これは期待!Evernoteの共有ノートブック機能がやっと使えるものになるか

前回の記事では、Evernoteがこれから画像回りの機能を強化していくのではという内容について書きました。

今回のアップデートで伺えるEvernoteが進もうとしている二つの方向性 – このまま一生β版

このバージョンアップの方向性については、Evernoteの機能を深める方向ではありますが、利用方法を広げるものではありません。

 

しかし、今回のアップデート(β版)をインストールして気がついた新しいアイコンについては、Evernoteの使い方を大きく広げる可能性を持っていると思うのです。それがこの画像です。

 

▽メニューバーの一番右に【アクティビティ】というアイコンが追加されているのが分かります。

ScreenClip(134)

それを開いたのがこの画面

 

▽「アカウント・共有ノートブック」に関する情報が表示されるようです。

Image(10)

私が共有させて頂いているノートブックに、新規ノートを追加する実験を行いましたが、現時点では何も反映されませんでした。

 

β版で機能が制限されているのか、それとも使い方がおかしいのか不明ですが、おそらく自分が共有しているノートブックの変更履歴がここに表示されるようになるのでしょう。

 

Evernoteを個人で使用する方法、使い方のレシピはあらかた出尽くした感がありますが、共有ノートブックについては大きな可能性を秘めていると感じています。

しかし、これまでは、共有者がノートの追加・変更を行なっても、自分で見に行かないかぎり気が付けない事から、積極的な利用はされてなかったと思います。

 

▽リマインダ機能がついただけでもかなり便利になった

Evernoteのリマインド機能と共有ノートブックの可能性 – このまま一生β版

このリマインダ機能が実装されただけでも使い勝手は向上しましたが、共有されている側からは、リマインドを送れないなど、情報の相互発信を行うにはハードルが残されていました。

 

今回のバージョンアップにより、そのボトルネックが解消され、Evernoteがメンバー間で情報を共有できるデータベースとしてやっと使える状態になるのだと思います。

EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか? – このまま一生β版


Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み – このまま一生β版

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今回のアップデートで伺えるEvernoteが進もうとしている二つの方向性

β版ではありますが、今回のバージョンアップの中に興味深い内容がありましたので紹介したいと思います。

一つはノートに貼り付けた画像の処理に関するもの、もう一つは共有ノートブックに関するものです。

先ずは、画像関係についての更新内容について説明します。

 

■画像の編集機能が強化されそうな予感

今回のアップデートの内容に書かれている三項目のうち、二つがノートに貼りつけられた画像についてのものです。

・一つは右クリックメニューの中に、画像の回転に関する項目が追加されたこと。
・もう一つは、画像のファイル名称を変更できるようになったことです。

 

▽気になる変更箇所

ScreenClip(3)

 

画像を右クリックすると、これまでは無かったメニューが出てきます。

実際に反時計周りに回転させてみましょう。

ScreenClip(4)

 

▽画像が回転し、縦になりましたね。

Image

横型の名刺を撮影する際、カメラを横向きにしなくて良いので地味に便利です。

画像関係のアップデートでもう一つ気になるのが、ノートに貼り付けた画像の編集機能です。

 

 

▽画像を右クリックすると、どのプログラムで開くかを選択するメニューが表示されます。

Image(2)

試しにWin標準のペイントで開いてみましょう。

 

▽ペイントを使って文字の囲いと注釈を付けてみました。

Image(3)

 

▽上書き保存をすると画像への変更内容が反映されましたね。

Image(1)

 

※私がこれまで使っていた環境(WinXP + Evernote)では、画像を開いて編集を行なっても、その内容がEvernote上には反映されませんでした。

 

今回は、Win7+Evernote4.5.5.6704RC(β版)という環境で試しましたが、Mac版では、選択できるプログラムとしてSkitchが選べるかもしれません。

 

■Evernoteがブログの下書き用として便利すぎる

今、こうしてブログ記事の下書きをEvernoteを使って書いていますが、本文を書きながら使用する画像をキャプチャーし、Evernote上で編集が出来るのは非常に便利です。

