メモと録音した音声を融合させたNotabilityというアプリが便利

頭のなかで考えていることを丸ごと保存したい

ふと思いついたアイデアは、その場でさっとメモを残さないと、次の瞬間には忘れ去られてしまいます。

でも、ほんの一言のメモを残しておけば、それをトリガーとして、その時に考えていたことを記憶の底からすくい上げることが出来ます。

そういえば、こんな記事も書いてましたね。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

確かに、このような方法で自分の記憶を呼び起こし、それを頼りに、後で文章を組み立てることは出来なくはありません。

でも、その時に考えていたことを丸ごとすくい上げられるかというと、それはムリで、時間が経てば経つほどその情報は劣化し、すくい上げた言葉もちぎれちぎれなものとなります。

頭の中でひとり巡らされる様々な思考、ふと閃いたセンテンスや文章を、考えるだけでテキスト化出来るとしたらどんなに素晴らしいか。

そんな妄想をしながら、それに1番近いのは、ICレコーダーのようなツールに考えていることを言葉で吹き込むことだと思いました。

どんなに、タイビングが早くでも、頭の中で次々に産まれていく思考をそのまま書き留められるほど早くは出来ません。
その点、録音であれば、考えていることをそのまま言葉にだし、それを音声データとして丸ごと保存しておけます。

しかし、この方法には問題点があります。
当たり前のことですが、保存した音声データは目に見えないため、対象のファイルを開いても、その中身をさっと確認することができません。

1分の録音データを確認するには、最低でも1分前後の時間が必要です。記録したデータの中身を確認するのに時間がかかると、そのデータを活用する際の効率が悪くなる。

これは録音時間が長くなればなるほど、また録音データが多くなればなるほど表面化する問題です。

テキストで残し音声で補足する

思考を出来るだけそのままの形で、なおかつ使いやすい形式で残すことが出来ないか?そんなことを考えていたところ、その翌日に良さそうなアプリを見つけました。

NotabilityというiPhoneアプリです。

notability00

作成するノートにテキストメモ、手書きメモ、写真を混在させられるアプリは他にもありますが、このアプリの特筆すべき点は、メモを作成しながらバックグラウンドで録音出来ることです。(この録音機能にはさらにサプライズがあります)

では実際にどの様な使い方になるのか、具体的に紹介したいと思います。

Notabilityの使い方

新しいメモを作成するのは、右上のアイコンから。

notability01

メモに音声を入れるには画面上部のマイクマークをタップしまnotability02

メモの種類は「テキスト」「手書き」「蛍光ペン」が選択できま。notability03

下の画像は手描きで文字を書き込んだところです。
この過程においても、録音はバックグラウンドで行われています。

notability04

文字入力をテキスト形式に変えると、それまで手書き文字で書かれたメモにもかかわらず、任意の場所からテキスト形式のメモを入れることが出来ます。

手書きメモ、テキストメモは任意のタイミング、任意の場所で交換可能で自由なレイアウトのメモが作れます。

notability05

notability06

作成したメモの確認

Notabilityの素晴らしいところは、バックグラウンドで録音した音声を、書き込んだメモの場所をアンカーとして再生出来ることです。

録音した音声を再生するには、マイクのアイコン下の録音時間が表示されている所をタップします。

notability07

タップをすると、録音した音声が頭から再生されますが、書き込んだメモの適当な箇所をタップすると、再生中の音声が、そのメモを書いた時間にジャンプします。

notability08

また、音声が再生されている間、自分が書き込んだメモが、音声の再生に合わせて、薄い字から濃い字に変わっていきます。

notability09

PDFの資料に書き込みながら録音する

例えば会議の議事録作成用にメモを取るとき、ICレコーダーのような音声情報のみだと、会議の全容を俯瞰するのが困難です。

また、自分が聴きたい箇所を再生するにも、ICレコーダーだと、「確かこのへん」と辺りをつけ、再生•早送りをしながら、それが録音されている場所(時間)を探さねばなりません。

その点、Notabilityでメモを取りながら録音しておけば、そのメモ自体が録音された時間を指定するアンカーになるので、ほぼ一発でその場所を特定出来ます。

複数の発言者が議論を重ねながら進行する委員会の議事録をとる際には、発言者が変わるたびに名前と発言の概要をメモしておけば、テープ起こしをするのも捗るでしょう。

また、会議で使う資料を事前に入手している時は、その資料をPDF化してアプリへ読み込んでおき、会議の音声を録音しならが、PDFの資料に直接メモを書き込むことも可能です。
もちろん、書き込んだメモの任意の箇所をタップすれば、その時間に録音された音声を再生出来ます。

なお、下の画像の書き込みはNotabilityのiPad版を使って作成したものです。流石にPDFの資料を読み込んで注釈を付けるにはiPhoneの画面ではムリですからね。

notability10
会議資料に詳細な書き込みをするには、ジョットスクリプトの様なペン先の細いスタイラスでないと難しいかもしれませんが。。。

Adonit Jot Script EvernoteEditionのファーストインプレッション

思考をそのまま保存する

この記事の最初に書いた、思考を出来るだけそのままの形で残すにはどうすればよいか?

何かのアイデアがふと閃いた時や、まとまった考えが生まれた時には、このアプリを立ち上げ、頭のなかで溢れそうになっている言葉を書き連ねていきながら、平行してその考えていることを口に出し、ボイスメモとして保存する。

その部分の録音が終わったら、そのセンテンスをテキスト化するのは一先ず中止して、次のセンテンスを入力しながら録音を続ける。

そうすることで、あとで振り返った時、そのテキストをトリガーとして残りのセンテンスを文章化しつつ、なにを考えていたか記憶が欠落している箇所は録音されたボイスメモを聞きながらその時の記憶をすくいあげる。

現時点ではまだまだ思考実験の域を出ませんが、このような作業を習慣として身に付けられれば、アウトプットの幅を大きく広げることが出来るような気がします。

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子供に本棚をまるごとプレゼント出来る。電子書籍の最大のメリットはこれかも。

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photo credit: Maarten Takens  via photopin cc

前回の記事では、電子書籍のコメント(ハイライト)共有機能が、読書体験の仕組みを大きく変える可能性、そしてそれがAmazonの販売戦略にも繋がっている事について考えてみました。

楽天のKoboには感じられないKindleの可能性 – このまま一生β版

今日は電子書籍の可能性について、別の視点、本が電子化されることによって実現する、最も直接的なメリットについて書いてみたいと思います。

○○

電子書籍のメリットは物理的な場所を占有しないこと。

カバンに重い本を何冊も入れて運べないけど、Kindleなら400gにも満たない端末に何冊も入れて持ち歩ける。

確かにそうなのですが、この書籍の電子が場所を取らない事はもっともっと大きな可能性を秘めています。

■本棚の物理的な制限

容量に制限があるのはカバンだけでなく自宅の本棚も同じです。

私は毎年、年末に棚卸しを行い、要る本、要らない本の仕分けを行っています。

そして、何時か改めて読みたいと思った本は本棚に戻し、もう読む必要はないと判断したものはダンボールに詰められTSUTAYA行きとなります。

中には処分するには後ろ髪を引かれる本もあるのですが、新しく購入した本の場所が確保出来ない状態では、やむを得ません。

これまで、何度この作業を行い、何冊の本が手元を離れていったでしょうか。

中には、今読み返す事で新たな気付きが得られる物もあったかもしれません。
そう考えると、置く場所が無いだけの理由で宝物を捨ててしまったような残念な気持ちになってしまいます。

■クラウドに本棚を作る

その点、電子書籍は購入した本を廃棄する必要がありません。Kindleのようなデータをクラウドに置いておき、必要に応じて端末にダウンロードするようなシステムであれば、手元に置いておける本の容量は無制限です。

これから購入する電子書籍はそのデータベースにコツコツと蓄積され、その数は自分が生きている間、ずっと増え続けるでしょう。

■父の本棚の記憶

本棚は、その人が何に興味をもち、どんな思想を持っていたかを如実に表します。

私が子供の頃、父が遺した本棚を物色し、色鮮やかな図鑑や画集を眺めながら、亡き父の面影を想像していました。

母から聞いた話では、父はかなりの読書家で常に何かの本を手にしていたそうです。

その父の本棚も、数回に渡る引越しの中で少しづつ処分され、今はどんな本が並べられていたのかさえ思い出す事が出来ません。

■本棚を丸ごとプレゼントする

現在、子供は幼稚園にも通ってもない歳ですが、中学生位になったら父が読んだ本がギッシリ詰まったKindle(その頃にはもっと良い日本発のデバイスが出ていますように。。)を渡そうと思います。

進路や人間関係で悩んでいるようであれば、自分が参考になった本を何冊か勧めてあげても良いですね。

もしかしたら、私が引いたハイライトやメモが問題解決のヒントになるかもしれません。

まだまだ夢ような話ですが、本が電子化される事で、次の世代に親の知識と想いを遺す事ができる。

それが電子書籍のもつ可能性の一つだと思うのです。

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Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結)

前回、前々回と、時間を仮想通貨とするアイデアとそれを支える運用システムについて考えてみました。

Time is MoneyからTime as Moneyへ – このまま一生β版

 

 

 


Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2 – このまま一生β版

三回に渡って連載した記事の最後として、このシステムがどんな場面で利用できるか具体的な例を挙げて考えてみます。

 

■仕事のマッチング
これは最初の記事で書きましたが、緊急度の高い時間と、他の人の余剰時間を交換する事で、新しい仕事のマッチングを生み出すというものです。

 

