認識率90%以上!カメラで撮って入力する家計簿アプリ ReceReco

家計簿の入力を強力にサポートしてくれるアプリがリリースされました。

ReceReco レシート撮影で家計簿。簡単無料の支出管理。 1.0.0(無料)カテゴリ: ファイナンス, ライフスタイル
販売元: BrainPad Inc. – BRAINPAD INC.(サイズ: 11.3 MB)

家計簿の入力を何とか出来ないか?

そんな事を考え、以前このような記事を書いた事があるのですが、QRコードなど無くても、レシートをほぼ完璧に読み取ってくれます。

QRコードが印刷されたレシートを撮影し家計簿アプリに自動入力する方法 – このまま一生β版

試しに、財布の中に入っていたレシートを広げ写真を撮ってみました。

Image(25)Image(26)

10枚ほど試してみましたが、レイアウトが特殊なもの以外、スーパーやコンビニ系のレシートは90%程の精度で商品名と値段を認識してくれました。

あまりにも上手く行くので、数枚で済ませようと思っていた読みとり作業が楽しくなり、財布の中のレシート全てを読み取りってしまいました。

家計簿をつける入力作業が楽しいなんて、始めての体験だったので、機能はさておき、そう感じられることに驚きました。

この入力作業に面倒臭さを感じることが無くなれば、これまで三日坊主で終わっていたような人も、継続して家計簿をつけられるようになるかもしれませんね。
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photo credit: Andres Rueda via photopin cc

データはEvernoteにログとして保存出来ますので、ライフログの一環として家計簿をつけている方にもお勧めです。

Evernoteとの連携だけに終わらせず、ZaimのようにWeb家計簿にデータを受け渡し、レシートの出ないSuicaのオートチャージや、Amazonなどのオンラインショッピングの決済、各種公共料金などの引落し情報を包括して管理出来れば、抜けが完璧に無くなります。

今後の開発に期待しましょう。

家計簿Zaim 無料で簡単!支出管理でお金を節約しよう 2.1.4(無料)App
カテゴリ: ファイナンス, ライフスタイル
販売元: tinymonks – TAKAKO KANSAI(サイズ: 4.7 MB)

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電子書籍「あのプロジェクトチームはなぜ、いつも早く帰れるのか?」を発刊させて頂きました。執筆する際、最も力を入れた箇所、想いについてはこちら

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Nozbeの新しいiPhoneアプリについてファーストインプレッション

Nozbeの新しいiPhoneアプリがリリースされました。

当初1月上旬に予定されていましたが、Apple側の承認がなかなか降りず、2月1日になってしまったようです。

では、どのような仕様になっているか早速見ていきましょう。

■開発の方向性

デスクトップ版のデザインをそのままiPhoneアプリに適用させたようです。

iPhoneアプリ、モバイルWebアプリ、ブラウザ版、デスクトップ版のデザインとUIを統一しようとしているのでしょうか?

デスクトップ版のUIは今ひとつしっくり来ないので、今後予定されているブラウザ版の大型アップデートが、この方向に進まないことを祈ります。。

▼Nextactionの画面
IMG_3859(1)

■テンプレート機能

現時点ではデスクトップ版にしか実装されてなかったテンプレート機能が、iPhoneアプリでも出来るようになりました。

テンプレートからプロジェクトを作成したり、逆に既存のプロジェクトからテンプレートを作ることが出来ます。

流行や打合せに持っていく物リストなどを、テンプレートにしておくと捗りそうです。

Nozbeのデスクトップ版にタスクのテンプレート機能が追加されました。これはチェックリストの登録に便利 – このまま一生β版

■チェックリスト機能

Nozbeにはサブタスクという概念がありません。よって、粒度の細かいタスクや、プロジェクトにする程でもないタスク分解を行おうとすると、ちょっと困ってしまいます。

この機能はコメントとしてチェックリストを追加出来るので、サブタスクの代替機能として使えます。

IMG_3872

■タスクへのファイル添付機能

これもデスクトップ版ではすでに実装されている機能です。

ブラウザ版では、各プロジェクト毎にファイルをアップロードするような仕様になっていますが、実際に作業を行う際には、個別のタスクに使用するファイルが直接添付されている方がずっと便利です。この機能はブラウザ版にも早く実装して欲しいですね。

iPhoneアプリでは、タスクの詳細画面を開き、クリップマークのアイコンからアップロードするファイル(写真)の選択を行います。

IMG_3875

このタスクにファイル(写真)を貼り付けられる機能は結構便利で、タスク名称やコメントなどの文章では伝えきれない情報を、一発で相手に伝えられます。

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たとえば、家族で共有している買い物リストプロジェクトに、買ってきてほしい商品の画像付きタスクを追加すれば、買い間違いも防げます。

■料金

従来のアプリは有料ですが、今回のアプリは無料です。

無料で使えるNozbeのフリーアカウントを作っていれば、プロジェクトの数も5個まで使えます。

まずは無料アプリでユーザーの間口を広げ、ブラウザ版、デスクトップ版と連携させながら使ってもらい、有料アカウントにアップグレードさせるという、開発会社のマーケティグング戦略なのでしょう。

■まとめ

テンプレート、チェックリスト、タスクへのファイル添付など、便利な機能が追加されましたが、アプリ全体の挙動はややモッサリしている感じ。

イメージとしては旧Facebookの公式アプリを想像して貰えればいいでしょう。

従来のアプリにも、これらの新機能を実装して欲しいですね。

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The Other Aspect of GTD: Not Only for the Workplace

■ Changing Mindset through GTD

When I put GTD into practice, I found that my way of thinking changed a great deal.
It wasn’t a fundamental change, but when my something caught my attention, I began to focus on it and apply a process of asking ‘What’s that?’

■ Before GTD

My approach to the problems that arose in daily life, especially those to do with human relationships, was to hope that it would sort itself out over time, just putting it off and allowing the status quo to continue. Many times, this approach ended with an irrevocable failure.

I was the same at work. If I noticed something, I’d just pretend I hadn’t seen it, thinking that dealing with it would be too much trouble.

But I’d have another look nearer crunch time, and the problem that I’d feared would be clearly apparent, and it’d be all the more difficult to fix because it had been left until the last minute.
I was always getting into situations like this.

In both my professional and private life, I was saddled with regrets, always knowing that it would have been better to take care of matters as soon as they arise. But at the root of it all was my way of thinking: ‘Put off difficult problems until later’.

It was this realisation that caused me to hit upon GTD.

■ Applying GTD

When applying GTD, we thoroughly examine everything that comes to our notice in daily life. In order to realise a stress-free way of being, we make no exceptions.
In this phase, the observation-collecting phase, problems from which we had previously averted our gaze or issues that had been put off until later come clearly to the fore.

Next, in the processing phase, we undertake a process of approaching each issue and asking ‘what’s that?’. The option still remains to ignore issues during this questioning process, but since it has the effect making it impossible to completely ignore anything, various kinds of actions can be taken to deal with these issues.

If the issues identified at this stage are complex, then break each problem down into its smallest possible components, and the apply the same process of breaking down into the smallest units to the concrete actions that will address the issues.

■After GTD

The really amazing thing is that after implementing a process like this, issues that seemed so troublesome that you just pretended they didn’t exist, just don’t seem so bad anymore.

Furthermore, when you carry out the first of these bite-size actions, you’ll find that a lot of the time, what’s left of the problem is solved before you know it.

When you get on with things like that, you’ll find yourself thinking, ‘What on earth was I so scared of, what was I waiting for?’.

GTD is very important for increasing the efficiency of one’s way of working and personal productivity in the workplace, but it has an additional aspect: it allows you to acquire a natural response of identifying problems as problems, then initiating the first step towards their resolution.

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職場でクラウドツールを使う際に気をつけていること

前回の記事では、クラウドツールを活用することで、業務消化を円滑に行う方法について紹介しました。

外注した仕事の進捗状況をブラックボックスにしないための3つのツール – このまま一生β版

今回は、これらのツールを仕事で使う際に注意している事を書きたいと思います。

■絶対にアップロードしてはダメなもの

記事では協力会社とのファイルの共有にDropboxを使っていると書きましたが、どんなファイル(情報)でもOKという訳ではありません。

個人情報が入っているような資料はNGです。自社の管轄外のサーバーに保存するなど論外ですね。

では、どのようなファイルであればクラウドに保存してOKなのか?その線引は非常に難しいのですが「仮にファイルが流出した際に、特定の個人や組織が著しい損失を被ることの無いもの」程度の認識で運用しています。

■万が一に備える

Dropboxの運用で一番恐ろしいのは、システム不具合や人為的ミスでファイルが無くなってしまうことです。

共有フォルダーであれば、だれか不慣れな人がうっかりファイルを削除してしまうと、その人だけでなく共有メンバー全てのファイルが削除されます。

単体のファイルであれば、復元機能で元に戻すことが可能ですが、複数の階層を持つフォルダーのルートを削除するとその復元も出来ません。

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photo credit: Sander van der Wel via photopin cc

また、Dropboxのシステムをどれほど信頼するかにもよりますが、万が一、システムに不具合が生じた際、それが保存しているデータにどのような影響を及ぼすかも予想出来ません。

最悪の場合、データの消失を招く可能性があるツールに全てを依存するのは余りにも危険です。

そのような最悪の事態を避けるため、私は以下の様なバックアップシステムを構築しています。

■ばっちり同期でばっちりバックアップ

使用しているのはばっちり同期というファイルの同期ソフトです。簡単に説明すると、異なる二つのフォルダーのファイルをお互いにコピーし、同期を取る事が出来るものです。

無料でも使えますが、私はスケジューリングの機能が豊富な有料のビジネスライセンスを購入しました。

対策その1:

最初に設定するのは、Dropboxのフォルダーと会社サーバーのフォルダーの同期設定です。

▼サーバーと同期されているフォルダー
Image

 

▼双方向のファイル同期
Image(1)

会社のサーバーは、情報システム担当部署が毎晩自動バックアップを取っているので、Dropboxのファイルが消失してもそこから復元可能です。

 

対策その2:

バッチリ同期のバックアップ機能を使い、上書きや削除されたファイルを自分のデスクトップに3ヶ月間保存しています。

これは、ファイルの更新や削除があった場合、その古いファイルをリアルタイムでバックアップする機能を使ってます。

▼バックアップの設定
Image(2)

 

▼ローカルに溜まっていくファイル Image(4)

このオプションを設定しておけば、Dropboxからファイルがフォルダーごと無くなったとしても、その瞬間にそのフォルダーがバックアップされるので安心です。

また、バックアップデータがあれば、ファイルの状態をさかのぼって復元することも出来ます。

Dropboxにもファイルのリビジョン機能が機能がありますが、それにも限界があります。

ここでは、ディスク容量に余裕がある限り、ファイルを保存出来るので安心感は更に増します。

■まとめ

クラウドツールは便利ではありますが、運用方法をひとつ間違えると色々なトラブルに見舞われます。

今回の記事では最悪の事態を起こさないための対策について紹介しましたが、不足の事態に備え念には念を入れた対策が必要なのです。

クラウドに仕事のファイルをアップロードすることの是非については引き続き、検討と議論を続けることにしたいと思います。

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Evernoteのノートにファイルを保存する際には画面キャプチャーを添えると良い

EvernoteのノートにExlsやWordのファイルを添付する際のTipsです。

ファイルを普通に貼り付けた状態(ここではインポートフォルダーを使って添付)では、ノート名称にファイル名が入力され、ノート内にはファイルのアイコンのみが表示されます。

これでは、パッと見た瞬間に何のファイルか分かりません。

 

▼ファイル保存のツールとしても使えるけど、これだけではちょっと不便
ScreenClip(4)

 

そんな時には、ファイルを開いた状態を画面をキャプチャ-し、それをアイコンの下に貼り付けておけば、ファイル名称と画像で、それが何なのかを一目で判断出来ます。

 

以下の画像は、サンプルとして保存したTaskChute2の画面を貼り付けたものです。

Image(7)

画面のキャプチャー方法には幾つか種類がありますが。

・PrtScn :キャプチャー画面を使って新規ノート作成
・Shit + PrtScn :キャプチャー画面をデスクトップにファイルとして保存
・Ctrl + PrtScn :キャプチャー画面をクリップボードに保存

今回のような処理をするには、Ctrl + PrtScnが最も適しているでしょう。

 

そういえば、関連記事としてこんなものも書いてましたね。
併せてどうぞ。

Evernoteで作業履歴を保存し、トレーサビリティーを向上させる – このまま一生β版

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図解で示すタスク管理の必要性 その2

前回の記事ではタスク管理の必要性を個人レベルで考えてみました。

図解で示すタスク管理の必要性 – このまま一生β版

今回は、仕事を複数のメンバーで進める際にも同じようにタスク管理をきちんと行わないと、仕事が円滑に進まない。

そんな場面を図解で説明したいと思います。

 

ここに今日の夕方(17:00)が締め切りの仕事があります。
Image(3)

 

作業を担当することになったAさん、Bさんは打合せを行い、仕事を終わらせるために必要な作業を洗い出し、それぞれの分担を決めました。
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この時点で、全てのやるべき事がリスト化されていれば問題ありません。

リストを確認しつつ、抜けがないようお互いが自分のタスクを実行することが出来るからです。

逆に、問題が起きるのは、タスクリスト自体に抜けがある場合や、どちらが受け持つか明確になってないタスクがある場合です。

この画像では、お互いが自分の担当だと認識しているタスクリストの枠から、幾つかのタスクが抜け落ちています。

Aさん、Bさんはそれに気が付かないまま、一日のペース配分を考え作業に入りました。

Image(5)

このような漏れタスクが明らかになるのは、大抵、手持ちの作業が終わり、残作業が明らかになる締切の間際です。

二人がそれに気がついた時には、既に手遅れ状態です。

時間間際になって発覚したタスクは、そのまま超過タスクとなり、残業時間へとスライドしてしまいました。

image

説明し易くするため、図を大胆に簡略化しましたが、この様な抜けタスクが日常的に生まれる様な作業環境を、一ヶ月〜数ヶ月の長期間に渡って続けたらどうなるでしょう。その際の時間損失は相当なものになるはずです。

また、しわ寄せは後ろのほうへ集まるため、締切間際に大変キツイ思いをしかねません。

想定外の追加タスクが生じるのはやむを得ませんが、最初の段階で全ての作業を出来る限り洗い出し、誰が責任を持って担当するのかを決めておく必要があるのです。

Nozbeを使い社内打ち合わせを円滑に行う方法 – このまま一生β版

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外注した仕事の進捗状況をブラックボックスにしないための3つのツール

仕事を進める上で、その一部分を社外にアウトソーシング(外注)するのは特に珍しい事ではありません。

この外注をするとき、私が最も気をつけているのが、仕事を発注し成果を受け取るまでの外注期間をブラックボックスにしない事です。

ブラックボックスというのは、仕事をお願いして受け取るまでの間、作業の進捗状況や方向性を確認出来ない状態のことです。

仕事をお願いする際に提示した前提条件・設計条件に変更がなく、指定した期日までにこちらが要求した品質の成果が常に上がってくれば何もこんな心配をする必要はありません。問題は、そのような事のほうがレアだということです。

■時すでに遅し

知り合いの会社で起こった実際の話です。

9月の上旬に、ある設計の仕事を協力会社に発注しました。あいにく、馴染みの会社は手持ちの仕事が一杯でお願いすることが出来ず、紹介を受けた新規の会社に発注することになったそうです。

初回協議のために来社してもらい、作業内容と注意事項、そして期日を伝え次の日から直ぐに作業に入って貰いました。

作業自体はそれほど難しいものではなく、ただ量が多いだけの単純作業だったので、途中段階では特に内容の確認は行わず、10月末の期日間際になってやっと進捗の確認を行ったそうです。

担当者の返事は
「もう少しかかるので、期日を延ばしてほしい」とのこと。

業務全体の工程には、まだ余裕があったので、〆の期日を2週間延ばすことになったそうです。

約束の日になり、協力会社から成果を受け取ったのですが、よくよく見てみると、根本的な作業方針に勘違いがあり、それを修正するには、相当の時間が必要だと判明しました。

その結果、その成果を使って作業を行なう他の仕事にまでしわ寄せが出始めました。

仕事を発注した担当は、社内からも催促の電話・メールを矢のように受け、なかなか上がってこない成果に苛立ちながら、毒づいたそうです。

「いったい何をやってるんだ。。。」と

■一体何をやってるんだ?