 

▽Evernoteでブログの下書きをしているところ。

Image(4)

 

それは、こちらの記事でも書いたように、思考メモの蓄積をスタートとし、その思考を広げさらに文章化するまでの一連の流れを、Evernoteの中で完結できるからですね。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法 – このまま一生β版

下書きが出来たら、テキストと画像を丸ごとコピーしてWindows Live Writerにペースト出来るので、あとはプレビューを見ながら改行の調整や、カテゴリーの設定、タグの付加など微調整が出来れば投稿の準備完了です。

 

大きな発展というものではありませんが、Evernoteの使い勝手を向上させようとする気持ちがビシビシと伝わってくるようなアップデートだったと思います。

次の正式版がアップデートされる際は、画像の大きさ変更など、画像処理機能がもう少し加えられることを期待したいですね。

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お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか?に答えて頂いたブログ記事 計7本

先日ポストした記事のお題へ、数名の方が答えて下さったので、こちらで紹介したいと思います。
お題として書いたのはこちらの記事。

お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか? – このまま一生β版

答えて頂いたのは以下の計6名、7本の記事です。

R-style » 「タスク管理」との出会い

GTDのきっかけ | くらしすたんと。

GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか?-私のタスク管理史: 子供と一緒に大きくなろう
 

GTD(タスク管理)との出会い(1)挫折からはじまる | 化学系メーカー研究職です

GTD(タスク管理)との出会い(2)EvernoteをGTD仕様に | 化学系メーカー研究職です




GTD(タスク管理)との出会い(3)GTDとは生き方だ | 化学系メーカー研究職です
← 今日追加ポストされた記事です。

GTD(タスク管理)との出会い ―さようならGTD – なんかカラフルな生活
⇐ この記事はまだ続編があるそうです!



一連の記事を読んで感じたのは、ほぼ全ての方に共通するきっかけがあることです。

それは、仕事やプライベートの環境が大きく変わったことで、その時使っていたタスク管理のシステムでは回らなくなっていること。

 

そして、その環境を改善するため、書籍やWEBで情報を収集したり、また勉強会に参加することで、自分自身のシステムを変えていく試行錯誤を続けられていることですね。

人それぞれ、置かれている環境や、実行すべきタスクの内容が異なるため、使っているツールやタスク管理へのアプローチが異なるのが、とても興味深いと感じました。
唐突ですが、ここで一つセミナーの紹介です。

5月20日 第1回 タスクセラピー(東京都)
←現時点で残席9席

ライフハック心理学の佐々木正悟さんが主催されるセミナーにコーチの一人として参加させて頂くことになりました。

佐々木さんの話しを聞いた後、タスク管理の悩みをその場で相談し、方法が分かったらその場でやってみるという内容です。

何か問題を抱えている。上手くいっていないが、その原因が何か分からない。分かっていても、それを実際のアクションへ移す方法やツールの使い方が分からない。

そんな方にピッタリのセミナーだと思います。

セミナーへの参加とその後の交流・学びが、皆さんのタスク管理システムを大きく変えていくきっかけになればと思います。

——-追記——–

今日@Surf_FishさんがGTDに出会って変わった事について記事を書かれていましたので、私も昔ポストした記事を紹介したいと思います。

私にとってもGTDはただ単に仕事の効率を良くするためのものではなく、自分自身の生き方を常に見直し、自分の意思でコントロールするためのツールなのです。

仕事術だけではどどまらないGTDのもう一つの側面 – このまま一生β版

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これはマジック!複数の写真をアップロードするだけで三次元CGモデルを作ってくれるソフト

未来を感じさせられるソフトがあったので、ダウンロードしてみました。


試したのは、Autodesk社がリリースした123DCatchという3DCGソフトです。
通常3DCGのモデリングを行なう場合、3D空間で描画した線や面を押し出したり、回転させたりしながら、複雑な形状を作っていきます。(最近のモデラーはどうなんでしょう?もっと簡単になったのかな??)


