Evernoteで検索しても見つからないノートを見つけやすくする方法

Evernoteへ保存しているノート数が増えてくると、検索機能がどんなに優秀でも目的のノートがなかなか見つからないケースが増えてきます。

■検索するキーワードが間違っていると見つかるはずがない

絶対にEvernoteに入っているはずなのに、どんなキーワードで検索をかけても引っかからない。仕方ないからノートが保存されていると予想されるノートブックを上からスクロールさせながら、目的のノートを探し出す。

こんな状態になるようでは、Evernoteに情報を集約する意味が薄れてしまいます。

しかし、先日まさにこのような事態に陥りました。

探していたのは、宅急便を送る際、送付内容をお知らせするために同封する「送り状」のWordデータでした。

 

ScreenClip(11)

ここでは、ファイル名及びノート名が「送付状」なのですが、そのキーワードを失念し「送り状」というキーワードで検索していたため、検索結果から漏れていたのです。

このようなファイルは今後も引き続き使う可能性が高いので、次に使う時には一回の検索でサクッと見つけられるようにしたいものです。

■検索に失敗したノートに一工夫を入れる

私はその工夫として、そのノートが見つかるまでに入力した間違ったキーワードを、コメントとしてノートに追記するようにしています。

ScreenClip(12)

例えば、先ほどの「送付状」のノートには、最初に間違って入力した「送り状」というキーワードを追記します。

 

これで、もし半年後にこのファイルが必要になった際、本来のキーワードである「送付状」を失念していても「送り状」で検索する可能性は高いため、次回は一回目の検索で見つけられる可能性が高まるのです。

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AwesomeNoteがバージョンアップして同期の遅さが120%改善した!

アップデートの内容にEvernoteとのAutosync同期スピードアップの項目がありました。

AwesomeNoteは高機能ではありますが、Evernoteとの同期スピードの遅さには定番があり、それゆえに使うのを辞めるユーザーも居たかと思います。

今回のバージョンアップで、そのボトルネックがどれくらい改善されたかみて行きましょう。

▼気になるバージョンアップの内容
Image(162)

 

インストール後の設定画面では、自動同期の設定項目が追加されています。

▼自動同期をONに設定
Image(163)

設定を有効にするには、最初にデータベースの同期が必要です。

【すぐに同期】を押すと処理が始まりますが、これが終わるのに相当時間がかかりました。(何度もアプリが落ちながら約一時間くらい)

この処理にかかる時間は、同期させているノートブックや総ノート数によるので数が多い方は気長に待ちましょう。

▼この処理さえ終われば!
Image(164)

 

同期が終わったので、ノートを一つ編集してみると、数秒後にデータ転送が始まり、あっという間に同期が完了しました。

 

▼同期完了のお知らせ
Image(165)

これは凄い!これで母艦のEvernoteとのデータ同期に一切気を使う必要がなくなりました。

最近Evernoteとの同期速度を売りにしたアプリが沢山リリースされ凌ぎを削っていますが、Awsomenoteが再度その王座を取り返したようですね。

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これでOK!Evernoteで図書館を効率的に使う方法

図書館に行き本を借りるとき、目の前にズラリとならぶ書架と並べられている大量の本を前にすると、何を借りてよいか分からなくなり手が止まってしまうことはありませんか?

読みたい本は沢山あるにもかかわらず、返却までの期間と読書に費やせる時間を考えると、実際に借りられる冊数は限られます。

目の前にある大量の情報の中から、本当に読みたい本、今の自分に必要な本を選ぶのは意外と難しいのです。

 

■前回の記事
前回の記事では、本棚に埋れてしまいがちな既読本を、効率用読み返す方法について紹介しました。
これでスッキリ!Evernoteを使って本棚に埋もれた本を読み返す習慣を作る – このまま一生β版


今回は同じ要領で、図書館の本をデータベース化する方法。それを通して図書館の本を効率よく借り出す方法について紹介します。

 

 

■準備するもの
前回の記事で紹介したとおり、事前にEvernoteやメディアマーカーのアカウントを取得しておく必要はありますが、図書館で使うのはメディアマーカーをインストールしたiPhoneのみです。

 

 

■図書館でやること
図書館についたら、気になる本を探します。書架を眺めながら、気になるタイトルが目に入ったら、それを取り出し目次、裏表紙、著者の情報を確認し、ページをめくり図表や強調されている文字をざっと眺めます。

 