この言葉が出る気持ちはよくわかります。

程度問題はあれ、自分が要求した期限に求めている品質の成果が上がってこないことはザラだからです。

大切なのは、発生する問題を想定しているバッファーの中に収めること。問題が生じたら直ぐに対策を行い、それ以上に問題が広がることを防ぐことです。

例に挙げさせて貰ったケースを図解にするとこうなります。

Image

ここでは、作業をお願いしている間、その進捗と方向性がブラックボックスの中に入っているため確認出来ません。

成果がブラックボックスからやっと出てきたと思ったら、途中で進む方向を間違っていたため、その成果も間違っていたということです。

この問題を回避するには、問題となっているブラックボックスを可視化し、事前に、事前に、事前に対策を打つ必要があるのです。

大切な事なので3回書きました。

図解にするとこうなります

Image(1)

ここでは、ブラックボックスの中が見えるようになったことで、作業があらぬ方向に進んでいることが判明しました。

すかさず方向修正の指示を出すことで作業が正しい方向に進み、こちらが求めている成果を得ることが出来ました。

手戻りがないだけ、全体の作業時間が短縮されているのもわかります。

■ブラックボックスを可視化する具体的な方法

前述した「作業の進捗状況を事前に確認し、方向性が間違っていれば正しい方向に修正する」ことは、当たり前の話です。

必要なのは、理想論ではなく、それをどうやって実現するか、その具体的な方法なのです。

○○

ここから紹介するのは、私が具体的に使っているツールと、その運用方法です。
使用しているツール

・Dropbox
・Nozbe
・Skype

Dropbox

お付き合いの度合いにも寄りますが、私が仕事を発注している協力会社さんには、Dropboxのアカウントを作って頂き、その共有フォルダーの中で作業を行なうか、若しくはその日の終わりに、作業をして頂いたファイルを保存するようにして貰っています。

そうすることで、作業途上のファイルを常に手元に置き、自分の好きなタイミングで確認出来る環境を作るのです。

Dropboxは、共有フォルダーの中で、誰が何時、どのファイルを更新したかをRSSで配信する機能を持っています。

ScreenClip(1)

このフィードをGoogleリーダーなどに登録しておけば、ブラウザ上で作業の進捗状況をザックリと確認出来るのです。

ScreenClip(2)

もし、ファイルの更新が滞っている場合は、何らかの事情でこちらの作業が止まっていることが把握出来ます。
そのような場面では、電話を一本かけるなどして状況の確認を行います。

ここで大事なのは、作業が進んでないことを責め相手の尻を叩くのではなく、予定通りに作業が進められない事情を理解し、次の手を打つ事です。

具体的には、残された時間では終わらせられない作業を引き戻し、自分の手で進めるか、若しくはその部分を別の協力会社へ依頼することです。

ギリギリになって「残りのこの部分が終わりません」と言われるのが一番困ります。自分にとっても強烈な割り込みになりますし、そんなギリギリの工程では、受けてくれる協力会社も見つかりません。

大切なのは、問題が発覚してからの対処ではなく、問題の火種を一日でも早く見つけ、事前の対策を行なうことなのです。

 

Nozbe

まだ数社だけですが、協力会社の方にもNozbeを使ってもらうようお願いしています。

Nozbeをグループウェアとして使う(1) – このまま一生β版 

また、作業の指示、修正願いをメールではなく、タスク管理ツールを使うのには理由があります。
1番の理由は、やるべき事のリストを関係者全員で共有する事で、作業全体のボリュームを明らかにする事。

与えられた時間に対して、作業量が少ないと勘違いすると、パーキンソンの法則によりその時間は全て消費されてしまいます。

必要なのは、ゴールに至るまでの作業量を把握し可視化することで、適切な作業ペースを関係者全員で共有することです。

○○

Nozbeでタスクリストを共有するもう一つのメリットは、ワンクリックで作業担当を変更出来ることです。

全体を俯瞰し、作業が集中している人がいたならば、手持ちの少ない他の人へ作業をスライドさせます。

各タスクのコメント欄に、作業内容と使用するファイルの在処、を添付出来るので、新たに作業担当者への引き継ぎも簡略化出来ます。

Skype

ちょっとした連絡を取るのに、Skypeのチャットは最適です。

メールのような文章の修辞に気を取られる事なく、伝えたいことをサッと伝えあえるレスポンスの早さは、まるで隣の席に相手が座っているかのようです。

チャットでは伝えきれない内容になれば、音声通話に切り替え、話の内容が図面の確認になった場合は、Skypeの画面共有機能を使い、お互いに同じ画面を見ながら話をします。

この便利さは実際にやった事がある人でないと分からないと思いますが、離れているにも関わらず、テーブルを囲んでいるのと同じ様な感覚です。

ツールに踊らされないライフハック – このまま一生β版

 

■まとめ

作業を外注化する際に注意することとして、その作業過程を可視化することの重要性について説明しました。

記事の内容を改めて振り返ると、ブラックボックスを可視化することの意味合いは、相手の進捗状況や作業内容を常に監視することではなく、両者で共通のゴールとそれに至るまでの道のりを共有すること。

そして疑義や確認事項を直ぐに確認出来る双方向のコミュニケーションを築くことに他なりません。

Image(2)

運用方法を紹介したDropbox、Nozbe、Skypeはそのプロセスを円滑に行うためのツールということです。

このシステムを構築して二年以上経ちますが、もしこの組み合わせを構築出来て無ければ、納期に間に合わせることが困難な仕事がいくつ合ったか分かりません。

いずれのツールもクラウド(SkypeはP2P)という会社の情報管理規定的にはグレーゾーン(現在定められていない)のため、運用については細心の注意を図りながら便利に運用してきたいと思うのです。

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バスの中で落としたiPhoneが手元に戻ってくるまで

中野駅に向かうバスの中でiPhoneを落としてしまいました。
なんとか無事に手元に帰ってきたので、それまでの経緯と取った対策について紹介したいと思います。

 

■先ずはiPhoneのロック

最初に行ったのは、万が一に備えたセキュリティー対策。

住所や電話番号などの個人情報と併せ、Evernoteのような個人的データベースが入っているので、悪用された時の事を考えると、財布を落とす以上に危険です。

パスコードロックはかけていますが、念の為にiPhone自体をロックし「紛失モード」に切り替えました。

やり方は、デスクトップPCからiCloudにログインし「iPhoneを探す」を選択します。

Image

※iCloudで「iPhoneを探す」機能を利用するには、端末にアプリ(Find iPhone)を予めインストールしておく必要があります。

○○

アイコンをクリックすると、画面に地図が表示されます。ここに紛失したiPhoneの現在位置が表示されるのですね。

▼左上の「デバイス」をクリックImage(1)

▼ロックするiPhoneを選びます
Image(2)

▼選択したiPhoneを紛失モードに切り替えImage(3)

▼拾ってくれたかたへのメッセージと連絡先の電話番号を記入Image(4)

■現在位置をトレース

セキュリティー対策と、拾ってくれた方へのメッセージを設定したので先ずは安心。では、私のiPhoneが現在何処にあるのかを調べます。

地図を確認すると、移動しているのが分かりました。

▼現在地Image(5)

iPhoneにインストールしている、別のアプリ(Google Latitude)でも場所を確認してみます。

Image(6)

このサービスも、アプリがインストールされたデバイスの位置を、パソコンのブラウザからリアルタイムで確認することが出来ます。

▼GoogleLatitudeで確認したiPhoneの位置Image(7)

このGoogle Latitudeの面白いところは、現在位置だけでなく、これまでの移動経路も表示できること。

現在練馬駅にあるiPhoneがどのような経路を辿って、ここに行き着いたかを調べてみます。

○○

移動経路を確認してみると、この線形は私が毎日利用しているバスルートと一致していることが分かりました。

要するに、誰か一般の人が拾ったのではなく、現在もバスの中に落ちているか、若しくはバスの乗務員が保管していることが予想されます。

Image(8)

■問い合わせ

さっそく、京王バスの営業所に電話をし、携帯電話を紛失した旨を伝えました。

Image(9)

状況を説明すると、AUのiPhone(黒)を一台保管していること。そしてそれが現在練馬駅にあることが聞けました。

それそれ!それ私のiPhone!!
ここでやっと安心できました。。。

■受け取り

京王バスの担当者によると、紛失物の受け取りが出来るのは車両基地のある中野車庫というところ。

幸いにも会社から歩いて5分の所です。
暫くして現在位置を確認すると、中野車庫までiPhoneが到着していることが確認出来ました。

▼これで何時でも受け取りに行けるImage(10)

どこでどうやって落としたのか今も分かりませんが、iPhoneの現在地を把握することで、問い合わせ先を絞ることが出来たのは助かりました。

もし、これが不明だと、バスの営業所に問い合わせるのと併せ、交番にも紛失届を出す必要があったでしょう。

■おまけ

今日の移動経路を辿ってみると、私のiPhoneは、練馬駅~中野駅を一往復半したのち、中野車庫にたどり着いたようです。

Image(11)

ちなみに、この移動経路ログは過去にさかのぼり、一ヶ月間単位でその履歴を表示出来ます。
▼先月は江ノ島と羽田空港に行きました。Image(12)

▼先々月は岩手への出張が多かったんですよねImage(13)

このように、iPhoneの紛失対策以外にも、自分自身のライフログとして利用するのも一つです。

■後日談

紛失対策としてロックをかけたiPhoneは、自宅に放置してある機種変更前のものであり、紛失したものにはロックがかかってなかったようです。。。

▼妻からのメールで気づく
Image(14)

みなさんも、紛失対策はしっかりしましょうね(笑)

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The difference between GTD’s Next Action and a simple to-do list

■GTD for me

It has been several years since I encountered GTD, but I could not properly explain the difference between the two in my own words. Recently, I finally became able to explain my comprehension in my own way, so I write this article to reorganize that. At first, if I were to say what has changed between the me before GTD and the me afterwards, it is that my stress at work and in my daily life has disappeared, as has the woolly-mindedness I felt before. For me, this is where the difference between a simple to-do list and GTD’s Next Action lies, so I would like to rethink this difference.

■ What is collected by GTD?

The first step of GTD is to write down everything that is on your mind. What is collected by this is not just concrete tasks but also abstract feelings and ideas that cannot move into action right away. Those miscellaneous lists are the thoughts and hazy feelings on our mind that we cannot sort. Those hazy feelings rarely appear on our consciousness, but they rear their heads at small opportunities and trouble us. For example, like rubbish that has sunk to the bottom of a clear lake, it usually stays sunken at the bottom of the lake quietly if nothing is happening, but it makes the water muddy if a rock is thrown in or there are waves on the water’s surface.

■The essential difference in the collection scope

If a simple to-do list’s collection scope is just the rubbish that is floating on the water surface, GTD’s also collects the rubbish that has piled up at the bottom of the lake. Then, following GTD’s flow, there is the selection task wherein each one is ascertained to be either treated as rubbish or made clean and returned to the bottom of the lake.

■ Forgotten courage and a stress-free life

Asking what the rubbish at the bottom of the lake – the small thorns stuck in the bottom of our hearts – is a task that is accompanied with more than a little pain. If that is something you do not want to see now, it’s fine to toss it into the Someday List and follow the flow of GTD when you change your mind. If you feel relieved after the task is finished, thinking all the things that were on your mind are now on your list, you can be relieved and forget. If we say forgetfulness is a safety device to protect people’s healthy minds, GTD is a system to allow people to be relieved about the things on their minds and let them forget. If anything is on your mind, pick up a pencil right away and try putting it into words that you can see. That should be Next Action, which makes a stress-free life into reality.

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子供に本棚をまるごとプレゼント出来る。電子書籍の最大のメリットはこれかも。

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photo credit: Maarten Takens  via photopin cc

前回の記事では、電子書籍のコメント(ハイライト)共有機能が、読書体験の仕組みを大きく変える可能性、そしてそれがAmazonの販売戦略にも繋がっている事について考えてみました。

楽天のKoboには感じられないKindleの可能性 – このまま一生β版

今日は電子書籍の可能性について、別の視点、本が電子化されることによって実現する、最も直接的なメリットについて書いてみたいと思います。

○○

電子書籍のメリットは物理的な場所を占有しないこと。

カバンに重い本を何冊も入れて運べないけど、Kindleなら400gにも満たない端末に何冊も入れて持ち歩ける。

確かにそうなのですが、この書籍の電子が場所を取らない事はもっともっと大きな可能性を秘めています。

■本棚の物理的な制限

容量に制限があるのはカバンだけでなく自宅の本棚も同じです。

私は毎年、年末に棚卸しを行い、要る本、要らない本の仕分けを行っています。

そして、何時か改めて読みたいと思った本は本棚に戻し、もう読む必要はないと判断したものはダンボールに詰められTSUTAYA行きとなります。

中には処分するには後ろ髪を引かれる本もあるのですが、新しく購入した本の場所が確保出来ない状態では、やむを得ません。

これまで、何度この作業を行い、何冊の本が手元を離れていったでしょうか。

中には、今読み返す事で新たな気付きが得られる物もあったかもしれません。
そう考えると、置く場所が無いだけの理由で宝物を捨ててしまったような残念な気持ちになってしまいます。

■クラウドに本棚を作る

その点、電子書籍は購入した本を廃棄する必要がありません。Kindleのようなデータをクラウドに置いておき、必要に応じて端末にダウンロードするようなシステムであれば、手元に置いておける本の容量は無制限です。

これから購入する電子書籍はそのデータベースにコツコツと蓄積され、その数は自分が生きている間、ずっと増え続けるでしょう。

■父の本棚の記憶

本棚は、その人が何に興味をもち、どんな思想を持っていたかを如実に表します。

私が子供の頃、父が遺した本棚を物色し、色鮮やかな図鑑や画集を眺めながら、亡き父の面影を想像していました。

母から聞いた話では、父はかなりの読書家で常に何かの本を手にしていたそうです。

その父の本棚も、数回に渡る引越しの中で少しづつ処分され、今はどんな本が並べられていたのかさえ思い出す事が出来ません。

■本棚を丸ごとプレゼントする

現在、子供は幼稚園にも通ってもない歳ですが、中学生位になったら父が読んだ本がギッシリ詰まったKindle(その頃にはもっと良い日本発のデバイスが出ていますように。。)を渡そうと思います。

進路や人間関係で悩んでいるようであれば、自分が参考になった本を何冊か勧めてあげても良いですね。

もしかしたら、私が引いたハイライトやメモが問題解決のヒントになるかもしれません。

まだまだ夢ような話ですが、本が電子化される事で、次の世代に親の知識と想いを遺す事ができる。

それが電子書籍のもつ可能性の一つだと思うのです。

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楽天のKoboには感じられないKindleの可能性

Kindleがリリースされ「読書のソーシャル化」が一気に広がりそうです。

本を読むのに紙が良いか、それとも電子書籍が良いかの議論は、人の好みや読書環境により、メリット、デメリットの天秤は揺れ動くので、一概にどちらが良いかの結論はここでは出せません。

ただ、電子書籍でしか出来ないことがあり、それが潜在的に求められている機能であれば、電子書籍のニーズは大きくなり、利用の場面は一気に広ると予想されます。

■電子書籍でしか出来ないこと

電子書籍の最大のメリットは、その端末がインターネットに接続され、今読んでいる本自体が世界と直接繋がっている事です。

これは、紙か液晶画面かという、コンテンツの表示方法とはまったく別次元の特性です。

本を読み、それを通して新しい知識を得、物語に感動し心を震わせる。

本を読む事で得られるこの様な体験を読書体験と呼ぶなら、従来の読書体験が個人的で閉じられていたのに対し、電子書籍によるそれは、個人の枠を超え他者の体験と交わり、新しい体験を生み出します。