今回紹介するこの123DCatchは、そのようなモデリング作業を必要とせず、複数の写真をクラウド上のサーバーにアップロードするだけで、自動的に3Dモデルを作ってくれます。
では具体的な方法を説明したいと思います。


■アカウントの作成〜インストール
このソフトを使用するには、Autodeskのアカウントを作成する必要があります。

ScreenClip(123)
△アカウントの作成は、画面右上の【Join US】から、同じ画面でソフトのダウンロードも出来ます。

■写真の撮影
写真から3DCGモデルを作成するには、異なる視点から撮影した最低でも3枚の写真が必要です。


出来れば360度、全ての角度から撮影すると、対象物を完全にモデル化することができます。写真の撮影方法や、3D化に相応しくないモデルがあるようですが、詳細はチュートリアルビデオを見て下さい。英語ですが、見ればすぐに理解出来る内容です。

 
123D Catch – Create Your Own 3D model: Planning your shoot – YouTube


今回撮影したのは、盛岡駅で購入した新幹線(はやぶさ)のお菓子箱。撮影はiPhoneアプリのOneCamで行い、PictShareでDropboxにアップロードしました。

撮影した写真はこんな感じです

ScreenClip(124)

■写真のアップロード
それでは、撮影した写真を使ってモデルを作ってみましょう。
ソフトを立ち上げ、アップロードする写真を選択します。

ScreenClip(125)

選択が完了したら、アップロードのボタンをクリック。ここで、Autodeskのアカウント作成に使用したメールアドレスを入力します。
写真はサーバーに送信され、自動的にモデル化されますので、暫く待ちましょう。

 

■実際に出来たモデル
アップロードして実際に出来上がったモデルがこちらです。
写真の撮影方法が悪く、試用出来ない写真が複数枚有ったため、歪な形となってしまいました。

ScreenClip(127)ScreenClip(128)

 

■公開されているサンプル
こちらが、上手に出来上がった3Dモデルの例ですね。360度の全方向から綺麗に見ることの出来るモデルが出来ています。

△これはTheTarmiyaさんの息子さんが作った粘土細工をモデル化したものだそうです。

 

現時点では、このソフトをどう活用するか思いつきませんが、面白い使い方が見つかれば改めてシェアしたいと思います。

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お題:GTD(タスク管理)に出会ったきっかけは何ですか?

■タスク管理を始めたきっかけ
先日池袋の居酒屋で開催したタスクBarで話題に上がったのが、タスク管理を始めたきっかけは何?でした。


自分自身を振り返ってみても、明確に何時から始めたと言えないほど記憶が曖昧ですが、学生時代は全くやって無かったのは覚えています。


やはり、社会人になり、仕事に追われるようになってから、必要に迫られて始めたのでしょう。
最初に自分のタスクを管理していたのは、当時使っていたアイデアDBというEvernoteに似たメモ帳アプリでした。


基本的な用法としては、今のEvernoteと同じように、仕事やプライベートで覚えておきたい雑多な事をメモしていたようです。そして、その分類の一つとして自分のTodoを登録していました。

▽雑多なメモをフォルダーで管理た
ScreenClip(121)

ScreenClip(122)

 

しかし、今のようにタスクの収集から処理・整理、レビュー、実行という体系的なタスクフローが出来ていなかったためか、その当時は非常にストレスフルな生活だったと記憶しています。

▽残っている資料で最も古いTodoデータ
example(14)

■GTDとの出会い
これも明確な時期は覚えてないのですが、GTDというワークフローに出会ったのは、気になるブログ記事を読んだのがきっかけだったと思います。

imageゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト | Lifehacking.jp

この記事で紹介されている著名な研究者が、ゆっくりではあるが、着実にタスクをこなしている描写にあれ?今の自分と何か違う、と感じたのです。


抜けのあるTodoリストを眺めながら、整理されていない頭で、思いついたタスクをその場しのぎに実行していく事を、複数のTodoをマルチタスクで処理出来ていると勘違いしていたのかもしれません。