▼書架を眺め気になる本をチェック
IMG_2724

 

▼こどもの本には興味を惹かれます
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▼目次を眺めると大人にも使えそうな感じです
IMG_2726

本の内容を一通り確認し、自分がそれを読みたいかどうか判断します。これはフォトリーディングで行う予習のステップと同じですね。

第一印象でイマイチと感じたら、そっと書架に戻しましょう。
プレビューの結果、気になった本は、その場でメディアマーカーに登録します。
バーコード読み取りで、書籍情報をすぐに登録出来ますので楽チンです。

▼メディアマーカーはバーコードを読みとる事で書籍情報を取得出来ますImage(154)

▼登録結果
Image(155)

 

書架の番号をコメント欄にメモしておけば、その本を借りるとき、その本の置かれている場所へさっと向かえます。

▼コメント欄に本の置かれている場所をメモしておく
Image(156)

 

同じ要領で図書館を一回りし、読みたい本をメディアマーカーでどんどん登録します。

 

■家に帰ってやること
iPhoneアプリのAwsomenoteで図書館専用のフォルダーを作りEvernoteと同期させます。

▼図書館用のフォルダー作成
Image(157)

同期を取るとEvernoteに新しいノートブックが作られます。

Image(158)

メディアマーカーで登録した本はEvernoteに自動送信するよう設定をしているので、登録した本のノートをこのノートブックに保存し、再度Awsomenoteと同期させます。

 

 

■読みたい本の優先順位付け
次に行うのはは登録した本に優先順位をつけ、借りる本の順番を決める作業です。
同期の遅さに定評のあるAwsomenoteを使うのはこの作業が出来るからと言っても過言ではありません。

登録した本のノートを開き、画面上の星マークをタップすると、星の数を増減させられます。

▼早く読みたい本には星を沢山つけます
Image(159)

一覧画面で、ノートの並びを優先順位(星の数)で表示させたのが下の画像です。
上から順番に借りていけば、何から読むか迷うことは一切ありません。

 

Image(160)

あとは定期的にリストの追加と、優先順位の見直しをしていけば良いでしょう。
実際にその本を借りるときは、カリールなどのサービスを使い貸出の予約をしておくと更に手間が省けます。

 

カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト

 

■まとめ
久しぶりの休日に、何か有意義なことをしたいと思いながら、いざその日になるとやるべき事がすぐに思いつかず、ダラダラと過ごしてしまう。
誰にでもある経験だと思います。

 

これを避けるには、やりたい事のリストを事前に作っておく必要があります。
図書館の本に限らず、目の前に大量の情報が溢れると、そこから大切なものを選ぶのは難しくなります。 
そのような時は、そこから一歩ひいた場所に立つ必要があるのですね。

このテクニックは、行きたい場所やお店、見たいDVDや漫画喫茶で読みたい漫画の管理にも活用出来そうです。

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iライフログが復数のGoogleカレンダーに保存出来るようになった

今回のバージョンアップで、カテゴリー毎に保存するGoogleカレンダーが選択できるようになりました。

この機能は、iライフログの使い勝手を200%向上させてくれるでしょう。

IMG_2737

200%という数字に根拠はありませんが、アプリでログを取るだけで、自分がどのような項目に、どれだけ時間を割いているかをカレンダー上で可視化してくれます。

 

これまでは、自動生成したカレンダーのログを、目的のカレンダーに手動で移す必要がありました。その手間は、細かいログを取れば取るほど増えるので、ログを取るという行動に躊躇いが生じていたのが正直なところ。

 

これからはその必要がないため、どんな小さな時間でもログとして記録することが出来ます。

それでは、設定の方法について説明したいと思います。

 

■アプリ側での設定
アプリを開き【カテゴリー】の設定画面を開きます。

▼カテゴリー設定の画面
IMG_2705

 

カレンダーと関連付けを変更したいカテゴリーを開きます。

 

▼カテゴリー設定の画面
IMG_2740

 

その詳細画面に、選択項目がありますので、そこをタップすると、そのカテゴリーのログを保存するカレンダーの選択が出来ます。

▼カレンダー設定画面
IMG_2739

同じ要領で、各カテゴリーを開き、それぞれのカテゴリーのログを保存するカレンダーを選択します。

 

■iphone側での設定

アプリ側でカレンダーの選択を行う際、目的のカレンダーがリストに表示されない場合があります。その際は、iPhoneへ読み込むカレンダーの選択設定が必要です。

 

