NozbeのDropbox連携がやっと使えるものになった

NozbeのDropbox連携は、比較的初期の段階で実装されてました。

そういえは、これに関する記事も書いてましたね。

Nozbeの使い方~その13(Evernoteに続きDropBoxとの連携)
しかし、この機能は殆ど使われることはありませんでした。


Evernoteとの連携でもそうでしたが、Nozbeのプロジェクト名称とDropboxのフォルダー名称を一致させておく必要があるとか、実際の運用を行うにはムリのある仕様だったからです。

その後のアッデートで、名称一致の制限などは無くなりましたが、まだまだ自分が求めているファイルにアクセスし、簡単に貼り付けられるようなものではありませんでした。

やっとまともに使える様になった

これが今回リリースされたバージョン1.9.2の印象です。
そして、Dropboxとの連携についてはこれ以上望むものは無いと言えるレベルに達しましたね。

それでは、早速その動作について紹介しましょう。

Dropboxのファイルを添付するのは、タスクのコメント欄からになります。

Image(29)

コメント欄を開き、テキスト記入欄の下にあるDropboxのアイコンをクリック して、Add File from Dropboxをクリックします。

Image(30)

Dropboxのログイン画面が開くので、メールアドレス、パスワードを入力します。

Image(31)

Dropboxのフォルダ一覧が表示されるので、目的とするファイルを探します。

Image(32)

必要となるファイルが見つかったら「添付」をクリック。

Image(33)

これでタスクのコメント欄に、Dropboxのファイルが添付されました。

Image(34)

この連携は何を意味するか?

GTDのフローで考えると、タスクコメントに貼り付けられたDropboxファイルは処理・整理された「資料」の位置づけとなります。

タスクリストがズラリと並んだ状態を見たとき、そのタスクがどのような行動を求めているか。
最初はすぐに思い出すことが出来きますが、時間が経つにつれ、その記憶は徐々に薄れてしまいます。

しまいには、そのタスクを見ながら「それはなにか?」の問いかけをする羽目になってしまいます。そうなると、GTDのフローを最初から回さなければなりません。

GTDがストレスフリーに繋がる理由の一つとして、モヤモヤとしている思考をActionレベルまで落としこみ整理することで、一度考えたことを二度考えなくてよい状態に出来ることが挙げられます。

なので、実行時に「さて、どうやって取り掛かろうか?」と再び頭を捻るようなタスクリストの作り方ではダメなのです。

Nozbeのコメント欄は、ただのテキストの羅列でしかなかったタスクリストに「それはなにか?」の答えを記載することが出来るだけでなく、そのタスクは何を編集すべきなのかまで覚えておいてくれるのです。

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Dropboxのリビジョン復元機能を無制限にするアドオンを追加した

リビジョンファイルの復元機能

Dropboxのリビジョンファイル復元機能とは、そのファイルの更新履歴をさかのぼり、古いバージョンのファイルを復元する機能です。

大切なファイルを誤ったファイルで上書き保存してしてしまった時、ひとつ前に保存したファイルを復元して、元に戻すような使い方をします。

ScreenClip(9)
しかし、この機能には日数制限があり、古いファイルの復元は30日前までが限界です。それ以前のデータを取り戻すことは出来ません。

データ復元を無制限にするアドオン

有料のプロアカウントでも30日までしか遡れないリビジョンファイルの復元を無際限に行えるようにするのが、Parkratというアドオンです。

もちろん無料ではなく、それなりの費用がかかります。年間$17.9です。

Image1231264 この金額を安いと感じるか、それとも高いと感じるは人それぞれだと思いますが、ファイル名の後ろに日付やバージョンナンバーをつけることで行っていたファイルの履歴管理が必要なくなることを考えるなら、私は安いと思いました。

クラウドストレージにデータを預けるメリットとして、いつでも何処からでもファイルにアクセス出来るのが最大のメリットですが、このような時間軸の異なるファイルを必要に応じて取り出すことが出来るというのも、もう一つのメリットとして挙げられるでしょう。

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PCの任意のフォルダーをDropboxで共有するツール

PCの任意のフォルダーをDropboxで同期させたい。
そんな時に使える便利なフリーソフトがありましたので紹介します。

使用するのはDropbox Folder Sync addonというフリーのツール。
以下のサイトからダウンロード出来ます。

Dropbox Folder Sync addon Official page

Image(2)

