出す為の心構えが書いてありましたので、それを紹介して今日のLTを終わりにしたいと思います。

ScreenClip [10][4]

これもすこし分かりにくいですが、私は「ありのままに見ること」、「ありのままに聞くこと」だと解釈しました。

カウンセリング的な表現では「傾聴」という言葉が近いかも知れません。

人の話を聞いている時、既に自分が話したい事が頭の中にありませんか?
または、話しを聞き終わる前に、何らかの判断をしていませんか?

まずは、自分の考えを脇に置き、目の前の物、起こったこと、人の話をしっかりと聴いてみましょう。

もしかすると、それがブラインドスポット(盲点)を抜け出し、違いをもたらす違いを自分の中で産み出すライフハックの種になるのかも知れません。

ご静聴ありがとうございました。

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百聞は一見にしかず!EvernoteとNozbeの組合せについて閃いた

仕事場において、タスク管理のプラットホームとして使っているのがNozbeです。

自分一人のタスク管理ツールとしてのみ使っていては、有効性が今ひとつ感じられませんが、アカウントのグレードを上げ、同時に利用出来る人数を増やすと、会社のチームメンバーでタスク管理を実践するためのグループウェアとして使うことが出来ます。

このあたりの記事で紹介してますね。
Nozbeの使い方~その4(タスクリストの共有)

現在、社内では6人のメンバー、また社外の協力会社とアカウントを共有し、Nozbeを使って業務全般のタスク管理を行ってます。

仕事の内容が設計なので、タスクリストの内容も図面作成、図面修正など設計図面に関する物が大半です。

その指示をタスクリストとしてNozbeに登録する際、困ることがあります。それは、図面の修正内容を言葉(文字)で伝えるのが意外と大変だという事ですね。

例えば、この図面で○で囲った箇所の文字を消したいという簡単な指示をタスクリストに追加する際、その指示を言葉だけで伝えるのはかなり困難です。

ScreenClip(87)

Nozbe単体では難しいのですが、Evernoteと組み合わせる事で、その言葉では伝えきれない情報を簡単に共有する方法を思いついたので紹介したいと思います。


①修正箇所の画面キャプチャー

タスクを委譲する相手に伝えたい箇所をEvernoteの画面キャプチャー機能でクリップします。

クリップが出来ると、このようなノートが作成されます。

ScreenClip(88)



②共有リンクの取得
Evernoteは、ノートの共有機能により、自分のノートを外部に公開する機能があります。

公開するには、先ほどのノートを右クリックし「共有」→「クリップボードにノートのURLをコピー」を選択します。

これで、クリップボードに公開用のURLが保存されました。

ScreenClip(89)



③共有化したノートをブラウザで開く
クリップボードに保存したURLを、ブラウザのアドレスバーに貼り付けると、公開したノートをブラウザ上で開くことが出来ます。

ScreenClip(90)



④Nozbeのブックマークレット
Nozbeの機能の1つとして、ウェブページからタスクを登録するというものがあります。

使い方、設定の方法はこちらの記事参照
Nozbeの使い方~その9(ブックマークレット機能でGmail との連携が完璧になった)

ブックマークレットをクリックすると、タスク名称の入力欄が出るので、そこにタスク名称を記入します。ここでは「リビングの文字を削除する」という名称のタスクにしました。

ScreenClip(91)



⑤Nozbeのinbox
Nozbeのinboxを確認すると、先ほど入力したタスクが表示されています。

タスク名称の頭についている「Link」の文字は、先程ブラウザで開いたEvernoteノートへジャンプするリンクのURLが埋め込まれています。

ScreenClip(92)



⑥Link先の確認
このLinkの部分をクリックすると、先程開いた画面キャプチャーの公開ノートが開きます。

ScreenClip(93)
補足説明が必要であれば、コメント欄に作業内容や、修正が生じた背景について記載しておくと良いでしょう。

■おさらい
作業の流れを簡単にまとめると以下のようになります。

①Evernoteで画面をキャプチャー
②キャプチャーした画面を外部へ公開
③公開したノートをブラウザで開く
④ブックマークレットを使ってNozbeにタスクを送信

基本的には、この3工程。時間にして一分弱で、自分が修正内容を伝えたい図面の箇所をタスクの中に埋め込むことが出来ます。

文字だけで伝えようとすると本当に大変ですが、画像を一枚添付するだけで、情報の伝達は驚くほどスムーズになります。

まさに百聞は一見にしかずって事ですね。

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これが四年間続けた試行錯誤の結果!Evernoteの200以上のタグから、目的のタグを素早く選択する方法

■基本的なノートブックとタグの使い分け
Evernoteの使いかたについて最初に悩むのはノートブックとタグの使い分けでしょう。
運用によっては、どうにでも使えるため、一番試行錯誤するところであり、またその人のカラーが見えて面白い部分です。

一部イレギュラーな所はありますが、私のノートブックとタグの使い分けは以下のような感じです。

・ノートブック:
仕事や、プライベートなど、大きな分類、目的毎に作成した箱であり、出来るだけ数は少なくしたい
・タグ
保存されたノートを更に小さな粒度で分類するために使用し、その数はどれだけあってもよい

言うならば、タグをは箱に入った無数の情報から、自分の欲しいものだけを選択して表示させるためのフィルターです。

Evernoteに保存された情報は、検索で探せるので、資料の保管庫としてのみ使用するなら、無理にタグを使う必要はありません。
しかし、保存された情報を繰り返し参照し、関連付け、そこから新しい情報やアイデアを産み出すにはタグが必要なのです。

■タグを使用することで得られるメリットはなにか?
こちらの記事でも書きましたが、私はEvernoteをアイデアを膨らませるツールとしてを使っています。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

この記事で書いたように、ノート単体でも大きな効果が得られるのですが、これを他のノートとあわせ横断的に結びつける事ができれば、更に新しい発想を産み出すことができます。

その、ノートとノートを関連付けるための道具がタグですね。

例えばこの「思考」という名称のノートブック。この600個近くのメモの中から、特定のテーマについて書かれたノートだけを抽出して読み返すため、予めタグを振っています。

ScreenClip(85)

この画面は、その中から「Evernote」のタグでノートを抽出した結果ですね。Evernoteについて色々考えてる様子がここからも分かります(笑)

このようにして、保存されているノートを、定期的に読み返し、新たなキーワードを追加し、内容を膨らませ、新たなタグで連結していくことで発想を膨らませていくのです。

時間があれば、この抽出したキーワードを元に、マインドマップを書いてみるのも面白いかもしれません。


■無数のタグから狙ったタグを素早く探す方法
しかし、このタグを振るという作業はなかなか大変です。

最初にタグの数はどれだけあっても良いと書きましたが、数が多いと目的のタグを探して貼り付けるのも苦労します。

実際、ある一時期は、タグの付け方が滅茶苦茶になり、混乱をきたした事で、タグを付けるという行為を一切しなくなりました。

そんな状況から試行錯誤を重ねた結果たどり着いたのが、以下の方法です。

①ノートブックとタグの頭を同じ番号にする
まず基本として行なうのは、スタックしているノートブックと、タグの名称を合わせることです。

これでノートをノートブックに保存する際、そこにどの様な名称のタグが付けられるか、大枠で判断ができます。

Image(81)
00~06のノート

ScreenClip(86)
01~06までのタグ

②詳細なタグの名称の付け方
親タグにスタックされた小タグの名称ですが、サンプルとしてこの画像を御覧ください。

Image(82)

ここでは、親タグの「06」を先頭にして、067067806789と番号を振っています。

各番号に割り当てられるタグの数は10個までです。
それでは、どうしてこの様な番号のふり方をしているか実例を見てみましょう。

③テンキーの入力内容によるタグの見え方

ここでは、ノートのタグ選択画面で「067」と入力しています。

すると、067に続く10個のタグが表示されます。
もし、ここに目的のタグがあれば、カーソルで選択しエンターキーで確定させます。

Image(83)

「067」に目的のタグがない場合は続けて「8」を入力します。
すると「0678」に続く10個のタグが表示されます。

Image(84)

そこになければ、続けて「9」を入力し「06789」に続くタグを表示させます。

Image(85)

ちょっと分かりにくいですが、このようなタグの付け方を行なうことで、テンキーを数回叩くだけで目的のタグを探すことが出来ます。

時間にして一個のタグをつけるのに1秒以内。

これであれば、タグを付けるのが面倒ということも無いですよね。
タグの運用、名前の付け方に悩んでいるかたは、一度お試しください。

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これだけは記憶に残したい。Evernoteを使って幸せになる方法