■読書体験の共有

抽象的になりすぎたので、電子書籍の何処に可能性を感じるか具体的に説明したいと思います。

Kindleストアが公開されてすぐ、私もiOSのKindleアプリで何冊か読んでみました。
その中で面白いと感じたのがハイライトの共有機能です。

アプリでは、読書中、気になった所にマーカーを引くハイライト機能があります。
紙の本であれば、付箋を貼り赤線を引くのと同じですね。

そして、そのハイライトは、コメントを添え、FacebookやTwitterに投稿する機能が付加されています。

IMG_3576(1)

IMG_3577(1)

Twitterへ投稿すると、この様な感じでポストされ、リンクのURLをクリックすると、ハイライトされた本文とコメントが表示されたページへジャンプします。

IMG_3579

▼Kindleからポストされたベージ
Image(189)

現時点では、各ユーザーが投稿したWebページはバラバラで、他のユーザーの投稿したページとは繋がりはありませんが、もし追加機能として、同じ本、本の同じ箇所についての感想を他のユーザーの感想と併せて一覧表示出来るとどうでしょう。

■電子書籍の可能性

同じ本、同じページであったとしても、それに対する感じ方、感想は人それぞれです。

これまでは、近くに同じ本を読んだ人がいて、お互いに感想を述べ合うような場がなければ、自分の感想と他人のそれとを比べる事は出来ませんでした。

Web上では書評を書いたり、また人の書評を読むことは出来ますが、一般の読者がそれを実行するには少しハードルが高く感じます。

最初に戻りますが、私が電子書籍に感じる可能性、魅力はここにあります。

自分が今読んでいる本、そこで感銘を受けた箇所をリアルタイムに公開して共有出来ること。

その方法も、iPhoneやその他スマートフォンなどの携帯デバイスからTwitterやFacebookに投稿するのと同じくらい気軽に出来るところです。

例えるなら、不特定多数の人とオンラインで読書会を開いている様な感じしょうか。

■まとめ

ここ数年、ソーシャル化という言葉が一般的になりました。

手軽に読む事ができ、手軽に感想を公開出来る電子書籍の登場で、ソーシャル化という言葉が読書の世界にも押し寄せるのか。

今年は電子書籍元年と言われ、色々な方がKindleの感想記事を書かれてます。
この先、Kindleを初めとする電子書籍とマーケットが、読書の仕組みを大きく変えるか、それとも変わらないのか。

その判断が下されるのは来年以降になるのでしょう。

■補足

本の感想をWebにポストする事は、ユーザーが自らその本の宣伝をしているのと同じです。

これからは、KindleからポストされたコメントをTwitterやFacebookのタイムラインで見かける事も増えるでしょう。

そして、それを読んだ他のユーザーがURLをクリックし、その本を購入するのも自然な流れです。
Amazonのマーケティング戦略は実にしたたかで、よく考えられています。

今年、日本発の電子書籍デバイスとして、楽天のKoboが鳴り物入りで登場しましたが、携帯デバイスで本を読めさえすれば良いと考えてそうな楽天と、読書体験自体を仕組みから変え、更にはそれ自体を広告媒体として利用しようとしているAmazonとでは、Amazonの方に軍配が上がりそうですね。

日本発の電子書籍マーケットにはもっと頑張って欲しいものです。

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Nozbeをグループウェアとして使う(1)

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photo credit: Stéfan via photopin cc

Nozbeはグループウェアとして利用するとき、その機能を最大限に活用出来ます。

あくまで個人的な感想ですが、Nozbeを個人的なタスク管理ツールとしてのみ利用した際の効果は、グループで利用する場合と比べ半分ほどに感じます。

■コミュニケーションツールとして

Nozbeを、仕事を一緒に進めるグループメンバーで使うと、各個人が同じ土俵でタスク管理が出来るだけでなく、メールの代替ツールとして使うことが出来ます。

このお陰で、メールでの作業依頼や質問への返答などのメール送受信が一切無くなりました。

伝えたいこと、確認したいことの粒度が小さければ小さい程、メールではなくSkypeなどのチャットの方が気軽にコミュニケーションを取りやすい。チャットを使った事のある方なら実感されていると思います。気軽さの順位は

チャット > Nozbeコメント > メール > 電話

といった所ででしょうか。

■メールは脳のリソースを削るツール

我々はメールを受け取ると、その文章を読んで相手の意図を汲み取り、そして自分が何をすべきかの判断、GTDでいう処理〜整理のステップを頭の中で始めます。

一日に受信するメールの数か二桁迄なら何とかなりますがCCも含め三桁にもなると、その処理をするだけで一苦労です。

時間も奪われますし、それ以上に、読む、読まない、要返信、タスクに追加などの判断を強いられる回数に反比例し、脳のリソースは目減りしていきます。

普段何気なく使っているツールが、時には仕事を一緒にする同僚を疲弊させている事実をもっと真剣に考える必要があると思うのです。

■なぜタスク管理ツールが効果的なのか?

タスク管理ツールに登録するタスクは細分化し、その名称を見るだけで何をすべきか、誰が見ても分かるよう具体的なものにしています。

Nozbeの場合は、そのコメント欄を活用し、タスク名称だけでは説明できない細部の指示や、使用するファイルの在処を記載するようにしています。

▼作業指示はコメント欄に記載
Image

このタスクを他の人にお願いする場合は、タスクの情報を開き、担当者を変更するだけです。

▼作業担当をリストから選択して決定
ScreenClip2

タスクを依頼された人は、そのタスクに☆マークが付き、自動的にNextActionに移動するため見落としがありません。

また、メールと違い「具体的に何を実行するか」に特化された情報しか記載されていないため、メールの本文を読み解くような手間もかけさせません。

■まとめ

この先、職場環境からメールが無くなるようなことはないと思いますが、その役割は徐々にそぎ落とされ、情報の伝達・共有のための道具という色彩が強くなっていき、仕事を進める上での具体的な作業指示、質問、確認に関するコミュニケーションは、チャットツールやグループウェアに置き換えられていくでしょう。

朝一番に開く一本の長文メールで、昨日の会議録を読まされ、その中からやるべき事を抽出し、宛先一覧からその作業指示が誰に出されているかを汲み取り、そのメールにどう返信するかで悩む。

そんな無駄なことに頭を使うことが無くなるようにしたいものです。

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TaskChute2を左手だけで操作する方法、レアな事例

タスクの収集〜処理整理〜レビューまでのステップをWebアプリのNozbeで行い、NextActionの実行にはTaskChute2を使っています。

TaskChute2では、タスクの追加、コピー、時間の入力をスムーズに行うためのショーカットがあり、そのキー操作は自分で設定する事か出来ます。

▼ショートカットの設定項目
Image(15)

こちらの記事で書きましたが、右手の負担を軽減するため、頻繁に使用するコマンドをBELKINの左手入力ツールに集約させています。

 

この左手ツールの便利な所は、ボタン一つにコピー(Ctrl+C)などのショーカットを登録者出来るだけでなく、コピー → リターン×二回 → ペーストの様に、連続した複数のキー操作、ショーカットを一つのボタンに記憶させる事が出来ることです。

 

作業の効率化を突き詰めたら机からマウスが無くなった – このまま一生β版

Image(16)

ちなみに、私は各ボタンに以下のショートカットを登録しています。

Image(17)

黄色い着色のショートカットは、マロさんが作成されたNozbe同期マクロで、⑪番のNozbe同期ボタンを押すと、Nozbeで登録しているNextActionのタスクが、TaskChute2に自動でインポートされます。

この同期ツールが無かったら、TaskChuteを使い始める際のハードルが相当高かったでしょう。

Image(14)

始業時レビューを行い、今日やろうと決めたNextActionのタスクを、NozbeからTaskChute2にインポートした後は、大きな割り込みが無い限り⑬番と⑭番のボタンを交互に押していけば、上から順にタスクの開始時間と終了時間が刻まれていくのです。

⑬番のボタン
選択したタスクを一番上に移動させ、開始時刻セルに現在時間を入力

⑭番のボタン
未完了のタスクの開始時刻のセルにジャンプし、終了時間のセルへカーソルを移動させ、現在時刻を入力

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Nozbeのデスクトップ版にタスクのテンプレート機能が追加されました。これはチェックリストの登録に便利

今回のバージョンアップで、タスクリストのテンプレート機能が追加され、なかなか使えそうな予感です。

NextActionをラベルでフィルタリング出来ないという欠点は残ってますが、そろそろWeb版から完全に乗り換えても良さそうな仕上がりに達したようです。
ではテンプレートの作り方について紹介したいと思います。

■テンプレート作成

先ずは、テンプレートの元となるプロジェクトを作成します。
仮のタスクを三つほど登録しました。

▼テンプレート用のプロジェクトを作るImage(183)

次は、画面下に新しく追加されたアイコン【Creat Temprate】をクリックします。

▼テンプレート作成のアイコンをクリックImage(184)

テンプレートの名称を入力する窓が開くので、任意の名称を入力します。
ちなみに、既存のテンプレートに上書きすることも可能です。

▼テンプレートの名称を入力Image(185)

■テンプレートの呼び出し

作成したテンプレートを呼び出すには、プロジェクトの作成アイコンをクリックします。
プロジェクト名称入力欄の横にあるアイコン。これが先ほど作成したプロジェクトを呼び出すためのアイコンです。

▼テンプレート呼び出しのアイコンをクリックImage(186)

アイコンをクリックすると、テンプレートの一覧が表示されます。
先ほど作成した「TEST」という名称のテンプレートが見えますのでクリックします。

▼呼び出したいテンプレートをクリック
Image(187)

すると、先ほど登録したTESTという名称のプロジェクトが複製されました。

▼呼び出されたテンプレート
Image(188)

■テンプレートの使い方

テンプレート機能の活用方法ですが、一番良さそうなのがチェックリストをテンプレートとして登録しておくことです。

私は出社時、昼休み後、終業時にやることのチェックリストを作っていますが、このような細やかなものをテンプレート化出来れば、タスク実行時の抜けをなくし、その確実度を高めることが出来るでしょう。

 

始業時レビュー

Image(13) メールチェック

Image(13)スケジューラー確認・登録

Image(13)手帳の内容確認

Image(13)43Folderの整理

Image(13)inboxの整理

Image(13)各コンテキストの確認

Image(13)Nozbeコメントの処理

Image(13)クローズドタスクの作成

Image(13)TaskChuteへの転送・並び替え

Image(13)その他事務連絡等

中間レビュー

Image(13)掲示板確認

Image(13)デスクトップの整理

Image(13)交通費精算

Image(13)出張精算

Image(13)名刺の整理

Image(13)協議資料のスキャニング

終業時レビュー

Image(13)机の回りの片付け

Image(13)明日のタスクリスト調整

Image(13)作業日報記入

デスクトップ版もようやく実用レベルに到達してきたようです。

出来れば同じ機能はWeb版やiOSアプリにも実装して欲しいものです。

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お題:あなたのタスク管理が大きく変わった瞬間を教えて下さい

タスク管理を継続して実践していると、何かのタイミングでその効果がグンと上がる瞬間があります。

それは使っているツールの変更や他のツールとの組合せ、リストの作り方をちょっと変えるなどちょっとした工夫です。

このブログでタスク管理を中心に記事を書き始めて2年くらい、タスク管理を意識的に始めて5年ほど経ちましたが、あの時から大きく変わったな、と感じるポイントが何度かありましたのでそれらについて紹介したいと思います。

■タスク管理を始めたとき

私がタスク管理を意識して始めたきっかけは、仕事に追われ多忙な毎日を何とかしたいという一心でした。

電話のメモや、作業内容を書き留める備忘録と一緒に自分がやる事を忘れないようテキストメモを残していたのが最初だったと記憶しています。

その辺りの経緯はこちらの記事でまとめています。


お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか? – このまま一生β版

それまでは、手帳や卓上カレンダー、またパソコンの画面脇に貼り付けた付箋で、ざっくりとしたやることリストを管理していました。

しかし、その程度のやり方では、そこから抜け落ちたやるべき事の大半が頭の中に残ってしまったためそれらを忘れないようにという気持ちから常にストレスを感じていました。

■GTDとの出会い

頭の中の気になることを全て書き出し、頭の中をからっぽにする。

今となっては当たり前になってしまいましたが、この考え型に出会えたのが目には見えないながらも、精神的に最も大きな変化をもたらしました。

ゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト | Lifehacking.jp

そのきっかけとなったのは、こちらの記事です。

こちらの記事でも書いてますが、そこからGTDという言葉を知り、書籍やウェブの関連記事を読みながら試行錯誤を始めました。

■OutlookからNozbeへ

私がタスク管理を始めたきっかけは、最初にも書いたとおり、仕事を何とかしたいというのが動機でしたので、タスクリストの内容は100%が仕事関連のものだけでした。

使っていたツールはOutlookでしたが、それはその当時使っていた携帯電話がWILLCOMのスマートフォンで、端末にプリインストールされていたTodo管理ソフトが、Outlookのそれと同期が出来たからです。

ふと思い出したやるべき事を、携帯のTodo管理ソフトにその場で入力し、そのデータをUSBで同期させたPC上で確認するという手法は、クラウドが主流の今となっては古臭い感じもしますが、本質は変わっていません。

PC上でタスクリストを確認し、Outlookのカレンダー上で並べ替えをするやり方は、今でも良かったと思ってます。

タスクリストと週間スケジュール – このまま一生β版

本当はプライベートのタスクも管理したかったのですが、Outlookのタスク管理画面が、仕事、プライベートと上手く切り替えられなかったこと、また、タスクの粒度を落としにくかったため、今でいうプロジェクト単位の管理しか出来ていませんでした。

その後、仕事、プライベートのタスク全てを一つのツールに纏めたいという思いが強くなりGTDに完全準拠という宣伝文句に釣られ、新しいツールに乗り換えました。
それが現在も使い続けているNozbeです。
Nozbeの使い方~その2(Outlookから乗り換えた理由) – このまま一生β版

このツール変更により、頭の中に残っていた気になること全てを、初めてタスク管理ツールに落としこむことが出来たのです。

■タスクを時間軸にセットする

ここまでは、おもに頭の中の気になること、モヤモヤを一掃し思考をスッキリさせられたことが最大の効果でした。

しかし、やるべき事を明確にリスト化させてもタスクの先送り問題は解決されず、目の前に今日やると決めた事のリストがあっても、なかなか手を付けられない。そんな状態が暫く続きました。

この先送り問題を解決してくれたのがTaskChute方式でした。

目の前のタスクリストに100%向き合うためのタスクシュート – このまま一生β版

 

 

この記事を書いた時点では、マロさんが開発されたブラウザ版のTaskChuteを使わせて頂いてました。(現在はサービス終了となっています)

 

リストが目の前にあっても実行出来ない。
それはその筈です。なぜならそこに並べてあるもの(仕事)は決して好物ばかりではなく、苦手なもの、出来れば避けて通りたいものも含まれます。

TaskChute方式を取り入れるまでは、その雑多な食材を前にして、好きな物から平らげてしまい、残った苦手なものを横目で眺めているといった感じでした。

その点、TaskChute方式に従うと、その全ての食材(タスク)は、ベルトコンベアに載せられた如く否応がなしに流れてくるため、好き嫌いを言っている暇はありません。

ただ淡々と、順番にリストの上から順番にこなすしかないのです。

自分個人の作業スピートを上げ、タスクとタスク間のアイドリング時間を短くし、1日の作業密度を高めたという点では、これが最も大きな転換期でした。

また、これにより本当の意味で仕事の見通しも付けられるようになりました。

図解で示すタスク管理の必要性 – このまま一生β版

■グループでのタスク共有

Nozbeのタスク共有機能に気がつき、一緒に仕事をするチームメンバーや協力会社の担当にもアカウントを作ってもらい、これからやるべき事を同じ土俵(ツール)で共有したことは、個人の生産性を上げるだけに留まらず、その仕事に関わる関係者全員の作業効率を高めました。