 

インストールが完了したらDropboxのデータフォルダーの位置を確認するウィンドウが出るので、確認のうえOKをクリック。

Image(3)

 

使用するには、エクスプローラなとのファイラーを立ち上げ、Dropboxで共有したいフォルダーを選択し右クリック

Image(4)

 

メニューに表示されるSync with Dropboxをクリックします。
成功すると、このようなお知らせが表示されます。
Image(5)

 

Dropboxのデータフォルダを開くと、同じ名前のフォルダが出来ている事が確認出来るでしょう。

Image2013-11-12

このフォルダー内のファイルは、元のフォルダーと完全にミラー化されており、元のフォルダー、またDropboxのフォルダー内のファイルを編集・削除などの操作を行なうと、その情報はすぐさまにもう一方のフォルダーに反映されます。

▼元のフォルダにファイルを作るとImage(8)

▼DropboxのフォルダにもファイルがコピーされますImage22013-11-12

一部のアプリケーションでは、データ保存先のフォルダーが自動的に指定され、変更出来ないものがありますので、そのようなファイルをDropboxで共有したい時などに便利ですね。

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職場でクラウドツールを使う際に気をつけていること

前回の記事では、クラウドツールを活用することで、業務消化を円滑に行う方法について紹介しました。

外注した仕事の進捗状況をブラックボックスにしないための3つのツール – このまま一生β版

今回は、これらのツールを仕事で使う際に注意している事を書きたいと思います。

■絶対にアップロードしてはダメなもの

記事では協力会社とのファイルの共有にDropboxを使っていると書きましたが、どんなファイル(情報)でもOKという訳ではありません。

個人情報が入っているような資料はNGです。自社の管轄外のサーバーに保存するなど論外ですね。

では、どのようなファイルであればクラウドに保存してOKなのか?その線引は非常に難しいのですが「仮にファイルが流出した際に、特定の個人や組織が著しい損失を被ることの無いもの」程度の認識で運用しています。

■万が一に備える

Dropboxの運用で一番恐ろしいのは、システム不具合や人為的ミスでファイルが無くなってしまうことです。

共有フォルダーであれば、だれか不慣れな人がうっかりファイルを削除してしまうと、その人だけでなく共有メンバー全てのファイルが削除されます。

単体のファイルであれば、復元機能で元に戻すことが可能ですが、複数の階層を持つフォルダーのルートを削除するとその復元も出来ません。

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photo credit: Sander van der Wel via photopin cc

また、Dropboxのシステムをどれほど信頼するかにもよりますが、万が一、システムに不具合が生じた際、それが保存しているデータにどのような影響を及ぼすかも予想出来ません。

最悪の場合、データの消失を招く可能性があるツールに全てを依存するのは余りにも危険です。

そのような最悪の事態を避けるため、私は以下の様なバックアップシステムを構築しています。

■ばっちり同期でばっちりバックアップ

使用しているのはばっちり同期というファイルの同期ソフトです。簡単に説明すると、異なる二つのフォルダーのファイルをお互いにコピーし、同期を取る事が出来るものです。

無料でも使えますが、私はスケジューリングの機能が豊富な有料のビジネスライセンスを購入しました。

対策その1:

最初に設定するのは、Dropboxのフォルダーと会社サーバーのフォルダーの同期設定です。

▼サーバーと同期されているフォルダー
Image

 

▼双方向のファイル同期
Image(1)

会社のサーバーは、情報システム担当部署が毎晩自動バックアップを取っているので、Dropboxのファイルが消失してもそこから復元可能です。

 

対策その2:

バッチリ同期のバックアップ機能を使い、上書きや削除されたファイルを自分のデスクトップに3ヶ月間保存しています。

これは、ファイルの更新や削除があった場合、その古いファイルをリアルタイムでバックアップする機能を使ってます。

▼バックアップの設定
Image(2)

 

▼ローカルに溜まっていくファイル Image(4)