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■作業量の平準化
仕事が忙しい期間とそうでない時期。その波は人によってズレがあります。
その日、忙しい人が比較的時間の余っている人に仕事を手伝ってもらい、別の日には逆に手伝ってあげる。

システムを活用する事で、仕事のピークカットを行い作業量を平準化できれば、仕事に追われることも少なくなるでしょう。

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■ちょっとした手助けのプラットホームとして
例えば、隣の仲の良い奥さんが急用で外出する事になり、数時間だけ子供を預かって欲しいと頼まれたとします。

こんな時には、預かった時間だけポイントを交換し、後々そのポイントで自分の子供を預かって貰えればイーブンですし後腐れがありません。

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このシステムをiPhoneアプリに載せ、Bump機能でポイントの受け渡しを出来ると実用的ですし面白そうですね。

 

■家庭内でポイントの運用
先ほどのケースのように、奥さんが誰かを手伝って稼いだポイントを使い、旦那さんが自分の仕事を委託出来れば、そのポイントを現金化出来ます。

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■チャリティとして
有意義な活動に対してお金を出すことだけがチャリティではありません。
自分の余剰時間を割き、活動の手助けをすれば立派なチャリティとなります。
実際にその場に行き手助けをすることは、チャリティというよりボランティアという言葉が適切かもしれません。

実際にその場所には行けなくとも、その団体の活動を支える裏方の仕事は、ネットを通し遠隔地でも出来るでしょう。
また自分が稼いだポイントをお金の代わりに寄付し、それが有意義な活動の原資として使われるなら、そのポイントはお金と同じ価値を持ちます。

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■途上国への支援として
私がアフリカのウガンダに行った際、現地の大学を卒業している優秀な秘書を月200ドル程度で雇えました。
農村部に行くと、一日の最低賃金が3〜4ドルというのも珍しくありません。

 

このシステムの根幹となる思想は、人によって価値の事なる時間を交換する事によるサービスの提供と享受です。
実際の経済でもそうであるように、物に対する価値に差がある人、場所をつなげることで生まれる価値の差分が利益となりビジネスが産まれます。

 

ハードルは高いですが、先進国の人がシステムを通じて途上国の人に仕事をお願いし、対価として得たポイントを現地の通貨に換金出来れば、それは貴重な収入源となります。
私が滞在したウガンダでは、携帯電話を1人一台持つのは珍しくなく、インターネットの普及も驚くような早さで進んでいます。

例えば10年後。ネットの普及と合わせ個人がパソコンを自由に使えるような環境が出来れば、こんな妄想も実現可能となるのではないでしょうか。

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■まとめ
タイムダラー型地域通過の基本理念は

•双方向の助け合い
•この世の中に「役に立たない人」はいない
•善意の行動が通貨になる
•コミュニティの再構築

というものです。
この理念は素晴らしいのですが、地域通貨の最大のデメリットである「運用の範囲が地域に縛られる」事で、利用者数というスケールメリットを出せずにいるのが現状のように感じます。

 
SNSの普及により、人と人とが簡単に出会い繋がれるようになりました。それも、日本国内だけでなく言語という壁を超えさえすれば、世界中の人と繋がることが出来るのです。
(帰国後、そのウガンダの秘書から日本人と付き合いたいので、誰か紹介してほしいとFacebookのメッセージが届いた時にはどう返答しようか困りました、、)

ようやく、地域通貨がその壁を乗り越えられる時代がきました。
プラットホームとなるシステムをさえ準備出来れば直ぐに運用出来る部分もあります。
これからは、このアイデアを形にする方法、手段について新たな模索をしたいと思います。

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Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2

仕事の報酬としてお金ではなく、時間をやり取りすれば、労働力の流動化が進み、仕事のきっかけが見つかったり、作業量の平準化が出来るのではないか。
前回の記事では、そんな妄想について書いてみました。

Time is MoneyからTime as Moneyへ – このまま一生β版

今回はその妄想をさらに膨らませてみたいと思います。

■運営者の目的
前回の記事では、ユーザー間のポイントの動き、時間取引の基本システムについて考えました。今回は、システム運営者とユーザー間の取引、ポイントの動きについて考えてみましょう。

 

これより、この時間の取引を行なうための仕組みを「システム」と呼びます。

運営者は、このシステムを公開する事で新しい仕事の流れを作ること。そして、それを通して社会構造を改革するというのが第一の目的です。
それと併せ、ユーザーにシステムを利用してもらうことで収益を得るビジネスモデルを作ることも重要な目的の一つです。

 
ここからは、運営者が「システムを提供することで、どのようにして利益を得るか?」そのビジネスモデルについて具体的に考えてみたいと思います。

 

 
■ポイント(時間)の販売
利益を得る方法として、最初に考えられるのは、ポイントの販売です。
ユーザーが仕事の報酬として譲渡するポイントをシステム側で販売し、そこから利益を得ます。これが最も直接的な収益方法でしょう。

ここで問題になるのが、ポイントの販売単価をどの程度に設定するかです。
ポイントの販売単価を、例えば1ポイント(1時間)1000円位に設定すると、そのポイントの価値は実際のアルバイトの時間単価と同程度になってしまいます。
これでは気軽に使えません。

10時間の仕事に対して、気軽に払える金額を2000円程度とするなら、1ポイントの値段は200円程度になります。

この程度の値段なら、ポイントを気軽に購入して、システムを使ってみようと思えるはずです。

▼システムからポイントを購入するイメージ図
Image(8)
▲1ポイントにつき一時間分の仕事を依頼できる。

 

■時間のインフレを防ぐ
ポイントの販売価格を低く設定すると、ユーザーは気軽にポイントを購入することが出来ます。
しかし、ポイントを販売しすぎる事でシステムの中にポイント(時間)が溢れるという問題が生じます。

そうなると、ポイントを稼ぐために誰かの仕事を手伝う行動へのモチベーションが無くなってしまします。

 
現実の世界でも、貨幣の流通量が増えすぎるインフレは問題となりますが、時間を仮装通貨として使用するシステムの中でも同じ配慮が必要です。

対策としては、システム全体で流通するポイントの総量に制限を設けること。

例えば
ポイント総量=User数×10時間

の様な制限を設け、それ以上はポイントを販売しない。このような運用上のルールが必要になるでしょう。
Image(9)

 

■税金を取る
システムの利用者の取引一回につき、ポイントの5%(とりあえず、現時点での消費税と同じ税率ににしておきます)をシステム側で徴収します。

このルールを設けることで、ユーザー間に流通するポイントの総量を徐々に減らし、その徴収したポイントを再販売する事で運営者の収益とします。

 
システム内のインフレを抑えつつポイントの販売を行うには、ユーザー間に流通するポイントを税金として吸い上げる仕組みが必要となるでしょう。

 
次に必要となるのは、User間の取引を促進させる仕組みです。
Image(10)

 

■ポイントに賞味期限を設ける
ポイントの販売価格を低く設定し、気軽に取引き出来る様にする事は先に説明しましたが、それを更に加速させるのがポイントに賞味期限を設ける仕組みです。

ポイントの購入後、また人から受け取ったポイントが三ヶ月間使われなかったら「消滅」するうような賞味期限があればどうでしょう。

もしこのようなルールを設ければ、ユーザーは溜まったポイントが無くなる前に積極的に使うよう動機づけられるでしょう。

 
その消滅したポイントは運営者側がストックし、システム全体のポイント総量が変わらないようにします。

預金口座のお金に賞味期限があり、使わないと無くなってしまうのは困りますが、比較的安価で購入したポイントであること。また人から受け取ったポイントも、自分の余剰時間を使って得たものであれば、ダメージは比較的軽いと考えられます。

 

■ポイントの買取
ポイントが消滅するくらいなら、他の人に売ってしまえ。そう考えるのは当然です。
システムでは、賞味期限間際のポイントを買い上げる仕組みを取り入れます。

販売価格が1ポイント200円とするなら、買取価格は仮に180円とします。
この差額が運営側の利益となります。

■いろいろ分かったこと
この記事を書きながら色々なことを学びました。

ここで提案した諸々の仕組みは「地域通貨」の仕組みとして既に色々な場所で運用されています。

たとえば、ある奉仕活動(時間の提供)に対して地域通貨を報酬として受け取り、それを地域内での決済に利用するのは「タイム・ダラー方式」と呼ばれるもので、1980年初頭にエドガー・カーン博士によって提案されています。日本では愛媛件関前町の「だんだん」が有名です。

タイムダラーってなぁに?(Q&A)-タイムダラー

また、地域通貨に賞味期限を設け、仮想通貨の流通を活性化させる仕組みも「おむすび通貨」として既に使われています。

 

運営者側がポイントを買い上げる仕組みについても記述しましたが、これは日本の法律(資金決済法)により規制されているようです。

この法律によると一度ポイントを購入したユーザーは、そのポイントの換金が出来ず、そのポイントはお金以外の「物」の購入にしか利用できません。

ですので、このようなシステムを立ち上げようとするなら、海外を拠点にしなければなりません。

 

■まとめ
今回の記事を書く過程で、これまで注目していなかった「地域通貨」について調べることが出来ました。

記事をまとめるにあたり「貨幣の価値」とそれを支える「信頼」について考えてみたいと思います。

 

円、ユーロ、ドルなど、国の中央銀行が発行する「法定通貨」に価値があるのは、その通貨に価値があると、国民が信じているからです。その信頼感はその国自体に対する信頼感にほかなりません。

アフリカのジンバブエで天文学的なインフレが生じ、紙幣が紙くず同然になってしまったのは、その紙幣、またその紙幣を発行している国の信用が失墜したためです。

 