詳細説明は省きますが、目的のカレンダーがリストに表示されない場合は、以下の記事を参考に、設定を行なってください。

Googleカレンダーに追加した新しいカレンダーをiPhoneのカレンダーにも追加する方法 – ライフハックブログKo’s Style

■カレンダー側の設定
次はログを保存するカレンダー側の設定です。

Googleカレンダーを開き、iライフログのカテゴリーに対応したカレンダーを作っておく必要があります。

完全に対応させようとすると、カレンダーの数が増えてしまい、大変なことになってしまうので、自分の役割ごとにある程まとめておくと良いでしょう。

 

また、今回のバージョンアップで過去ログの編集(メモ・写真の貼り付け)が出来るようになりました。地味ではありますが、これも使い勝手を大きく向上させてくれるでしょう。

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これでスッキリ!Evernoteを使って本棚に埋もれた本を読み返す習慣を作る

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photo credit: netzanette via photo pin cc

購入した本が未読のまま積まれてしまう「積ん読」も問題ですが、一度読んだ本が本棚にしまい込まれ放置されてしまうのも問題です。

何故なら、良い本であれば、読み返す度に気づきが産まれ、難解なものは自己の成長度によって理解の範囲も変わるからです。本は一度だけ読んで満足するのではなく、出来るだけ多く読み返した方が良いのは言うまでもありません。

問題は、一度本棚にしまわれると、なかなか目が向かなくなり、その読み返しの習慣が作りにくいことです。

この記事では、自分の持っている本をデータベース化し、読み返したい本のリストを作り、読み返す順番の基本となる優先順位を決める方法について紹介します。

 

■使用するサービス
MediaMarker(iPhoneアプリ)
MediaMarker(Webサイト)
Evernote
Awsome Note
Nozbe

それでは各ツールの使い方について説明します。

 

■MediaMarker(iPhoneアプリ)
最初に行うのは、書籍の登録です。

MediaMarkerのバーコード読込み機能を使用すれば、書籍情報を書影と併せて簡単に登録出来ます。

▼MediaMarker登録後の画面
Image(132)

この本のバーコードを読み取り、MediaMarkerに登録する作業が一番手間なのですが、私は年末の大掃除の時、全ての本を一度本棚から出し、整理をするのと併せ一気に行いました。

 

■MediaMarker(Webサイト)
Webサイト側での作業はさほどありません。

ここで設定するのはMediaMarkerとEvernoteを連携させるための設定です。
MediaMarkerでも、既読、未読などの分類は出来ますが、下記の問題点

・日常的にアクセスするサービスではないこと
・一覧性に欠けること
・他のアプリとの連携が出来ないこと



から、書籍のデータベース化と整理はEvernoteで行います。

▼設定は、サイトにアクセスし必要項目にチェックを入れます。8abf61176027175f4f75314409c72d62

これで、Mediaマーカーに本が登録されると、自動的にEvernoteに書籍情報の入ったノートが作成されます。

▼Evernoteに転送されたノート
Image(133)

 

 

■Evernote
Evernoteに登録した書籍ノートを分類する作業はEvernoteで行います。
登録した書籍の状態により、それぞれ

・登録:購入して読みたい本
・購入:購入済みの本
・読中:今読んでいる本
・読了:読み終わった本

のノートブックに振り分けられます。

Image(134)

 

 

■AwsomeNote
分類が終わったら、登録した本に優先度を与え、読む順番を決める作業を行います。

先ほどのEvernoteの画面をみると、ノートブックの先頭に【aNote】の文字が表示されています。これは、Evernoteのノートブックが、iPhoneアプリのAwsomeNoteと同期していることを示します。

登録した書籍のデータを何故AwsomeNoteに同期させるのか?その理由は、それぞれの書籍情報に優先度を付けられるからです。具体的に説明します。

AwsomeNoteのアプリを立ちあげ、読書関連のページを開くと、先ほどお見せしたEvernoteと対応したフォルダーが表示されます。

▼このフォルダーの中に、全ての書籍情報が入っている。
Image(135)

 

表示方法はリストの他にもサムネイル形式などが選択できます。
ここで重要なのは、色々な条件でリストの並べ替え、ソートが出来ること。

▼【購入済】のフォルダーを開いたところ。上に表示されている書籍ほど優先順位が高い。
Image(136)

 