このオプションを設定しておけば、Dropboxからファイルがフォルダーごと無くなったとしても、その瞬間にそのフォルダーがバックアップされるので安心です。

また、バックアップデータがあれば、ファイルの状態をさかのぼって復元することも出来ます。

Dropboxにもファイルのリビジョン機能が機能がありますが、それにも限界があります。

ここでは、ディスク容量に余裕がある限り、ファイルを保存出来るので安心感は更に増します。

■まとめ

クラウドツールは便利ではありますが、運用方法をひとつ間違えると色々なトラブルに見舞われます。

今回の記事では最悪の事態を起こさないための対策について紹介しましたが、不足の事態に備え念には念を入れた対策が必要なのです。

クラウドに仕事のファイルをアップロードすることの是非については引き続き、検討と議論を続けることにしたいと思います。

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外注した仕事の進捗状況をブラックボックスにしないための3つのツール

仕事を進める上で、その一部分を社外にアウトソーシング(外注)するのは特に珍しい事ではありません。

この外注をするとき、私が最も気をつけているのが、仕事を発注し成果を受け取るまでの外注期間をブラックボックスにしない事です。

ブラックボックスというのは、仕事をお願いして受け取るまでの間、作業の進捗状況や方向性を確認出来ない状態のことです。

仕事をお願いする際に提示した前提条件・設計条件に変更がなく、指定した期日までにこちらが要求した品質の成果が常に上がってくれば何もこんな心配をする必要はありません。問題は、そのような事のほうがレアだということです。

■時すでに遅し

知り合いの会社で起こった実際の話です。

9月の上旬に、ある設計の仕事を協力会社に発注しました。あいにく、馴染みの会社は手持ちの仕事が一杯でお願いすることが出来ず、紹介を受けた新規の会社に発注することになったそうです。

初回協議のために来社してもらい、作業内容と注意事項、そして期日を伝え次の日から直ぐに作業に入って貰いました。

作業自体はそれほど難しいものではなく、ただ量が多いだけの単純作業だったので、途中段階では特に内容の確認は行わず、10月末の期日間際になってやっと進捗の確認を行ったそうです。

担当者の返事は
「もう少しかかるので、期日を延ばしてほしい」とのこと。

業務全体の工程には、まだ余裕があったので、〆の期日を2週間延ばすことになったそうです。

約束の日になり、協力会社から成果を受け取ったのですが、よくよく見てみると、根本的な作業方針に勘違いがあり、それを修正するには、相当の時間が必要だと判明しました。

その結果、その成果を使って作業を行なう他の仕事にまでしわ寄せが出始めました。

仕事を発注した担当は、社内からも催促の電話・メールを矢のように受け、なかなか上がってこない成果に苛立ちながら、毒づいたそうです。

「いったい何をやってるんだ。。。」と

■一体何をやってるんだ?

この言葉が出る気持ちはよくわかります。

程度問題はあれ、自分が要求した期限に求めている品質の成果が上がってこないことはザラだからです。

大切なのは、発生する問題を想定しているバッファーの中に収めること。問題が生じたら直ぐに対策を行い、それ以上に問題が広がることを防ぐことです。

例に挙げさせて貰ったケースを図解にするとこうなります。

Image

ここでは、作業をお願いしている間、その進捗と方向性がブラックボックスの中に入っているため確認出来ません。

成果がブラックボックスからやっと出てきたと思ったら、途中で進む方向を間違っていたため、その成果も間違っていたということです。

この問題を回避するには、問題となっているブラックボックスを可視化し、事前に、事前に、事前に対策を打つ必要があるのです。

大切な事なので3回書きました。

図解にするとこうなります

Image(1)

ここでは、ブラックボックスの中が見えるようになったことで、作業があらぬ方向に進んでいることが判明しました。

すかさず方向修正の指示を出すことで作業が正しい方向に進み、こちらが求めている成果を得ることが出来ました。

手戻りがないだけ、全体の作業時間が短縮されているのもわかります。

■ブラックボックスを可視化する具体的な方法

前述した「作業の進捗状況を事前に確認し、方向性が間違っていれば正しい方向に修正する」ことは、当たり前の話です。

必要なのは、理想論ではなく、それをどうやって実現するか、その具体的な方法なのです。

○○

ここから紹介するのは、私が具体的に使っているツールと、その運用方法です。
使用しているツール

・Dropbox
・Nozbe
・Skype

Dropbox

お付き合いの度合いにも寄りますが、私が仕事を発注している協力会社さんには、Dropboxのアカウントを作って頂き、その共有フォルダーの中で作業を行なうか、若しくはその日の終わりに、作業をして頂いたファイルを保存するようにして貰っています。