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私がライフログという言葉を意識し始めたのは@ttachiさんのブログ記事

たった一度の記憶をずっと劣化させない方法@goryugoさんの書籍を読んでからですね。

Image(78)

 

 

 

 

たった一度の人生を記録しなさい~自分を整理・再発見するライフログ入門Image

私も、お二方の方法を参考にしながら、ライフログ収集の一環として、身の回りの様々なことをEvernoteに保存しようとしています。
確かに過去のノートを読み返し、そこに書かれているメモや写真、Twitterのログを読み返えすと、その時の記憶がありありと甦ります。
Evernoteに保存したちょっとした記録が、その時の記憶を呼び起こすトリガーとなるのですね。 本当は、その時に感じていた気持ちや思考など、言語化が困難な感情それ自体を記憶に固定出来ればいいのですが、それは無理なので、目に見える物を形で残すという一手間がどうしても必要となります。
そんな事を思いつつ、注意したいと思ったことがあります。それは、ライフログとして保存している雑多なメモや写真を残す目的は、その時の記憶を呼び起こすことであり、何処に行った、何を食べたという、その行為自体を記録する事ではないということです。
■では何を残すのか?
では、過去の記憶を呼び戻すトリガーとして何を記録すべきかについて、改めて考えてみました。

自問したのは、ライフログから過去の記憶を呼び戻すとき、自分はどんな記憶を思い出したいのだろうか?という事です。
それも近い将来ではなく、自分が死を迎える間際にです。

事故に遭い死に直面すると、これまでの人生を走馬灯のように思い出す。よく聞く話ですね。
その時、人の脳がどんな活動をしているか分かりませんが、そこで流れ込む記憶の集合が幸せな物であれば、幸せな人生だったと言えるでしょう。
本当に大切な事だけ思い出すにはどうすれば良いか。もしかしたらEvernoteを使えば出来るのではないか?そんな事を考え、ノートブックとタグの使い方を工夫してみました。
別に特別な事をするのではなく、日々の生活の中で、嬉しかったこと、楽しかったこと、あとで思い出して心がホッコリするような出来事にタグを付けるのです。ライフログとして記録する資料に感情のタグを付けるのですね。

私は、そのライフログ用のタグとして、このようなものを準備しました。

Image(79)

このタグを使い、その時に感じた感情、幸せの度合いを星の数で表現するのです。
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似たような感情のタグを使っている方は沢山居らっしゃると思いますが、人生の最後で振り返りたいのはどんな記憶、感情なのか。
そう意識することで、Evernoteに保存される記憶は雑音の少ない、純度の高いものになるでしょう。

もし、人生最後の一日が今日であるなら、星が沢山ついたノートを読み返しながら眠りにつきたいですね。

また、そんなライフログが取れるよう、日々の生活を大切にしたいとも思うのです。

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ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

Evernoteの中で、これだけは失いたくないノートブックはありますか?

Webクリップや仕事で使用中のノートブックが無くなったら確かに痛いのですが、まぁ、なんとか諦めがつきます。

しかし、【06_思考】というノートブックにスタックされた一連のノートブックが消えてしまったら、相当な喪失感を感じるでしょう。

ScreenClip(84)

ここには、日々の生活の中、取り留めもなく浮かんでは消える思考の流れ、ふとした瞬間に頭に浮かんだ、ほんの一言のフレーズが記録されています。

それだけであれば大した価値はないのですが、そのフレーズの一つ一つを、ゆっくり暖め育てると、卵からヒナが孵るように、色々なアイデアが産み出されるのです。
今回は、Evernoteを使い、頭に閃いた発想を大きく広げる方法について紹介したいと思います。

■インプット
仕事中や電車に乗っている時、また自宅でくつろいでいる時。頭の中にふっと浮かんだ言葉をそのまま流さず繋ぎとめるには、常に手元にメモを準備しておく必要があります。

一番素早く書き留められるのは、ロディアのような紙のメモだと思うのですが、私は、出来るだけデジタルで完結させたいので、iPhoneのアプリ、FastEverを使っています。

FastEverについては、もう説明の必要がないくらい定番のアプリですね。Evernoteに素早くメモを送るにはこのアプリが最も優れているでしょう。

Evernoteに送信する際は、ノートブックの選択は行わず、規定のノートブック(inbox01)に保存されます。余計な手間はかけず、即送信。

ほんの僅かな心の揺らぎを繋ぎ留める操作に手間を感じるようでは習慣として続かないですからね。

■発想を膨らませる
Evernoteに保存された小さな言葉を温める道具として使っているのはiPhoneアプリのAwsomenoteです。

このアプリはEvernoteとの同期速度がとにかく遅い(平均して5分前後。。。)のが唯一の難点なのですが、複数のノートブックと同期が取れること、細かい部分の操作性が優れていること、アプリ全体のデザインが美しいことから、Evernote編集用のメインアプリとなってます。

Awsomenoteでは、先ほどお見せしたノートブックに対応したフォルダーを作成しています。
FastEverから送られたノートは、最初に「アイデア」という名称のフォルダーに入ります。

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このアイデアフォルダーを開き、発想を拡げるのは、会社から自宅に戻るまでの移動時間。電車やバスの中です。
そこでは、適当に開いたノートに書かれているフレーズを眺め、それを書き留めた時の記憶を呼び起こします。

不思議なもので、たった一言のメモであっても、それを書き留めた時の状況、その前後に考えていた思考がスルスルと思い出されるのです。
逆に、この一言がメモされていなければ、その時の思考は忘却の彼方に忘れ去られてしまい、二度と意識上に現れることは無かったでしょう。

そのフレーズを眺めながら、思いついた単語をどんどん入力していくと、その新しい単語から別の単語、イメージが浮かびます。いわゆる1人で行う連想ゲームです。
そのようにして、連想された単語、フレーズをどん入力していくと、最初に保存した一言から大きくかけ離れた発想に行きつく事もあります。

驚くのは「そのような発想、考えはこれまでに考えたことがない。今初めて自分の中に生じた」と感じるようなものさえ産まれることです。

こちらの記事でも書いたのですが、一つのアイデア、思考について発想を拡げると、これまで関連がなかったアイデア同士が結びつき、全く新しいアイデアが生まれます。

創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

この現象を意識的に起こす方法が、この1人ブレストの作業なのです。

123456

 

■アウトプット
一言のフレーズから膨らんだ言葉は、頭の中で繋がり一つのストーリーとなります。
その中で面白そうなもの、もう少し整理して人に伝えたいと感じるとものは「ネタ」という名前のノートブックに移されます。

あとは、そこからテーマを選び「執筆中」というノートブックの中で、下書きに移ります。その作業も、AwsomenoteとEvernoteのデスクトップクライアントを行ったり来たりしながら進め、ある程度まで書き上がったら「推敲中」のノートに移し、全体の構成を整えます。

ネタの内容、ボリュームにより、投稿先はこのブログになったり、日刊の方になります。
これまでの流れを整理すると、このようになります。

UntitledDocument

現時点ではアイデアを収集し、発想を拡げる所までは、スムーズな仕組みが出来上がっています。

後は、アイデアのインプットのスピードに負けないくらい、アウトプットのスピードを上げれば良いのですが、なかなかそれが難しい。

その訓練のためにも、サボリ気味の日刊を頑張ろうかと考え中です。

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やっとスッキリした!ごみ箱と化しているEvernoteのWebクリップを本当に活用する方法

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ネット上をウロウロしながら、気になったニュースやブログの記事をEvernoteにクリップするのですが、気がつくと一度も開かれないまま埋もれてしまってはいませんか?