「地域通貨」が価値を持ち、その地域で使えるのは、市町村や商店街という比較的狭いコミュニティーで培われていた、住民どうしの信頼関係が、その基盤としてあるからでしょう。

誰かに仕事をお願いする時、そこに必要なのも「信頼」です。大切な仕事を何処の誰だか分からない人には頼めません。

 

会社組織に属していれば、会社の看板が個人の代わりに信頼を支えてくれました。

担当者に問題があれば、そのツケは会社として対応してくれるでしょうし、上場しているような会社であれば、変な対応をされることは無いだろうという安心感もあります。

 

もし、ここで提案したシステムを構築し、利用者が自分のちょっとした時間で、誰かの仕事を手伝い、きちんとした成果を挙げる。

そんな仕組みが出来れば、これまでは「会社」「地域」という限られた環境でしか保証して貰えなかった個人の信頼感を広い世界に向けてアピール出来ます。

 

そんな環境が構築できれば、誰かが必要としているスキルさえ持っていれば、会社という緩やかな檻に囚われる必要のない、本当のノマドワーカーになれるのではと妄想するのです。

 

この記事の続きはこちら

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結) – このまま一生β版

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Time is MoneyからTime as Moneyへ

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photo credit: Tax Credits via photo pincc

お金の貸し借りって色々問題あるけど、時間の貸し借りって気軽に出来るんじゃない?
ふと感じたこんな妄想を膨らませてみました。

■妄想のきっかけ
充分なスキルをもち、継続的に仕事が入ってくる事が約束されていれば、会社を辞めフリーランスになるのも、人生の選択肢の一つでしょう。

現実は厳しいとは思いますが、タイムカードに拘束されず、自分の好きな時間に働き、仕事の量さえコントロール出来るのは魅力です。

特にノマドという言葉が、自由な生き方を象徴するかのように、メディアに取り上げられているのを見ると、その想いはいっそう強くなります。

 

■会社務めの辛さとフリーランスの現実
土日も含め、子供が起きている時間に家に居る事が出来なかった上司が、久しぶりに週末を自宅で過ごすと、月曜日の朝に「オジサンまた来てね!」と言われたとか。

真偽のほどは定かではありません。また、ここまで忙しいのは稀でしょうが、「週5日以上を確実に拘束される会社という檻から抜け出せないか?」と考える瞬間は、誰にでもあるでしょう。

では思いきって「フリーランスになる事が出来ないのか?」と考えると色々不安生じ、その一歩を踏みだす勇気が削がれます。理由として一番大きいのは、仕事の量と収入が不安定なこと。

会社勤めをしていれば、最低限の収入が保障されますが、フリーランスになると、場合によっては収入がゼロになってしまいます。 家賃や光熱費・食費などは、固定費として確実に出費されますので、ある程度の蓄えが無いと、スタートさえ出来ません。

それとは逆に、仕事が途切れるのを恐れ、依頼された仕事を全て引き受けてしまうようでは本末転倒です。

そんな不安や現実的な問題を、人と人を結びつける仕組みを作ることで解消出来ないかと考えたのが発想の発端です。

 

■現在の仕事とお金の流れ
仕事を出す「発注者」から仕事を委託される「受注者」は、その成果と引き換えに、報酬としての「お金」を受け取る。これが、一般的な「仕事」と「お金」の流れです。

▼一般的な仕事の流れImage(1)

これまでに一緒に仕事をしたことのある人であれば、依頼された作業に対し、きちんと成果を上げるという「信頼関係」があるので、発注者も安心して仕事を出せる環境があります。

しかし、実際は、仕事は固定した一部の人に出され、仕事をしたくても出来ない「時間の余っている人」が沢山いるのです。

▼仕事は一部の人に集中している
Image(2)

そうは言っても、これまでに付き合いのない人に仕事を依頼するのはリスキーで、心理的な抵抗もあるため、仕事は一部の人に集中しまうのです。

 

■お金の代わりに時間を交換するシステム
このように、仕事の流れが固定化されている原因の一つは、成果に対して支払われる報酬「お金」の価値が大きく、誰にとっても均一であるためです。   
       
均一というのは、誰が使っても1000円のお金では、1000円相当の品物しか買えないという意味です。
 
このシステムでは、報酬の代わりに時間を支払います。

▼お金の代わりに時間を渡すImage(3)

 

沢山の仕事を抱え猫の手も借りたいAさんは、たまたま時間の空いているBさんに、仕事の一部、ここでは10時間相当の作業を手伝って貰います。

そして、Aさんは、仕事を手伝ってもらった報酬として、10ポイント(1時間=1ポイント)をBさんに渡します。

ここで重要なのは、受け渡される時間(ポイント)の価値が、AさんとBさんでは大きく異なること。

その日、Bさんが持て余していた時間は、Aさんの仕事時間、ギリギリまで削った睡眠時間を確保するための貴重な時間に生まれ変わったのです。

経済が回るのは、お金の流通が基盤となってますが、このシステムは人によって、日によって密度の異なる時間を取引する、原始的な物々交換に近いのかもしれません。

 

■ポイント(時間)の現金化
この様にして、余剰時間を使って仕事のお手伝いを続けていると、Bさんには仕事のコネと、仮想的なお金(ポイント)がたまります。

このお手伝いを通して信頼関係が生まれ、次回の仕事に繋がれば、それだけでも意味があると思いますが、折角ですので溜まったポイントも現金化したくなります。

その場合は、10ポイントを持っているBさんが、受注した通常の仕事の一部(10時間分)を、時間の余っているCさんにお願いすることで、擬似的に現金化出来るのです。

▼溜まったポイントを現金化する流れImage(4)

 

 

■既存のシステム
ちなみに、時間の貸し借りを通じ、お互いに助け合う仕組みは、既に存在します。

“時間の銀行”で労働を貸し借りするのがイタリアキャリアウーマンの新常識:日経ウーマンオンライン【世界の働き女子の流行ウォッチ】

ボランティア労力ネットワーク

日本の事例を見て感じるのは、目指す志は素晴らしいのですが、それを前面に押し出しすぎると、実際に使う人が限られてしまうこと。

時間の貸し借りをベースとしたシステムを作るなら、運営者は仕組みだけを作り、どのような目的で誰が利用するかはその利用者に任せるべきです。

最近では、実名登録を基本とするFacebookの利用が浸透し、ソーシャルランチCoffeeMeetingのようなマッチングサービスが産まれ始めています。

今後、ネットのソーシャル化が更に進めば、このような仕事のマッチングサービスも産まれるかもしれません。

 

■まとめ
冒頭で述べたように、会社という枠組みに囚われず、自分の裁量で働く「ノマドワーカー」という生き方を選択する人が増えています。

この仕組みが実現すれば、そのような人達を支え、スキルさえあれば仕事を見つけられるチャンスが作れると思うのです。

もっと自由な生き方(働き方)をしたい、またスキルはあるのに働く機会がない。
そんな閉塞感のある日本の労働環境に風穴を空けるには、既存の仕組みを根底から変える必要があります。

Time is Money から Time as Money

荒唐無稽ですが、面白いと思いませんか?

 

この記事の続きはこちら

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2 – このまま一生β版

 

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結) – このまま一生β版

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ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

Evernoteの中で、これだけは失いたくないノートブックはありますか?

Webクリップや仕事で使用中のノートブックが無くなったら確かに痛いのですが、まぁ、なんとか諦めがつきます。

しかし、【06_思考】というノートブックにスタックされた一連のノートブックが消えてしまったら、相当な喪失感を感じるでしょう。

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ここには、日々の生活の中、取り留めもなく浮かんでは消える思考の流れ、ふとした瞬間に頭に浮かんだ、ほんの一言のフレーズが記録されています。

それだけであれば大した価値はないのですが、そのフレーズの一つ一つを、ゆっくり暖め育てると、卵からヒナが孵るように、色々なアイデアが産み出されるのです。
今回は、Evernoteを使い、頭に閃いた発想を大きく広げる方法について紹介したいと思います。

■インプット
仕事中や電車に乗っている時、また自宅でくつろいでいる時。頭の中にふっと浮かんだ言葉をそのまま流さず繋ぎとめるには、常に手元にメモを準備しておく必要があります。

一番素早く書き留められるのは、ロディアのような紙のメモだと思うのですが、私は、出来るだけデジタルで完結させたいので、iPhoneのアプリ、FastEverを使っています。

FastEverについては、もう説明の必要がないくらい定番のアプリですね。Evernoteに素早くメモを送るにはこのアプリが最も優れているでしょう。

Evernoteに送信する際は、ノートブックの選択は行わず、規定のノートブック(inbox01)に保存されます。余計な手間はかけず、即送信。

ほんの僅かな心の揺らぎを繋ぎ留める操作に手間を感じるようでは習慣として続かないですからね。

■発想を膨らませる
Evernoteに保存された小さな言葉を温める道具として使っているのはiPhoneアプリのAwsomenoteです。

このアプリはEvernoteとの同期速度がとにかく遅い(平均して5分前後。。。)のが唯一の難点なのですが、複数のノートブックと同期が取れること、細かい部分の操作性が優れていること、アプリ全体のデザインが美しいことから、Evernote編集用のメインアプリとなってます。

Awsomenoteでは、先ほどお見せしたノートブックに対応したフォルダーを作成しています。
FastEverから送られたノートは、最初に「アイデア」という名称のフォルダーに入ります。

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このアイデアフォルダーを開き、発想を拡げるのは、会社から自宅に戻るまでの移動時間。電車やバスの中です。
そこでは、適当に開いたノートに書かれているフレーズを眺め、それを書き留めた時の記憶を呼び起こします。