そうすることで、作業途上のファイルを常に手元に置き、自分の好きなタイミングで確認出来る環境を作るのです。

Dropboxは、共有フォルダーの中で、誰が何時、どのファイルを更新したかをRSSで配信する機能を持っています。

ScreenClip(1)

このフィードをGoogleリーダーなどに登録しておけば、ブラウザ上で作業の進捗状況をザックリと確認出来るのです。

ScreenClip(2)

もし、ファイルの更新が滞っている場合は、何らかの事情でこちらの作業が止まっていることが把握出来ます。
そのような場面では、電話を一本かけるなどして状況の確認を行います。

ここで大事なのは、作業が進んでないことを責め相手の尻を叩くのではなく、予定通りに作業が進められない事情を理解し、次の手を打つ事です。

具体的には、残された時間では終わらせられない作業を引き戻し、自分の手で進めるか、若しくはその部分を別の協力会社へ依頼することです。

ギリギリになって「残りのこの部分が終わりません」と言われるのが一番困ります。自分にとっても強烈な割り込みになりますし、そんなギリギリの工程では、受けてくれる協力会社も見つかりません。

大切なのは、問題が発覚してからの対処ではなく、問題の火種を一日でも早く見つけ、事前の対策を行なうことなのです。

 

Nozbe

まだ数社だけですが、協力会社の方にもNozbeを使ってもらうようお願いしています。

Nozbeをグループウェアとして使う(1) – このまま一生β版 

また、作業の指示、修正願いをメールではなく、タスク管理ツールを使うのには理由があります。
1番の理由は、やるべき事のリストを関係者全員で共有する事で、作業全体のボリュームを明らかにする事。

与えられた時間に対して、作業量が少ないと勘違いすると、パーキンソンの法則によりその時間は全て消費されてしまいます。

必要なのは、ゴールに至るまでの作業量を把握し可視化することで、適切な作業ペースを関係者全員で共有することです。

○○

Nozbeでタスクリストを共有するもう一つのメリットは、ワンクリックで作業担当を変更出来ることです。

全体を俯瞰し、作業が集中している人がいたならば、手持ちの少ない他の人へ作業をスライドさせます。

各タスクのコメント欄に、作業内容と使用するファイルの在処、を添付出来るので、新たに作業担当者への引き継ぎも簡略化出来ます。

Skype

ちょっとした連絡を取るのに、Skypeのチャットは最適です。

メールのような文章の修辞に気を取られる事なく、伝えたいことをサッと伝えあえるレスポンスの早さは、まるで隣の席に相手が座っているかのようです。

チャットでは伝えきれない内容になれば、音声通話に切り替え、話の内容が図面の確認になった場合は、Skypeの画面共有機能を使い、お互いに同じ画面を見ながら話をします。

この便利さは実際にやった事がある人でないと分からないと思いますが、離れているにも関わらず、テーブルを囲んでいるのと同じ様な感覚です。

ツールに踊らされないライフハック – このまま一生β版

 

■まとめ

作業を外注化する際に注意することとして、その作業過程を可視化することの重要性について説明しました。

記事の内容を改めて振り返ると、ブラックボックスを可視化することの意味合いは、相手の進捗状況や作業内容を常に監視することではなく、両者で共通のゴールとそれに至るまでの道のりを共有すること。

そして疑義や確認事項を直ぐに確認出来る双方向のコミュニケーションを築くことに他なりません。

Image(2)

運用方法を紹介したDropbox、Nozbe、Skypeはそのプロセスを円滑に行うためのツールということです。

このシステムを構築して二年以上経ちますが、もしこの組み合わせを構築出来て無ければ、納期に間に合わせることが困難な仕事がいくつ合ったか分かりません。

いずれのツールもクラウド(SkypeはP2P)という会社の情報管理規定的にはグレーゾーン(現在定められていない)のため、運用については細心の注意を図りながら便利に運用してきたいと思うのです。