そんなゴミ箱と化したノートブックを抱えている方、沢山いますよね。
一度は気になってクリップしたページは、自分にとって少なからず価値があるはずです。
そんなゴミ箱と化したノートブックををなんとかしよう思い、試行錯誤を繰り返しました。

その結果、なんとかうまく行きそうな仕組と、ノートブックの整理方法、タグの付け方が定まってきたので紹介したいと思います。

■仕組みをつくる
Evernoteのノートを放置してしまうのは、ノートを見返すという習慣が無いからです。当たり前の事ですね。気の向いた時に読み返そうと思っても、そんな時は滅多に来ません。来たとしても月に二度か三度でしょう。

なので、定期的に読み返すためには、日々の生活の中で、Evernoteの振り返り時間を、意識的に設ける必要があります。私はそのスケジュールを、ブラウザ版タスクシュートのルーチンタスクとして登録しています。

ルーチンタスクを晒す企画に乗ってみた

帰宅後、食事やお風呂が終わり、子供を寝かしつけた後の一人時間。他の作業をやり出すと止まらなくなるので、1番最初にこの時間を確保しています。
時間は10分程度、他の作業へ負担がかからない程度ですね。

■読んだノートの処理
Webクリップは先ず最初に「0401_inbox」という名前のノートブックに入れられます。

Image(75)

この段階ではGTDのinboxと同じく、全く整理がされていない状態ですね。

これらのノートを一つづつ読み返しながら、再度読み返す価値があるか、資料としてアーカイブするか、そこから何らかのToDoを生じさせるかの処理をします。このあたりのフローはGTDの処理・整理のステップが活かされていますね!

そのなかで、タスクが生じそうな時はToDo生成のタグを振っておき、週次レビューの際にゆっくりと収集を行います。

もし、ちょっと早めに実行に移したい内容であれば、元記事を開き、Nozbeのブックマークレットを使って、直接タスクを送信します。

Nozbeの使い方~その9(ブックマークレット機能でGmail との連携が完璧になった)

ちなみに、WEBクリップ用のタグにはこのような種類を用意しています。

Image(76)

このタグは作ったばかりなので、まだ付けられたノートの数は多くありません。
読み返しの際、その記事の印象度により、適当に星をつけるようにしています。このあたりは適当ですね。

■記事の中身を自分の物にする
WEBクリップの中には、考えさせられる物、腑に落ちない物など、一度読んだだけでは消化できない物が沢山あります。そんな内容の記事は、定期的に読み返し、書かれている内容、その文章表現を自分の物にしたいものです。

私はその方法として、読んだ回数で整理するノートブックを作ってみました。

Image(77)

inboxに入っているノートを、一度読んだ時点で満足したら、アーカイブに移動させます。そこで「これは大切だ」と感じるような記事であれば「1回読んだ」のノートブックに移動させます。
同じように一回読んだものを読み返し、まだ納得が行かなければ「2回読んだ」に移動させるのですね。

現在は読み返し用のノートブックは3回までしか作っていませんが、そのうち4回、5回とその数は増えていくと思います。
その過程で、書かれている内容は自分の血肉となり、意識せずとも自分の言葉、行動、文章に現れてくるでしょう。

Evernoteは、外部脳として人の記憶を補完してくれますが、大切な物は定期的に読み返し、思い出すことで自分の長期記憶、自分自身にしっかりと刻みつけたいと思うのです。

ちなみに、現時点で1番読み返されたノートはこの二つですね。

杉太郎のtumblr:事業に失敗するコツ
好んで読まれるネットの文章の条件

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QRコードが印刷されたレシートを撮影し家計簿アプリに自動入力する方法

※前置きとして言っておきますが、これは妄想です。

ライフログという言葉にするには、あまりにも当たり前なのでどうかと思いますが、家計簿を付けるのも日々の出費を記録するライフログの一つと言えるでしょう。
自分、また家庭の出費を記録し、それを振り返ることで無駄な出費を抑え、家計のバランスをとるのが目的です。

記録するためのツールとしては、昔は家計簿ノート、パソコンが一家に一台が当たり前になってからは、色々な有料・無料の家計簿アプリが出てきました。iPhoneなどモバイル用のアプリも沢山ありますね。

最近注目しているのは、OCNがサービスを提供しているOCN家計簿。ブラウザ上で使用するクラウド家計簿です。ここに銀行口座、各種クレジットカード、電子マネーのアカウントを登録しておくと、取引履歴が自動的にインポートされます。

ScreenClip(83)

たとえばJR東日本のSuicaを登録しておくと、改札での自動チャージさえ自動的に記録されます。iPhone用のアプリ、Zaimとデータ連携しているのもGoodです。
自動化、本当に素晴らしい!!

しかし、この家計簿をつける作業、結構重荷になっている人が多いと思います。
毎日、または数日に一回レシートを整理をすれば良いのですが、財布がパンパンになるまで貯めこんでしまうと、家計簿ソフトに入力するのが非常に億劫になってしまいます。たぶんそれが辛くて家計簿をつけるのが続かない人も沢山いるでしょう。

例えば、コンビニで買い物をした時のレシート
Image(73)
ここには、購入した品目が文字情報として記載されています。入力の際にはその内容を一つ一つ確認しながら、アプリに入力するわけですね。

面倒ですよね。本当に面倒です。

OCN家計簿ではオンライン取引の全てを自動で入力してくれるのに、日々の生活の中で出てくる雑多な買い物、その一番大変なところが人の手でしか入力できない。

レジのレシートを出力するまでは、POSシステムに連動した電子データを持っているのに、お客さんに渡されるときは、紙に印字された文字列になってしまいます。非常に残念でなりません。

このレシートの文字列をデータ化し、家計簿アプリに登録する方法として、QRコードの活用を考えました。

もしお手元の携帯電話、iPhoneにQRコード読取アプリが入っていたら、レシートの下に置かれたQRコードを撮影してみてください。

Image(74)

上手く読取が出来たら、画面にこのようなデータが表示されると思います。

__(10)

この記事では、

飲料品 ポカリスエット 168円
アイス ガリガリ君梨 62円
合計 230円

という文字列を自分でQRコードに変換しました.

ここからは本当に妄想ですが、QRコード作成プログラムをレジのシステムに入れてもらい、レシートに印字されたQRコードを、読み取り機能付きの家計簿アプリで撮影します。そして読みこんだ情報を家計簿アプリに自動的に入力するという流れでが出来れば便利だと思いませんか?

サービスを提供する側に、専用アプリの開発も含めどれ位の設備投資が必要か不明ですが、もし同じ距離に、QRコードレシートサービスを提供しているコンビニと、そうでないコンビニがあったとしたら、サービスを提供している方に行くと思います。

先ほどサンプルとして挙げた、セブンイレブンのレシートにも、広告用のQRコードが印刷されていますが、一体どれだけの人の目に留まり、また読取りまでして貰えるのでしょうか。

もし、レシートを使ったマーケティングを行なうなら、ユーザーが自ら求めた行動のルート上(ここでは家計簿をつけるためQRコードで撮影した画面)に広告を載せたほうがより効果的でしょう。

電子マネーがもっと一般的になり、お財布携帯が当たり前になれば、こんな手間さえ必要なくなるかもしれません。

それは一年後でしょうか、それとも二年後でしょうか。

確実に来る未来を先取りし、ユーザー、お客さんを獲得するのはどこの企業か見守りたいと思います。

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EvernoteとQRコードで押入れのダンボールを見える化する

購入する度に増えていく家電製品の操作説明書。普段ほとんど目にすることはありませんが、機械に何かトラブルが起きると押入れの奥から引っ張り出すことになります。

このような操作説明書が入った箱に限らず、どこの家庭にも押入れの奥に入れられたまま放置されているダンボールがあるはずです。その中に何が入っているか把握していますか?
引越しの際、荷造りしたものをそのまま入れてたりすると、中に何が入っているか分からないブラックボックスになってしまいます。

今回は、そんなブラックボックスになりがちなダンボールの中身をEvernoteで管理し、QRコードを使って「見える化」する方法について紹介したいと思います。
まずは、自宅の天袋を覗いてみましょう。

最初に目についたのはプラスチック製のケースです。これは、最初に書いた電化製品の操作説明書がまとめて入ってます。

Image(66)

半透明で中身が見えるので、需要としては低いのですが、手順説明のサンプルとして適切なので、この箱と中身を使って説明を進めたいと思います。

■写真を撮る
先ずは、中に入っている説明書全てを写撮影します。撮影するのにはiPhoneアプリのPosteverを使いました。理由としては、Posteverエンジンを使うことで、同一タイトルを付けたノートを自動でマージしてくれるからです。

今回は、写真のタイトルを全て「天袋:家電操作説明」にしました。
Image(67)

撮影が終わったらEvernoteを確認してみましょう。データを同期させると、先程撮影した写真が「天袋:家電操作説明」という一枚のノートになっているのが確認出来ます。
Image(68)