もうメールには戻れない。Nozbeのコメント機能を徹底的に使ってみる。 – このまま一生β版

それはただ作業のスピードが早くなったというだけでなく、これからやるべき事の全てを可視化し、誰がいつ迄間に、何をやるのかを明確にすることで、仕事に抜けが無くなった事が最大の効果でした。

それには、タスクリストを紙に印刷して打合せを行ったことや、打合せをテーブルでNozbeの画面を直接見ながら打合せを行うことも効果的でした。

Nozbeを使い社内打ち合わせを円滑に行う方法 – このまま一生β版

Nozbeの使い方~その12(社内ミーティングの実践方法) – このまま一生β版

このステップについてはまだまだ発展途上です。現時点では自分がリストを作り、それをメンバーに移譲するという一方通行です。

今後はメンバーにもっと使いこなしてもらい、組織の上下、左右でタスクの流動化が出来るようになれば、作業の平準化も進むと思ってます。

■第二領域にフォーカスする

ここまで書いてきた転換期は、全てが仕事に関するもの。

全て仕事をもっと楽に、早く、効率的に、皆で進めるにはどうすれば良いか?という模索と試行錯誤の結果から生まれました。

そのお陰かどうか分かりませんが、昔の様に終電間際まで働くことが当たりまえの生活から脱することが出来ました。(絶対的な仕事量と質が変わったというのもありますが)

そこでやっと、少しだけ出来た余剰時間をどう使うか、何に使うか?という個人的で前向きなタスクについて考える余裕が出来のです。

これが、いわゆる第二領域のタスク(緊急ではないが重要なタスク)です。

7つの習慣のミッションリストをタスク管理ツールに落としこむ – このまま一生β版

第二領域のタスクを生活習慣に取り入れるための3つのステップ – このまま一生β版

 

 

本来ならば、第二領域のタスクのための時間を先に確保しておくべきだったのでしょう。

でも本当に忙しい時期には、繁忙感に襲われその領域の事柄について意識を向けることさえ出来なくなってました。これは大きな反省点です。

この第二領域のタスク管理については、まだまだ結果が伴なっている感じがせず、もっと集中し没頭出来るよう仕組みをチューニングし、それに合わせて自分の生活スタイルも改善するつもりです。

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図解で示すタスク管理の必要性

出社後の始業時レビューでNozbeのプロジェクトリストを確認し、クローズドリストをTaskChuteに転記する。

各タスクにかかる見積もり時間を記入し、優先度の高いものから順番に並べる。
チームメンバのスケジュールチェック、Googleカレンダーと手帳のカレンダーの同期、43フォルダーの確認など、細々としたチェックを終えるのも合わせて、レビューが終わるまでおおよそ15~20分。

ちょっと混みいると30分程度かかります。
午前中の貴重な時間に、具体的な仕事をしていない私を見て、同僚や上司は奇妙に思ってるかもしれません。(いや、多分見てもいないでしょうけど笑)

一見無駄にも見えるこの儀式を毎日確実に行なっているのにはそれなりの理由があります。

ScreenClip始業時レビュー – #publicNozbe

■今日の見通しをたてる

一番の理由がこれです。

手持ち業務が幾つかあり、それぞれの業務に複数の検討項目、作業項目があります。そして、その検討や作業を終わらせるのに、沢山のステップ(タスク処理)が必要である。

その沢山あるタスクの中で、今日やるべき事を適切に選択し、重要度を判断し、そしてそれら全てが終るのが何時になるのかを明らかにする。
これを頭の中だけでやるのは到底不可能です。手帳などのアナログでも出来ない事はないですが、予定の組み替え、編集、再利用などを行うにはやはりデジタルツールの方が有利です。

タスク管理で大切なのは、それを行なうことで作業効率を高め、一日で実行出来るタスクの数を増やすことではありません。
私が思うのは、全てのタスクを洗い出すことで、今日そしてこの先一週間程度の仕事のつまり具合、締切、他の人への作業依頼のタイミングなど、自分の仕事の流れを見極め、重要なマイルストーンを見逃さないためです。

これはカヌーに乗って川を下るとき、自分の視線がどれくらい先をを見通せているかに似ています。遠くまで見通せていれば波間に顔を出す岩を避けるのも簡単ですが、目先しか見ていないと、視界に急に飛び込む障害物に対応するのもままなりません。
運が悪いと転覆してしまいます。

■見通しをたてることを図解で示す

それでは、今日一日の仕事が見通せるようになるとは具体的にどのような事か説明したいと思います。

Step1:タスクの収集

まずは、下の画像ですが、これは処理しなければならないタスクの集まりです。

色々なプロジェクトのタスクが頭の中にバラバラの状態で混在している状態と考えてください。

image

この頭の中でごった煮状態になっているタスク(気になること)を整理するには、それらを紙やタスク管理ツールなどに書き出し、頭のなかを空っぽにすることが重要です。

これはGTDの収集のステップに相当するもので、これを行わない限りいつまでも頭の中のモヤモヤ感は拭えませんし、見通しなんて絶対につきません。

Step2:タスクの整理

次に必要なのはタスクの整理です。
下の画像は、紙に書きだしたタスクを関連するプロジェクト毎に整理した状態です。

また、収集のステップを通じ、これまでは気づかなかったタスクが追加され、各プロジェクトにおいて重要度の高いものが明らかになりました。

image

Step3:実行日のの割り振り

この状態でかなりスッキリしましたが、見通しが立ったかというと、まだまだです。

なぜなら、この全てのタスクを今日一日で終わらせることが出来ないので、プロジェクトのスケジュールを踏まえ、実行する日付を割り振る必要があります。

ここでは、今日、明日、明後日の三日間にタスクを割り振ります。

image

Step4:クローズドタスクの作成

割り振ったタスクの中で、今日やるべきものだけ抜き出してみます。

これがいわゆるクローズドタスクと呼ばれるもので、余程緊急かつ重要な割り込みで無い限り、新しいタスクが追加されることのないリストです。

image

今日はこれらのタスクを終わらせれば帰れますが、では終わらせるのにどれ位の時間がかかるのでしょうか。

Step5:作業時間を見積もる

その時間がはっきりして初めて、1日の見通しが立ったと言えるのです。

その見通しを立てるため、それぞれのタスクを終わらせるのに必要な時間を見積もってみましょう。

下の画像では、必要時間の多さによってタスクの大きさを変えてみました。

image

Step6:重要度によるタスクの並び替え


時間の見積りが出来たら、それを1日の時間軸のなかで並べてみます。

すると、今日の仕事は20:00までかかることが分かりました。

実際に仕事に取り掛かる際には、重要度の高いタスクを先に終わらせるよう順番の並べ替えます。

ここで言う重要度の高いタスクとは、他の人への段取りとか作業の指示など、それが終わらないと人が動けないようなものです。

翌日締め切りの仕事の段取りと依頼を終業前の夕方にやるようではダメだということですね。

image

Step7:タスクの移譲

もしチームメンバーで手が空いている人がいれば、定時以降にやる予定のタスクを移譲することもできるでしょう。

これも、やるべきタスク全てを洗い出し、それを直ぐに実行可能な粒度まで分割しておいて初めて可能となるのです。

image

これで、やっと1日の見通しが立てられました。

あとは、時間軸に並べられたタスクを一つ一つ着実に実行していくだけです。

■まとめ

では最初の状態に戻ってみましょう。

これが、気になること、やるべき事を頭の中だけで管理しようとしている状態です。

image

この中から、今日やるべきことを抽出し、重要度を判断し、自分だけは終わらせられないものを他の人に移譲し、そして全てが終わるのが何時になるのかを見極める。

タスク管理を行わないと、それがどれだけ困難なことかが分かりますよね。

実際にはそれで仕事を回せている人もいると思いますが、その管理を自分の頭の中でやることによる認知的リソースの消費と、一つでも忘れられないというプレッシャーは如何ほどでしょうか。

この1日の見通しを立てること、そして何をやるべきか?という無用な思考を切り離しストレスフリーの状態を作るためにタスク管理、そして毎朝のタスクレビューをしているのです。

ちなみに、タスクの収集と整理はNozbeで行い、1日のクローズドリスト作成、時間の見積りはTaskChute2で行なってます。

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EvernoteがSkitch for Winと連携するようになった

今回のEvernoteのバージョンアップ内容に気になる内容を発見!

なんとブログの画像編集アプリとしてMacユーザーには必須ツールであるSkitchのWindows版に対応したとのこと。

 

 

▼バージョンアップ内容
ScreenClip(18)

さっそくリンクを辿ってダウンロードサイトに行ってみました。

 

▼Skitch for Windowsはこちらからダウンロード出来ます。ScreenClip(22)

使用しているPCはWwin7なのでSkitch for Desktopをダウンロード

 

▼早速インストールしてみましたScreenClip(19)

 

新しいバージョンのEvernoteを開くと、画像を選択した際の右クリックメニューにSkitchで描き込みのメニューが追加されていました。

▼Evernoteにもちゃんと対応していますねScreenClip(23)

 

メニューを選択するとSkitchが立ち上がり、編集画面に入れます。

▼線を引き、文字を記入してみましょうScreenClip(21)

ファイルを保存すると、Evernoteノートに貼り付けられた画像が更新されます。

 

▼Evernoteに戻ってくるとSkitchでの編集内容が反映されていますImage(7)

いいですね!これはいい!!

私はブログの下書きソフトとしてEvernoteを使っているのですが、その作業がグンっと捗りそうです。

Windowsユーザ向けブログエディタの決定版!Windows Live Writerがあまりに便利!!への補足 – このまま一生β版

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第二領域のタスクを生活習慣に取り入れるための3つのステップ

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photo credit: Pete Boyd via photopin cc

7つの習慣で書かれている第二領域のタスク、いわゆる緊急ではないが重要と位置付けられているタスクを生活習慣に取り入れるには、大きく分けて三つのステップが必要です。

1. 自分にとっての第二領域の定義
2. 具体的な行動としてリスト化する
3. 生活の中に取り込むタイムマネジメント

今回の記事では、私がそれぞれのステップをどのような方法で行なっているかについて説明したいと思います。

■自分にとって第二領域のタスクは何か?

これについては、以下の記事で紹介しています。

7つの習慣のミッションリストをタスク管理ツールに落としこむ – このまま一生β版

第二領域のタスクとは、こつこつと継続して実行することで、未来の自分を大きく改善する投資活動だと解釈しています。

個人的なもので言えば英語の勉強。
緊急性はありませんが、仕事で使えるレベルの英語力を身につけられれば、仕事の幅が広がります。去年はウガンダと東ティモールへ行きましたが、英語力を高めておけば、声をかけてもらうチャンスはもっと多くなるでしょう。

他には、このブログを更新するのも第二領域のタスクに含まれます。
更新しないからと言って誰からも文句は言われませんが、一つ一つ記事を積み重ねることで、論理的な文章構成力、表現力、また発想力が鍛えられます。

また、現時点での広告収入は微々たるものですが、PVを増やせれば家計に組み込むことが出来るレベルになると考えています。

 

個人的な第二領域のタスク以外にも、家族や仕事、他にも社会活動など自分が負っている役割毎に、その価値を高められるものがあるはずです。

そして、それらを自分の理想に向け改善するため、どんな行動が必要か?
先ずはそれを見極める必要があるのです。

なかなか、見つけることが出来ないという方は、先ずは自分の負っている役割を考える所から始めるとよいでしょう。

■具体的な行動に落とし込めているか?

次のステップは、第一のステップで定めた第二領域のタスクを具体化することです。
具体化というのは、そのタスクを今すぐ行動に移せる状態にすることです。

そのために必要なのがタスクリスト。

人は、目の前に具体的なリストがないと、やるべき事、やりたいことを行動に移す際の心理障壁を高く感じます。

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photo credit: net_efekt via photopin cc

仕事を終え、帰宅後にシャワーを浴び、夕食を済ませ、子供の寝かしつけを終わらせたあと、グッタリ疲れた頭で「さて何をしようか?」と考えているようでは駄目なのです。

そんな状態で机に座りPCの電源を入れても、ダラダラとニュースを読み、TwitterやFacebookのタイムラインを眺めるだけて時間が過ぎ去ってしまいます。

やっとの事でたどり着いた貴重な自分の時間、そこで何をするかは前もって決められ、リスト化されて初めて具体的な行動に移せます。

これを実行し続けていれば目標に辿り着ける。

自分でそう信じられるようなリストが常に目の前にあって初めて、目標への一歩を踏み出すことが出来るのです。

先ずは、役割毎に定めた目標とそれを達成するための具体的なタスク、またはプロジェクト(複数のタスク)を書きだし、すぐに確認出来る所に保存しましょう。

これはどんな形式でも構いません。
手帳でも結構ですし、Evernoteに専用のノートブックを作っても良いでしょう。

私はこのブログで何度も紹介しているNozbeに、全てのタスクを保存し定期的にレビューを行なっています。
そうやって目標にたどり着くまでのタスクリストを常に最新の状態にしているのです。

■生活の中に取り込むタイムマネジメント

先ほど紹介したような夜の一場面。
全ての用事を済ませたあと、寝るまでの1時間に何をするか?

その時々の気分でなんとなく決めるのではなく、第二領域のタスクを計画的に行動に移すにはもう一工夫が必要です。
medium_284995199
photo credit: gadl via photopin cc

時間にもう少し余裕があれば、Nozbeのプロジェクトリストを一通り眺め、その中から今日やることを選択するのですが、限られた時間の中でそのレビューを行なうのは得策ではありません。

そのような場面で、自分の納得できる行動を選択するには、その残り時間を有効活用するためのタスクリスト、ここでは各タスクに見積り時間を記入したテンプレートを数種類作っておくのが効果的です。

では、具体的にどのようなリストを作っているか紹介します。

■30分コース
Image(180)

■60分コース
Image(181)

■120分コース
Image(182)

これらのテンプレートは、寝るまでの時間がどれ位あるかによって自動的に選択されます。

30分しかない場合は、30分コースのテンプレートをエクセルベースのタスク管理ツール(TaskChute2)にインポートし、上から順番に処理していくのですね。

▼ちょうど今90分コースのブログ執筆タイムにいるところ
image

■まとめ

第二領域のタスクでも、例えば明日までに、今週末までに終わられなければならないなどの緊急性を帯びたものがあれば、何も考えずにそれを実行すれば良いのですが、そのような制約がない場合、逆に選択肢が多すぎることで、適切な行動を選択出来ない事が多々あります。

タスク管理の基本はその場で何をしようか?と考えないこと。

前持って決めているか、もしくは目に見えるリストの中から選ぶだけの状態にしておくことが大切なのです。

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電子書籍「あのプロジェクトチームはなぜ、いつも早く帰れるのか?」を発刊させて頂きました。執筆する際、最も力を入れた箇所、想いについてはこちら

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Nozbeのデスクトップ版のバージョンアップについて

Nozbeのデスクトップクライアントのコメント機能がバージョンアップし新しい機能が追加されました。

▼Nozbeのサイトで掲載されている画像
Image(167)

気になるのは、3番めのチェックリスト機能です。
それでは順番に見ていきましょう。

 

■通常のコメント

これは従来のコメント機能で、これまでと同じです。

▼Add comentでコメントの追加
Image(168)

▼こんな感じでコメントが追加されます。
Image(169)

 

■ファイルの添付

これまではプロジェクト画面でしかファイルの添付が出来ませんでしたが、これからは各タスクにファイルを添付出来るようです。

 

▼Add fileから添付するファイルを選びます。
Image(170)

▼Sample.pdfというファイルが添付されました。
Image(171)

コメント機能を使って作業指示を出すことが多いので、ここで作業に使用するファイルを指定•指示できるのは便利ですね。

 

■チェックリスト

Nozbeには何故サブタスク機能が無いのか?