▼書籍名称右の★マークが優先度にあたり、ゼロ~五個までの設定が出来る。Image(141)

 

優先度の設定は、各書籍のノートを開き、上部の★マークをタップすることで、簡単に★の数を増やしたり減らしたり出来るのです。
Image(142)

 

メディアマーカー ⇒ Evernote ⇒ AwsomeNoteという流れで登録された書籍は、その時の自分の興味の大きさ、また必要性に応じて優先度が付けられます。

 

 

■読書を習慣づける
優先順位を設定し、次にどの本を読むかを決めても、自分の生活の中に「読書」の時間を確保しないと意味がありません。

私は毎日、すこしでも本に向き合う時間を作れるよう、タスク管理ツールのNozbeに、タスクとして登録するようにしています。

 

▼この画面では、一日15分の読書時間を毎日繰り返して行なうような設定としています。Image(139)

 

読書を始める際には、iPhoneのタイムロガーアプリ、iライフログを使って読書時間のログを取ります。

Image(140)

iライフログで計測した時間は、Googleカレンダーに表示されるので、週次レビュー、月次レビューを行なう際の振り返りにも使えますね。

 

 

■レビュー
冒頭にも書きましたが、本棚に並んでいる本は、定期的に棚卸しを行わないと、壁の一部となってしまいます。

これはデータベース化した書籍データも同じであり、振り返りの時間がないと、他の情報に埋れてしまうのは同じです。

それを避けるための仕組みが、月に一度の月次レビューで設けている【読書レビュー】の時間です。具体的には

・登録した書籍一覧を見直しながら、優先順位の見直し
・読了した本のコメントチェック

を行っています。

 

■まとめ
情報(書籍の一覧)を収集し、処理・整理を行い、レビューを重ねながら実行(読書)する。
この流れはGTDのフローと同じですね。

日頃から慣れ親しんだGTDの流れに沿って、物事を整理し考えるという習慣が身についた結果、読書についてもこのような仕組みを作ったのかもしれません。

整理されず乱雑に並べられた本棚が、モヤモヤした頭の中だとすれば、その全てを書き出すことで、スッキリするのは当然です。

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白紙の地図に道は引けない

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人の記憶がこれほど失われ易いこと。また、意識の奥底に沈み、忘れ去られた記憶も、ちょっとしたきっかけで、意識の表層に呼び戻すことが出来ること。

聞くと当たり前の事ですが、この事実に改めて気づかせてくれたのが、Evernoteに保存された一言のメモです。

「白紙の地図に道は引けない」

この記事で具体的な方法を書いていますが、主に会社から帰宅するバスの中で、過去に保存したEvernoteのアイデアメモを読み返し、関連するキーワードを追加していく一人ブレストをやっています。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

最初、この「白紙の地図に道は引けない」という一文を読んだ時、これを保存した際に自分が何を思ってメモしたのか、さっぱり忘れてしまってました。

しかし、その一文から連想される単語、センテンスを積み重ねる過程で、その時の記憶を呼び戻すことが出来ました。その経緯を綴ったのがこの画像です。

Image(95)Image(96)

最初は意味不明だったのが、連想を重ねていく過程でその時の記憶を少しづつ思い出してる過程が分かると思います。
もう少し、具体的に書いていれば思い出すための時間も短くて済んだのでしょうね。

■実際何を考えていたのか
人が何か目標を持ち、それに到達する為の過程を「地図に道を引く」という表現としてイメージしていた様です。

目標となるもの、到達点が明確となり、自分が今いる場所がはっきりすることで、現在地から目的地までの道筋がわかります。

逆に、白紙の地図というのは、目的地も現在地も分からない状態のため、自分がどの方向に進めば良いかも分かりません。

おそらく、この一言をEvernoteに記録した際、自分自身がしっかり目標を定めているか、また目標に到達するための具体的な道筋を定めているか?を自問していたのでしょう。

「白紙の地図には道は引けない」

忘れず、常に思い出したい言葉となりました。

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iライフログをインストールしたら設定すべき二つのジオフェンスと3つの自動ログ

ScreenClip(96)

ライフログ系のアプリは沢山ありますが、EvernoteとGoogleカレンダーにデータを同期出来ると聞くと、もう試さずにはいられません。

この記事で紹介するiライフログは、基本的な手動でのログ収集機能と併せ、GPS機能を使ったジオフェンスによる自動ログ収集機能がとても良く出来ています。


特に、数カ所のジオフェンスの設定と、それを使った自動ログの設定をすることで、一般的な会社員の①仕事時間、②移動時間、③プライベート時間の大枠をGoogleカレンダーに表示させ可視化させる事が出来ます。