これでダンボールの中身をEvernoteで整理するという目的の大半が達成されました。
もし、何かのマニュアルを探したいときには、「天袋」「家電」「操作説明」などのキーワードで検索を行えば、Evernoteに保存されたこのノートが見つかるでしょう。その中にお目当ての写真があれば天袋を開け、この箱を開ければいいのです。

■ダンボールの中身を外から見える化する
これまでの説明は、Evernoteの検索機能を使い、必要とするものがどのダンボールに入っているかを探す方法です。では、逆にダンボールの外から、箱を開けずに中に何が入っているかを調べる方法について説明したいと思います。

まずは、先ほど作成した「天袋:家電操作説明」というノートのリンクを取得します。
ノートを右クリックすると共有メニューが表示されますので「クリップボードにノートのURLをコピー」を選択しノートのリンクを取得します。以下の記事に詳しい手順を書いていますので、分かりにくけれは参照してください。

QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編

ノートの共有URLをクリップボードにコピーしたら、QRコード作成サイトへ移動してコードを作ってみましょう。

右クリックでコピーしたURLを一番上の欄に貼り付け、OKを押すだけです。
Image(69)

今回は、コードの中心部に文字を入れてみました。
Image(70)

作成したQRコードをプリントアウトします。コードの部分だけを切り抜き、両面テープでプラスチックケースに貼り付けます。
Image(64)

こんな感じで貼り付けました。
Image(65)

このコードをQRコード読取アプリで撮影します。
Image(71)

このように、QRコードを撮影する事で、Evernoteのノートにジャンプ出来ました。iPhoneの画面で、中に入っている操作説明書の一覧を確認出来ます。
Image(72)

以上の手順で、ケースの外側からQRコードを撮影することにより、中に何が入っているか確認出来るようになりました。なにか新しいマニュアルを保管する際には、同じ様にカメラで撮影し、このノートの後ろに添付すれば常に最新版に出来ます。

今回の記事で例として使ったプラスチックケースや、簡単に出して開けられるダンボールは、このような手間をかけてまでEvernoteに保存する必要は無いかもしれません。

しかし、トランクルームに預けている荷物など、その場に行かないと中身が確認出来ないものや、ガムテープで封がしてあり、一つ一つ開けるのが大変なものなどについて、中身を撮影しEvernoteノートをQRコード化しておけば、何時でも簡単に、そして手間をかけずに中身を確認できるようになりますね。

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目の前のタスクリストに100%向き合うためのタスクシュート

ブラウザ版タスクシュートに実装して頂いた機能の一つが作業時間のカウントアップ機能です。

これまでNozbeを使ったタスク管理を実践するなかで、今ひとつしっくり来なかったことがあります。それは現在進行中のタスクに対して真剣になれない事でした。確かにNozbe上でも見積もり時間の設定が出来ますし、Googleカレンダーと連携させればタスクリストを一日の時間軸の中に並べて眺めることは出来ました。

しかし、今ひとつ、そのタスクに向き合っているという実感が沸かなかったのです。そのモヤモヤする原因がタスクシュートを使い始めてやっと分かりました。

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Nozbeやその他のタスク管理ツールに並んでいるタスクリストを眺めている時。それを別の表現で書くとすると、これから走る100m走のトラックを漫然と眺めているのと同じです。

そこには「今、私はこのタスクに取り掛かっている」という実感は伴いません。

その点、タスクシュートは、見積り時間を決め、実際にかかった実績時間を記録することで、自分の意識を作業中のタスクへ強制的に向けさせます。開始時刻の入力は、いわば出走合図のピストルが鳴らされた瞬間ということでしょう。

本当に単純で些細な事ではありますが、この手順を踏むことで「漫然とタスクリストを眺めている」状態から「タスクを開始しているという現実」に入ることができるのです。

これは、タスクシュートというシステムを使わなくとも、キッチンタイマーやiPhoneのアラームでもかまいません。要は、見積り時間を指定し、スタート、終了を刻むスイッチさえあれば良いのです。

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起床時から就寝時までのタスクリストについて時間を見積り、並べていくのは、これから出走する徒競走、それも障害物競走のコースをイメージするのに似ています。

ルーチンタスクは毎回同じ所に出てくる障害物、気の重いタスクは高めのハードルというところでしょう。

各タスクの難易度は、全て見積り時間の長短で表現され、慣れないタスクは上手に超えられず見積り時間を超過します。想定外のタスク(割り込み)は、何度も走る度、その頻度が予想できるようになるのでしょう。

ブラウザ版タスクシュートでは、タスクの開始ボタンと併せ、時間を出来るだけ可視化出来るような機能を追加してもらいました。それが、実績時間のカウントアップ機能です。

開始ボタンを押すと、そのタスクがアクティブ状態になり、経過時間がリアルタイムに表示されます。

example(10)

見積り時間に対し、徐々に増えていく実績時間は相当なプレッシャーになりますが、その分取り掛かっているタスクに集中させてくれる効果があります。

ゆくゆくはポモドーロタイマーも入れてもらい(需要あるかな?)、途中で息切れしない走り方が自然に出来るようなツールにしていければと考えています。

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Evernoteのリマインド機能と共有ノートブックの可能性

私がEvernoteの可能性として期待しているのが、ノートブックのソーシャル化です。これに関してはこれまでに幾つか関連する記事を書いています。

EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか?
Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

つい先日のアップデートで、このソーシャル化を意識した機能が追加されましたので、簡単に紹介したいと思います。

アップデートで追加されたのは、公式ブログでもアナウンスされていましたが、ノートブックの共有メンバーに対するリマインド機能です。
元記事:共有ノートブックに関するメールリマインダー機能追加

Image(60)

これまでも、共有メンバーへのメール送信機能はありましたが、いちいちメーラーを立ち上げてまで、、という気持ちが勝り一度も使うことはありませんでした。
今回のバージョンアップで追加されたリマインド機能は、その心理的障壁を少しだけ下げてくれるでしょう。

もうすこし開発が進み、Evernoteのソーシャル化がすすめば、Facebookのアクティビティー欄のような機能がクライアントの右サイドバーに追加されるかもしれません。

共有メンバーが追加・加筆する履歴を横目に眺めながら、気になったノートを開いて自分自身も編集する。

完全にソーシャル化したノートブックは、ほんの一行で始まったノートが様々な視点で読まれ、新しい言葉を積み重ねながらその体積を増していくでしょう。

自分の補助脳と人の補助脳が融合する過程で新しい発想が産み出されていく。そんな可能性について妄想してみるのはとても面白いですね。

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タスクシュートにサブタスクの機能を実装してもらいました

Nozbe、またブラザ版タスクシュートにせよ、どうしても欲しかったのがサブタスクの機能です。

Nozbeの開発者は、ユーザーフォーラムで頻繁に挙げられるサブタスクの機能追加を頑なに拒否しているようですが、サブタスクという表現は抜きにして、そのタスクを完了させるまでのロードマップというかチェックリスト。作業を行なっている際、現在取り掛かっている作業内容から脱線しないためのDoing リストは欲しいと思っていました。

先日28日の夜、開発者のマロさんを囲み、機能やUIについての意見交換、今後の開発方針について話をする場を持ちました。

その場では、主要な項目毎に沢山の要望をお伝えしたのですが、そのうちの一つとしてお願いしたのがサブタスクの追加でした。

ちなみに下の画像、マインドマップは、その打ち合わせの場でお伝えした要望の一覧です。
example(7)

サブタスクの追加は、技術的に難しそうだと思っていましたが、翌日にはその機能を実装して頂きましたので(仕事早すぎ!!)、その機能を確認するのと併せ、使い方、動きについて説明したいと思います。

■サブタスクの追加
サブタスクを追加するには、タスク名をクリックし、タスクの詳細画面を開きます。
これまでは備考欄として使われていた入力窓が、サブタスクの記入部となっています。

ここではブログ記事を書き、投稿するまでのステップをリストとして登録してみました。
サブタスク追加は各タスクを一行に一つ、改行しながら記載します。

example(8)

登録したサブタスクは、タスクの開始前は表示されませんが、開始ボタンを押した瞬間にチェックボックス付きのリストとして表示されます。
example(9)