ユーザーフォーラムでは何度もリクエストが上がってましたが、ずっと却下されて来ました。
理由としては、サブタスクを導入するとリストが複雑になり、ユーザーの混乱を招く。
それが開発者が一貫して主張している理由のようです。

そのスタンスは維持しながら、ユーザー要望に答えたのがこのチェックリストス機能なのでしょう。

▼チェックリストを作ってみた
Image(172)

▼保存をするとこんな感じに表示されます。
Image(173)

チェックリストなので、もちろんチェックを入れることができますね。

私は、分解できるタスクは出来るだけ細かくするよう心がけていますが、細かくしすぎると一覧性、操作性が損なわれるので、その粒度には気をつけています。

このチェックリスト機能は、このタスクをこれ以上分解するかどうか迷ったときに便利そうです。
個人的な希望ですが、これはコメント機能としてではなく、もっと別な形で実装して欲しかったです。

 

■Evernoteノートの関連付け

これまでは、Evernoteノートはプロジェクト画面でのみ関連付けが可能でしたが、今回のバージョンアップで個別のタスクに直接添付出来るようになりました。
タスクを進めるための作業資料など、コメント欄だけでは表現できない情報を外部(Evernote)から引用できるのはとても便利です。

残念なのは、検索して表示されるノートが、プロジェクト名称と一致させたタグがついているものに限られていること。

出来ればEvernoteの全ノートから、添付するノートを選択出来れば、相当便利になりそうです。

 

▼関連付けるにはノート名称で検索を行ないます
Image(174)

 

■URLのクリップ

作業の参考となるURLをコメント欄へ簡単に追加することが出来るようになりました。

 

▼入力欄にURLを入れると
Image(175)

▼こんな感じでURLが表示されます。
Image(176)

 

■まとめ

これまでに追加した幾つかのメモをまとめて表示させたのが、以下の画像です。

 

▼追加された色々なタイプのコメント
Image(177)

 

では、デスクトップク版で作成したコメントをWeb版で見てみましょう。

 

チェックリストの表示がデスクトップ版と同じような表示になり、チェックボックスも使えるか期待しましたが、残念ながらこのような感じになるようです。

▼デスクトップ版で作ったコメントをWeb版で見てみた
Image(178)

 

今後のバージョンアップに期待です。

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Nozbeのデスクトップクライアントのバージョンアップについて

Nozbeのデスクトップクライアントのコメント機能がバージョンアップされました。 ▼Nozbeのサイトで掲載されている画像 Image(167) 気になるのは、3番めのチェックリスト機能です。 それでは順番に見ていきましょう。

■通常のコメント

これは従来のコメント機能で、これまでと同じです。 ▼Add comentでコメントの追加 Image(168) ▼こんな感じでコメントが追加されます。 Image(169) ■ファイルの添付 これまではプロジェクト画面でしかファイルの添付が出来ませんでしたが、これからは各タスクにファイルを添付出来るようです。 ▼Add fileから添付するファイルを選びます。 Image(170) ▼Sample.pdfというファイルが添付されました。 Image(171) コメント機能を使って作業指示を出すことが多いので、ここで作業に使用するファイルを指定•指示できるのは便利ですね。

■チェックリスト

Nozbeには何故サブタスク機能が無いのか? ユーザーフォーラムでは何度もリクエストが上がってましたが、ずっと却下されて来ました。 理由としては、サブタスクを導入すると複雑になり、ユーザーの混乱を招くと考えているようです。 これまでのスタンスは維持しながら、その要望に答えたのがこのチェックリストス機能なのでしょう。 ▼チェックリストを作ってみた Image(172) ▼保存をするとこんな感じに表示されます。 Image(173) チェックリストなので、もちろんチェックを入れることができますね。 個人的な希望ですが、これはコメント機能としてではなく、もっと別な形で実装して欲しかったですね。

■Evernoteノートの関連付け

これまでは、プロジェクト画面でのみ関連付けられていた機能です。 使い方としては、そのタスクを進めるために必要な情報をEvernoteから引っ張ってくる時につかいます。 残念なのは、検索して表示されるノートが、事前にプロジェクト名称と一致させたタグがついているものに限られていること。 出来ればEvernoteの全ノートから選択できるようになれば相当便利になりそうです。 ▼関連付けるにはノート名称で検索を行ないます Image(174) ■URLのクリップ 作業の参考となるURLをコメント欄へ簡単に追加することが出来るようになりました。 ▼入力欄にURLを入れると Image(175) ▼こんな感じでURLが表示されます。 Image(176)

■まとめ

これまでに追加した幾つかのメモをまとめて表示させたのが、以下の画像です。 ▼追加された色々なタイプのコメント Image(177) デスクトップクライアントで作成したコメントをWeb版で見てみましょう。 チェックリストの表示がデスクトップ版と同じような表示になり、チェックボックスも使えるか期待しましたが、残念ながらこのような感じになるようです。 ▼デスクトップ版で作ったコメントをWeb版で見てみた Image(178)

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Nozbeの繰り返し設定が少しだけ柔軟になった

Nozbeのユーザーフォーラムを覗いたら、サーポート担当のDelfinaさんがこんなアナウンスをしていました。

▼新しいリピートオプションについてのお知らせScreenClip(147)

どうやら

・2日毎
・3週間毎
・2ヶ月毎
・3ヶ月毎
・2年毎

という繰り返し設定が増えたことのお知らせのようです。

 

▼サイトを開いて確認してみたScreenClip(148)

 

たしかにこれまでは

・毎日
・毎週
・毎月
・毎年

程度しか選択肢がなかったのですが、ちゃんと増えています。

 

まぁ、確かに少しは柔軟になりましたが、○○日毎という○○の部分を自分で入力出来るようにして欲しいものです。

今後の開発に期待です。

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タスクを分解する時には物語を意識するといい

medium_3729332748 (1) photo credit: Rishi S via photo pin cc

タスクを分割する際、その粒度をどの程度まで細かくすればよいか。

その大きさは、その人の仕事内容や作業環境、使っているツールにより適度な大きさが異なるため、一概にこれくらいとは言えません。

ただ、大き過ぎると作業内容が漠然としてしまい、細かすぎるとリスト作成と更新に手間が掛かります。

このタスクの分割問題については、これまで色々な試行錯誤を繰り返してきましたが、その成果として、プロジェクト(GTDにおける複数のタスクの集まり)を作る際の良いルール見つけたのでシェアしたいと思います。

 

プロジェクトには物語があるか?

未完で無い限り、映画や小説などの物語には終わりがあります。

物語にはその結末に向かって、読者や視聴者が楽しみ、そして混乱すること無く理解できるストーリーの組立てが必要です。

その物語の組立てのとき、語るべき大切な内容が抜けていたり、順番が前後すると、作者が意図した内容が伝わらないばかりか、混乱を招いてしまいます。

そうなると、その物語がどんなに素晴らしいものであったとしても台無しです。
この点を踏まえ、タスク管理に話を戻します。

タスクの集合であるプロジェクトにも物語と同じく始まりがあり、そして終わりがあります。
そのプロジェクトの目的は物語のテーマであり、それを終わらせるのに必要な具体的な行動をリスト化し、プロジェクトを管理するデータベースに保存します。

いわばそこに保存されている無数のタスクリストが物語の骨子であり、それを見ただけでプロジェクトの目的や全体の流れがイメージ出来ないなら、そのプロジェクト(物語)の作り方はイマイチという事です。

プロジェクトにマイルストーンを設ける

物語には始まりと終わりだけでなく、その途中には物語の節目となる色々なイベントが盛り込まれます。

そのイベントの入れ方がイマイチだと、全体の流れが単調となり物語の面白さも半減です。
タスク管理において、そのイベントはプロジェクト完了に至るまでの色々な節目と言えるでしょう。

medium_3642862552 photo credit: sludgegulper via photo pin cc

プロジェクトに登録されているタスクリストには、そのタスクがどのような状態かを示す「記号」を付加するとともに、具体的な行動以外の節目を登録しておくことで、その流れを俯瞰出来るようになります。

わたしがタスク名称に付加している記号は現在このようなものです。

◎:発注者確認
⇒:資料提供・送付
∩:移譲タスク
◆:資料・検討結果受領
★:マイルストーン
?:確認事項

記号あり、記号なし

では具体的に記号を付けた場合と、付けない場合のそれぞれにおいて、そのプロジェクト中のタスクリストがどのように見えるか試してみましょう。

ここでは、先日行った英文報告書作成のプロセスを例として紹介します。

【記号なし】
・英文報告書の原稿作成
・翻訳会社への手配
・レイアウト調整
・社内確認
・発注者への確認
・部数確認
・印刷会社へ発注
・発注者へ納品
【記号あり】
・英文報告書の原稿作成
⇒:翻訳会社への手配
∩:翻訳作業
◆:翻訳結果を受け取る
★:英文翻訳終了
・レイアウト調整
⇒:調整後の報告書を社内配布
◎:社内確認
◎:発注者への確認
★:印刷用原稿の完成
?:部数確認
⇒:印刷会社へ発注
∩:印刷
◆:印刷物受領
★:発注者へ納品

記号なしの方でも抜けは無いのですが、各タスク間の関係は今ひとつ曖昧で断片的。上下の順番が一つでも入れ替わると、全体の流れも分からなくなってしまいます。

その点、タスク名称の頭に記号を入れ、そのプロジェクトの開始から終了までにどのようなタスクを実行し、それぞれのタスクが完了するにはどのような節目が必要かを記載することで、そのプロジェクトが一連のストーリーを持つようになるのです。

まとめ


プロジェクトを作成するにあたり、登録するタスクをどの程度の粒度まで分解するか。

この問いに明確な答えはありませんが、リストを見て全体の流れと節目をイメージ出来るようにすると、自然に「良い感じの」粒度に出来るのです。

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Nozbeのプロジェクト名には「番号」を振ること

NozbeのUIで優れていると感じるのは、各タスクの順番をマウスで並べ替えられたり、他のプロジェクトへ移動する事の出来るドラッグ機能です。

慣れてしまうと

・タスクのプロパティを開いて
・プロジェクトオプションを表示させ
・移動先のプロジェクトを選択する

のような操作はまどろっこしくて仕方がありません。
しかし、このドラッグ操作にも一長一短があります。

タスクを他のプロジェクトへ移動させるには、最初にラベルを使って異動先のプロジェクトリストを左サイドバーに表示させる必要があります。

プロジェクト数が多い場合、この一手間をかけないと、移動先のプロジェクトを見つけるのに一苦労してしまします。

この移動の操作が面倒だと、インボックスのタスクを処理・整理する際に手間となり、ストレスとなります。

これを簡単にする方法、それがプロジェクト名の頭に番号を振ることです。

 

前回の記事では、自分の役割毎に目標を定め、それに対応したラベルを作り、GTDをベースとしたタスク管理をトップダウンで管理する方法について説明しました。

 

7つの習慣のミッションリストをタスク管理ツールに落としこむ – このまま一生β版

その作業の中で、ラベルとプロジェクト名の全てに番号を割り当てています。

では、インボックスに入っているタスクを移動するにはどうすれば良いでしょうか。

ここからは具体的な操作画面を使って説明します。

 

▼タスクのプロパティ画面を開く
image

▼プロジェクト選択のプルダウンをクリック
image

ここで、右上の入力欄に番号を打ち込みます

▼010を入力
image

 

▼013を入力
image

 

▼043を入力
image

このように、番号を打ち込むことで、目的のプロジェクトを絞り込んで表示させることが出来ます。

英語圏のNozbeユーザーであれば、アルファベットの直接入力で簡単に目的のプロジェクトを表示させ選択が出来るのでしょう。

日本語では、ローマ字入力を行い日本語に変換し確定させるという一手間があるため、そうはいきません。その変換作業を省くためプロジェクト名称の頭にテンキーで直接入力できる数字を割り振っておくのです。

海外のサービスを日本向けにローカライズし、快適なUIを実現させるには、文字の入力に変換という一手間がかかる事を念頭に置いてほしいものですね。

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7つの習慣のミッションリストをタスク管理ツールに落としこむ

medium_1396343056 photo credit: mohammadali via photo pin cc

ボトムアップが基本のGTDをトップダウンの視点で管理する方法です。

 

GTDのフローは、身の回りにある気になる事の収集から始まります。
気をつけなければならないのは、収集した気になる事、そこから生成したタスクリストを高い視点からレビューを行わないと、目先のタスク管理と実行に謀殺されてしまうことです。

 

これでは、ボトムアップどころかボトムステイです。

書籍の中では、レビューを行う際、それぞれの高度毎にどの様な視点を持てば良いかについて紹介されています。

 

高度5000メートル 人生
高度4000メートル 3~5年後の構造
高度3000メートル 1~2年後の構造
高度2000メートル 責任を負っていること
高度1000メートル 現在のプロジェクト
高度0メートル  現在の行動

しかし、その言わんとすることは理解出来るものの、具体的な方法となると、何処から手を付ければ良いか悩んでしまい、レビューの手が止まってしまいます。

おそらく、この部分についてしっかり書こうとすると、それだけでも本一冊の分量になること。

それと、GTDの解説本としては、語るべき対象から少し外れること。また、このテーマについては、求める結果、・目標が人それぞれ大きく異ることから、具体的な方法論まで記述しなかったのでしょう。

この分野に関する書籍としては、おそらく

思考は現実化する
7つの習慣

などが適切です。
この記事では、7つの習慣で紹介されている役割ごとのミッションを、どのようにして具体的なタスク管理ツールに落としこんでいくか。そのプロセスについて紹介します。

 

自分の役割とは何か?


7つの習慣(第三の習慣)では、自分がどのような役割を担っているか、そしてその役割についてどのような目標を定めるかについて説明されています。

本の中では、例として

【男性】
・夫・父親
・商品開発担当課長
・研究員
・部下を育てるもの
・友人
・人生を楽しむもの
・健康維持
【女性】
・自分を成長させる
・妻
・母親
・プランナー
・情報発信
・PTAの役員
・料理の名人

男性、女性の視点からこのような役割が挙げられています。

 

わたしの場合は

・仕事:職務
・仕事:プロジェクト
・家族:夫
・家族:父親
・親族
・個人:健康
・個人:自己研鑚
・個人:ソーシャル
・勉強会主催

 

大きくはこのような役割があると考えており、このそれぞれの役割毎に複数のプロジェクトが登録されています。

medium_33052669 photo credit: John Carleton via photo pin cc

役割ごとのミッションを整理する


整理した役割と、その役割に対する目標は、紙に書くなど目に見える形にして定期的に確認し更新します。

そのツールとして使っているのは、ブラウザで利用できるマインドマップサービス、Mindmisterです。

他にも色々なサービスがありますが、PCのブラウザ、iPhone(iPad)アプリで同じデータを編集出来ること。またGoogleドキュメントと同じように一つのデータを復数の人で同時編集出来ることから、このサービスを使うことにしました。

 

Mind Mapping Software – Create Mind Maps online

具体的な方法としては、役割ごとにマインドマップのブランチを伸ばし、それぞれについて細分化出来るものは分割し、その一つ一つについて、目指す目標を書き込みます。

大切なのは、この段階で完璧なリストと目標を作ることではなく、それを定期的に確認し、タスクリストを整合をとるための習慣を作ることです。

わたしはその振り返りの時間を、週末の週次レビューで行なっています。

タスク管理ツールとの関連付け


役割と、役割ごとの目標が出来たら、それぞれの項目と具体的なタスクリストとの関連付けを行います。

タスク管理ツールとして使っているのは、PCのブラウザで使用するNozbeです。具体的な関連付けはNozbeのラベル機能を使います。

その関連付けの方法は、ラベルの名称を、先ほどマインドマップで作成した役割の名称と合わせること。そして、全てのプロジェクトをそれぞれのラベルに振り分けることです。

幾つかのラベルについて具体的に説明します。

▼仕事:ここでは、私が担当する案件の一覧が表示されています。

image

▼仕事:各仕事には復数のプロジェクトが格納されてます。
image

▼勉強会:私が参加したり企画している勉強会の一覧です。
image

このようにして、抽象的になりがちな自分の役割と、それぞれの目標を明らかにし、具体的なプロジェクトリスと関連付けながら、それぞれの目標に進むための具体的な行動をタスクリストとして追加するのです。

そして週次レビュー、月次レビュー、年次レビューを行う中で、ミッションリストの内容を加筆・修正し、登録しているタスクに抜けが無いか、塩漬けになってないか、少しづつでも進んでいるか、不必要となった役割はないか、などの確認を行うのですね。

このプロセスを通じて、初めてGTDの高度モデル、7つの習慣で説明されるようなトップダウンのタスク管理と、GTDの基本であるボトムアップのタスク管理が結びつくのです。

 

まとめ


現時点で作成している役割ごとの目標は、まだまだ曖昧です。これから行うレビューの中で、それぞれの目標に対し、5年度、1年後、1ヶ月後などの期限を切り、それぞれに対するより具体的なロードマップを作ります。

GTDを基本とするタスク管理を初めて、もう二年以上経ちました。
仕事も含め、日常生活をストレスフリーに過ごすためのタスク管理は身につけたと思いますが、今後はより高い目標に到達するためのタスク管理について模索したいと思うのです。

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AwesomeNoteがバージョンアップして同期の遅さが120%改善した!