 

その後は、お決まりの流れかもしれませんが、百式の田口さんを知り「ストレスフリーの仕事術」を購入し、我流ながらも体系的なタスク管理を始めました。


幸いだったのが、ちょうどその頃使っていた携帯電話(Willcom03)の端末が、OutlookのToDoリストとの同期機能がサポートされていた事です。

 

通勤の電車の中や、歩いている途中で思いついた雑多なタスクをその場で入力し、会社に着いたらUSBケーブルでPCと接続し、今のクラウドのような便利さではありませんが、デバイス間でデータの同期を行うことが出来ました。


それにより、頭の中から気になる事を一掃し、さらには各タスクをOutlookのカレンダーに表示させることで、作業時間を可視化することが出来ました。


これで、今日一日、またこの先一週間の作業スケジュールに具体的な見通しを立てられるようになったのです。

outlook ,gtd

■我流GTDからの脱却

このようにして、ある程度のストレスフリーを実現出来たので、その後一年くらいはOutlookをタスク管理の母艦とし、Willcom03をモバイル端末とするシステムに満足していましたが、やはり我流の感は否めず「これで本当に合っているのだろうか?」という漠然とした想いを持ち続けていました。

 

そんな状態を大きく変えるきっかけとなったのが、勉強会への参加です。
最初は、自分で企画したGTDのオフ会(2010年5月)でした。

東京GTDオフ会の感想など – このまま一生β版

 

振り返ると、その後タスク管理分科会で活動を一緒にすることになるヨシナさん(@447life)、毎月GTD勉強会を開催されているnomicoさん(@nomicox)、タスクBarを一緒に立ち上げたtoRu^o^enDoさん(@beer10938)、子連れオフ会などでご一緒させて頂いているnorikoさん(@norixnori) など、色々な面で影響を受けている方との出会いがここから始まったのですね。

 

次に参加したのが二ヶ月に開催された東京ライフハック研究会Vol.1、その後、次回で7回目を迎えるタスク管理分科会を立ち上げることになります。

東京ライフハック研究会の感想など – このまま一生β版

(仮称)東ラ研タスク管理分科会を準備してます – このまま一生β版 


こうして考えてみると、タスク管理に留まらず、仕事や生活全般についての仕組みをひとつひとつ改善するようになったのは、この時期からです。

 

今でも、本当にGTDやタスク管理についてきちんとした理解できているかと聞かれると、自信はありません。しかし、色々な試行錯誤を重ねながら、よりスムーズでストレスフリー、なおかつ生産性の高い自分だけのワークフローを作れるという漠然とした確信は持っています。

 

私がタスク管理を初め今に至るのはこのような流れでした。
是非皆さんのタスク管理(GTD)への出会いについても聞かせてください。

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これは何だ?Outlookと複数のクラウドサービスを同期するアプリ

Outlookと複数のクラウドサービスを同期させるアプリを見つけました。

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同期出来るのは

・Googleカレンダー
・GoogleTask
・Toodedo
・Evernote
・Simplenote
・Dropbox
・Nozbe

と、メジャーなものばかりです。

私はかつて仕事のタスク管理にOutlookカレンダーとTodo機能を使っていましたので、それとNozbeが直接繋がるとすれば、また使い方に幅が広がりそうな気がします。

 

とりあえずソフトをダウンロードし、それぞれのサービスとどの様な同期が出来るのか試している所です。
詳細については、また後日詳しく紹介したいと思います。

 

ソフトのダウンロードは以下のリンクから可能です。
アプリ自体は$19.99と、ちょっと高い気もしますが、制限付きで無料版での試用も出来るようです。

Fieldston Software – gSyncit – Sync Outlook and Google Calendars, Contacts, Notes and Tasks – Toodledo – Evernote