不思議なもので、たった一言のメモであっても、それを書き留めた時の状況、その前後に考えていた思考がスルスルと思い出されるのです。
逆に、この一言がメモされていなければ、その時の思考は忘却の彼方に忘れ去られてしまい、二度と意識上に現れることは無かったでしょう。

そのフレーズを眺めながら、思いついた単語をどんどん入力していくと、その新しい単語から別の単語、イメージが浮かびます。いわゆる1人で行う連想ゲームです。
そのようにして、連想された単語、フレーズをどん入力していくと、最初に保存した一言から大きくかけ離れた発想に行きつく事もあります。

驚くのは「そのような発想、考えはこれまでに考えたことがない。今初めて自分の中に生じた」と感じるようなものさえ産まれることです。

こちらの記事でも書いたのですが、一つのアイデア、思考について発想を拡げると、これまで関連がなかったアイデア同士が結びつき、全く新しいアイデアが生まれます。

創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

この現象を意識的に起こす方法が、この1人ブレストの作業なのです。

123456

 

■アウトプット
一言のフレーズから膨らんだ言葉は、頭の中で繋がり一つのストーリーとなります。
その中で面白そうなもの、もう少し整理して人に伝えたいと感じるとものは「ネタ」という名前のノートブックに移されます。

あとは、そこからテーマを選び「執筆中」というノートブックの中で、下書きに移ります。その作業も、AwsomenoteとEvernoteのデスクトップクライアントを行ったり来たりしながら進め、ある程度まで書き上がったら「推敲中」のノートに移し、全体の構成を整えます。

ネタの内容、ボリュームにより、投稿先はこのブログになったり、日刊の方になります。
これまでの流れを整理すると、このようになります。

UntitledDocument

現時点ではアイデアを収集し、発想を拡げる所までは、スムーズな仕組みが出来上がっています。

後は、アイデアのインプットのスピードに負けないくらい、アウトプットのスピードを上げれば良いのですが、なかなかそれが難しい。

その訓練のためにも、サボリ気味の日刊を頑張ろうかと考え中です。

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QRコードが印刷されたレシートを撮影し家計簿アプリに自動入力する方法

※前置きとして言っておきますが、これは妄想です。

ライフログという言葉にするには、あまりにも当たり前なのでどうかと思いますが、家計簿を付けるのも日々の出費を記録するライフログの一つと言えるでしょう。
自分、また家庭の出費を記録し、それを振り返ることで無駄な出費を抑え、家計のバランスをとるのが目的です。

記録するためのツールとしては、昔は家計簿ノート、パソコンが一家に一台が当たり前になってからは、色々な有料・無料の家計簿アプリが出てきました。iPhoneなどモバイル用のアプリも沢山ありますね。

最近注目しているのは、OCNがサービスを提供しているOCN家計簿。ブラウザ上で使用するクラウド家計簿です。ここに銀行口座、各種クレジットカード、電子マネーのアカウントを登録しておくと、取引履歴が自動的にインポートされます。

ScreenClip(83)

たとえばJR東日本のSuicaを登録しておくと、改札での自動チャージさえ自動的に記録されます。iPhone用のアプリ、Zaimとデータ連携しているのもGoodです。
自動化、本当に素晴らしい!!

しかし、この家計簿をつける作業、結構重荷になっている人が多いと思います。
毎日、または数日に一回レシートを整理をすれば良いのですが、財布がパンパンになるまで貯めこんでしまうと、家計簿ソフトに入力するのが非常に億劫になってしまいます。たぶんそれが辛くて家計簿をつけるのが続かない人も沢山いるでしょう。

例えば、コンビニで買い物をした時のレシート
Image(73)
ここには、購入した品目が文字情報として記載されています。入力の際にはその内容を一つ一つ確認しながら、アプリに入力するわけですね。

面倒ですよね。本当に面倒です。

OCN家計簿ではオンライン取引の全てを自動で入力してくれるのに、日々の生活の中で出てくる雑多な買い物、その一番大変なところが人の手でしか入力できない。

レジのレシートを出力するまでは、POSシステムに連動した電子データを持っているのに、お客さんに渡されるときは、紙に印字された文字列になってしまいます。非常に残念でなりません。

このレシートの文字列をデータ化し、家計簿アプリに登録する方法として、QRコードの活用を考えました。

もしお手元の携帯電話、iPhoneにQRコード読取アプリが入っていたら、レシートの下に置かれたQRコードを撮影してみてください。

Image(74)

上手く読取が出来たら、画面にこのようなデータが表示されると思います。

__(10)

この記事では、

飲料品 ポカリスエット 168円
アイス ガリガリ君梨 62円
合計 230円

という文字列を自分でQRコードに変換しました.

ここからは本当に妄想ですが、QRコード作成プログラムをレジのシステムに入れてもらい、レシートに印字されたQRコードを、読み取り機能付きの家計簿アプリで撮影します。そして読みこんだ情報を家計簿アプリに自動的に入力するという流れでが出来れば便利だと思いませんか?

サービスを提供する側に、専用アプリの開発も含めどれ位の設備投資が必要か不明ですが、もし同じ距離に、QRコードレシートサービスを提供しているコンビニと、そうでないコンビニがあったとしたら、サービスを提供している方に行くと思います。

先ほどサンプルとして挙げた、セブンイレブンのレシートにも、広告用のQRコードが印刷されていますが、一体どれだけの人の目に留まり、また読取りまでして貰えるのでしょうか。

もし、レシートを使ったマーケティングを行なうなら、ユーザーが自ら求めた行動のルート上(ここでは家計簿をつけるためQRコードで撮影した画面)に広告を載せたほうがより効果的でしょう。

電子マネーがもっと一般的になり、お財布携帯が当たり前になれば、こんな手間さえ必要なくなるかもしれません。

それは一年後でしょうか、それとも二年後でしょうか。

確実に来る未来を先取りし、ユーザー、お客さんを獲得するのはどこの企業か見守りたいと思います。

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EvernoteとQRコードで押入れのダンボールを見える化する

購入する度に増えていく家電製品の操作説明書。普段ほとんど目にすることはありませんが、機械に何かトラブルが起きると押入れの奥から引っ張り出すことになります。

このような操作説明書が入った箱に限らず、どこの家庭にも押入れの奥に入れられたまま放置されているダンボールがあるはずです。その中に何が入っているか把握していますか?
引越しの際、荷造りしたものをそのまま入れてたりすると、中に何が入っているか分からないブラックボックスになってしまいます。

今回は、そんなブラックボックスになりがちなダンボールの中身をEvernoteで管理し、QRコードを使って「見える化」する方法について紹介したいと思います。
まずは、自宅の天袋を覗いてみましょう。

最初に目についたのはプラスチック製のケースです。これは、最初に書いた電化製品の操作説明書がまとめて入ってます。

Image(66)

半透明で中身が見えるので、需要としては低いのですが、手順説明のサンプルとして適切なので、この箱と中身を使って説明を進めたいと思います。

■写真を撮る
先ずは、中に入っている説明書全てを写撮影します。撮影するのにはiPhoneアプリのPosteverを使いました。理由としては、Posteverエンジンを使うことで、同一タイトルを付けたノートを自動でマージしてくれるからです。

今回は、写真のタイトルを全て「天袋:家電操作説明」にしました。
Image(67)

撮影が終わったらEvernoteを確認してみましょう。データを同期させると、先程撮影した写真が「天袋:家電操作説明」という一枚のノートになっているのが確認出来ます。
Image(68)

これでダンボールの中身をEvernoteで整理するという目的の大半が達成されました。
もし、何かのマニュアルを探したいときには、「天袋」「家電」「操作説明」などのキーワードで検索を行えば、Evernoteに保存されたこのノートが見つかるでしょう。その中にお目当ての写真があれば天袋を開け、この箱を開ければいいのです。

■ダンボールの中身を外から見える化する
これまでの説明は、Evernoteの検索機能を使い、必要とするものがどのダンボールに入っているかを探す方法です。では、逆にダンボールの外から、箱を開けずに中に何が入っているかを調べる方法について説明したいと思います。

まずは、先ほど作成した「天袋:家電操作説明」というノートのリンクを取得します。
ノートを右クリックすると共有メニューが表示されますので「クリップボードにノートのURLをコピー」を選択しノートのリンクを取得します。以下の記事に詳しい手順を書いていますので、分かりにくけれは参照してください。

QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編

ノートの共有URLをクリップボードにコピーしたら、QRコード作成サイトへ移動してコードを作ってみましょう。

右クリックでコピーしたURLを一番上の欄に貼り付け、OKを押すだけです。
Image(69)

今回は、コードの中心部に文字を入れてみました。
Image(70)

作成したQRコードをプリントアウトします。コードの部分だけを切り抜き、両面テープでプラスチックケースに貼り付けます。
Image(64)

こんな感じで貼り付けました。
Image(65)

このコードをQRコード読取アプリで撮影します。
Image(71)

このように、QRコードを撮影する事で、Evernoteのノートにジャンプ出来ました。iPhoneの画面で、中に入っている操作説明書の一覧を確認出来ます。
Image(72)

以上の手順で、ケースの外側からQRコードを撮影することにより、中に何が入っているか確認出来るようになりました。なにか新しいマニュアルを保管する際には、同じ様にカメラで撮影し、このノートの後ろに添付すれば常に最新版に出来ます。

今回の記事で例として使ったプラスチックケースや、簡単に出して開けられるダンボールは、このような手間をかけてまでEvernoteに保存する必要は無いかもしれません。