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NozbeとEvernoteとDropboxの連携と使い分け

私が日常的に使っている三つのクラウドサービスの使い分けを一文で書くとすると「TodoリストはNozbeに入っており、その作業ファイルはDropboxに保存されている。そしてその作業に必要な資料や作業履歴がEvernoteに保存されている」こんな表現になるでしょう。箇条書きにするなら

Nozbe:タスク管理
Dropbox:ファイル管理
Evernote:情報管理

となります。まぁ単純と言えば単純です。ただ、この三つのサービスはそれぞれデータの連携が可能なものもあり、似たような機能もあることから使い分けに悩んでいるという声も聞きますので、それぞれの組み合わせ毎に自分なりの考えをまとめ記事にしてみたいと思います。

■Nozbe×Evernote
この二つのサービス間のデータ連携はNozbe側で行えます。
Nozbeの使い方~その7(NozbeとEvernoteを連携させる)
こちらの記事でも説明したように、Nozbeのプロジェクト名と、Evernoteで作成したタグの名称を一致させることで、データのひも付けが行われます。しかし正直言ってこのこの機能は殆ど活用できていません。

これはEvernoteの使い方にもよるのですが、Nozbeとデータを関連付けるために、わざわざEvernoteのノートにタグをつける手間が面倒だからですね。Nozbeのバージョンアップの際には、NozbeのプロジェクトをどのEvernoteのデータに接続するか、自分で選択出来るようにして欲しいです。関連付けるノートブックの選択画面で表示されるノートの数が多すぎるようであれば、タグでの絞り込みが出来ればなお良いでしょう。
更にバージョンアップの希望を出すなら、Nozbeで表示されるEvernoteノート自体をタスク化出来るようにして欲しいですね。

この二つのサービスの使い分けで悩むのは、Evernoteでもタスク管理が出来ること。実際にEvernoteでGTDをベースとしたタスク管理を実践されているかたは沢山いらっしゃいます。

Evernote使っていつでもどこでも快適なGTD生活を満喫する方法を考えた
Evernoteで快適GTD! 私がたどり着いたタスク管理のやり方
GTDを超意識した僕のEvernoteのノートブック
第2回-私のEvernoteの使い方-Evernote歴9ヶ月、GTD歴1ヶ月の自分の、現在の使い方を晒してみます。

私も一時期頑張ってみたのですが、なかなか上手く行かず途中で断念。。タスク管理は専用のサービスで進めることにしました。
なので、現在Evernoteをタスク管理のツールとして使うのは資料整理のみとしています。

GTDでは処理ステップで気になることを仕分けする際、気にはなるけど具体的なアクションに繋がらないものを「資料」として保存しておくように言われています。

ブレスト:理想のタスク管理ツールを考える (3/5)
脳みそがいっぱいいっぱいになってきたのでOmniFocusを使ってみる

上記の記事がそのあたりについて詳しく書かれているので、参考にしてみてください。

基本スタンスとしてEvernoteにタスクは入れないようにしていますが、あえて入れておくとするならば、締切のないサムデイリストだけでしょう。このサムデイリストは気になる資料から想起されることが多いので、このサムデイリストだけはEvernoteに保存するようにしています。気になる資料というのは、たとえば旅行のパンフレットのようなものですね。

■Nozbe×Dropbox
こちらの連携もNozbe側で出来ますが、これもまたEvernoteとの連携と同じく使い勝手がイマイチです。
Nozbeの使い方~その13(Evernoteに続きDropBoxとの連携)

バージョンアップで改善が出来るなら、各プロジェクトに対してDropboxの何処のフォルダーをリンクさせるか選択出来るようにして欲しいですね。また、プロジェクトからの接続だけでなく、個別のタスクからもフォルダーやファイルを選べるようになれば使い勝手もさらに向上するでしょう。現在はタスクのコメント欄を使って運用していますが、これに変わる機能を基本機能として実装して欲しいです。

■Evernote×Dropbox
この二つのサービスの使い分けについて議論されているのをたまに見かけます。たしかにプレミアム版では全ての形式のファイルをノートに貼り付けられるため、EvernoteとDropboxのどちらにファイルを保存すればいいかと悩むのも無理ありません。

