9つの点に学ぶライフハックの素 #tokyohack008

用事が重なり参加できなくなった本日の東京ライフハック研究会VOL.8
そのLTで発表しようと思っていたネタを、ブログで発表したいと思います。

 

皆さんこんにちは、今日はライフハックの素というテーマでお話ししたいと思います。自己紹介は時間がないので割愛。早速本題に入ります。

最初に、皆さんに面白いクイズを出したいと思います。これについて一緒に考えて行きましょう。

ScreenClip(94)

クイズですが、この9つの点を、四本の線で結ぶにはどうすればいいか?それも一筆書きで結ぶにはどうすればいいか?というものです。

(5秒ポーズ)

皆さんが、この9つの点、この9つの点のクイズを見た時の反応は、大きく二通りに分かれると思います。

一つは、この問題のトリックである「固定観念に縛られ、答えが出せない」という反応。
自ら作った四角い枠に囚われ、線を外に出せないという現象ですね。

ScreenClip [1][4]

もう一つは、このクイズの答えを既に知っている事で、そこで思考が止まっているという反応です。

ScreenClip [2]

皆さんはどちらだったでしょうか?

一般的な答えは、このクイズをご存知でない方もいらっしゃると思いますので、ここでは出しませんが、前提条件を見なおせば他の答えも見えてきます。

例えば、点の一つ一つを大きくすれば、四本ではなく三本でも結べます。

ScreenClip [3]

点を真ん中に集めて太い線で結べは一本でだって結べます。

ScreenClip [4]

もっと考えれば他の答えも出てくるでしよう。

■ライフハックとは何か?
色々なツールを組み合わせることで、仕事や日常生活を便利にするテクニックと言ってしまうと、表面的な物になってしまいます。

それはそれで楽しくて大好きなのですが、私の考えるライフハックとはもう少し内面的なものになります。

一言で表現するなら、このような言葉になります。

ScreenClip [5]

この違いをもたらす違いというのは「成功の為の9ステップ」の著者である、ジェイムズ・スキナー氏がその著書の中で書いている言葉です。

成功という言葉の定義は置いておいて、何かが上手く出来る人と、出来ない人の間にある、ちょっとした違いのことです。それは考え方の違いであったり、ほんの少しの習慣かもしれません。しかし、その違いは、上手く出来る人には当たり前でも、出来ない人には理解できません。

ツールを使うことで、便利になる。ツールを使うことで生活や仕事のスタイル自体に変化が起きるのは、そのツールを作った人が作り上げた上手く行くための「メンタルモデル」「違いをもたらす違い」をツールを通して学べるからでしょう。

自分自身を振り返ってみても、ツールを使うことで、生活スタイルや世界の見え方が変るような事がありました。
例えば 「iPhone」「Evernote」「Twitter」「Dropbox」「Nozbe」などですね。

ScreenClip [6]

今では当たり前のように使っている、これらのツールをですが、リリース直後、初めて触った時には「なんて画期的なんだろう!」と感激したのを覚えています。

話を戻します。ライフハックとは、違いをもたらす違いを自分の中から見つけ出すプロセスだと言いました。

その違いを見つける事が出来ない原因があるとすると、その一つとして考えられるのが、先ほど一緒に考えた9つの点から得られる教訓だと思うのです。

ScreenClip [7]

このような、人が陥りやすい思考モデルについて詳しく書かれた本があります。
「U理論」 【現物を紹介】

U理論では、過去や規制概念に囚われ、本質を見失っている状態をブラインドスポット(盲点)
と表現しています。

ScreenClip [8]

このU理論の話は非常に難しく、私自身が腑に落ちてないので詳しい話は割愛します。本当に理解しにくく、日本語訳の方は三回、英語の原書のほうは20ページも読みましたが、まだまだ理解出来ていません。

でも、そこにブラインドスポットを抜け出す為の心構えが書いてありましたので、それを紹介して今日のLTを終わりにしたいと思います。

ScreenClip [10][4]

これもすこし分かりにくいですが、私は「ありのままに見ること」、「ありのままに聞くこと」だと解釈しました。

カウンセリング的な表現では「傾聴」という言葉が近いかも知れません。

人の話を聞いている時、既に自分が話したい事が頭の中にありませんか?
または、話しを聞き終わる前に、何らかの判断をしていませんか?

まずは、自分の考えを脇に置き、目の前の物、起こったこと、人の話をしっかりと聴いてみましょう。

もしかすると、それがブラインドスポット(盲点)を抜け出し、違いをもたらす違いを自分の中で産み出すライフハックの種になるのかも知れません。

ご静聴ありがとうございました。

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百聞は一見にしかず!EvernoteとNozbeの組合せについて閃いた

仕事場において、タスク管理のプラットホームとして使っているのがNozbeです。

自分一人のタスク管理ツールとしてのみ使っていては、有効性が今ひとつ感じられませんが、アカウントのグレードを上げ、同時に利用出来る人数を増やすと、会社のチームメンバーでタスク管理を実践するためのグループウェアとして使うことが出来ます。