しかし、トランクルームに預けている荷物など、その場に行かないと中身が確認出来ないものや、ガムテープで封がしてあり、一つ一つ開けるのが大変なものなどについて、中身を撮影しEvernoteノートをQRコード化しておけば、何時でも簡単に、そして手間をかけずに中身を確認できるようになりますね。

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Evernoteのリマインド機能と共有ノートブックの可能性

私がEvernoteの可能性として期待しているのが、ノートブックのソーシャル化です。これに関してはこれまでに幾つか関連する記事を書いています。

EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか?
Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

つい先日のアップデートで、このソーシャル化を意識した機能が追加されましたので、簡単に紹介したいと思います。

アップデートで追加されたのは、公式ブログでもアナウンスされていましたが、ノートブックの共有メンバーに対するリマインド機能です。
元記事:共有ノートブックに関するメールリマインダー機能追加

Image(60)

これまでも、共有メンバーへのメール送信機能はありましたが、いちいちメーラーを立ち上げてまで、、という気持ちが勝り一度も使うことはありませんでした。
今回のバージョンアップで追加されたリマインド機能は、その心理的障壁を少しだけ下げてくれるでしょう。

もうすこし開発が進み、Evernoteのソーシャル化がすすめば、Facebookのアクティビティー欄のような機能がクライアントの右サイドバーに追加されるかもしれません。

共有メンバーが追加・加筆する履歴を横目に眺めながら、気になったノートを開いて自分自身も編集する。

完全にソーシャル化したノートブックは、ほんの一行で始まったノートが様々な視点で読まれ、新しい言葉を積み重ねながらその体積を増していくでしょう。

自分の補助脳と人の補助脳が融合する過程で新しい発想が産み出されていく。そんな可能性について妄想してみるのはとても面白いですね。

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創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

■頭に浮かんだイメージ
仕事中や道を歩いている時、自宅でお風呂に入っている時や布団に入っている時、アイデアや断片的な思考がぱっと閃く事があると思います。

この写真は会社で仕事をしている際、ふと頭の中に浮かんだイメージを、忘れないよう目の前の紙に書きなぐったものです。

Image(43)

このイメージの大元はこちらの記事です。ギリギリまで「まとめに入らない」能力

仕事では常に成果が求められそれに対する評価がなされます。良い仕事をしたかどうかの評価は、アウトプットしたもの質と併せ、それを生み出すために要した時間が判断基準とされます。

当然ですね。完璧で美しいプレゼン資料の作成に1日かけた人と、言いたいこと的確に伝えることを主目的とし、細かなレイアウトや体裁を省き2時間で作成した人とでは後者の方が「仕事が出来る」と評価されるでしょう。

仕事の出来る人は、様々なフレームワークを駆使し、色々な視点から問題・課題を見つめ、それを解決するために最も効果的な一本の道筋を見つけるのが上手なのだと思います。

仕事が始まった瞬間に落とし所を定め、それに向かって一直線に進むやり方はけっして間違っていません。限られた時間の中、次々と襲いかかってくるタスクを処理し、アウトプットを出し続けていくには必須のプロセスです。

■何が創造的なアイデアを妨げるか

しかし、成果に対する評価に創造性という判断基準が入ると、このプロセスは途端に力を無くしてしまうように思えます。この方法で生み出される成果は、既存の成果の枠を超えることはなく、過去に生み出されたアイデアの焼き直しになってしまうからです。

仕事を進める上で浮かんでくる沢山の思考、解決すべき問題・課題が下の図の小さな○だとすると、最も大切な部分を的確に囲うことが、効率的な仕事のやり方です。

その仕事に対する経験が浅いと、囲いの範囲が小さくなり大切な事項を取りこぼしてしまいます。的はずれな人はその囲いの範囲が中心からズレているような人なのでしょう。

【的を絞って問題を解決する】
ScreenClip(62)

【視野が狭いと大切な部分を取り残す】
ScreenClip(63)

【フォーカスが的外れだと成果も的外れ】
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先程も述べましたが、効率的なアウトプットを主目的にすると、一つ一つの仕事を終わらせるスピードは早くなりますが、創造的な発想が失われてしまいます

その原因は、一度は思考の表面に浮かんだアイデアが、アウトプットの落とし所を最初に定めた事による囲によって除外される事で、スタートの時点で捨て去られてしまうからです。

【落とし所を最初から定めると枠外のアイデアが捨てられる】
ScreenClip(67)

■創造的なアイデアが産まれる時

それでは、どのような時に創造的なアイデアが産まれるのでしょうか。私の体験では、目の前にあるアイデアと、他のアイデアが繋がり、融合した時、これまでには無かったような斬新的なアイデアが産まれるように思います。

これは、与えられたツールを規定の方法で使っている時には、そのツールが目的とする当たり前の結果しか出ませんが、使い方を工夫し、別のツールと組み合わせることで、思ってもみないような結果を出せるのと同じです。

そのツールとツールを繋ぎ合わせるためのアイデアこそ、枠にとらわれずに発散した思考の粒。私の描いた落書きの○と○からはみ出た小さな○なのです。

この枠に囚われない思考が、複数のアイデア同士を繋ぐことで、より大きな円を描く時、始めて既存の枠組みを超えたイノベーティブなアイデアが産まれるのです。

ScreenClip(66)

思考をサポートする方法・ツールとして、ブレインストーミング、KJ法、マインドマップなど色々ありますが、それを実行する際には、自分自身の思考の中に見えない枠が出来ていないか確認する必要があります。

既存の枠に囚われたまま思考を広げるのは、ハガキほどの大きさの紙にマインドマップを書いているのと同じです。

自分自身がその枠に囚われていなだろうか。。
客観的に自分自身を見ることは難しいですが、常に自問自答したいと思うものです。

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ツールに踊らされないライフハック

仕事を進める上で、どうしても避けられないのが作業の分担です。大きな案件になると、作業量は到底一人でこなせる量では無くなります。また、設計の分野が道路、橋梁、河川等と専門外の分野に広がると、作業量だけではなく技術的なサポートも必要となります。

そのような場合は、各作業項目毎に担当部署、担当者を振り分け、定期的に進捗状況の確認や設計内容のすり合わせを行います。作業の振り分け先が、自分の部署、また社内の別の部署であれば、打ち合わせは簡単です。テーブルに図面を広げ、面と向かって行えますからね。でも、その相手が別の支社や社外の協力会社になると結構大変です。

今みたいにパソコン環境、ネットの環境が整っていなかった頃は、図面の一部をFAXで送り、それをお互い見ながら電話で話していました。最近では図面をPDFで送信し、パソコンの画面で見ながらか、またはプリントアウトされた図面を見ながら電話で話す。というのが普通です。

ここで問題になってくるのが、面と向かって話をしていないので、相手に説明をしたい図面の箇所が何処であるかの共通認識を持つところから始めなければならない所です。
資料が大量にある場合は、そのページ数から始まり、お互いがそのページに行きついたら、その図面の何処を見て欲しいかを「口頭で」説明する必要があります。

簡単な場合は問題ないのですが、細かい内容になってくると、自分が見て欲しい所を相手に伝えるだけで一苦労の場合もあります。ひどい場合には見ている図面自体が違ったりと。。。

そのような困ったケースを避けるために使っているのがCrossLoopというフリーソフトです。
このソフトは、自分のデスクトップ画面を相手のデスクトップに表示させる事が出来ます。その逆ももちろん可能です。

crossroop1126

予め、お互いのPCにインストールする必要がありますが、その準備さえ出来れば、簡単なバスワード入力だけで、お互いが同時に同じものを見るという、社内で行うようなFace to Faceの環境を作ることが出来るのです。

共有の方法は、お互いソフトを立ち上げ、画面を見せたい方「共有側」に表示されている12文字のアクセスコードを「閲覧側」の入力欄に入れてもらうだけです。

Image(41)

画面を見せてもらう方は、Skypeのメッセージなどを使い、送ってもらったアクセスコードを入力します。

Image(40)

各自が操作するマウスのカーソルを同時に表示させられるので、自分が見て欲しい所を指し示すことも可能ですし、場合によっては相手のPCをリモートコントロールすることも可能です。
こちらの記事にも書きましたが、このソフトを使うようになって、協力会社の方をわざわざ呼んで打合せをするような場面が一切なくなりました。

打合せに使用するツールとしては、スカイプも併用します。
お互いが常にオンライン状態なので、何か確認したいことがあればチャットで質問します。
少し難しい話になると「ちょっと通話しましょうか?」という話になり、それで足りなければクロスループで画面を共有しながら話をします。

一緒に作業をしている人が隣に座っていれば感じなくて良い苦労も、その人との距離が離れれば離れるほど大きくなります。その苦労は同じやりかた、同じ道具を使っている限りなくなる事はありません。

それが当たり前と思ってしまえばそれまです。もし日常的に感じている困っていること、不便なことがあれば、その気持ちをスルーさせず、一度それはなにか?と問いかけてみましょう。
もしかすると、いま抱えている不具合を解決できる良いアイデア、ツールが見つかるかもしれません。

しかし、このツール探しには、気を付けなければならない事があります。ネット上には便利なツールを紹介するブログ、便利なネタを紹介するTweetが沢山ありますが、人から紹介されたすぐに使えるツールはすぐに使えなくなります。

日毎から感じていた不具合を解決したいという気持ち。その空白を埋めることが出来るツールこそ今を変え、自分のマインドセットを変えるものになります。もしかすると、そのツールは最新のITツールではなく、手帳やメモなど使い古されたアナログツールかもしれません。
何を使うかではなく、何かを改善したい。その気持ちが最高のツールとなるのです。