アップデートの内容にEvernoteとのAutosync同期スピードアップの項目がありました。

AwesomeNoteは高機能ではありますが、Evernoteとの同期スピードの遅さには定番があり、それゆえに使うのを辞めるユーザーも居たかと思います。

今回のバージョンアップで、そのボトルネックがどれくらい改善されたかみて行きましょう。

▼気になるバージョンアップの内容
Image(162)

 

インストール後の設定画面では、自動同期の設定項目が追加されています。

▼自動同期をONに設定
Image(163)

設定を有効にするには、最初にデータベースの同期が必要です。

【すぐに同期】を押すと処理が始まりますが、これが終わるのに相当時間がかかりました。(何度もアプリが落ちながら約一時間くらい)

この処理にかかる時間は、同期させているノートブックや総ノート数によるので数が多い方は気長に待ちましょう。

▼この処理さえ終われば!
Image(164)

 

同期が終わったので、ノートを一つ編集してみると、数秒後にデータ転送が始まり、あっという間に同期が完了しました。

 

▼同期完了のお知らせ
Image(165)

これは凄い!これで母艦のEvernoteとのデータ同期に一切気を使う必要がなくなりました。

最近Evernoteとの同期速度を売りにしたアプリが沢山リリースされ凌ぎを削っていますが、Awsomenoteが再度その王座を取り返したようですね。

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Nozbeデスクトップクライアント(Mac)のバージョンアップ情報

Nozbeのデスクトップクライアントに気になるバージョンアップ情報です。残念ながら今回はMac用のみ。

私も含めWindowsユーザーはもう暫く我慢のようです。

 

Test Nozbe (Want to test new Nozbe for Mac 1.3 with rich comments?)

 

▼バージョンアップの内容ScreenClip(144)[4]

上の画像が、今回のバージョンアップの内容ですが、幾つか気になるものがありましたので、その内容について考えてみたいと思います。

・リッチコメント
コメントの文章をリッチテキストで書けるようになるようです。
これはそれほど嬉しくありません。

・コメントにファイル添付

 

コメント欄にファイルを添付することが出来るようになるのでしょう。
これまでも、プロジェクト情報の一つとしてファイルを添付出来ましたが、作業の細い指示内容を記載するコメントに、閲覧するファイルを直接て添付出来たほうが便利です。

 

・コメントにチェックリスト
ユーザーフォーラムでもサブタスクの導入要望は何度も要望されていましたが、コメントにチェックリストを付けることでその代りにするようです。
どの様な形で実装されるのか気になる所です。


・Evernoteノート、Dropboxファイルからタスク作成
基本的にはEvernoteにはタスクは入れない(タスクリストは一箇所にまとめたい)のですが、中にはWebクリップの中から色々なやりたい事が出てきます。
Nozbeに関連付けしたEvernoteノートを直接タスク化出来れば
Web⇒Webクリップ⇒NozbeへTask生成 という流がスムーズに行きそうです。

 

Nozbeのデスクトップクライアントは、もう一歩というところで完全移行が出来ずにいます。

もしかすると次回のバージョンアップでそれが出来るかもしれませんね。

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Nozbeを使い社内打ち合わせを円滑に行う方法

各部署の業務報告を延々と聞かされるだけの会議は嫌いです。
それと同じくらい嫌いなのは「これから実行すべきタスク」に対し、誰がやるのかが曖昧なまま終わってしまう社内打合せです。

その仕事を「これからどうやって進めるか?」を決めるための場であるにも関わらず、やるべき事の担当が明確にならなければ、その仕事は一歩も前に進みません。

それを避けるために行っているのが、タスク管理ツールを確認しながらの会議です。

Image(161)

画面に表示されているのはもちろんNozbe。チームメンバ全員がアカウントを持ちプロジェクトを共有しています。

作業の進捗確認や、大幅な方針変更が生じた際の作業項目確認は、このような感じでPCを囲む所から始めます。

打ち合わせを行いながら、やるべき事が出てきたらその場で新規タスクを追加し、終わる前に誰がどのタスクを担当するかまで決めるのです。

 

▼仮にでも良いのでその場で担当を決めるScreenClip(143)

 

打合せの場にPCが無い場合は、プロジェクトリストをプリントアウトします。

Nozbeの使い方~その12(社内ミーティングの実践方法) – このまま一生β版

その仕事を誰がやるのか?

これを決める作業は時に苦痛を伴います。しかし、これが明確に決まらないと誰の手も動きません。誰かが担当になる事で、始めて「出来ない」という判断と他の人へのタスク移譲も出来るのですから。

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NozbeのiPhoneアプリがバージョンアップしました

先日久しぶりにNozbeのiPhoneアプリがバージョンアップされました。

おっ!っと思って確認しましたが、今回のバージョンアップはデザインのみの変更のようです。

 

▼アップデートのお知らせ

 

デザインの変更のみとのアナウンスですが、実際に触ってみると全体的に動きがスムーズになっているようです。

Web版にも大規模な機能追加、アップデートが予定されているので、そちらも楽しみにしましょう。

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これでOK!Evernoteで図書館を効率的に使う方法

図書館に行き本を借りるとき、目の前にズラリとならぶ書架と並べられている大量の本を前にすると、何を借りてよいか分からなくなり手が止まってしまうことはありませんか?

読みたい本は沢山あるにもかかわらず、返却までの期間と読書に費やせる時間を考えると、実際に借りられる冊数は限られます。

目の前にある大量の情報の中から、本当に読みたい本、今の自分に必要な本を選ぶのは意外と難しいのです。

 

■前回の記事
前回の記事では、本棚に埋れてしまいがちな既読本を、効率用読み返す方法について紹介しました。
これでスッキリ!Evernoteを使って本棚に埋もれた本を読み返す習慣を作る – このまま一生β版


今回は同じ要領で、図書館の本をデータベース化する方法。それを通して図書館の本を効率よく借り出す方法について紹介します。

 

 

■準備するもの
前回の記事で紹介したとおり、事前にEvernoteやメディアマーカーのアカウントを取得しておく必要はありますが、図書館で使うのはメディアマーカーをインストールしたiPhoneのみです。

 

 

■図書館でやること
図書館についたら、気になる本を探します。書架を眺めながら、気になるタイトルが目に入ったら、それを取り出し目次、裏表紙、著者の情報を確認し、ページをめくり図表や強調されている文字をざっと眺めます。

 

▼書架を眺め気になる本をチェック
IMG_2724

 

▼こどもの本には興味を惹かれます
IMG_2725

▼目次を眺めると大人にも使えそうな感じです
IMG_2726

本の内容を一通り確認し、自分がそれを読みたいかどうか判断します。これはフォトリーディングで行う予習のステップと同じですね。

第一印象でイマイチと感じたら、そっと書架に戻しましょう。
プレビューの結果、気になった本は、その場でメディアマーカーに登録します。
バーコード読み取りで、書籍情報をすぐに登録出来ますので楽チンです。

▼メディアマーカーはバーコードを読みとる事で書籍情報を取得出来ますImage(154)

▼登録結果
Image(155)

 

書架の番号をコメント欄にメモしておけば、その本を借りるとき、その本の置かれている場所へさっと向かえます。

▼コメント欄に本の置かれている場所をメモしておく
Image(156)

 

同じ要領で図書館を一回りし、読みたい本をメディアマーカーでどんどん登録します。

 

■家に帰ってやること
iPhoneアプリのAwsomenoteで図書館専用のフォルダーを作りEvernoteと同期させます。

▼図書館用のフォルダー作成
Image(157)

同期を取るとEvernoteに新しいノートブックが作られます。

Image(158)

メディアマーカーで登録した本はEvernoteに自動送信するよう設定をしているので、登録した本のノートをこのノートブックに保存し、再度Awsomenoteと同期させます。

 

 

■読みたい本の優先順位付け
次に行うのはは登録した本に優先順位をつけ、借りる本の順番を決める作業です。
同期の遅さに定評のあるAwsomenoteを使うのはこの作業が出来るからと言っても過言ではありません。

登録した本のノートを開き、画面上の星マークをタップすると、星の数を増減させられます。

▼早く読みたい本には星を沢山つけます
Image(159)

一覧画面で、ノートの並びを優先順位(星の数)で表示させたのが下の画像です。
上から順番に借りていけば、何から読むか迷うことは一切ありません。

 

Image(160)

あとは定期的にリストの追加と、優先順位の見直しをしていけば良いでしょう。
実際にその本を借りるときは、カリールなどのサービスを使い貸出の予約をしておくと更に手間が省けます。

 

カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト

 

■まとめ
久しぶりの休日に、何か有意義なことをしたいと思いながら、いざその日になるとやるべき事がすぐに思いつかず、ダラダラと過ごしてしまう。
誰にでもある経験だと思います。

 

これを避けるには、やりたい事のリストを事前に作っておく必要があります。
図書館の本に限らず、目の前に大量の情報が溢れると、そこから大切なものを選ぶのは難しくなります。 
そのような時は、そこから一歩ひいた場所に立つ必要があるのですね。

このテクニックは、行きたい場所やお店、見たいDVDや漫画喫茶で読みたい漫画の管理にも活用出来そうです。

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Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結)

前回、前々回と、時間を仮想通貨とするアイデアとそれを支える運用システムについて考えてみました。

Time is MoneyからTime as Moneyへ – このまま一生β版

 

 

 


Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2 – このまま一生β版

三回に渡って連載した記事の最後として、このシステムがどんな場面で利用できるか具体的な例を挙げて考えてみます。

 

■仕事のマッチング
これは最初の記事で書きましたが、緊急度の高い時間と、他の人の余剰時間を交換する事で、新しい仕事のマッチングを生み出すというものです。

 

Image(149)

 

 

■作業量の平準化
仕事が忙しい期間とそうでない時期。その波は人によってズレがあります。
その日、忙しい人が比較的時間の余っている人に仕事を手伝ってもらい、別の日には逆に手伝ってあげる。

システムを活用する事で、仕事のピークカットを行い作業量を平準化できれば、仕事に追われることも少なくなるでしょう。

Image(150)

 

 

■ちょっとした手助けのプラットホームとして
例えば、隣の仲の良い奥さんが急用で外出する事になり、数時間だけ子供を預かって欲しいと頼まれたとします。

こんな時には、預かった時間だけポイントを交換し、後々そのポイントで自分の子供を預かって貰えればイーブンですし後腐れがありません。

Image(151)

このシステムをiPhoneアプリに載せ、Bump機能でポイントの受け渡しを出来ると実用的ですし面白そうですね。

 

■家庭内でポイントの運用
先ほどのケースのように、奥さんが誰かを手伝って稼いだポイントを使い、旦那さんが自分の仕事を委託出来れば、そのポイントを現金化出来ます。

Image(152)

 

 

■チャリティとして
有意義な活動に対してお金を出すことだけがチャリティではありません。
自分の余剰時間を割き、活動の手助けをすれば立派なチャリティとなります。
実際にその場に行き手助けをすることは、チャリティというよりボランティアという言葉が適切かもしれません。

実際にその場所には行けなくとも、その団体の活動を支える裏方の仕事は、ネットを通し遠隔地でも出来るでしょう。
また自分が稼いだポイントをお金の代わりに寄付し、それが有意義な活動の原資として使われるなら、そのポイントはお金と同じ価値を持ちます。

Image(153)

 

 

■途上国への支援として
私がアフリカのウガンダに行った際、現地の大学を卒業している優秀な秘書を月200ドル程度で雇えました。
農村部に行くと、一日の最低賃金が3〜4ドルというのも珍しくありません。

 

このシステムの根幹となる思想は、人によって価値の事なる時間を交換する事によるサービスの提供と享受です。
実際の経済でもそうであるように、物に対する価値に差がある人、場所をつなげることで生まれる価値の差分が利益となりビジネスが産まれます。

 

ハードルは高いですが、先進国の人がシステムを通じて途上国の人に仕事をお願いし、対価として得たポイントを現地の通貨に換金出来れば、それは貴重な収入源となります。
私が滞在したウガンダでは、携帯電話を1人一台持つのは珍しくなく、インターネットの普及も驚くような早さで進んでいます。

例えば10年後。ネットの普及と合わせ個人がパソコンを自由に使えるような環境が出来れば、こんな妄想も実現可能となるのではないでしょうか。

image

■まとめ
タイムダラー型地域通過の基本理念は

•双方向の助け合い
•この世の中に「役に立たない人」はいない
•善意の行動が通貨になる
•コミュニティの再構築

というものです。
この理念は素晴らしいのですが、地域通貨の最大のデメリットである「運用の範囲が地域に縛られる」事で、利用者数というスケールメリットを出せずにいるのが現状のように感じます。

 
SNSの普及により、人と人とが簡単に出会い繋がれるようになりました。それも、日本国内だけでなく言語という壁を超えさえすれば、世界中の人と繋がることが出来るのです。
(帰国後、そのウガンダの秘書から日本人と付き合いたいので、誰か紹介してほしいとFacebookのメッセージが届いた時にはどう返答しようか困りました、、)

ようやく、地域通貨がその壁を乗り越えられる時代がきました。
プラットホームとなるシステムをさえ準備出来れば直ぐに運用出来る部分もあります。
これからは、このアイデアを形にする方法、手段について新たな模索をしたいと思います。

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iライフログが復数のGoogleカレンダーに保存出来るようになった

今回のバージョンアップで、カテゴリー毎に保存するGoogleカレンダーが選択できるようになりました。

この機能は、iライフログの使い勝手を200%向上させてくれるでしょう。

IMG_2737

200%という数字に根拠はありませんが、アプリでログを取るだけで、自分がどのような項目に、どれだけ時間を割いているかをカレンダー上で可視化してくれます。

 

これまでは、自動生成したカレンダーのログを、目的のカレンダーに手動で移す必要がありました。その手間は、細かいログを取れば取るほど増えるので、ログを取るという行動に躊躇いが生じていたのが正直なところ。

 

これからはその必要がないため、どんな小さな時間でもログとして記録することが出来ます。

それでは、設定の方法について説明したいと思います。

 

■アプリ側での設定
アプリを開き【カテゴリー】の設定画面を開きます。

▼カテゴリー設定の画面
IMG_2705

 

カレンダーと関連付けを変更したいカテゴリーを開きます。

 

▼カテゴリー設定の画面
IMG_2740

 

その詳細画面に、選択項目がありますので、そこをタップすると、そのカテゴリーのログを保存するカレンダーの選択が出来ます。

▼カレンダー設定画面
IMG_2739

同じ要領で、各カテゴリーを開き、それぞれのカテゴリーのログを保存するカレンダーを選択します。

 

■iphone側での設定

アプリ側でカレンダーの選択を行う際、目的のカレンダーがリストに表示されない場合があります。その際は、iPhoneへ読み込むカレンダーの選択設定が必要です。

 

詳細説明は省きますが、目的のカレンダーがリストに表示されない場合は、以下の記事を参考に、設定を行なってください。

Googleカレンダーに追加した新しいカレンダーをiPhoneのカレンダーにも追加する方法 – ライフハックブログKo’s Style

■カレンダー側の設定
次はログを保存するカレンダー側の設定です。

Googleカレンダーを開き、iライフログのカテゴリーに対応したカレンダーを作っておく必要があります。

完全に対応させようとすると、カレンダーの数が増えてしまい、大変なことになってしまうので、自分の役割ごとにある程まとめておくと良いでしょう。

 

