Time is MoneyからTime as Moneyへ

公開日: : 最終更新日:2013/12/21 アイデア

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photo credit: Tax Credits via photo pincc

お金の貸し借りって色々問題あるけど、時間の貸し借りって気軽に出来るんじゃない?
ふと感じたこんな妄想を膨らませてみました。

■妄想のきっかけ
充分なスキルをもち、継続的に仕事が入ってくる事が約束されていれば、会社を辞めフリーランスになるのも、人生の選択肢の一つでしょう。

現実は厳しいとは思いますが、タイムカードに拘束されず、自分の好きな時間に働き、仕事の量さえコントロール出来るのは魅力です。

特にノマドという言葉が、自由な生き方を象徴するかのように、メディアに取り上げられているのを見ると、その想いはいっそう強くなります。

 

■会社務めの辛さとフリーランスの現実
土日も含め、子供が起きている時間に家に居る事が出来なかった上司が、久しぶりに週末を自宅で過ごすと、月曜日の朝に「オジサンまた来てね!」と言われたとか。

真偽のほどは定かではありません。また、ここまで忙しいのは稀でしょうが、「週5日以上を確実に拘束される会社という檻から抜け出せないか?」と考える瞬間は、誰にでもあるでしょう。

では思いきって「フリーランスになる事が出来ないのか?」と考えると色々不安生じ、その一歩を踏みだす勇気が削がれます。理由として一番大きいのは、仕事の量と収入が不安定なこと。

会社勤めをしていれば、最低限の収入が保障されますが、フリーランスになると、場合によっては収入がゼロになってしまいます。 家賃や光熱費・食費などは、固定費として確実に出費されますので、ある程度の蓄えが無いと、スタートさえ出来ません。

それとは逆に、仕事が途切れるのを恐れ、依頼された仕事を全て引き受けてしまうようでは本末転倒です。

そんな不安や現実的な問題を、人と人を結びつける仕組みを作ることで解消出来ないかと考えたのが発想の発端です。

 

■現在の仕事とお金の流れ
仕事を出す「発注者」から仕事を委託される「受注者」は、その成果と引き換えに、報酬としての「お金」を受け取る。これが、一般的な「仕事」と「お金」の流れです。

▼一般的な仕事の流れImage(1)

これまでに一緒に仕事をしたことのある人であれば、依頼された作業に対し、きちんと成果を上げるという「信頼関係」があるので、発注者も安心して仕事を出せる環境があります。

しかし、実際は、仕事は固定した一部の人に出され、仕事をしたくても出来ない「時間の余っている人」が沢山いるのです。

▼仕事は一部の人に集中している
Image(2)

そうは言っても、これまでに付き合いのない人に仕事を依頼するのはリスキーで、心理的な抵抗もあるため、仕事は一部の人に集中しまうのです。

 

■お金の代わりに時間を交換するシステム
このように、仕事の流れが固定化されている原因の一つは、成果に対して支払われる報酬「お金」の価値が大きく、誰にとっても均一であるためです。   
       
均一というのは、誰が使っても1000円のお金では、1000円相当の品物しか買えないという意味です。
 
このシステムでは、報酬の代わりに時間を支払います。

▼お金の代わりに時間を渡すImage(3)

 

沢山の仕事を抱え猫の手も借りたいAさんは、たまたま時間の空いているBさんに、仕事の一部、ここでは10時間相当の作業を手伝って貰います。

そして、Aさんは、仕事を手伝ってもらった報酬として、10ポイント(1時間=1ポイント)をBさんに渡します。

ここで重要なのは、受け渡される時間(ポイント)の価値が、AさんとBさんでは大きく異なること。

その日、Bさんが持て余していた時間は、Aさんの仕事時間、ギリギリまで削った睡眠時間を確保するための貴重な時間に生まれ変わったのです。

経済が回るのは、お金の流通が基盤となってますが、このシステムは人によって、日によって密度の異なる時間を取引する、原始的な物々交換に近いのかもしれません。

 

■ポイント(時間)の現金化
この様にして、余剰時間を使って仕事のお手伝いを続けていると、Bさんには仕事のコネと、仮想的なお金(ポイント)がたまります。

このお手伝いを通して信頼関係が生まれ、次回の仕事に繋がれば、それだけでも意味があると思いますが、折角ですので溜まったポイントも現金化したくなります。

その場合は、10ポイントを持っているBさんが、受注した通常の仕事の一部(10時間分)を、時間の余っているCさんにお願いすることで、擬似的に現金化出来るのです。

▼溜まったポイントを現金化する流れImage(4)

 

 

■既存のシステム
ちなみに、時間の貸し借りを通じ、お互いに助け合う仕組みは、既に存在します。

“時間の銀行”で労働を貸し借りするのがイタリアキャリアウーマンの新常識:日経ウーマンオンライン【世界の働き女子の流行ウォッチ】

ボランティア労力ネットワーク

日本の事例を見て感じるのは、目指す志は素晴らしいのですが、それを前面に押し出しすぎると、実際に使う人が限られてしまうこと。

時間の貸し借りをベースとしたシステムを作るなら、運営者は仕組みだけを作り、どのような目的で誰が利用するかはその利用者に任せるべきです。

最近では、実名登録を基本とするFacebookの利用が浸透し、ソーシャルランチCoffeeMeetingのようなマッチングサービスが産まれ始めています。

今後、ネットのソーシャル化が更に進めば、このような仕事のマッチングサービスも産まれるかもしれません。

 

■まとめ
冒頭で述べたように、会社という枠組みに囚われず、自分の裁量で働く「ノマドワーカー」という生き方を選択する人が増えています。

この仕組みが実現すれば、そのような人達を支え、スキルさえあれば仕事を見つけられるチャンスが作れると思うのです。

もっと自由な生き方(働き方)をしたい、またスキルはあるのに働く機会がない。
そんな閉塞感のある日本の労働環境に風穴を空けるには、既存の仕組みを根底から変える必要があります。

Time is Money から Time as Money

荒唐無稽ですが、面白いと思いませんか?

 

この記事の続きはこちら

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2 – このまま一生β版

 

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結) – このまま一生β版


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