作業を開始したら、各サブタスクが完了した時点でチェックボックスにチェックを入れながら作業を進めましょう。

サブタスクを全て個別タスクとして登録すると、リストの一覧性が損なわれますし、日付の移動を行う際など、手間がかかって大変です。

このサブタスク機能は、タスクリストの粒度を作業レベルまで細かく出来るのと併せ、タスクリスト編集の手間を減らせます。

これで、ブラウザ版タスクシュートの使い勝手が一段も二段も良くなりましたね。

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ブラウザ版タスクシュートの割り込み作業処理機能が凄い

私が本家エクセル版TaskChuteを挫折したのは、始業から終業までのタスクを並べ、これなら実行出来るというストーリーを作っても、頻繁に掛かってくる電話や予定してなかった社内会議、緊急対応のメール受信などによる中断により、その度にリストの並び替えや時間の再見積り、日付の変更を行うことへの徒労感が、タスクシュートを使う効果よりも大きく感じたからでした。

そんな苦い体験がありましたので、ブラウザ版タスクシュートには、現在進行中のタスクに対する中断処理機能を追加して頂きました。ブラウザ版には本家エクセル版TaskChuteには無い機能が幾つかありますが、私はこのタスク中断処理機能が一番気に入ってます。

この機能がなければ、ブラウザ版タスクシュートも使うことは無かった。それくらい重要な機能です。一日数回の割り込みであれば許容出来るかもしれませんが、それが20回ともなると限界です。

この機能は、私と同じ様に、予期せぬ中断が頻繁に発生することで、タスクシュートが良いと分かっていても続けられなかった。そんな人の救いになるでしょう。それでは、最初はタスクの開始~終了の所から解説したいと思います。

■タスクの開始
ブラウザ版タスクシュートでは、各タスクの右隅に丸いボタンが表示されています。
これが、タスクの実行完了までの時間を計測するストップウォッチのスタートボタンとなります。
example(4)

■タスク実行中
開始ボタンをクリックすると、開始時刻のセルに現在時刻が自動入力されると共に、事前に入力した見積時間から計算した終了予定時間が入力されます。ここでは、タスクの状態がアクティブになると表現します。
example(5)

■作業完了時
現在進行中のタスクが何も邪魔されずに完了した場合には、最初に押した開始ボタンを再度クリックします。このボタンは開始ボタンと併せ、終了ボタンを兼ねています。このボタンをクリックすると、タスクの実行に要した時間を計算し、実績時間の欄に自動記入してくれます。example(3)

■中断処理~その1
さて、今回の記事の本題である中断処理の機能説明に入ります。
電話や急な会議など、頻繁に発生する割り込み作業によるタスクリストの破綻を防ぐのがタスクの中断ボタンです。これはタスク実行のボタンを押しアクティブになったタスクにのみ表示されます。

example(2)

例えば見積もり時間20分のタスク(タスクA)を開始して、11分後に割り込みが入ったとします。そこで中断ボタンを押すと以下のような処理が行われます。

①「割り込みタスク」という名称のタスクが自動生成
②アクティブだったタスクAがステイブルとなり、11分の作業実績を差分した見積もり時間(9分)が自動入力されます。

example(6)

割り込みタスクが完了し、タスクAの作業に戻る際には、その開始ボタンを押し、タスクをアクティブにします。

■中断処理~その2
割り込み作業として発生する別のパターンとしては、現在進めている作業ではなく、リストにある別のタスクを先行して実行するような場合です。例えばタスクAを実行している最中、上司やクライアントの依頼によりタスクDを開始せざるをえない状況になったとします。

そのような場合は、タスクDの開始ボタンをクリックします。
example(1)

例えば中断処理~1と同じく、タスクAを開始して10分後に、タスクDの割り込みが入ったとします。そこでタスクDの開始ボタンを押すと以下のような処理が行われます。

①タスクDがアクティブ状態になる
②タスクAがステイブルとなり、10分の作業実績を差分した見積もり時間(10分)が自動入力されます。

example

これも同じ様に、タスクDが完了したら、タスクAの開始ボタンを押して、作業を再開させます。

このようにして、頻繁に発生する割り込み作業の処理をシステムに取り入れ、作業の中断~割り込みタスクの実行~作業の再開をしても、各タスクの作業実績、見積もり時間に破綻が生じないようにしています。

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ブラウザ版タスクシュートの使い方~その1

現在開発中で一般公開はまだなのですが、その下準備として機能と使い方の紹介をしたいと思います。今回は、タスクを追加する方法について説明します。

■クイック登録
ブラウザ版タスクシュートにタスクを追加する際は、画面上部の入力欄に追加したいタスク名を記入し、Enterボタンを押すことで入力出来ます。

WTC_quickpost

■複数登録

複数のタスクを一気に登録する際は、画面右上の【ファイル登録】ボタンをクリックします。

WTC_multipost

表示されたウィンドウへ追加したいタスクを一行に一個、改行しながら記載します。
入力が完了したら【登録】ボタンを押して下さい。

ScreenClip(68)

■ファイルから登録

予め登録しているタスクリストをファイルから読み込むことも可能です。
方法は複数のタスクを一気に登録する際と同じ、画面右上の【ファイル登録】ボタンをクリックします。

WTC_Filepost1

PCに保存しているテキストファイルを選択し【登録】ボタンを押して下さい。
ファイルはDropboxなど、クラウドで利用できるフォルダーに入れておくと、何処からでもアクセスできます。

WTC_Filepost

テキストファイルの記載方法は、複数のタスクを一括で登録したのと同じく、一行に一個記載します。また、タスク名の後ろをTABで区切った後に数字を記入すると、タスク名の読込と同時に見積もり時間を入力することが出来ます。

ScreenClip(69)

■トリガーリストから登録

GTDを始めたばかりの人にとって、最初の難関はタスクの収集です。ここで頭の中の気になること全てを洗い出しておかないと、ストレスフリーを目標とするGTDの効果は半減します。

とはいえ、闇雲に気になる事を書きだせと言われても、そう易々と出てくるものではありません。たいていはここで煮詰まってしまい、洗い出しが中途半端になってしまいます。

これは週次レビュー、月次レビューでも同様で、記憶の底に埋もれている気になることを想起させるヒントが無いと、人の脳は上手に思い出すことが出来ないのです。

そのヒントになるのがトリガーリストです。これは書籍の中でも紹介されていますが、ブラウザ版タスクシュートでは、このリストを見ながら、思いついたタスクを入力出来るようになっています。

トリガーリストを参照しながらのタスクを登録するには、画面右上の【トリガーリスト】をクリックします。

WTC_trgpost

新規ウィンドウが開き、トリガーリスト一覧が表示されます。このリストを一つ一つ確認しながら気がついたことを登録して行きましょう。

ScreenClip(77)

なお、このトリガーリストは自分で編集することも可能です。自分の生活スタイル、仕事環境に併せ適宜項目を追加していくと良いでしょう。

東ラ研タスク管理分科会で作成したトリガーリストもありますので、それも参考にして頂ければと思います。

■Nozbeからインポート

NozbeやToodledo、OmniFocusなどのタスク管理サービスが、GTDの処理・整理を行う為のツールとするならば、タスクシュートはリスト化したタスクの実行を強力にサポートするツールです。

既存のタスク管理ツールが、その戦術部門だとすると、時間を見積もり、グイグイと処理していくタスクシュートはまさに戦闘部門となります。

ブラウザ版タスクシュートでは、Nozbeで整理を行ったタスクのうち、今日実行するべきNextactionをワンクリックでインポートすることで、タスク管理の戦術~戦闘までの連携をスムーズに行うことが出来るのです。

それでは連携の方法について説明したいと思います。

先ずはNozbeの設定ボタンをクリックし、設定一覧画面を表示させます。データ連携に必要なアプリキーは画面下のAPIKeyの所に記載されています。

WTC_Nozbepost

APIKeyのリンクをクリックすると次のような画面が開きます。下の方に表示されている文字列をコピーして下さい。

WTC_Nozbepost_API

次はブラウザ版タスクシュートを開き【設定画面】を開きます。

WTC_Nozbepost_reg

ウィンドウの入力画面、一番上のNozbeアプリキーの部分に、先程コピーした文字列をペーストし【登録】ボタンを押します。

ScreenClip(75)

NozbeのNextactionをインポートするには、【ファイル登録】の画面を開き、一番下のNozbeからインポートの【インポート】ボタンをクリックします。

WTC_Nozbepost2

上記の操作で、Nozbeで作成したタスクリスト、そのNextactionを取り込むことが出来ます。

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ブラウザ版タスクシュートは割り込みの多いビジネスパーソンを救えるか?

NozbeとTaskChuteが連携し作業の見積りが出来るようになるか?