ライフハックとは、違いをもたらす違いを自分の中から見出すプロセスだと思っています。ツールの使い方に躍らされるのではなく、自分が何を改善したいのかを常に自問したいと思います。

追記:
とは言っても好きなモノは好き。新しいものが出たらすぐに飛びつくのがライフハッカー的な生き方ですよね(笑)

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クラウドの時代にリニアモーターカーが運ぶべきものは何か

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子供の頃に読んだ科学雑誌。そこに載っていたリニアモーターカーの特集に心を踊らせていたのは、もう30年も前の事です。超伝導の磁力により浮上する車体が、時速500キロを超えるスピード疾走する姿は正に夢の乗り物でした。

まだかまだかと待ち続けるなか、中国や韓国では商用利用が始まり「あぁ日本では本当に夢の乗り物だったんだなぁ」と半分諦めていた所で、JR東海が具体的な整備計画を発表しました。それも、もう数年前のニュースです。※1

その後、長野を通る通らないでルート選定に揉めていたようですが、これも片付きました。東京~名古屋間で工事の着工が行われることが決まり、2027年度には営業運転開始が予定されています。

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実現すれば面白いとは思うのですが、新幹線で充分に行ける場所へ、たかが数十分の移動時間を縮めるためにリニアモーターカーを使うような場面が、これから先の時代にあるのか?と疑問を感じるのです。

たとえば帰省ラッシュのお盆や正月、またGWのような大型連休を除いた平日の新幹線の利用目的を調べると、約40%が仕事目的での利用です。

ScreenClip(51)
新幹線に関する調査。九州新幹線を「利用したい!」は83%

この仕事での新幹線利用は、ひとが荷物を運ぶというものではなく、会議などの打合せや交渉などが主な目的でしょう。

いわば、その移動する人自身が情報伝達の媒体となっているわけです。しかし、これからさらに発達する情報化社会、人が情報伝達の媒体となるために移動を強いられる場面はどんどん少なくなって行くと思うのです。

具体的な例を挙げて説明します。
コミュニケーションは、Face to Faceが基本。これは今後も変わらないでしょう。同じテーブルを囲むことにより伝わる情報伝達量は、電話やメールでのそれとは比べ物になりません。
しかし、ツールの活用次第ではそのハードルを限りなく低くすることが可能となります。

私が設計の仕事を外部委託している会社とのミーティング。Skypeを使った電話会議ですが、そこで使っているのはCrossLoopというサービスです。何かと言うと、お互いのデスクトップ画面を共有し、自分が見ている画面を相手に見せる事が出来るサービスです。お互いのマウスのカーソルを同時に動かすこともできますので、自分が相手に見て欲しい場所を指し示すことも可能です。

crossloop

電話だけだと、そこでつまずいてしまいます。「そうそう、二枚目の図面の左上に○○って表示されてますよね、その上にある数字が計算書と違うのですが。。」というやりとりをするのは不毛であり、お互い苦痛でしかありません。
このCrossLoopを使う事によって、これまでの電話会議で当たり前だったそのひと手間を省けるのです。

これは実際に使ってみないとその効果が実感出来ないのですが、自分と相手との心理的距離感をほぼゼロにしてくれます。相手の顔を直接見ることは出来ませんが、Face to Faceの感覚に近い環境を作れます。

実際、これを使うことで、協力会社の方に来社して貰うことが一切無くなりました。
この具体的な体験と成果のため、会議などの打合せに、わざわざ人が移動する事の必要性に疑問が湧いたのです。

もちろん、1対1ではない場合にはハードルが高くなると思います。しかし、これから10年の技術の進歩はそのハードルさえ超えて行くでしょう。もしかすると、技術的には既に確立されており、あとはそれを使うユーザーの意識の問題だけなのかもしれません。

もし、そのような時代。人が情報伝達の手段で移動する必要性が限りなく少なくなる時代が現実になったとしたら、リニアモーターのような高速鉄道の位置づけはどうなるのでしょう。
旅行としては、その大部分、7割以上がトンネルになるリニアモーターカーは、利用者にまた乗りたいと思うような感動を与えるのは難しいでしょう。

4兆円以上の投資をして、ほんの少しの移動時間を削る事にどれだけの意味があるのか。スペックの数字を上げることを優先させ、ユーザーの体験を無視してきた日本企業の悪い癖をここでも見ているようです。

Image
Life is beautiful: もし日本のメーカーが iPhone を発売していたら..

このような視点でリニアモーターの計画を再考すると、これから早く運ぶ必要があるのは人ではなく、物理的な荷物でしょう。

例えば、計画されているリニアモーターの路線を完全に物流専用に変更にするのはどうでしょう。
人を乗せる必要がなければ、設計上の安全率も低くでき、工事費の低減も可能です。通常の列車と比べ、走行音も小さいので、ある程度スピードを落とせば夜間の運行も可能でしょう。そうすれは余剰となっている夜間電力の有効活用にもなり、比較的安価な物流が可能となるかもしれません。

九州から北海道を結ぶ日本の動脈として24時間、時速500キロで運行するベルトコンベアのような物流の幹線。
朝、北海道で収穫された農作物がその日のうちに九州に届く。またその逆が可能となり、南北四千キロの距離がぐっと近くなる。もし数十年後にでも実現すれば、日本の産業構造と都市構造が大きく変わると思うのです。夢のような物語ですが実現したら面白いと思いませんか。

まずは、会社に行かずとも仕事が回る仕組みを作りたいと思います。

※1 日本でも愛知万博の際に建設された路線が、愛知高速交通東部丘陵線として商用利用(路線延長8.9km 最高速度100km)されています。

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NozbeのタスクをQRコードで呼び出す方法

これまではQRコードを使ってEvernoteノートと物とのデータ連携について考えてみました。今回は私が常用しているタスク管理アプリ、Nozbeとのデータ連携で何が出来るか考えてみたいと思います。

Nozbeに限らず、GTDを基本としたタスク管理アプリにはコンテキストという概念が取り入れられています。このコンテキストというのは、無数にあるタスクリストの中から、今出来る事、ここで出来る事を絞り込むためのフィルターと言えます。

単純なものでは「自宅」「会社」など、ざっくりとした場所や「5分で出来る事」「10分で出来る事」など時間によるもの、また「体調が悪い」「ヤル気が起きない」など、自分の気分や体調などによるものが挙げられます。そのフィルターで今この瞬間に実行出来るタスクを絞り込むのですね。

人が生活する中で処理すべきタスクリストは、時間や場所などの条件により数や形が変わるため、明確なリストを用意しておかないと、その度にやるべき事、必要な物を思い出さなければなりません。これを自分の記憶のみで行おうとするのは無理がありますし、抜けの原因にもなります。

ここでQRコードに戻ります。朝会社に出かける時、忘れ物はないかと持ち物チェックをします。とくに問題がなければ財布、定期、携帯電話、鍵など細々したものを集めてカバンやポケットに入れます。通常はそれで問題ないのですが、たまにバタバタしていたり、いつもと違うことが起きると、その忘れ物チェックがすっぽり抜けてしまい思いがけない忘れ物をしてしまいます。

今回その忘れ物防止として考えたのが、NozbeのTodoリストの中に持ち物チェックというリストを作り、そのリストをQRコードに変換する事で、玄関という特定の場所(コンテキスト)のタスクリストを簡単に呼び出す方法です。

実際に作ったリストはこのようなものです。ちなみにこのリストはNozbeの外部公開機能を使っています。
ScreenClip(49)

このURLを例のごとくQRコードに変換しシールにします。
Image(35)


そして玄関のドアに張り付けておきます。
Image(36)

このシールをコードリーダーで撮影すれば、タスク管理アプリを立ち上げることなく持ち物リストを確認出来るという流れです。
Image(37)


通常であれば

→タスク管理アプリを立ち上げ
→コンテキストリストを表示
→玄関 のリストを表示

という最低でも3タップが必要です。また、コンテキストの数が増えると、その特定のコンテキストを探すだけで手間取ってしまうでしょう。その手間を省くことで目的のリストにたどり着けることは、QRコードがトリガーとなり、人の外部記憶を直接刺激したようにも感じます。

ここまで書いていてなんですが、このシールを実際にコードリーダーで撮影することはないでしょう。実際に面倒ですし、そんなことをしなくても持ち物リストは簡単に思い出せるからです。大切なのは、玄関という特定の場所で確認すべきリストを思い出すためのトリガーが在れば良いのです。

今回は簡単なリストでしたが、色々な場所や物に関連するコンテキストを予め作っておき、そのコンテキストのQRコードを貼っておけば、いちいちタスク管理アプリを立ち上げなくても、さっと撮影して簡単に今出来ること、ここで出来ること、それで出来ることを呼び出せます。

Remember the Milkではジオタグを使い、予め指定した場所に到着するとタスクリストがポップアップするような機能があります。広域の場所指定にはこのようなジオタグを、そして室内や特定の物に関連付けられたタスクリストはQRコードを使ったタスクリストの呼び出し機能などがあると面白いかもしれませんね。

iPhoneのディスプレイをかざすことで、そこにある目に見えない情報を可視化させる電脳コイルのような世界が着実に近づいているような気がします。

追記:電脳コイル3話まで見ました。最近ずっと妄想していた拡張現実、物と情報の関連付けの世界はまさにこれですね。

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QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:妄想編