■ジオフェンスの作り方
ジオフェンス設定は、アプリの設定画面を開き「場所(ジオフェンスの登録)」から行います。
設定画面を開くと地図上に現在位置が表示されるので、そこで良ければ画面をタップ。

違う場所で登録したい場合は地図を移動し目的の場所をタップします。ジオフェンスの大きさですが、私は100mに設定しました。

▽ジオフェンスの登録画面
Image(86)[4]
Image(87)[4]

ちなみに、私が登録しているジオフェンスは「自宅」「会社」の2箇所のみです。平日は基本的には自宅と会社の往復なので、この2つだけで問題ありません。
もし会社の他に、日常的に通っている所があればそこも登録しておきましょう。


■自動ログのつくりかた
平日の私の行動(時間)を大きく分けると、以下の3つになります。

①家にいる時間(プライベート時間)
②通勤時間(移動時間)
③会社で働いている時間(仕事時間)

この3つの時間は、それぞれ自宅に到着した時(出発した時)、会社に到着した時(出発した時)が区切りになるので、そのタイミング毎に、自動ログが開始されるようジオフェンスの設定を行います。

自動ログの新規作成は、アプリのカテゴリー欄から行います。

Image(88)[4]

一日の最初の行動である通勤時間(出社時間)登録するには「移動」のアイコンをタップし「自動ログを追加」を選択します。

▽出社時間の自動ログを取るための設定
Image(89)[4]Image(90)[4]

ログの開始条件として、自宅を出た時。終了条件は会社に着いた時とします。
これで、自宅から100m離れた時点で、出社時間が開始となり、会社から100m圏内に入った時点でこの自動ログが終了します。


次は会社で働いている時間の自動ログです。
これも同じ要領で、会社に着いた時にログを開始し、会社を出た時にログを終了するよう設定します。

▽会社に着いた時点でログの開始、出た時点でログの終了
Image(91)[4]

次は退社し自宅に戻る際の設定です。

▽会社を出た時点でログの開始、自宅に着いた時点でログの終了
Image(92)[4]

最後に自宅にいる時間のログですが、これも、自宅に到着した時にログを開始し自宅から出た時に終了なるよう設定します。
週末など、自宅から一歩も出ないと、このログが取られ続けることになります。

Image(93)[4]

■自動ログを取った結果
この基本設定で自動ログを取ったのが、下のGoogleカレンダーの画像です。

私はこのログを取るため「ライフログ」というカレンダーを新規作成し、アプリと関連付けました。

Image(94)[4]

どうでしょう。見事に隙間なくカレンダーが埋まってます。
通勤の時間も仕事時間と考えるとするならば、仕事とプライベートに使っている大枠の時間が一目で分かります。

ライフワークバランスを考える際、自分の時間の使い方を把握する方法として、このジオフェンスを使った自動ログを作るのは有効です。
それも完全に自動化出来るので、ライフログを取りたいけど作業面倒だという人にオススメですね。

また、iライフログは、複数のログを同時に取ることが出来ますので、通勤の時間に読書時間のログを取ったり、自宅時間の中で、家事や勉強、テレビなどの時間を記録することが出来ます。
どこまでの粒度で行動をログ化するかは各個人の考え方とやる気次第でしょう。

ちなみに、このアプリには、ログを取る際、各ログに写真やコメントを付けることで、ログを取りたくなる気持ちを盛り上げるような仕掛けがありますが、その機能については、次の記事で紹介したいと思います。

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百聞は一見にしかず!EvernoteとNozbeの組合せについて閃いた

仕事場において、タスク管理のプラットホームとして使っているのがNozbeです。

自分一人のタスク管理ツールとしてのみ使っていては、有効性が今ひとつ感じられませんが、アカウントのグレードを上げ、同時に利用出来る人数を増やすと、会社のチームメンバーでタスク管理を実践するためのグループウェアとして使うことが出来ます。

このあたりの記事で紹介してますね。
Nozbeの使い方~その4(タスクリストの共有)