この記事で紹介したブラウザ版タスクシュートはその後順調に開発が進んでおり、エクセル版に無いような機能もどんどん取り入れて頂いてます。

ここで告白するのは恥ずかしいのですが、以前エクセル版TaskChuteを一ヶ月ほど導入した際、得られる効果以上に、頻繁に掛かってくる電話、緊急対応のメール、予定にない社内MTなどによる作業の中断。そして、その度に強いられるタスクリストの再構築への苦痛が勝り、使い続けることを挫折しました。

もう少し試行錯誤を続けし、作業ログをしっかり取っていれば、佐々木さんが仰るよう「割り込みさえ予想できる」、そんな境地に達せたのかもしれません。

しかし、そこまで到達するには相当の時間と努力が必要でしょうし、予測可能とはいえ、割り込みの回数が一日に20回以上もあれば、その気持ちも萎えてしまします。

今回マロさんにお願いして追加してもらった機能は、ずばりその割り込みを上手く処理し、目の前のタスクリストに挿入する機能です。

この機能は本当に素晴らしく、私がタスクシュートに再チャレンジ出来たように、日常的な割り込みの多さで使うことを諦めた人を救うことの出来る。そんな機能だと確信します。

その挙動については後日ゆっくり紹介しますが、現時点において実装されているブラウザ版タスクシュートの機能リストを紹介したいと思います。

■新規登録
・クイック登録
・複数行登録
・ファイルから登録
・Nozbeからインポート

■割り込みタスク登録
・割り込み時:進行タスク中断→タスク複製→新規タスク挿入
・割り込み時:進行タスク中断→タスク複製→既存タスク開始

■タスク実行サポート
・タスク実行時間記録
・タスク終了予定時刻
・セクション別終了予定時刻
・ルーチンタスク自動生成
・ルーチンタスク見積り時間の自動補正
・並べ替え
・開始時刻・終了時刻の入力サポート
・過去タスクの非表示化
・iPhone用画面サポート
・コンボ機能(見積り時間達成度)
・Nozbeへ終了タスクの同期
・プロジェクト別色分け
・向こう5日間タスク見積り時間集計
・本日タスクのセクション別見積り時間集計
・Nozbeへ新規タスクの登録同期

■作業記録関連
・日別作業記録
・月別作業記録
・プロジェクト別作業記録

エクセル版には無い機能として面白いのが「ルーチンタスク見積もり時間の自動補正」と一番最後の「作業記録」関連でしょうか。

ルーチンタスクの見積もり補正機能は、タスク終了時の実績時間を自動的に集計・平均化し、次にそのタスクが生成される際、その見積もり時間にその平均時間を自動入力する機能です。
ルーチンタスクと言っても日によって実行時間にバラつきが生じるわけですが、それを自動平均化させることで、次回以降により正確な作業計画を立てられるというわけです。

作業記録は、作業ログを集計し、その合計時間を月毎に集計出来る機能です。現時点では集計結果の見え方が整理されていませんが、この機能がもう少し改善されれば自分の時間の使い方を俯瞰して眺められるようになると思います。

一般公開はもう少し先になりそうですが、機能が確定しているものについては随時、その内容について紹介していきたいと思います。

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ルーチンタスクを晒す企画に乗ってみた

ScreenClip(70)

@Surf_Fishさんの企画に乗っかり、私もルーチンタスクを晒したいと思います。

と、書き始めて思い出したのですが、以前投稿した記事で似たような事を書いていました。

 

ストレスフリーを実現するため毎朝確実にレビューしているタスクリスト

ここで紹介したのは、Nozbeに登録したタスクに平日繰り返しの設定を行い、毎朝仕事を始める前に処理をしているという内容です。

今でも同じことを実践しているのですが、このルーチンの部分だけはNozbeからブラウザ版TaskChuteに移行させたので、その辺の経緯について書きたいと思います。

先ずは私がイメージしているタスク管理の段階ですが、ブラウザ版TaskChuteを開発されているマロさんが、ChatWorkの中で発言された言葉が、非常に分かりやすかったのでここで紹介します。

ScreenClip(71)

「当初より、タスク管理ツールではなくタスク実行支援ツールとして開発していました。

僕自身、日刊でもちょっと書きましたが、

戦略 ホライゾンモデルor7つの習慣ミッションステートメント
戦術 Nozbe or Toodledo or オリジナルGTDシステム
戦闘 TaskChute

と思っていますので、今回のブラウザ版TaskChuteには管理機能よりも実行支援を優先しています。なのでGTDの処理と整理とレビューは戦術に相当するシステムにまかせようと考えています。」

この一ヶ月、ブラウザ版TaskChuteを使ってみて感じたのですが、TaskChuteで管理するのは、すでにNozbeで処理、整理が完了した段階。戦術が定まっているタスクです。

戦術が定まっているというのは、日付が決まっていて、必要時間が分かっていて、それを実行する順番が既に決まっているという事です。

まさにTaskChuteですね。

なので、もうあれこれ考える必要のないタスク、ルーチンタスクは戦術担当のNozbeからTaskChuteに移動させ、ツールを開いた瞬間に戦闘を開始出来るようにしたのです。

そのルーチンタスクの内容は、このようになっています。

WTC_dailytask

平日のルーチンタスクは、大きく4つに分かれています。

・始業時タスクレビュー
・中間時タスクレビュー
・終業時タスクレビュー
・帰宅時タスクレビュー

以前は始業時、中間時のレビューは同じタイミング、出社直後に実行していたのですが、一番生産性の高い午前中に事務系タスクを処理するのは非効率なので、事務作業を中心とした中間時タスクレビューは昼休みが終わった後、10分間の仮眠から覚めた、ぼんやりした頭を再起動させる時間に実行しています。

・始業時タスクレビュー
主にGTDのフローに従い、タスクの処理・整理を行いクローズドタスクを作成します。具体的にはメールや前日にメモした手帳の確認。生成したやるべき事、気になることをNozbeのInboxに放り込み、プロジェクトへの分配、日付の指定、チームメンバーへの移譲、連絡待ちリストの確認を行いながら、その日の作業に抜けが無いかをチェックします。

この作業はNozbeのNextactionからブラウザ版TaskChuteへタスクリストをエクスポートし、TaskChuteで順番を並び替えた時点で完了となります。
ブラウザ版TaskChuteの統計機能で確認すると、平均約14分かかってます。

・中間時タスクレビュー
中間時レビューのルーチンタスクは、経費の精算、資料の整理、緊急ではないメールの返信、イントラの掲示板確認など、今日でなくても良いけど、溜まると面倒なものを集中的に処理します。平均で12分位ですね。

・終業時タスクレビュー
終業時のレビューは、日報作成と机の回りの整理整頓のみです。

机の回りを綺麗に保つには、毎日きちんと片付けの時間を持つことが大切なのが、このレビュー項目を追加して実感しました。

・帰宅時タスクレビュー
帰宅して、食事、お風呂などが終わり、さて自分の時間。という時に実行するのが帰宅時タスクレビューです。

実行しているのは、朝の始業時タスクレビューと殆ど同じです。Nozbeのプロジェクトリストを確認し、寝るまでの短い時間にやる事、やりたい事をNextactionとして抽出します。

実行出来ることは少ないですが、これをTaskChuteにエキスポートし、各タスクに時間割り当て、就寝時間(全てのタスク完了時間)を設定します。

ブラウザ版TaskChuteを使い始めてまだ一ヶ月足らずなので、休日のルーチンタスク、不定期なルーチンタスクの実行までは至ってません。

これから徐々にNozbeから移行させ、その完成度を高めて行く予定です。

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EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか?