また、今回のバージョンアップで過去ログの編集(メモ・写真の貼り付け)が出来るようになりました。地味ではありますが、これも使い勝手を大きく向上させてくれるでしょう。

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Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2

仕事の報酬としてお金ではなく、時間をやり取りすれば、労働力の流動化が進み、仕事のきっかけが見つかったり、作業量の平準化が出来るのではないか。
前回の記事では、そんな妄想について書いてみました。

Time is MoneyからTime as Moneyへ – このまま一生β版

今回はその妄想をさらに膨らませてみたいと思います。

■運営者の目的
前回の記事では、ユーザー間のポイントの動き、時間取引の基本システムについて考えました。今回は、システム運営者とユーザー間の取引、ポイントの動きについて考えてみましょう。

 

これより、この時間の取引を行なうための仕組みを「システム」と呼びます。

運営者は、このシステムを公開する事で新しい仕事の流れを作ること。そして、それを通して社会構造を改革するというのが第一の目的です。
それと併せ、ユーザーにシステムを利用してもらうことで収益を得るビジネスモデルを作ることも重要な目的の一つです。

 
ここからは、運営者が「システムを提供することで、どのようにして利益を得るか?」そのビジネスモデルについて具体的に考えてみたいと思います。

 

 
■ポイント(時間)の販売
利益を得る方法として、最初に考えられるのは、ポイントの販売です。
ユーザーが仕事の報酬として譲渡するポイントをシステム側で販売し、そこから利益を得ます。これが最も直接的な収益方法でしょう。

ここで問題になるのが、ポイントの販売単価をどの程度に設定するかです。
ポイントの販売単価を、例えば1ポイント(1時間)1000円位に設定すると、そのポイントの価値は実際のアルバイトの時間単価と同程度になってしまいます。
これでは気軽に使えません。

10時間の仕事に対して、気軽に払える金額を2000円程度とするなら、1ポイントの値段は200円程度になります。

この程度の値段なら、ポイントを気軽に購入して、システムを使ってみようと思えるはずです。

▼システムからポイントを購入するイメージ図
Image(8)
▲1ポイントにつき一時間分の仕事を依頼できる。

 

■時間のインフレを防ぐ
ポイントの販売価格を低く設定すると、ユーザーは気軽にポイントを購入することが出来ます。
しかし、ポイントを販売しすぎる事でシステムの中にポイント(時間)が溢れるという問題が生じます。

そうなると、ポイントを稼ぐために誰かの仕事を手伝う行動へのモチベーションが無くなってしまします。

 
現実の世界でも、貨幣の流通量が増えすぎるインフレは問題となりますが、時間を仮装通貨として使用するシステムの中でも同じ配慮が必要です。

対策としては、システム全体で流通するポイントの総量に制限を設けること。

例えば
ポイント総量=User数×10時間

の様な制限を設け、それ以上はポイントを販売しない。このような運用上のルールが必要になるでしょう。
Image(9)

 

■税金を取る
システムの利用者の取引一回につき、ポイントの5%(とりあえず、現時点での消費税と同じ税率ににしておきます)をシステム側で徴収します。

このルールを設けることで、ユーザー間に流通するポイントの総量を徐々に減らし、その徴収したポイントを再販売する事で運営者の収益とします。

 
システム内のインフレを抑えつつポイントの販売を行うには、ユーザー間に流通するポイントを税金として吸い上げる仕組みが必要となるでしょう。

 
次に必要となるのは、User間の取引を促進させる仕組みです。
Image(10)

 

■ポイントに賞味期限を設ける
ポイントの販売価格を低く設定し、気軽に取引き出来る様にする事は先に説明しましたが、それを更に加速させるのがポイントに賞味期限を設ける仕組みです。

ポイントの購入後、また人から受け取ったポイントが三ヶ月間使われなかったら「消滅」するうような賞味期限があればどうでしょう。

もしこのようなルールを設ければ、ユーザーは溜まったポイントが無くなる前に積極的に使うよう動機づけられるでしょう。

 
その消滅したポイントは運営者側がストックし、システム全体のポイント総量が変わらないようにします。

預金口座のお金に賞味期限があり、使わないと無くなってしまうのは困りますが、比較的安価で購入したポイントであること。また人から受け取ったポイントも、自分の余剰時間を使って得たものであれば、ダメージは比較的軽いと考えられます。

 

■ポイントの買取
ポイントが消滅するくらいなら、他の人に売ってしまえ。そう考えるのは当然です。
システムでは、賞味期限間際のポイントを買い上げる仕組みを取り入れます。

販売価格が1ポイント200円とするなら、買取価格は仮に180円とします。
この差額が運営側の利益となります。

■いろいろ分かったこと
この記事を書きながら色々なことを学びました。

ここで提案した諸々の仕組みは「地域通貨」の仕組みとして既に色々な場所で運用されています。

たとえば、ある奉仕活動(時間の提供)に対して地域通貨を報酬として受け取り、それを地域内での決済に利用するのは「タイム・ダラー方式」と呼ばれるもので、1980年初頭にエドガー・カーン博士によって提案されています。日本では愛媛件関前町の「だんだん」が有名です。

タイムダラーってなぁに?(Q&A)-タイムダラー

また、地域通貨に賞味期限を設け、仮想通貨の流通を活性化させる仕組みも「おむすび通貨」として既に使われています。

 

運営者側がポイントを買い上げる仕組みについても記述しましたが、これは日本の法律(資金決済法)により規制されているようです。

この法律によると一度ポイントを購入したユーザーは、そのポイントの換金が出来ず、そのポイントはお金以外の「物」の購入にしか利用できません。

ですので、このようなシステムを立ち上げようとするなら、海外を拠点にしなければなりません。

 

■まとめ
今回の記事を書く過程で、これまで注目していなかった「地域通貨」について調べることが出来ました。

記事をまとめるにあたり「貨幣の価値」とそれを支える「信頼」について考えてみたいと思います。

 

円、ユーロ、ドルなど、国の中央銀行が発行する「法定通貨」に価値があるのは、その通貨に価値があると、国民が信じているからです。その信頼感はその国自体に対する信頼感にほかなりません。

アフリカのジンバブエで天文学的なインフレが生じ、紙幣が紙くず同然になってしまったのは、その紙幣、またその紙幣を発行している国の信用が失墜したためです。

 

「地域通貨」が価値を持ち、その地域で使えるのは、市町村や商店街という比較的狭いコミュニティーで培われていた、住民どうしの信頼関係が、その基盤としてあるからでしょう。

誰かに仕事をお願いする時、そこに必要なのも「信頼」です。大切な仕事を何処の誰だか分からない人には頼めません。

 

会社組織に属していれば、会社の看板が個人の代わりに信頼を支えてくれました。

担当者に問題があれば、そのツケは会社として対応してくれるでしょうし、上場しているような会社であれば、変な対応をされることは無いだろうという安心感もあります。

 

もし、ここで提案したシステムを構築し、利用者が自分のちょっとした時間で、誰かの仕事を手伝い、きちんとした成果を挙げる。

そんな仕組みが出来れば、これまでは「会社」「地域」という限られた環境でしか保証して貰えなかった個人の信頼感を広い世界に向けてアピール出来ます。

 

そんな環境が構築できれば、誰かが必要としているスキルさえ持っていれば、会社という緩やかな檻に囚われる必要のない、本当のノマドワーカーになれるのではと妄想するのです。

 

この記事の続きはこちら

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結) – このまま一生β版

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Nozbeのデスクトップアプリにドラッグアンドドロップが使えるようになった

Nozbeのデスクトップアプリにタスクのドラッグアンドドロップが使えるようになりました。

Inboxから指定のプロジェクトへ、またプロジェクトから別のブロジェクトへタスクを移動させるのに、この操作が出来るのと出来ないのでは、操作性に大きな違いが出ます。

 

前回のバージョンアップで操作性全般の使い勝手はほぼ完成レベルに至りましたが、このタスクのドラッグ機能は使えませんでした。

今回のバージョンアップにより、やっとブラウザ版から移行してもよいと思えるものになりましたね。

その動作について紹介します。

 

Inboxに「テスト」という名称のタスクを追加し、それをドラッグアンドドロップで既存のプロジェクトに動かしてみましょう。

「テスト」という名称のタスクはInboxに入っています。example

 

「テスト」をドラッグし、「043-東ラ研」という名称のプロジェクトの上で離してみます。

 

▼「043-東ラ研」というプロジェクト名のタスク数が変わりました。example(1)

 

私がNozbeをWEB版からデスクトップ版に移行するのは、もう少し先。

NextActionのフィルタリングをプロジェクトだけでなく、ラベルでも出来るようになってからですね。

 

デスクトップアプリはブラウザ版とくらべると動きが軽快ですので、はやく日常的に使えるようにして欲しいものです。

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もうメールには戻れない。Nozbeのコメント機能を徹底的に使ってみる。

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photo credit: karen horton via photo pin cc

チームメンバへの作業指示はメールではなく、Nozbeのタスクに追記するコメント機能を使っています。

このコメント機能は、そのプロジェクトに参加しているメンバーが自由に書き込めるので、メール、もしくはチャットと同じように使えます。

先週金曜、出張で盛岡に行ってたのですが、その出先でもメンバーへお願いしていた仕事の進捗確認がNozbeのiPhoneアプリで出来ました。

やはり、Nozbeはチームで使ってこそ、その真価を発揮すると感じましたので、コメント機能を使ったやり取りを紹介します。

■未読コメントの確認
PCのブラウザでもそうですが、iPhoneアプリでも未読のコメントがあると、画面のトップ画面に表示されます。

▼未読コメントのおしらせ
Image(143)

 

 

■未読コメント一覧
【未読のコメント】をタップすると、未読のコメント一覧が表示されます。

1番上に表示されているものが、私が前日の夜に指示をした作業内容に対する返信のようです。

Image(144)

 

 

■会話のながれ
①は私が最初に投稿したコメントです。

作業をお願いするメンバーに

•作業内容
•作業を行うファイルの保存場所
•期日
•注意事項


など、作業を進める上で必要な項目を記述しています。

Image(145)

②は、お願いをしていたメンバーから、作業完了の報告がコメントとして書き込まれています。

タップして詳細を見てみましょう。

▼作業完了の報告と、作業内容の確認です。
Image(146)

 

データは未確認ですが、こちらの意図した作業は終ってるようですね。
あとで、中身を確認し、問題があれば追加作業•修正のコメントを追記することになります。

▼今回は、お礼のコメントを書き込みます。
Image(147)

 

▼コメントを保存すると、一覧に追加され、相手の画面に未読コメントとして通知されます。
Image(148)

 

 

■まとめ
このような作業の依頼と完了報告のやり取りは、なにもNozbeのコメントを使わずとも、従来とおりメールでも可能です。

しかし、個別のタスクに関してのみ、対話を行うことが出来るかとから

•作業を進めるための必要な情報に絞って対話が出来る
•それにより指示が明確になり
•指示を受けた方も迷いが生じない
•対話の中で疑義が生じた際には、それを確認するタスクを追加することで
•Nozbeの中でタスク管理と対話が完結する

のようなメリットが生まれます。

そのメリットは実際に使って始めて感じる事の出来る僅かなものですが、一度慣れてしまうと元(メール)には戻れないと、強く思うのです。

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TaskChuteをモバイル環境(iPad)で動かすたった一つの裏技

エクセルベースのTaskChuteをiPhoneやiPadのモバイル環境で使いたいという潜在的ニーズは大きいと思います。

今回の記事では、環境を整えるのにややハードルは高いですが、iPadでTaskChuteを完全に動かす方法について紹介します。

 

■準備するもの
TaskChuteはエクセルのマクロ機能を使っていますので、iPadのアプリでエクセルのファイルを開いても動作させることは出来ません。

なら、パソコンの画面に表示させたTaskChuteの画面を外部から参照する。いわゆるリモートデスクトップ機能を使えばいいじゃないか。

 

そんな単純な発想を閃いたので、早速試してみました。

リモートデスクトップのソフトとして使ったのは、LogmeinというiPhoneアプリと、Windows用のクライアントです。各々のソフトをiPadとパソコンに事前にインストールしておく必要があります。

このインストールの手順については割愛します。

 

■それでは試してみよう
iPadのリモートデスクトップアプリを立ち上げます。

example(20)

リモート可能なパソコンの一覧が表示されます。

 

コントロールを開始するには、パソコン名右のアイコンをタップします。

example(21)

iPadの画面にTaskChuteの画面が表示されました。これはこの実験の準備として前もって起動していたファイルです。

 

もしエクセルが立ち上がってなかったとしても、パソコンをリモートコントロール出来るので、問題ありません。パソコンの電源が入っていて、ネットに接続している状態であれば良いのです。

 

それでは、実際にこのシートにタスクを書き込んで動きを確かめてみましょう。

▼アプリで使用するキーボードを表示させるのは画面下のアイコンからexample(22)

先ずはプロジェクトとタスク名称を打ち込みます。

example(23)

次にタスクの見積り時間(120分)を記入してみます。

 

▼キーボードを数字のテンキーに表示変更
example(24)

見積り時間の2時間が自動計算されました。

動いているのは別の場所にあるパソコンのエクセルなので当然です。example(25)

 

次に、タスクの開始時間と終了時間を記入してみましょう。

これも、キーボードを立ち上げ、Win標準の現在時刻を入力するショートカット「Ctrl + :」で行えます。終了時間を入力すると、エクセルがカチカチっと動作し、タスク名称に完了の印である取り消し線が表示されました。

example(26)

次はメニューバーからコマンドを実行してみましょう。先ほど完了処理させたタスクのセルを選択し【タスクの複製】をタップします。

example(27)

▼マクロが動き、新しいタスクが複製されました。example(28)

 

別のコマンドも試してみましょう。
次は、複製したタスクを毎日化するコマンドを試してみます。

example(29)

▼一週間分のタスクが複製されるのが確認出来ました。example(30)

 

■まとめ
iPadでエクセルが動かないなら、動かせるパソコンを遠隔操作すれば良い。当たり前ではありますが、TaskChuteをiPadで完全に動かすことが出来ました。

 

パソコンを立ち上げておく必要性があるのはネックですが、そえさえクリアできれば実用に足る環境を手に入れることが出来そうです。

 

今回はソフトウェアキーボードで試しましたが、外付けのキーボードがあればもっと快適な操作性が得られるでしょう。

 

因みに、今回の実験に使わせて頂いたのは今年リリースされたTaskChute2です。もちろん、従前のTaskChuteでもリモートデスクトップアプリさえ準備できれば、iPadで操作可能となります。

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これでスッキリ!Evernoteを使って本棚に埋もれた本を読み返す習慣を作る

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photo credit: netzanette via photo pin cc

購入した本が未読のまま積まれてしまう「積ん読」も問題ですが、一度読んだ本が本棚にしまい込まれ放置されてしまうのも問題です。

何故なら、良い本であれば、読み返す度に気づきが産まれ、難解なものは自己の成長度によって理解の範囲も変わるからです。本は一度だけ読んで満足するのではなく、出来るだけ多く読み返した方が良いのは言うまでもありません。

問題は、一度本棚にしまわれると、なかなか目が向かなくなり、その読み返しの習慣が作りにくいことです。

この記事では、自分の持っている本をデータベース化し、読み返したい本のリストを作り、読み返す順番の基本となる優先順位を決める方法について紹介します。

 

■使用するサービス
MediaMarker(iPhoneアプリ)
MediaMarker(Webサイト)
Evernote
Awsome Note
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それでは各ツールの使い方について説明します。

 

■MediaMarker(iPhoneアプリ)
最初に行うのは、書籍の登録です。

MediaMarkerのバーコード読込み機能を使用すれば、書籍情報を書影と併せて簡単に登録出来ます。

▼MediaMarker登録後の画面
Image(132)

この本のバーコードを読み取り、MediaMarkerに登録する作業が一番手間なのですが、私は年末の大掃除の時、全ての本を一度本棚から出し、整理をするのと併せ一気に行いました。

 