このあたりの記事で紹介してますね。
Nozbeの使い方~その4(タスクリストの共有)

現在、社内では6人のメンバー、また社外の協力会社とアカウントを共有し、Nozbeを使って業務全般のタスク管理を行ってます。

仕事の内容が設計なので、タスクリストの内容も図面作成、図面修正など設計図面に関する物が大半です。

その指示をタスクリストとしてNozbeに登録する際、困ることがあります。それは、図面の修正内容を言葉(文字)で伝えるのが意外と大変だという事ですね。

例えば、この図面で○で囲った箇所の文字を消したいという簡単な指示をタスクリストに追加する際、その指示を言葉だけで伝えるのはかなり困難です。

ScreenClip(87)

Nozbe単体では難しいのですが、Evernoteと組み合わせる事で、その言葉では伝えきれない情報を簡単に共有する方法を思いついたので紹介したいと思います。


①修正箇所の画面キャプチャー

タスクを委譲する相手に伝えたい箇所をEvernoteの画面キャプチャー機能でクリップします。

クリップが出来ると、このようなノートが作成されます。

ScreenClip(88)



②共有リンクの取得
Evernoteは、ノートの共有機能により、自分のノートを外部に公開する機能があります。

公開するには、先ほどのノートを右クリックし「共有」→「クリップボードにノートのURLをコピー」を選択します。

これで、クリップボードに公開用のURLが保存されました。

ScreenClip(89)



③共有化したノートをブラウザで開く
クリップボードに保存したURLを、ブラウザのアドレスバーに貼り付けると、公開したノートをブラウザ上で開くことが出来ます。

ScreenClip(90)



④Nozbeのブックマークレット
Nozbeの機能の1つとして、ウェブページからタスクを登録するというものがあります。

使い方、設定の方法はこちらの記事参照
Nozbeの使い方~その9(ブックマークレット機能でGmail との連携が完璧になった)

ブックマークレットをクリックすると、タスク名称の入力欄が出るので、そこにタスク名称を記入します。ここでは「リビングの文字を削除する」という名称のタスクにしました。

ScreenClip(91)



⑤Nozbeのinbox
Nozbeのinboxを確認すると、先ほど入力したタスクが表示されています。

タスク名称の頭についている「Link」の文字は、先程ブラウザで開いたEvernoteノートへジャンプするリンクのURLが埋め込まれています。

ScreenClip(92)



⑥Link先の確認
このLinkの部分をクリックすると、先程開いた画面キャプチャーの公開ノートが開きます。

ScreenClip(93)
補足説明が必要であれば、コメント欄に作業内容や、修正が生じた背景について記載しておくと良いでしょう。

■おさらい
作業の流れを簡単にまとめると以下のようになります。

①Evernoteで画面をキャプチャー
②キャプチャーした画面を外部へ公開
③公開したノートをブラウザで開く
④ブックマークレットを使ってNozbeにタスクを送信

基本的には、この3工程。時間にして一分弱で、自分が修正内容を伝えたい図面の箇所をタスクの中に埋め込むことが出来ます。

文字だけで伝えようとすると本当に大変ですが、画像を一枚添付するだけで、情報の伝達は驚くほどスムーズになります。

まさに百聞は一見にしかずって事ですね。

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これが四年間続けた試行錯誤の結果!Evernoteの200以上のタグから、目的のタグを素早く選択する方法

■基本的なノートブックとタグの使い分け
Evernoteの使いかたについて最初に悩むのはノートブックとタグの使い分けでしょう。
運用によっては、どうにでも使えるため、一番試行錯誤するところであり、またその人のカラーが見えて面白い部分です。

一部イレギュラーな所はありますが、私のノートブックとタグの使い分けは以下のような感じです。

・ノートブック:
仕事や、プライベートなど、大きな分類、目的毎に作成した箱であり、出来るだけ数は少なくしたい
・タグ
保存されたノートを更に小さな粒度で分類するために使用し、その数はどれだけあってもよい

言うならば、タグをは箱に入った無数の情報から、自分の欲しいものだけを選択して表示させるためのフィルターです。

Evernoteに保存された情報は、検索で探せるので、資料の保管庫としてのみ使用するなら、無理にタグを使う必要はありません。
しかし、保存された情報を繰り返し参照し、関連付け、そこから新しい情報やアイデアを産み出すにはタグが必要なのです。

■タグを使用することで得られるメリットはなにか?
こちらの記事でも書きましたが、私はEvernoteをアイデアを膨らませるツールとしてを使っています。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

この記事で書いたように、ノート単体でも大きな効果が得られるのですが、これを他のノートとあわせ横断的に結びつける事ができれば、更に新しい発想を産み出すことができます。

その、ノートとノートを関連付けるための道具がタグですね。

例えばこの「思考」という名称のノートブック。この600個近くのメモの中から、特定のテーマについて書かれたノートだけを抽出して読み返すため、予めタグを振っています。

ScreenClip(85)

この画面は、その中から「Evernote」のタグでノートを抽出した結果ですね。Evernoteについて色々考えてる様子がここからも分かります(笑)