Image(1)

■基本的な使い方について
今日は先日リリースされたEvernoteHelloの使い方と可能性について書いてみようと思います。

基本的には、イベントの場で名刺交換をする時、このアプリを入れたiPhoneを渡して顔写真を写してもらい、人と名前と顔を同時に保存することで、出会った人の情報を確実に記憶するようサポートするのがこのアプリの目的です。 

しかし、、初めて会った方に人に自分iPhoneを渡し「顔を写して貰えますか?」とお願いするのは正直言ってシンドイと思います。

今回は、過去に頂いた名刺を顔写真の変わりに撮影することで、既に会っている人のコンタクトリストをを作ってみようと思います。 準備するのは手元にある名刺の束。今日は予め使用の了解を頂いているR-style倉下さんの名刺を使ってその流れを説明したいと思います。

・先ずは名刺を見ながら、名前、メールアドレス、電話番号、TwitterIDなど基本情報を入力します。
Image(46)

・TwitterのIDを入力します。
Image(44)


・続いてメールアドレスも入力しましょう。
Image(45)


次に行うのはサムネイルに表示させる写真の撮影です。
本来ならば、その人にiPhoneを渡して自分の顔をスナップして貰うのですが、今回は過去の名刺の整理なので仕方ないですね。
また顔写真は抵抗があるという方を登録する際には、最初から名刺を使ってもいいでしょう。

・撮影ボタンを押すと、自動的に4枚の写真が保存されます。
Image(47)


これで倉下さんの基本情報が登録されました。
evernotehello20111211_01

先程撮影した名刺のサムネイルでは、文字を読むことが出来ないので、スナップ写真撮影機能を使い、より詳細な名刺画像を撮影します。

・SnapShotを選択します。
Image(49)


・表面を撮影。
Image(50)


・裏面も撮影します。
Image(51)


・お会いした場所の情報もメモとして追記。evernotehello20111211_02

これで、アプリ内に倉下さんにお会いした時の情報が全て登録されました。
今度は別の場所で再会した時の手順です。
もし顔写真の撮影が可能なら、iPhoneを渡してご自身の顔写真を撮影して貰いましょう。

・Add a new photoをタップ。
Image(54)

・iPhoneを90°傾けると撮影が始まります。Image(55)


・その日の場所を記入します。

evernotehello20111211_03 

この様にして、EvernoteHelloは、登録した人のカードに、二度目、三度目に会った際の情報を積み重ねられるようになっています。
 
これは、Evernote内にコンタクトリストを作るだけでなく、会った場所と回数というコンテキストを積み重ねながら、自分のその人の関係性をデータとして蓄積していくライフログアプリのようですね。

今後のバージョンアップに求めるのは、デスクトップクライアントでの情報編集。それと、自分と相手のプロフィールをBUMPで交換出来るともっと便利になりそうです。

ここまで書いて分かったのですが、EvernoteHelloに名刺の情報を登録すると、その相手にお知らせメールが自動送信されるようです。

__(2)

便利な機能かもしれませんが、知らない間にメッセージが送られる仕様なので、使い方にちょっと気をつける必要がありますね。TwitterのIDを知られたく無い会社の人を登録したら、自爆するので要注意です。

■Evernoteのソーシャル化を加速させる鍵となるか?
このアプリで作られるコンタクトリストの持つ潜在的な能性は、そのデータがクラウドの上に置かれていることです。

現時点では無い機能ですが、自動送信される自分のプロフィール情報が、クラウド上に置かれている自分のプロフィールデータであれば面白くなるかもしれません。

もし、その様な仕様となれば、自分の携帯アドレスや番号を変更すると、Evernoteのサーバーを介して、全ての人の端末に保存されている情報を自動更新させる事が可能となります。同じようなサービスとしてPlaxoがありますが、Evernote上で実現出来るとなら、ユーザーとしては嬉しい限りです。


更にこのコンタクトリストが持つ可能性について発想を広げてみたいと思います。

私が将来的なEvernoteの使い方として妄想しているのは、Evernoteノートがもっとソーシャル化される事です。 今でも共有ノートの機能は実装されており、他の人と一つのノートブックを共有、編集する事が出来ます。

私も共有ノートを活用した社内の情報共有を試みてはいるのですが、もう少し共有の範囲を広げてみたいと思うのです。
Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

ここで使えそうなのが、このEvernoteHelloで作成したコンタクトリストです。ノートブックの共有には、相手のメールアドレスを入力する必要がありますが、このコンタクトリストから共有依頼のメッセージを送れれば、そのハードルがぐっと下がります。

もし、気軽に共有ノートを作成し、自分のノートブックを不特定多数の人に開放し、その逆として人のノートブックを自分のEvernoteに取り込むことが出来るようになれば、Evernoteの使い方はどの様に変わっていくでしょうか。
同じ趣味、志向をもつ人達の、様々なアイデアが書き込まれてたノートが次々に産まれ、Evernoteの中で積み重なっていく。

もしデスクトップクライアントの右サイドバーにFacebookのようなTLを表示させる機能が付加され、ノートの追加、変更の履歴が表示させられると面白いと思いませんか?

その履歴が流れる様子は、あたかも自分と他人の思考が、Evernoteという仮想の外部脳を通じて混じり合うかのようです。

自分一人では解けない難問も、他の人の視点や経験を通じた思考のフィルターを通す事で、複雑に絡まった糸を解きほぐす一本の筋道を掴む事が出来るような気がするのです。
創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

「三人寄れば文殊の知恵」という諺がありますが、その環境さえクラウド上で実現できる。そんな未来がすぐそこまで来ているような気がします。

EvernoteHelloリリースの背後に、開発チームの想像する未来を垣間見るような気がするのです。

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創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

■頭に浮かんだイメージ
仕事中や道を歩いている時、自宅でお風呂に入っている時や布団に入っている時、アイデアや断片的な思考がぱっと閃く事があると思います。

この写真は会社で仕事をしている際、ふと頭の中に浮かんだイメージを、忘れないよう目の前の紙に書きなぐったものです。

Image(43)

このイメージの大元はこちらの記事です。ギリギリまで「まとめに入らない」能力

仕事では常に成果が求められそれに対する評価がなされます。良い仕事をしたかどうかの評価は、アウトプットしたもの質と併せ、それを生み出すために要した時間が判断基準とされます。

当然ですね。完璧で美しいプレゼン資料の作成に1日かけた人と、言いたいこと的確に伝えることを主目的とし、細かなレイアウトや体裁を省き2時間で作成した人とでは後者の方が「仕事が出来る」と評価されるでしょう。

仕事の出来る人は、様々なフレームワークを駆使し、色々な視点から問題・課題を見つめ、それを解決するために最も効果的な一本の道筋を見つけるのが上手なのだと思います。

仕事が始まった瞬間に落とし所を定め、それに向かって一直線に進むやり方はけっして間違っていません。限られた時間の中、次々と襲いかかってくるタスクを処理し、アウトプットを出し続けていくには必須のプロセスです。

■何が創造的なアイデアを妨げるか

しかし、成果に対する評価に創造性という判断基準が入ると、このプロセスは途端に力を無くしてしまうように思えます。この方法で生み出される成果は、既存の成果の枠を超えることはなく、過去に生み出されたアイデアの焼き直しになってしまうからです。

仕事を進める上で浮かんでくる沢山の思考、解決すべき問題・課題が下の図の小さな○だとすると、最も大切な部分を的確に囲うことが、効率的な仕事のやり方です。

その仕事に対する経験が浅いと、囲いの範囲が小さくなり大切な事項を取りこぼしてしまいます。的はずれな人はその囲いの範囲が中心からズレているような人なのでしょう。

【的を絞って問題を解決する】
ScreenClip(62)

【視野が狭いと大切な部分を取り残す】
ScreenClip(63)

【フォーカスが的外れだと成果も的外れ】
ScreenClip(64)

先程も述べましたが、効率的なアウトプットを主目的にすると、一つ一つの仕事を終わらせるスピードは早くなりますが、創造的な発想が失われてしまいます

その原因は、一度は思考の表面に浮かんだアイデアが、アウトプットの落とし所を最初に定めた事による囲によって除外される事で、スタートの時点で捨て去られてしまうからです。

【落とし所を最初から定めると枠外のアイデアが捨てられる】
ScreenClip(67)

■創造的なアイデアが産まれる時

それでは、どのような時に創造的なアイデアが産まれるのでしょうか。私の体験では、目の前にあるアイデアと、他のアイデアが繋がり、融合した時、これまでには無かったような斬新的なアイデアが産まれるように思います。

これは、与えられたツールを規定の方法で使っている時には、そのツールが目的とする当たり前の結果しか出ませんが、使い方を工夫し、別のツールと組み合わせることで、思ってもみないような結果を出せるのと同じです。

そのツールとツールを繋ぎ合わせるためのアイデアこそ、枠にとらわれずに発散した思考の粒。私の描いた落書きの○と○からはみ出た小さな○なのです。

この枠に囚われない思考が、複数のアイデア同士を繋ぐことで、より大きな円を描く時、始めて既存の枠組みを超えたイノベーティブなアイデアが産まれるのです。

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思考をサポートする方法・ツールとして、ブレインストーミング、KJ法、マインドマップなど色々ありますが、それを実行する際には、自分自身の思考の中に見えない枠が出来ていないか確認する必要があります。

既存の枠に囚われたまま思考を広げるのは、ハガキほどの大きさの紙にマインドマップを書いているのと同じです。

自分自身がその枠に囚われていなだろうか。。
客観的に自分自身を見ることは難しいですが、常に自問自答したいと思うものです。

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GTDの思考フローで目に見えない不安感を撃退せよ

■緊急事態発生!