Dropbox :ファイルストレージ
Evernote :高機能なメモ帳

というのが二つのサービスの基本機能ですので、私はこれから使用するファイル、他者と共有し継続して更新されるものはDropboxへ、更新されず閲覧だけのファイルをEvernoteに保存するようにしています。

私がファイル管理のストレージ機能としてEvernoteに期待しているのは、保存したファイルに意味を持たせることです。Dropboxはただのストレージでしかありませんので、そこに何が保存されているかは階層構造となっているフォルダー名称、ファイル名称で判断するしかありません。同じような名称のファイルが並んでいると、ファイルの判別が出来なくなることも多々あります。

その点、Evernoteは、ノートにコメントを追記することで、保存したファイルに意味を持たせる事が容易です。保存したファイルに、ファイルの説明文と併せて、作業資料の写真でも貼りつければ、そこから想起される情報はどれほど多いでしょう。
Evernoteで作業履歴を保存し、トレーサビリティーを向上させる

Evernoteのクライアントにはない機能ですが、もしこれからのバージョンアップでEvernote×Dropboxという、データ連携が可能となるなら、画面左上の「アカウント」「共 有」というメニューに加えDropboxという項目を追加して欲しいですね。

evernote_dropbox

そのタブを開くと、Evernoteのノートブック一覧の代わりにDropboxのフォルダー一覧が表示され、それぞれのファイルにEvernote上でコメントの追記やタグ付けが出来るようになればいいな!というアイデアです。

Dropboxで共有されているファイルにEvernoteで意味付けをし、そのファイルや資料をNozbe上で閲覧しながらタスクを処理して行く様子を想像しわくわくするのは僕だけでしょうか?

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国内、国外におけるクラウド活用の試みについて

私が仕事で使っている主なクラウドツールは
・Dropbox
・Nozbe
・Evernote


この3つです。
個人的にはかなり使い込んで、どれ一つとっても無くてはならないツールですが、仕事はチームメンバー 全員で協力しながら進めるものなので、便利なもの、作業の効率化が図れるツールがあれば積極的に広めたいものです。

このエントリーではこれらのクラウドツールを業務に携わるメンバー全員で活用していく試みについて紹介したいと思います。

■Dropbox(国内編)
ScreenClip(16)社内の同じネットワーク上で仕事を進めるのであればDropboxのようなクラウドツールを使う必要はありません。ファイルをイントラ上のサーバーに保存すれば済む話です。

しかし、東北地方大震災の復興支援業務を全社的に進めるにあたり、ネットワーク環境が満足でない被災地に常駐している担当者、業務を統括する東京支社、作業をサポートするその他支社、また具体的な図面や資料作成をお願いする協力会社とデータの共有を行おうとすると、その方法ではどうしても限界がありました。

聞くところによると、被災地に常駐している担当者が東京支社のファイルサーバーにアクセスし、ちょっとでも重いファイルを開こうとすると、回線が細いためかストレスを感じるくらい時間がかかるとのことでした。
それ以上に問題なのは、社内ネットワークへのアクセス権がない協力会社とのデータを共有です。

セキュリティーの問題でファイルサーバーにアクセス出来ない彼らとのファイル共有は、従来どおりメールやファイル送信サービスを使うしかありません。作業途中のデータも含め最も多くの情報交換を必要とする彼らとの通信手段がこれでは作業が滞って仕方がありません。
このような切実な問題を解決するため提案したのがDropboxでした。

東京支社のマネージャーがタンザニアに滞在していた際、ファイルの共有にDropboxを使っていたこともあり、提案は直ぐに受け入れられ、会社として活用して行くことになりました。
現在、震災復興支援業務の共有フォルダーには、社内はもちろん、協力会社の方を含め総勢30名以上のメンバーが参加しています。

保存されているファイルの容量はあっという間に無料アカウントの制限容量である2Gを越えたため、有料アカウントへのアップグレードも全員行ってもらいました。もちろん費用は会社負担です。
私は現在海外出張中ですので、現在の利用方法について完全に把握できていませんが、プロジェクトフォルダーの直下にファイルの変更履歴を書き込むエクセル表を作ったりと、使いこなすための試行錯誤をしているようです。