QRコードを使ったデータ連携は確かに便利で可能性を感じますが、もう少し使い勝手が向上しないと活用方法の良いアイデアが産まれても、そのまま放置されてしまうでしょう。何かいい方法はないかと考えていたら、使えそうな製品を思い出しました。

関連記事:
QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編
QRコードを使ってEvernoteと物との間で情報を関連付ける方法
iPhoneアプリとQRコードを組合わせたデジタルサイネージについて考えてみた

これは仕事で提出する報告書に貼り付けるインデックスシールをインクジェットプリンターで印刷するもので、はがきサイズの専用用紙を購入し、データ入力用のソフトをダウンロードして使います。アプリ(案)としては、入力する文字の代わりにEvernoteノートのURLを記入すると、それがQRコードに自動変換され、ワンクリックで印刷出来る状態にしてくれると言うものです。

インデックス印刷用の紙はコクヨの製品ですね。ScreenClip(46)

記入したい文字を入力すると、インデックスの大きさに合わせて位置合わせが行われます。
ScreenClip(47)

こんな感じで印刷されます。これはあくまでもインデックス印刷のアプリですが、この文字列の代わりにURLを入れると、ミシン目の入った専用紙にQRコードが印刷されるという流れです。一度入力しておけば再利用も出来ますし、もし可能ならEvernoteのデータを読み込んで、チェックマークを付けるだけでコードを作成出来るようになれば、もっと簡単に使えそうな気がします。ScreenClip(48)

先日購入したモレスキンにそのアイデアを書いてみました(笑)Image(34)

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QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編

前回の記事ではQRコードを使いEvernoteのノートと物とのデータ連携方法について紹介しました。
QRコードを使ってEvernoteと物との間で情報を関連付ける方法

今回は先日購入したBlueToothキーボードのマニュアルをEvernoteに保存し、そのデータをQRコードに変換してデータ連携を行う具体的な実験をしてみたいと思います。
スキャニングしてPDFにするのはこのマニュアル。こうした説明書は捨てても良いのですが、いざという時に無いと困るんですよね。
Image(27)


先ずはEvernoteの共有機能からノートブックのURLを取得します。ScreenClip(43)

QRコード作成サイトにアクセスし、取得したノートのURLを貼り付け、コードを作成します。
ScreenClip(44)

ScreenClip(45)

作成したコードをダウンロードしてプリントアウト。裏面に両面テープを張ってコードの部分を切り取ります。
Image(28)

それではQRコードをキーボードの裏に張ってみましょう。Image(29)

QRコードを読み取りアプリで撮影すると、はい、マニュアルが保存されているEvernoteノートにアクセス出来ました。
Image(30)

Image(31)

クリックすると開くことが出来ますね。
Image(32)


拡大すればしっかり読めます。
Image(33)


iPhoneでは画面が小さく使い勝手がイマイチですが、iPad2であれば、閲覧する際のストレスがなく、より現実的な使い方が出来るかもしれませんね。

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拡張現実の活用方法について考えてみた

iPhoneアプリの「セカイカメラ」がアップルストアに公式リリースされたのは、たしか2009年の夏だったと思います。目 の前の空間にエアタグを置き、セカイカメラをインストールしているiPhoneユーザーがモニターを通し、肉眼では見えないが「そこにある」情報の共有を 行うことの目新しさにちょっとワクワクしたことを覚えています。

その当時は所有しているiPhoneが電子コンパス機能を搭載していない3Gでしたので、使い勝手の悪さからそのまま放置、数カ月後にはiPhoneからもアンインストールされてしまいました。

話はちょと変わりますが、私の本業は建設コンサルタントと いう業界で働く技術者です。毎日PCの前に座り、CADで図面を書いたり、計算書を作成したり、報告書を書いたりしています。
設計の内容は、首都圏で例を挙げるなら「多摩ニュータウン」「千葉ニュータウン」「八王子ニュータウン」などなど、最近はめっきり少なくなりましたが、山を 切り、谷を埋め、道路を作り、下水管、上水道、電気施設などのインフラを整備し、新しい街をゼロから作る仕事。その設計分野を担当しています。

も う少し話を続けます。

入社当時はドラフターの上で鉛筆と三角定規を使って図面を書いていましたが、今では全てパソコン上での作業となりま した。しかし、使用するツールは変わったものの、書いている図面の内容はその頃と殆ど変わっていないのです。ただ紙と鉛筆がCADソフトに置き換わっただけ。

先日、30年程前に作られた設計図を調べる機会があったのですが、書いている内容が今と全く同じだったのは本当に驚 きました。そんな事があった日の夜、僕らの業界で作成する設計図はこの先ずっと変わらないのか、変える必要が無いのかぼんやりと考えてたんですね。

機械設計の分野では、3Dで設計した図面を直接構造計算にかけ、旋盤での加工まで行うような技術が確立されていると聞いています。土木分野でも建築、橋梁などについては3Dで設計した図面が、現場での施工計画などに生かされています。そんな流れの中で、何故我々の分野だけが旧態依然とした図面の作り方をしているのだろうか?そんな素朴な疑問について考えたのです。

そもそも「図面」とは何かを再定義すると「設計者の設計思想を誤りなく施工現場に伝え、施工を行う現場に設計者が意図した構造物を築造するための情報伝達媒体」だと言えるでしょう。「図面」自体が情報伝達媒体であるが故に、それを現場でどう使うかによって、求められる「図面」の書き方が変わって来るのですね。

あいにく ニュータウンを作るような現場、道路工事の施工現場では、これまでと同様、印刷された設計図を片手に施工が行われています。我々設計者がどんなに CADソフトを使いこなし、色々な検討を行ったとしても、結局は二次元の設計図に載せられる情報量しか現場に伝えられないというのが現実な訳です。逆説的に考えると、現場の施工方法が変われば、それによって図面の書き方も変わると言う事ですね。

ここからやっと本題に入ります

では、現場での施工をどうやって変えれば良いのかをWebのニュースをボンヤリと眺めながら考えていたとき、たまたま拡張現実の記事を目にしたのです。

そこでアイデアが閃きました!

「今は紙の図面を見ながら施工を行っているが、拡張現実の技術を使って、仮想的な三次元設計図をiPhoneのようなデバイスのモニターを使い、現地の風景に重ねて投影することが出来れば便利じゃない?

色々と妄想しながら、お昼休みの時間を使って作成したのがこのイメージ図。

screen.png.scaled1000

こ の図面についてもう少し説明を付け加えると、iPhoneの様なGPS機能と電子コンパス機能を搭載したデバイスに、セカイカメラのようなARアプリを インストールする。そしてアプリケーション上には、座標系に乗っかった三次元の設計図データ(3Dオブジェクト)を読み込んでおくのですね。
そ して、施工を行う現地でそのアプリを立ち上げ、モニターを覗くと、カメラで撮影した風景の中に、セカイカメラのエアタグを表示させるように、その3Dオブジェクト)表示されるというわけです。
もちろん、自分の立つ位置や、カメラの方向を変えるとデバイスの 中で演算が行われ、自動的に3Dオブジェクトの見え方も変化する。

本格的に使用するには、 厳密な現地地形と3Dオブジェクトの位置合わせや、透過の処理など課題は残るでしょうが、利用方法としては以下のよ うな活用方法が考えられます。

・景観検討
橋梁やビルの設計時において、その出来上がりがどの様に見えるかを現地においてリアルタイム に検討出来る。現在はフォトモンタージュやCGを使って検討しているが、実際の風景のなかで見る位置、方向を変えながら確認出来るのは効果大だと思う。

・ 住宅販売などへの応用
建売住宅の物件は現地で実物を確認することができるが、たとえば更地を販売する際に、住宅の3Dモデルを 作っておいて、購入希望者は現地でモニターを覗きながら、建物が出来た時のイメージをよりリアルにイメージする。二階は無理かもしれないけど、一階部分な ら建物内部の画像も表示出来るでしょう。

・大規模な工事の施工管理として
厳密な精度が求められる日本の施工現場では使いにくい が、アジアやアフリカなどの開発途上国で道路を作る際には、モニター上で道路の線形、仕上がりの高さを確認しながら施工を行えば迅速な工事が出来ると思 う。

色々調べてみると 「バーチャル飛鳥京:複合現実感技術による遺跡の復元」など、実際に開発されたデバイスがあることも分かりました。技術としては昔からある拡張現実の活用が、iPhoneのようなデバイスの誕生によって、より身近になりもっと活用の幅が広がればなと思うのです。

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モレスキンへの書き込みをSHOT NOTEでデータ化する方法~その2

性懲りにもなく、モレスキンへの書き込みをSHOT NOTEでデータ化する方法 の続編です。
目的はモレスキンへの書き込みをショットノートで取り込むための丈夫な枠を作ること。

先ずはノートの大きさに合うようコピー機で119%に拡大します。
Image00


拡大した紙の裏に両面テープを貼り付けます。
Image01 

読み取り用マーカーの内側、外側にそって紙を切り抜きます。
Image02 

切り取った枠に再度両面テープを貼って、クリアファイルに貼り付けます。
Image03 

クリアファイルを貼りつけたことで強度が増したと思ったのですが、中が開いていると若干強度不足。。
Image04 

もう一度クリアファイルに貼り付け外側だけを切り取りました。これで何とか使えそうな感じです。
Image05 

モレスキンでなくても、この枠を重ねることでどんな資料でもマージ出来ます。
Image06 


こんな感じ。
Image07 

ほぼ日手帳だって切り取れます(笑)
Image08 

モレスキンに挟んでおけば、何時でも簡単に取り出して使えますね。
Image09 

正直言ってどんな場面で使えばよいか思いつきません。。。
だって情報を写真に撮影してEvernoteに送るだけならFEsnapで充分ですもんね(笑)