現在、社内では6人のメンバー、また社外の協力会社とアカウントを共有し、Nozbeを使って業務全般のタスク管理を行ってます。

仕事の内容が設計なので、タスクリストの内容も図面作成、図面修正など設計図面に関する物が大半です。

その指示をタスクリストとしてNozbeに登録する際、困ることがあります。それは、図面の修正内容を言葉(文字)で伝えるのが意外と大変だという事ですね。

例えば、この図面で○で囲った箇所の文字を消したいという簡単な指示をタスクリストに追加する際、その指示を言葉だけで伝えるのはかなり困難です。

ScreenClip(87)

Nozbe単体では難しいのですが、Evernoteと組み合わせる事で、その言葉では伝えきれない情報を簡単に共有する方法を思いついたので紹介したいと思います。


①修正箇所の画面キャプチャー

タスクを委譲する相手に伝えたい箇所をEvernoteの画面キャプチャー機能でクリップします。

クリップが出来ると、このようなノートが作成されます。

ScreenClip(88)



②共有リンクの取得
Evernoteは、ノートの共有機能により、自分のノートを外部に公開する機能があります。

公開するには、先ほどのノートを右クリックし「共有」→「クリップボードにノートのURLをコピー」を選択します。

これで、クリップボードに公開用のURLが保存されました。

ScreenClip(89)



③共有化したノートをブラウザで開く
クリップボードに保存したURLを、ブラウザのアドレスバーに貼り付けると、公開したノートをブラウザ上で開くことが出来ます。

ScreenClip(90)



④Nozbeのブックマークレット
Nozbeの機能の1つとして、ウェブページからタスクを登録するというものがあります。

使い方、設定の方法はこちらの記事参照
Nozbeの使い方~その9(ブックマークレット機能でGmail との連携が完璧になった)

ブックマークレットをクリックすると、タスク名称の入力欄が出るので、そこにタスク名称を記入します。ここでは「リビングの文字を削除する」という名称のタスクにしました。

ScreenClip(91)



⑤Nozbeのinbox
Nozbeのinboxを確認すると、先ほど入力したタスクが表示されています。

タスク名称の頭についている「Link」の文字は、先程ブラウザで開いたEvernoteノートへジャンプするリンクのURLが埋め込まれています。

ScreenClip(92)



⑥Link先の確認
このLinkの部分をクリックすると、先程開いた画面キャプチャーの公開ノートが開きます。

ScreenClip(93)
補足説明が必要であれば、コメント欄に作業内容や、修正が生じた背景について記載しておくと良いでしょう。

■おさらい
作業の流れを簡単にまとめると以下のようになります。

①Evernoteで画面をキャプチャー
②キャプチャーした画面を外部へ公開
③公開したノートをブラウザで開く
④ブックマークレットを使ってNozbeにタスクを送信

基本的には、この3工程。時間にして一分弱で、自分が修正内容を伝えたい図面の箇所をタスクの中に埋め込むことが出来ます。

文字だけで伝えようとすると本当に大変ですが、画像を一枚添付するだけで、情報の伝達は驚くほどスムーズになります。

まさに百聞は一見にしかずって事ですね。

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これが四年間続けた試行錯誤の結果!Evernoteの200以上のタグから、目的のタグを素早く選択する方法

■基本的なノートブックとタグの使い分け
Evernoteの使いかたについて最初に悩むのはノートブックとタグの使い分けでしょう。
運用によっては、どうにでも使えるため、一番試行錯誤するところであり、またその人のカラーが見えて面白い部分です。

一部イレギュラーな所はありますが、私のノートブックとタグの使い分けは以下のような感じです。

・ノートブック:
仕事や、プライベートなど、大きな分類、目的毎に作成した箱であり、出来るだけ数は少なくしたい
・タグ
保存されたノートを更に小さな粒度で分類するために使用し、その数はどれだけあってもよい

言うならば、タグをは箱に入った無数の情報から、自分の欲しいものだけを選択して表示させるためのフィルターです。

Evernoteに保存された情報は、検索で探せるので、資料の保管庫としてのみ使用するなら、無理にタグを使う必要はありません。
しかし、保存された情報を繰り返し参照し、関連付け、そこから新しい情報やアイデアを産み出すにはタグが必要なのです。

■タグを使用することで得られるメリットはなにか?
こちらの記事でも書きましたが、私はEvernoteをアイデアを膨らませるツールとしてを使っています。

ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

この記事で書いたように、ノート単体でも大きな効果が得られるのですが、これを他のノートとあわせ横断的に結びつける事ができれば、更に新しい発想を産み出すことができます。