■Dropbox(海外編)
ScreenClip(17)国内以上にDropboxが活躍しそうなのが海外案件のプロジェクトです。

今現在、アフリカ東部のウガンダで道路関連の調査を行っているのですが、その調査結果データを使用し、日本国内、またフィリピンの技術者が次の検討を行うことになっています。

海外、特に発展途上国のネット環境は一昔前の日本のようで、滞在しているウガンダではメールの送受信さえままならなりません。

たまに10M近い添付ファイルを受信すると、メーラーを開いた瞬間パソコンが固まってしまいます。
そのようなネット環境のため、調査団内での暗黙の了解は、重いファイル、具体的には2M以上のファイルは添付しないこと。
なので、あるチームの検討結果を他のチームに渡すのは、作業が一通り終わりまとまったデータが出来てから。
方法はファイル送信サービスや他のオンラインストレージサービスを使っているようです。 しかし、そのような手順では各プロジェクト間の作業工程が直列となってしまい、業務全体のクリティカルパスが伸びてしまいます。

日本国内以上に深刻な通信問題を抱えている海外での仕事。その切実な問題を解決するため提案したのがやはりDropbox。
最初は我が社のメンバー間のファル共有に使用していたのですが、これは参加企業全社で使ったほうが良いという意見になり、業務全体を統括する幹事会社のマネージャーに活用を提案しました。

マネジャーもその状況に困っており、便利なサービスは積極的に使って行こう!と、プロジェクトメンバー全員でアカウントを取得することがその場で決まりました。
キトグム市で一番美味しいと言われるイタリアンレストラン。停電中の薄暗い店内でビールを飲みながらの決定でした。

現在、各国に散らばる担当者へDropboxのアカウントを取るよう指示のメールが送られています。
具体的は使用はまさにこれからですが、リアルタイムにファイルを共有するメリットは、プロジェクト進行の時間短縮という形で必ず結果が出ると信じています。

追記:
昨日、この案件に参加する日本人スタッフだけでなく、現地で雇用したローカルスタッフにもDropboxの使い方をレクチャーし、それぞれのデスクトップPCにインストールしてもらいました。
アメリカの何処かにあるサーバーにデータがアップロードさ れ、そこから隣のPCにダウンロードされるのは、感覚としてなかなか実感出来なかったようですね。

これまでは、我々が調査結果を書き込んだ帳票を週に一度、車で二時間かかる事務所に届け、そこでエクセルへの入力をお願いしていましたが、これからは地方の事務所でスキャニングを行いDropboxに保存すれば、次の日にはローカルスタッフがインプットの作業に入れるでしょう。

これまでは貧弱なネット環境と物理的な距離が作業の障害となっていましたが、このような便利なツールを使うことで、それらの障害をなくしアフリカの大地でも時間と空間を飛び越えた仕事が出来るそうです。

■Nozbe
ScreenClip(18)仕事はチームメンバー全員で協力しながら進めていくものだ。というのはDropboxの活用編で書きましたが、それを推し進めていくためには全員で業務の目的とアウトプット、具体的には日々処理していくタスクリストを共有したいものです。
そのタスクリストはただのToDoリストではなく、できればGTDのプロジェクトリスト、NextActionであれば最高です。

GTDについては何度か紹介し、書籍を回覧などしてみたのですがなかなか良い反応は帰って来ません。
どうやって布教しようかと考えた挙句、むりやりNozbeを使ってもらうことにしました。
それはNozbeのようなGTDのフローに沿って設計さたアプリを使うことで、その基本的な考え方を実践を通して感じてもらえると思ったからです。

私が契約しているのは、20名まで招待出来るTeamアカウント。月間50ドルの使用料は現在自腹を切っています。
先ずは先輩命令で後輩にアカウントを無理矢理作らせ、次は会社に常駐している協力会社のおじさまにアカウントを取得してもらいました。

最初に行ったのは、自分で業務全体の作業内容をプロジェクトリストとして組み立て、その中に具体的なNextActionを事細かに書き出しました。
そしてその各タスクをプロジェクトメンバーに割振り、毎日このリストを確認しながら作業を進めるよう指示をしました。