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モレスキンへの書き込みをSHOT NOTEでデータ化する方法

この数年間ほぼ日手帳を使っていましたが、仕事の打ち合わせ内容をメモするノートとしては、一日一ページの構成に自由度不足を感じていました。来年の手帳は、ほぼ日カズンも考えたのですが、色々なアイデアを書き込み、発想を膨らませるツールとしても使いたいので、今回はモレスキン(無地)を購入しました。
モレスキンは勉強会で知り合った方々が好んで使われているのと、使い方の解説本が出版されるほどなので、自分も実際に使ってみてその良さを体感したいというのも理由の一つですね。

ただ、情報は全てデジタル化しEvernoteに蓄積させたいので、モレスキンに書き込んだ内容を効率良くデータ化する方法はないかと考えてみたところ、一つアイデアが浮かんだので記事にしてみたいと思います。

アイデアの元となったのは、こちらの記事。
クリアファイルを使ってShot Noteを無限に使う方法

今回は実験ということで簡易版。SHOTNOTEのデータ認識用マークの内側を切り抜きます。

Image(19)

モレスキンに書き込んだ内容に、その切り抜きを重ねて撮影。

__(3)

モレスキンと切抜きの間の影が写り込んでしまいますが、なんとかデータ化出来ました。

Image(16)

ちょっと目を話したら落書きをされていた。。

Image(17)

モレスキンからのデータ化はカラー撮影の方が綺麗に保存できるようです。

Image(18)

今回はお試しなので、簡単な作りですが、次回はモレスキンの紙の大きさに合うようSHOTNOTEを拡大し、透明なシートにプリントする。それが難しければ拡大して中をくり抜いたものをラミネート加工するなど工夫をしてみたいですね。

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NozbeとEvernoteとDropboxの連携と使い分け

私が日常的に使っている三つのクラウドサービスの使い分けを一文で書くとすると「TodoリストはNozbeに入っており、その作業ファイルはDropboxに保存されている。そしてその作業に必要な資料や作業履歴がEvernoteに保存されている」こんな表現になるでしょう。箇条書きにするなら

Nozbe:タスク管理
Dropbox:ファイル管理
Evernote:情報管理

となります。まぁ単純と言えば単純です。ただ、この三つのサービスはそれぞれデータの連携が可能なものもあり、似たような機能もあることから使い分けに悩んでいるという声も聞きますので、それぞれの組み合わせ毎に自分なりの考えをまとめ記事にしてみたいと思います。

■Nozbe×Evernote
この二つのサービス間のデータ連携はNozbe側で行えます。
Nozbeの使い方~その7(NozbeとEvernoteを連携させる)
こちらの記事でも説明したように、Nozbeのプロジェクト名と、Evernoteで作成したタグの名称を一致させることで、データのひも付けが行われます。しかし正直言ってこのこの機能は殆ど活用できていません。

これはEvernoteの使い方にもよるのですが、Nozbeとデータを関連付けるために、わざわざEvernoteのノートにタグをつける手間が面倒だからですね。Nozbeのバージョンアップの際には、NozbeのプロジェクトをどのEvernoteのデータに接続するか、自分で選択出来るようにして欲しいです。関連付けるノートブックの選択画面で表示されるノートの数が多すぎるようであれば、タグでの絞り込みが出来ればなお良いでしょう。
更にバージョンアップの希望を出すなら、Nozbeで表示されるEvernoteノート自体をタスク化出来るようにして欲しいですね。

この二つのサービスの使い分けで悩むのは、Evernoteでもタスク管理が出来ること。実際にEvernoteでGTDをベースとしたタスク管理を実践されているかたは沢山いらっしゃいます。

Evernote使っていつでもどこでも快適なGTD生活を満喫する方法を考えた
Evernoteで快適GTD! 私がたどり着いたタスク管理のやり方
GTDを超意識した僕のEvernoteのノートブック
第2回-私のEvernoteの使い方-Evernote歴9ヶ月、GTD歴1ヶ月の自分の、現在の使い方を晒してみます。

私も一時期頑張ってみたのですが、なかなか上手く行かず途中で断念。。タスク管理は専用のサービスで進めることにしました。
なので、現在Evernoteをタスク管理のツールとして使うのは資料整理のみとしています。

GTDでは処理ステップで気になることを仕分けする際、気にはなるけど具体的なアクションに繋がらないものを「資料」として保存しておくように言われています。

ブレスト:理想のタスク管理ツールを考える (3/5)
脳みそがいっぱいいっぱいになってきたのでOmniFocusを使ってみる

上記の記事がそのあたりについて詳しく書かれているので、参考にしてみてください。

基本スタンスとしてEvernoteにタスクは入れないようにしていますが、あえて入れておくとするならば、締切のないサムデイリストだけでしょう。このサムデイリストは気になる資料から想起されることが多いので、このサムデイリストだけはEvernoteに保存するようにしています。気になる資料というのは、たとえば旅行のパンフレットのようなものですね。

■Nozbe×Dropbox
こちらの連携もNozbe側で出来ますが、これもまたEvernoteとの連携と同じく使い勝手がイマイチです。
Nozbeの使い方~その13(Evernoteに続きDropBoxとの連携)

バージョンアップで改善が出来るなら、各プロジェクトに対してDropboxの何処のフォルダーをリンクさせるか選択出来るようにして欲しいですね。また、プロジェクトからの接続だけでなく、個別のタスクからもフォルダーやファイルを選べるようになれば使い勝手もさらに向上するでしょう。現在はタスクのコメント欄を使って運用していますが、これに変わる機能を基本機能として実装して欲しいです。

■Evernote×Dropbox
この二つのサービスの使い分けについて議論されているのをたまに見かけます。たしかにプレミアム版では全ての形式のファイルをノートに貼り付けられるため、EvernoteとDropboxのどちらにファイルを保存すればいいかと悩むのも無理ありません。

Dropbox :ファイルストレージ
Evernote :高機能なメモ帳

というのが二つのサービスの基本機能ですので、私はこれから使用するファイル、他者と共有し継続して更新されるものはDropboxへ、更新されず閲覧だけのファイルをEvernoteに保存するようにしています。

私がファイル管理のストレージ機能としてEvernoteに期待しているのは、保存したファイルに意味を持たせることです。Dropboxはただのストレージでしかありませんので、そこに何が保存されているかは階層構造となっているフォルダー名称、ファイル名称で判断するしかありません。同じような名称のファイルが並んでいると、ファイルの判別が出来なくなることも多々あります。

その点、Evernoteは、ノートにコメントを追記することで、保存したファイルに意味を持たせる事が容易です。保存したファイルに、ファイルの説明文と併せて、作業資料の写真でも貼りつければ、そこから想起される情報はどれほど多いでしょう。
Evernoteで作業履歴を保存し、トレーサビリティーを向上させる

Evernoteのクライアントにはない機能ですが、もしこれからのバージョンアップでEvernote×Dropboxという、データ連携が可能となるなら、画面左上の「アカウント」「共 有」というメニューに加えDropboxという項目を追加して欲しいですね。

evernote_dropbox

そのタブを開くと、Evernoteのノートブック一覧の代わりにDropboxのフォルダー一覧が表示され、それぞれのファイルにEvernote上でコメントの追記やタグ付けが出来るようになればいいな!というアイデアです。

Dropboxで共有されているファイルにEvernoteで意味付けをし、そのファイルや資料をNozbe上で閲覧しながらタスクを処理して行く様子を想像しわくわくするのは僕だけでしょうか?

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QRコードを使ってEvernoteと物との間で情報を関連付ける方法

先日の「Evernote デベロッパー・コンペティション決勝戦」で優勝した、物とEvernoteのノートを関連付ける非接触タイプのNFCタグについて考えていたら、もう少し簡単に実現できるアイデアを思いついたので記事にしてみたいと思います。

方法はとても簡単、ノートのリンクをクリップしそのURLをQRコード作成サイトでコード化するだけ。QRコードが出来たらプリントアウトし、ノートに関連付けたい物に貼り付けます。
そのコードをiPhoneのリーダーアプリで読み取れば、はい、iPhoneの画面でそのノートを閲覧することが出来ます。

簡単に手順を説明します。
QRコードに関連付けたいノートを右クリックして、ノートのURLを取得します。ここではGIGAZINEで取り上げられていた記事のWEBクリップのリンクを取得します。 
ScreenClip1   
 
QRコード作成サービスを開き、先ほど取得したURLをペースト。 
ScreenClip3

コード作成のボタンをクリックし、ペーストしたURLに対応したQRコードを生成させます。 
ScreenClip7
試しに、画面上のQRコードをリーダーアプリで読み取ってみましょう。
ScreenClip5
はい! 最初にリンクを取得したEvernoteのWebクリップノートがiPhoneで表示されました。
ScreenClip6

非常に簡単なステップ。右クリップでURLを取得してから、コードを生成するまでわずか3クリックです。あとは、このコードをプリントアウトし、ノートに関連付けたい物に貼り付けるだけです。

物と情報を直接繋げることは、日常生活の風景をがらりと変える可能性を秘めています。
自宅では家電とそのマニュアルをリンクさせる位しか活用方法が思いつきませんが、複雑な機械が並ぶ工場では活用の範囲も広がるでしょう。また、公共から一歩下がった民間が行う街づくりでは、街の情報をその場で提供するデジタルサイネーシにも活用出来るかもしれません。
関連記事:
iPhoneアプリとQRコードを組合わせたデジタルサイネージについて考えてみた

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