想像してみて下さい。

自分の家族二人が、異なる場所で同時に事故に遭ったらどうしますか?

small_1749725842 同時は言い過ぎにしても、同じ日に何らかのトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。仕事中、そのような緊急を知らせる連絡が入ってきたらどうするか、具体的に考えてみて下さい。事態が深刻で、事故が起きた場所が離れていればいるほど、難しい判断を強いられます。現時点で確認出来る状況が曖昧であればなおさらです。

まずは上司に報告し、早退のお願いをするでしょう。次に実家や友人など、自分の代わりにサポートしてくれる人に連絡を取り、自分が行くことが出来ない方への対処をお願いします。飛行機を使うような遠方であれば、今の時間から乗ることの出来る飛行機を確認し、チケットの予約をしなければなりません。自宅に戻る必要があれば、電車に飛び乗り、持ち出す物のリストを考えます。事故であれば保険の会社への連絡、子供の事であれば学校への連絡など、やるべき事が一気に押し寄せます。それらはまさに、緊急かつ重要なタスクばかりです。

どうでしょう?そんな状況を実際に想像した方は、何とも言えない不安な気持ちになったと思います。私もこの文章を書きながら、心がざわつきました。ザワザワと。。とても嫌な感覚ですね。


■人の脳は現実と非現実の違いがわからない
なぜこのような気持ちになるのか?

脳科学の本に書かれてあった事ですが、人の脳は実際に目の前で起きている事と、自分で想像した事との区別が出来ないそうです。実際に起きていない事あっても、自分で想像していることは、脳にすると実際に起きているのです。

初めに挙げた例もそうですが、不安になるような情景を想像すると、脳はそれを現実とみなし、実際の出来事が起きたのと同じ不安感を産み出します。

万が一にも起こりうるトラブル(心配事)に対して、事前に準備するのはいいのですが、それに意識を向けることで生じた不安感で、自分の判断や行動に足枷をはめるようではいけません。その不安感を産む原因、心配事の正体を見極め、上手に対処しないと身動きが取れなくなってしまいます。

頭の切り替えが早い人ならば「可能性としてはあるかもしれないが、今は気にする事ではない」と判断し、その妄想をさっと切り捨てるでしょう。GTDでは、この判断を意識的に行なうことで精神衛生を保てるという副次的な効果があります。
自分自身を振り返っても、GTDの思考フロー実践するようになって以来、将来のモヤモヤとした事柄に対する不安を感じなくなりました。その理由について考えてみます。


■不安の原因を見極める
GTDでは、頭の中の気になること全てを書きだし、その一つ一つについて「それは何か?」という問いかけを行います。その問いかけの答えとして「行動に移す必要があるかどうか」の判断を行います。

最初に挙げた家族の事故は、起こりうるかもしれませんが、今実際に起きている事ではありません。今それに対して出来ることは何も無いのです。心配事に対して実行出来る事がなにも無いとすれば、心配するだけ無駄ということです。

もし、その気になることが、次の行動(Nextaction)を伴わないものであれば、GTDのフローに従いゴミ箱に捨ててしまいましょう。お守りを買うなど、気休めに出来ることがあれば実行しても良いかもしれません。

kuma7GTDでは気になる事(心配事)に対して、行動に移す必要があるかどうかを明確にすることで、その気になること、不安な事が、今、目の前にある現実なのか、それとも自分が創り出した形のない妄想なのかを明確にしてくれます。

今、現実の世界に生きている私達が対処しなければならないのは、実際に行動に移すことの出来る今そこにある危機だけなのです。

もし心の中にモヤモヤした気持ちを感じていたら、それを1つずつ書き出し、行動に移せるかどうか確認してみると良いかもしれません。

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ツールに踊らされないライフハック

仕事を進める上で、どうしても避けられないのが作業の分担です。大きな案件になると、作業量は到底一人でこなせる量では無くなります。また、設計の分野が道路、橋梁、河川等と専門外の分野に広がると、作業量だけではなく技術的なサポートも必要となります。

そのような場合は、各作業項目毎に担当部署、担当者を振り分け、定期的に進捗状況の確認や設計内容のすり合わせを行います。作業の振り分け先が、自分の部署、また社内の別の部署であれば、打ち合わせは簡単です。テーブルに図面を広げ、面と向かって行えますからね。でも、その相手が別の支社や社外の協力会社になると結構大変です。

今みたいにパソコン環境、ネットの環境が整っていなかった頃は、図面の一部をFAXで送り、それをお互い見ながら電話で話していました。最近では図面をPDFで送信し、パソコンの画面で見ながらか、またはプリントアウトされた図面を見ながら電話で話す。というのが普通です。

ここで問題になってくるのが、面と向かって話をしていないので、相手に説明をしたい図面の箇所が何処であるかの共通認識を持つところから始めなければならない所です。
資料が大量にある場合は、そのページ数から始まり、お互いがそのページに行きついたら、その図面の何処を見て欲しいかを「口頭で」説明する必要があります。

簡単な場合は問題ないのですが、細かい内容になってくると、自分が見て欲しい所を相手に伝えるだけで一苦労の場合もあります。ひどい場合には見ている図面自体が違ったりと。。。

そのような困ったケースを避けるために使っているのがCrossLoopというフリーソフトです。
このソフトは、自分のデスクトップ画面を相手のデスクトップに表示させる事が出来ます。その逆ももちろん可能です。

crossroop1126

予め、お互いのPCにインストールする必要がありますが、その準備さえ出来れば、簡単なバスワード入力だけで、お互いが同時に同じものを見るという、社内で行うようなFace to Faceの環境を作ることが出来るのです。

共有の方法は、お互いソフトを立ち上げ、画面を見せたい方「共有側」に表示されている12文字のアクセスコードを「閲覧側」の入力欄に入れてもらうだけです。

Image(41)

画面を見せてもらう方は、Skypeのメッセージなどを使い、送ってもらったアクセスコードを入力します。

Image(40)

各自が操作するマウスのカーソルを同時に表示させられるので、自分が見て欲しい所を指し示すことも可能ですし、場合によっては相手のPCをリモートコントロールすることも可能です。
こちらの記事にも書きましたが、このソフトを使うようになって、協力会社の方をわざわざ呼んで打合せをするような場面が一切なくなりました。

打合せに使用するツールとしては、スカイプも併用します。
お互いが常にオンライン状態なので、何か確認したいことがあればチャットで質問します。
少し難しい話になると「ちょっと通話しましょうか?」という話になり、それで足りなければクロスループで画面を共有しながら話をします。

一緒に作業をしている人が隣に座っていれば感じなくて良い苦労も、その人との距離が離れれば離れるほど大きくなります。その苦労は同じやりかた、同じ道具を使っている限りなくなる事はありません。

それが当たり前と思ってしまえばそれまです。もし日常的に感じている困っていること、不便なことがあれば、その気持ちをスルーさせず、一度それはなにか?と問いかけてみましょう。
もしかすると、いま抱えている不具合を解決できる良いアイデア、ツールが見つかるかもしれません。

しかし、このツール探しには、気を付けなければならない事があります。ネット上には便利なツールを紹介するブログ、便利なネタを紹介するTweetが沢山ありますが、人から紹介されたすぐに使えるツールはすぐに使えなくなります。

日毎から感じていた不具合を解決したいという気持ち。その空白を埋めることが出来るツールこそ今を変え、自分のマインドセットを変えるものになります。もしかすると、そのツールは最新のITツールではなく、手帳やメモなど使い古されたアナログツールかもしれません。
何を使うかではなく、何かを改善したい。その気持ちが最高のツールとなるのです。

ライフハックとは、違いをもたらす違いを自分の中から見出すプロセスだと思っています。ツールの使い方に躍らされるのではなく、自分が何を改善したいのかを常に自問したいと思います。

追記:
とは言っても好きなモノは好き。新しいものが出たらすぐに飛びつくのがライフハッカー的な生き方ですよね(笑)

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