※同期を試す際、Evernoteとの同期には注意が必要です。一度同期をしてEvernoteノートをOutlookに持ってくると、画像データや書式のデータが全てなくなってしまいます。

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これで日本語入力の環境を統一出来る!GoogleIMEのユーザー辞書をクラウドで同期する方法

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ブロガーでなくとも、会社や自宅でパソコンを使い作業を行う人にとって、自分の頭の中にある言葉を、キーボードを通じ素早く正確に打ち込む技術はとても大切ですが、それには、基本的なブラインドタッチによるタイプ技術と併せ、的確な日本語変換機能が必須です。

Win環境で使用できるIMEソフトは、大御所のATOK、MicrosoftIME、そして新参のGoogle日本語入力の3つが一般的ですね。

文脈を踏まえた変換の正確さで言うならば、ATOKがもっとも高機能かもしれませんが、ここでは無料で使えるGoogle日本語入力に注目したいと思います。

 

■変換効率を上げるには辞書のカスタマイズが必須

日本語入力のスピードを上げるには、ソフトが持つ基本的な変換機能と併せ、自分自身でよく使う単語を登録し、辞書機能をカスタマイズしておく必要があります。

日常的に使用する慣用句を、ユーザー辞書に登録しておき、目的の単語を素早く呼び出すのですね。

私は、メールの頭書きや、よく連絡を取る人のメールアドレス、住所、社名などなどを予め辞書に登録し、メール作成時には宛先の入力にわざわざアドレス帳を開かなくても良いようにしています。

しかし、自分のPCの日本語入力環境をカスタマイズしていくと、作業環境が変わった際に、目的の単語が上手く出てこなかったりとトレスを感じます。

ATOKでも先行してリリースされているようですが、Google日本語入力でも辞書データをクラウドで同期する機能が実装されましたので、開発版で不安定という事ではありますが、試してみました。

それでは、開発版のインストールと設定の手順について紹介したいと思います。興味のある方は、開発版であることをご理解の上試してみてください。

■Google日本語入力開発版のインストール
開発版のダウンロードはこちらのURLから行えます。インストールの前に、自分の辞書データをエキスポートしてバックアップしておくのを忘れないようにしてください。
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上記画面のリンクをクリックすると、インストール前の確認画面が表示されます。ScreenClip(116)

ここでも、安定版にくらべて不安定であることが明記されています。ちなみに、開発版にして数日使っていますが、いまのところ不具合は感じていません。

二箇所にチェックを入れインストールボタンを押すと、自動的にインストールが始まります。

ScreenClip(117)

インストールが終わり、再起動を行なうとクラウド機能が使えるようになります。さっそくGoogle日本語入力のプロパティ画面を開き、新しく出来た【クラウド】のタブを開いてみましょう。
example(11)

【同期】ボタンを押すと、データをサーバーにアップロードするための認証画面が表示されます。
ScreenClip(118)

ブラウザが開きますので、Googleのアカウントを入力します。
ScreenClip(119)

続いて表示されるアクセス承認ボタンをクリックすると、認証用のコードが表示されます。
Image(9)

Google日本語入力にコードを貼り付けると、ユーザー辞書とは別に作成された「Sync dictionary」がクラウド上にアップロードされます。ちなみに、最初はこのSync dictionaryは空なので、先にバックアップしておいたユーザー辞書をこの辞書の中にインポートしましょう。

ScreenClip(120)

同期完了、またユーザー辞書に変更がなされると、自動的にデータの同期を行い、複数のPC間で日本語入力環境を統一させることが出来るようになります。
example(13)

自宅のPCなど、母艦となるPCの辞書データと同期したい場合は、上記と同じ手順でソフトをインストールし、サーバー上の辞書データと同期できるようにしてください。

これで、どこのPCからも気兼ねなく単語登録を出来るようになりますね。

あとは、AtokPadのようなGoogl日本語入力のiOSアプリがリリースされるとイイですね。

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