このようにして、保存されているノートを、定期的に読み返し、新たなキーワードを追加し、内容を膨らませ、新たなタグで連結していくことで発想を膨らませていくのです。

時間があれば、この抽出したキーワードを元に、マインドマップを書いてみるのも面白いかもしれません。


■無数のタグから狙ったタグを素早く探す方法
しかし、このタグを振るという作業はなかなか大変です。

最初にタグの数はどれだけあっても良いと書きましたが、数が多いと目的のタグを探して貼り付けるのも苦労します。

実際、ある一時期は、タグの付け方が滅茶苦茶になり、混乱をきたした事で、タグを付けるという行為を一切しなくなりました。

そんな状況から試行錯誤を重ねた結果たどり着いたのが、以下の方法です。

①ノートブックとタグの頭を同じ番号にする
まず基本として行なうのは、スタックしているノートブックと、タグの名称を合わせることです。

これでノートをノートブックに保存する際、そこにどの様な名称のタグが付けられるか、大枠で判断ができます。

Image(81)
00~06のノート

ScreenClip(86)
01~06までのタグ

②詳細なタグの名称の付け方
親タグにスタックされた小タグの名称ですが、サンプルとしてこの画像を御覧ください。

Image(82)

ここでは、親タグの「06」を先頭にして、067067806789と番号を振っています。

各番号に割り当てられるタグの数は10個までです。
それでは、どうしてこの様な番号のふり方をしているか実例を見てみましょう。

③テンキーの入力内容によるタグの見え方

ここでは、ノートのタグ選択画面で「067」と入力しています。

すると、067に続く10個のタグが表示されます。
もし、ここに目的のタグがあれば、カーソルで選択しエンターキーで確定させます。

Image(83)

「067」に目的のタグがない場合は続けて「8」を入力します。
すると「0678」に続く10個のタグが表示されます。

Image(84)

そこになければ、続けて「9」を入力し「06789」に続くタグを表示させます。

Image(85)

ちょっと分かりにくいですが、このようなタグの付け方を行なうことで、テンキーを数回叩くだけで目的のタグを探すことが出来ます。

時間にして一個のタグをつけるのに1秒以内。

これであれば、タグを付けるのが面倒ということも無いですよね。
タグの運用、名前の付け方に悩んでいるかたは、一度お試しください。

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これだけは記憶に残したい。Evernoteを使って幸せになる方法

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私がライフログという言葉を意識し始めたのは@ttachiさんのブログ記事

たった一度の記憶をずっと劣化させない方法@goryugoさんの書籍を読んでからですね。

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たった一度の人生を記録しなさい~自分を整理・再発見するライフログ入門Image

私も、お二方の方法を参考にしながら、ライフログ収集の一環として、身の回りの様々なことをEvernoteに保存しようとしています。
確かに過去のノートを読み返し、そこに書かれているメモや写真、Twitterのログを読み返えすと、その時の記憶がありありと甦ります。
Evernoteに保存したちょっとした記録が、その時の記憶を呼び起こすトリガーとなるのですね。 本当は、その時に感じていた気持ちや思考など、言語化が困難な感情それ自体を記憶に固定出来ればいいのですが、それは無理なので、目に見える物を形で残すという一手間がどうしても必要となります。
そんな事を思いつつ、注意したいと思ったことがあります。それは、ライフログとして保存している雑多なメモや写真を残す目的は、その時の記憶を呼び起こすことであり、何処に行った、何を食べたという、その行為自体を記録する事ではないということです。
■では何を残すのか?
では、過去の記憶を呼び戻すトリガーとして何を記録すべきかについて、改めて考えてみました。

自問したのは、ライフログから過去の記憶を呼び戻すとき、自分はどんな記憶を思い出したいのだろうか?という事です。
それも近い将来ではなく、自分が死を迎える間際にです。

事故に遭い死に直面すると、これまでの人生を走馬灯のように思い出す。よく聞く話ですね。
その時、人の脳がどんな活動をしているか分かりませんが、そこで流れ込む記憶の集合が幸せな物であれば、幸せな人生だったと言えるでしょう。
本当に大切な事だけ思い出すにはどうすれば良いか。もしかしたらEvernoteを使えば出来るのではないか?そんな事を考え、ノートブックとタグの使い方を工夫してみました。
別に特別な事をするのではなく、日々の生活の中で、嬉しかったこと、楽しかったこと、あとで思い出して心がホッコリするような出来事にタグを付けるのです。ライフログとして記録する資料に感情のタグを付けるのですね。

私は、そのライフログ用のタグとして、このようなものを準備しました。

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このタグを使い、その時に感じた感情、幸せの度合いを星の数で表現するのです。
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似たような感情のタグを使っている方は沢山居らっしゃると思いますが、人生の最後で振り返りたいのはどんな記憶、感情なのか。
そう意識することで、Evernoteに保存される記憶は雑音の少ない、純度の高いものになるでしょう。

もし、人生最後の一日が今日であるなら、星が沢山ついたノートを読み返しながら眠りにつきたいですね。

また、そんなライフログが取れるよう、日々の生活を大切にしたいとも思うのです。

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