■MediaMarker(Webサイト)
Webサイト側での作業はさほどありません。

ここで設定するのはMediaMarkerとEvernoteを連携させるための設定です。
MediaMarkerでも、既読、未読などの分類は出来ますが、下記の問題点

・日常的にアクセスするサービスではないこと
・一覧性に欠けること
・他のアプリとの連携が出来ないこと



から、書籍のデータベース化と整理はEvernoteで行います。

▼設定は、サイトにアクセスし必要項目にチェックを入れます。8abf61176027175f4f75314409c72d62

これで、Mediaマーカーに本が登録されると、自動的にEvernoteに書籍情報の入ったノートが作成されます。

▼Evernoteに転送されたノート
Image(133)

 

 

■Evernote
Evernoteに登録した書籍ノートを分類する作業はEvernoteで行います。
登録した書籍の状態により、それぞれ

・登録:購入して読みたい本
・購入:購入済みの本
・読中:今読んでいる本
・読了:読み終わった本

のノートブックに振り分けられます。

Image(134)

 

 

■AwsomeNote
分類が終わったら、登録した本に優先度を与え、読む順番を決める作業を行います。

先ほどのEvernoteの画面をみると、ノートブックの先頭に【aNote】の文字が表示されています。これは、Evernoteのノートブックが、iPhoneアプリのAwsomeNoteと同期していることを示します。

登録した書籍のデータを何故AwsomeNoteに同期させるのか?その理由は、それぞれの書籍情報に優先度を付けられるからです。具体的に説明します。

AwsomeNoteのアプリを立ちあげ、読書関連のページを開くと、先ほどお見せしたEvernoteと対応したフォルダーが表示されます。

▼このフォルダーの中に、全ての書籍情報が入っている。
Image(135)

 

表示方法はリストの他にもサムネイル形式などが選択できます。
ここで重要なのは、色々な条件でリストの並べ替え、ソートが出来ること。

▼【購入済】のフォルダーを開いたところ。上に表示されている書籍ほど優先順位が高い。
Image(136)

 

▼書籍名称右の★マークが優先度にあたり、ゼロ~五個までの設定が出来る。Image(141)

 

優先度の設定は、各書籍のノートを開き、上部の★マークをタップすることで、簡単に★の数を増やしたり減らしたり出来るのです。
Image(142)

 

メディアマーカー ⇒ Evernote ⇒ AwsomeNoteという流れで登録された書籍は、その時の自分の興味の大きさ、また必要性に応じて優先度が付けられます。

 

 

■読書を習慣づける
優先順位を設定し、次にどの本を読むかを決めても、自分の生活の中に「読書」の時間を確保しないと意味がありません。

私は毎日、すこしでも本に向き合う時間を作れるよう、タスク管理ツールのNozbeに、タスクとして登録するようにしています。

 

▼この画面では、一日15分の読書時間を毎日繰り返して行なうような設定としています。Image(139)

 

読書を始める際には、iPhoneのタイムロガーアプリ、iライフログを使って読書時間のログを取ります。

Image(140)

iライフログで計測した時間は、Googleカレンダーに表示されるので、週次レビュー、月次レビューを行なう際の振り返りにも使えますね。

 

 

■レビュー
冒頭にも書きましたが、本棚に並んでいる本は、定期的に棚卸しを行わないと、壁の一部となってしまいます。

これはデータベース化した書籍データも同じであり、振り返りの時間がないと、他の情報に埋れてしまうのは同じです。

それを避けるための仕組みが、月に一度の月次レビューで設けている【読書レビュー】の時間です。具体的には

・登録した書籍一覧を見直しながら、優先順位の見直し
・読了した本のコメントチェック

を行っています。

 

■まとめ
情報(書籍の一覧)を収集し、処理・整理を行い、レビューを重ねながら実行(読書)する。
この流れはGTDのフローと同じですね。

日頃から慣れ親しんだGTDの流れに沿って、物事を整理し考えるという習慣が身についた結果、読書についてもこのような仕組みを作ったのかもしれません。

整理されず乱雑に並べられた本棚が、モヤモヤした頭の中だとすれば、その全てを書き出すことで、スッキリするのは当然です。

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TED:良いアイデアが何処から産まれるのか?

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Steven Johnson: Where good ideas come from


18分間のスピーチで散りばめた伏線をを最後の30秒で回収する。

こういうスピーチは、見たあとに思わずニヤリとしてしまいます。

このスピーチで語られているスピーチの主題は「良いアイデアはどの様な場面で産まれるのか?」について

1650年に営業を始めたイギリスのコーヒーショップから始まり、現代の研究室に至るまで、アイデアが産まれるのは、異なる考えを持つ人達が意見を交わし、ぶつけ合うことの出来る「場のチカラ」が大切だということが語られています。

Image(6)

また、アイデアや革新的な発明は、1人の人間の頭のなかで瞬間的に閃くのではなく、長い時間温め続けられた潜在的な思考が何かの拍子に繋がり、開花するものだと説明しています。

スピーチの後半では、ロシアが世界で始めて打ち上げた人工衛星スプートニクからGPSが産まれ、人々がコーヒー店で飲むソイラテまで繋がるエピソード。

Image(5)

「心が繋がれはチャンスは産まれる」

この言葉で締めくくられるスピーチは、我々に多くの示唆を与えます。

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iライフログを使って能動的なログを取る

ジオフェンスを使って移動ログを自動で取る機能や、その結果をGoogleカレンダーに反映することが出来るiライフログ。

iPhoneには、色々な種類のタイムログアプリががありますが、これはインストール後、毎日利用する一軍アプリとなってます。

 


■ログは行動の結果なのか?
タイムロガーアプリの基本的な使い方は、自分の行動のログ、その結果を記録することにあります。 しかし、それはあくまでも終了した行動の結果であり、その視線は過ぎ去った過去のみとなります。

iライフログの一つの機能が、その視線を少しだけ未来に向け、ログを取る姿勢を受動的なものから能動的なものに変えるものと感じましたので、ここで紹介します。

 


■その、ちょっとした機能
ログの開始は、通常とおり設定しているログのアイコンをタップします。

▼ここでは読書ログで試します。
Image(21)

 

タップすると、ログの開始時刻が表示され、記録が始まります。

Image(22)


通常は、このまま放置し、行動が完了したらログを終了させますが、ここで終了予定時間を入力します。

IMG_2504


▼終了予定時刻を10分後に設定します。
IMG_2505

 

終了予定時刻になると、アラームが鳴り、完了時間をを知らせてくれます。

IMG_2507

 

たったこれだけ、これだけなのですが、これから産まれる意識の変化は無視出来ないものです。

 


■まとめ
結果としてそのログが残ったのか、そのログを残すことを自分の意思で選択したのか。

iライフログの終了時間設定機能は、出来るだけ後者でありたいと思う気持ちを少しだけ後押ししてくれるでしょう。

 
出来ることなら、今後のアップデートで、ログの組合せを事前に作成出来るようになって欲しいとおもいます。

一連のタスクの流れをタイマーにできるiPhoneアプリ「30/30」 | Lifehacking.jp

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Time is MoneyからTime as Moneyへ

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photo credit: Tax Credits via photo pincc

お金の貸し借りって色々問題あるけど、時間の貸し借りって気軽に出来るんじゃない?
ふと感じたこんな妄想を膨らませてみました。

■妄想のきっかけ
充分なスキルをもち、継続的に仕事が入ってくる事が約束されていれば、会社を辞めフリーランスになるのも、人生の選択肢の一つでしょう。

現実は厳しいとは思いますが、タイムカードに拘束されず、自分の好きな時間に働き、仕事の量さえコントロール出来るのは魅力です。

特にノマドという言葉が、自由な生き方を象徴するかのように、メディアに取り上げられているのを見ると、その想いはいっそう強くなります。

 

■会社務めの辛さとフリーランスの現実
土日も含め、子供が起きている時間に家に居る事が出来なかった上司が、久しぶりに週末を自宅で過ごすと、月曜日の朝に「オジサンまた来てね!」と言われたとか。

真偽のほどは定かではありません。また、ここまで忙しいのは稀でしょうが、「週5日以上を確実に拘束される会社という檻から抜け出せないか?」と考える瞬間は、誰にでもあるでしょう。

では思いきって「フリーランスになる事が出来ないのか?」と考えると色々不安生じ、その一歩を踏みだす勇気が削がれます。理由として一番大きいのは、仕事の量と収入が不安定なこと。

会社勤めをしていれば、最低限の収入が保障されますが、フリーランスになると、場合によっては収入がゼロになってしまいます。 家賃や光熱費・食費などは、固定費として確実に出費されますので、ある程度の蓄えが無いと、スタートさえ出来ません。

それとは逆に、仕事が途切れるのを恐れ、依頼された仕事を全て引き受けてしまうようでは本末転倒です。

そんな不安や現実的な問題を、人と人を結びつける仕組みを作ることで解消出来ないかと考えたのが発想の発端です。

 

■現在の仕事とお金の流れ
仕事を出す「発注者」から仕事を委託される「受注者」は、その成果と引き換えに、報酬としての「お金」を受け取る。これが、一般的な「仕事」と「お金」の流れです。

▼一般的な仕事の流れImage(1)

これまでに一緒に仕事をしたことのある人であれば、依頼された作業に対し、きちんと成果を上げるという「信頼関係」があるので、発注者も安心して仕事を出せる環境があります。

しかし、実際は、仕事は固定した一部の人に出され、仕事をしたくても出来ない「時間の余っている人」が沢山いるのです。

▼仕事は一部の人に集中している
Image(2)

そうは言っても、これまでに付き合いのない人に仕事を依頼するのはリスキーで、心理的な抵抗もあるため、仕事は一部の人に集中しまうのです。

 

■お金の代わりに時間を交換するシステム
このように、仕事の流れが固定化されている原因の一つは、成果に対して支払われる報酬「お金」の価値が大きく、誰にとっても均一であるためです。   
       
均一というのは、誰が使っても1000円のお金では、1000円相当の品物しか買えないという意味です。
 
このシステムでは、報酬の代わりに時間を支払います。

▼お金の代わりに時間を渡すImage(3)

 

沢山の仕事を抱え猫の手も借りたいAさんは、たまたま時間の空いているBさんに、仕事の一部、ここでは10時間相当の作業を手伝って貰います。

そして、Aさんは、仕事を手伝ってもらった報酬として、10ポイント(1時間=1ポイント)をBさんに渡します。

ここで重要なのは、受け渡される時間(ポイント)の価値が、AさんとBさんでは大きく異なること。

その日、Bさんが持て余していた時間は、Aさんの仕事時間、ギリギリまで削った睡眠時間を確保するための貴重な時間に生まれ変わったのです。

経済が回るのは、お金の流通が基盤となってますが、このシステムは人によって、日によって密度の異なる時間を取引する、原始的な物々交換に近いのかもしれません。

 

■ポイント(時間)の現金化
この様にして、余剰時間を使って仕事のお手伝いを続けていると、Bさんには仕事のコネと、仮想的なお金(ポイント)がたまります。

このお手伝いを通して信頼関係が生まれ、次回の仕事に繋がれば、それだけでも意味があると思いますが、折角ですので溜まったポイントも現金化したくなります。

その場合は、10ポイントを持っているBさんが、受注した通常の仕事の一部(10時間分)を、時間の余っているCさんにお願いすることで、擬似的に現金化出来るのです。

▼溜まったポイントを現金化する流れImage(4)

 

 

■既存のシステム
ちなみに、時間の貸し借りを通じ、お互いに助け合う仕組みは、既に存在します。

“時間の銀行”で労働を貸し借りするのがイタリアキャリアウーマンの新常識:日経ウーマンオンライン【世界の働き女子の流行ウォッチ】

ボランティア労力ネットワーク

日本の事例を見て感じるのは、目指す志は素晴らしいのですが、それを前面に押し出しすぎると、実際に使う人が限られてしまうこと。

時間の貸し借りをベースとしたシステムを作るなら、運営者は仕組みだけを作り、どのような目的で誰が利用するかはその利用者に任せるべきです。

最近では、実名登録を基本とするFacebookの利用が浸透し、ソーシャルランチCoffeeMeetingのようなマッチングサービスが産まれ始めています。

今後、ネットのソーシャル化が更に進めば、このような仕事のマッチングサービスも産まれるかもしれません。

 

■まとめ
冒頭で述べたように、会社という枠組みに囚われず、自分の裁量で働く「ノマドワーカー」という生き方を選択する人が増えています。

この仕組みが実現すれば、そのような人達を支え、スキルさえあれば仕事を見つけられるチャンスが作れると思うのです。

もっと自由な生き方(働き方)をしたい、またスキルはあるのに働く機会がない。
そんな閉塞感のある日本の労働環境に風穴を空けるには、既存の仕組みを根底から変える必要があります。

Time is Money から Time as Money

荒唐無稽ですが、面白いと思いませんか?

 

この記事の続きはこちら

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その2 – このまま一生β版

 

Time is MoneyからTime as Moneyへ~その3(完結) – このまま一生β版

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「ありがとう」の力

布団に入り眠りにつくまでの間、頭の中で繰り返し唱えている言葉があります。

「ありがとう」

これを意識して行う用になったのは、数年前に読んだ二冊の本の影響です。
一冊目は「鏡の法則」という本、そしてもう一冊は「ホ•オポノポノ」という、ハワイアン・ネイティブの伝統的な問題解決・癒しの本です

 

■共通して書かれていること
この二冊の本に共通して書かれているのは、他人とのコミュニケーションで問題が生じたら、直接ではなくても良いので「ありがとう」「ごめんなさい」「愛してます」などの言葉を繰り返し投げかけなさい、ということです。

科学的な説明は出来ないですが、実際にやってみると凝り固まった心がほぐれるのを感じます。
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photo credit: TheAlieness GiselaGiardino²³ via photo pin cc

 

■なぜ効果があるのか
心理療法の一つである内観療法は、これまでの人生で、「人からしてもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」について、徹底的に振り返りかえります。
集中内観と呼ばれるものは、この振り返りを一日15時間、一週間かけて行うそうです。

その振り返りのなかで、自分や他者への理解を深め、沢山の人から支えられていたことを再確認し、自然と感謝の気持ちを持たせるというのが、内観療法の目的の一つだと思います。

「ありがとう」という言葉を繰り返すことが、対人関係の改善に効果的があるのは、内観療法で行う振り返りのプロセスを、簡単に行えるからだと思うのです。

 

■眠れない時にも「ありがとう」
私が布団の中で繰り返し「ありがとう」を繰り返すのは、なにも対人関係に困っているからではありません。
これを行うことで得られる効果がもう一つあるからです。それは早く寝られることですね。

横になってもなかなか入眠出来ないときは、たいてい頭の中を色々な思考がグルグルと回り悶々としています。
特にその思考が苦しいネガティブなとのであると最悪です。逆に色々なアイデアが溢れ出し、ワクワクと興奮しているような場合も入眠は困難です。

そんな浮かんでは消える思考を脇に追いやるには、何か別の事を考える必要があります。

それがありがとうなのです。

人は同時に二つの事を考えられないので、「ありがとう」という言葉さえ唱えていれば、余計な事を考える余地は無くなります。

また、仕事で失敗をして怒られた時、なにか嫌な事を言われ心が波立っている時、その相手に向かって「ありがとう」という言葉を繰り返せば、相手から言われた嫌味さえ前向きに捉えられます。

このようにして、落ち着いた心の状態を自分で作ることで、早く眠りにつけるようにしているのです。

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photo credit: martinak15 via photo pin cc

 

■まとめ
身の回りの出来事は、自分がそれをどう捉えるかで見え方が変わります。
その見え方、自分の世界を変える魔法の言葉が「ありがとう」という言葉なのです。

今日、布団の中で、また今からでも目を閉じ、大切な人の顔を思い浮かべながら「ありがとう」を投げかけてみてください。

きっと「ありがとう」の気持ちが自然と湧き出るでしょう。

■補足
最初に紹介した「鏡の法則」という本は、書店でも購入出来ますが、無料のPDFファイルとしても公開されています。
こちらのリンクからダウンロード出来ますので、興味のある方は読んでみて下さい。

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