最初の目的はNozbeのインターフェイスに慣れてもらうこと。人の基本的な性質として、慣れていない事や物には抵抗を感じるものです。
とにかく毎日使ってもらうことで、そのハードルを超え、出社し始業準備が終わったらNozbeを開くのが当たり前になるような習慣を作ってもらいました。

そのような状態を続けていくうち、参加メンバーが新しいNextActionを自分で追加したり、私が関係していない別業務のプロジェクトリストを自分達で作るようになりました。
これでNozbeを業務の中で積極的に使って行くという二つ目のハードルを超えました。
この試みのなかで、1番驚いたのが会社に常駐している60歳に近い協力会社のおじさまが予想以上に良く使ってくれていること。

設計に必須のエクセルやCADの扱いは一人前なのですが、一般的なPCの操作については驚くほどの機械オンチ。
そのような人もしっかりリストを見ながら作業を進めています。
クライアントとの打ち合せ終、電車の中からNozbeアプリでタスクを追加しておくと、帰社した時には作業に着手していたりもします。

チームメンバーの作成するタスクリストは、まだまだToDoリストの域を超えてはいませんが、チーム全体で作業の総量を把握し、誰が何を担当し、今日何をすべきかを全員で共有出来るのはチーム全体の作業効率向上に役立っていくと信じています。

最後のハードルはGTDのフローを理解してもらい、それをNozbeで実践してもらうこと。
みんなが抱える大量のタスクやプロジェクトの数々をそのフローに通すことで、存在自体がストレスの原因にもなるただのToDoリストではなく、一人一人が思考の深い所で整理した大きなタスクの流れ、それが「今」そして「ここで」と言うフィルターで絞りこまれたNextActionとなれば、生産性の向上と併せ、慢性的に抱えている仕事のストレス開放にも繋がるのではないでしょうか。

■Evernote
Dropboxがファイルの共有、Nozbeがタスクリストの共有ツールとするならば、Evernoteは情報の共有ツールということでしょう。

Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

ScreenClipEvernote6._thumbこちらの記事でも若干触れましたが、これまでは個人の記憶、情報をストックするツールとしてのみ使用してきたEvernoteですが、ノートブックの共有機能により個人の補助脳だけに留まらず、他者との情報共有ツールとして活用出来るようになりました。

この共有機能を活用してチームの生産性を上げることが出来ないかと考え、具体的に動いてみました。始めはNozbeと同じく、チームメンバー全員にアカウントを取得してもらい、半ば強制的にインストールしてもらうこと。

次に、ある業務に関する共有ノートブックを作成し、後々参照が必要となりそうなファイルの保存場所をノートに記載し、各設計項目に沿ったタグ付けを行いました。
この作業は、受領資料のファイルを一つ一つ開き、そのフォルダーに入っている図面や計算書が、どの設計項目に属するかを一つづつ判断するという、地味で労力のかかるもの。

クライアントから受領した参考資料のファイルがDVDディスク数枚に渡るほど膨大だったので、誰かが整理を行わないと、各メンバーが新しい作業に入るたび、膨大なファイルの中から一つのファイルを探すという苦労を強いることにもなりかねません。

非常に手間のかかる準備作業でしたが、この段取りを行うことで、その業務に関してはEvernoteが無くてはならないツールになりました。
今後、その対象を他の業務にも広げ、各メンバーが自分で得た情報を自分で追加し、タグ付けを行えるようになればと思っています。

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DropBoxを使って簡単なフォトギャラリーを作る

複数のPC間でファイルの同期、共有を行うことの出来るDropboxを使うと、かんたに写真を外部へ公開することの出来るフォトギャラリーを作る事が出来ます。
結構便利だけど使っている人って意外と少なそうな感じなので、とりあえず紹介。

こんな感じになります。

昨年9月10日に第一子が生まれた瞬間をTwitterにPostした際、すごい勢いで「おめでとう!」のRTを頂いたTLをキャプチャーしたものです。
すっかりこの写真の存在を忘れていたのですが、改めて眺めてみると今も絡んで頂いている顔なじみさんも多数。
あぁ、なんだか改めて嬉しい気持ちがジワジワと沸き起こる感じです。

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