その、ノートとノートを関連付けるための道具がタグですね。

例えばこの「思考」という名称のノートブック。この600個近くのメモの中から、特定のテーマについて書かれたノートだけを抽出して読み返すため、予めタグを振っています。

ScreenClip(85)

この画面は、その中から「Evernote」のタグでノートを抽出した結果ですね。Evernoteについて色々考えてる様子がここからも分かります(笑)

このようにして、保存されているノートを、定期的に読み返し、新たなキーワードを追加し、内容を膨らませ、新たなタグで連結していくことで発想を膨らませていくのです。

時間があれば、この抽出したキーワードを元に、マインドマップを書いてみるのも面白いかもしれません。


■無数のタグから狙ったタグを素早く探す方法
しかし、このタグを振るという作業はなかなか大変です。

最初にタグの数はどれだけあっても良いと書きましたが、数が多いと目的のタグを探して貼り付けるのも苦労します。

実際、ある一時期は、タグの付け方が滅茶苦茶になり、混乱をきたした事で、タグを付けるという行為を一切しなくなりました。

そんな状況から試行錯誤を重ねた結果たどり着いたのが、以下の方法です。

①ノートブックとタグの頭を同じ番号にする
まず基本として行なうのは、スタックしているノートブックと、タグの名称を合わせることです。

これでノートをノートブックに保存する際、そこにどの様な名称のタグが付けられるか、大枠で判断ができます。

Image(81)
00~06のノート

ScreenClip(86)
01~06までのタグ

②詳細なタグの名称の付け方
親タグにスタックされた小タグの名称ですが、サンプルとしてこの画像を御覧ください。

Image(82)

ここでは、親タグの「06」を先頭にして、067067806789と番号を振っています。

各番号に割り当てられるタグの数は10個までです。
それでは、どうしてこの様な番号のふり方をしているか実例を見てみましょう。

③テンキーの入力内容によるタグの見え方

ここでは、ノートのタグ選択画面で「067」と入力しています。

すると、067に続く10個のタグが表示されます。
もし、ここに目的のタグがあれば、カーソルで選択しエンターキーで確定させます。

Image(83)

「067」に目的のタグがない場合は続けて「8」を入力します。
すると「0678」に続く10個のタグが表示されます。

Image(84)

そこになければ、続けて「9」を入力し「06789」に続くタグを表示させます。

Image(85)

ちょっと分かりにくいですが、このようなタグの付け方を行なうことで、テンキーを数回叩くだけで目的のタグを探すことが出来ます。

時間にして一個のタグをつけるのに1秒以内。

これであれば、タグを付けるのが面倒ということも無いですよね。
タグの運用、名前の付け方に悩んでいるかたは、一度お試しください。

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これだけは記憶に残したい。Evernoteを使って幸せになる方法

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私がライフログという言葉を意識し始めたのは@ttachiさんのブログ記事

たった一度の記憶をずっと劣化させない方法@goryugoさんの書籍を読んでからですね。

Image(78)

 

 

 

 

たった一度の人生を記録しなさい~自分を整理・再発見するライフログ入門Image

私も、お二方の方法を参考にしながら、ライフログ収集の一環として、身の回りの様々なことをEvernoteに保存しようとしています。
確かに過去のノートを読み返し、そこに書かれているメモや写真、Twitterのログを読み返えすと、その時の記憶がありありと甦ります。
Evernoteに保存したちょっとした記録が、その時の記憶を呼び起こすトリガーとなるのですね。 本当は、その時に感じていた気持ちや思考など、言語化が困難な感情それ自体を記憶に固定出来ればいいのですが、それは無理なので、目に見える物を形で残すという一手間がどうしても必要となります。
そんな事を思いつつ、注意したいと思ったことがあります。それは、ライフログとして保存している雑多なメモや写真を残す目的は、その時の記憶を呼び起こすことであり、何処に行った、何を食べたという、その行為自体を記録する事ではないということです。
■では何を残すのか?
では、過去の記憶を呼び戻すトリガーとして何を記録すべきかについて、改めて考えてみました。

自問したのは、ライフログから過去の記憶を呼び戻すとき、自分はどんな記憶を思い出したいのだろうか?という事です。
それも近い将来ではなく、自分が死を迎える間際にです。

事故に遭い死に直面すると、これまでの人生を走馬灯のように思い出す。よく聞く話ですね。
その時、人の脳がどんな活動をしているか分かりませんが、そこで流れ込む記憶の集合が幸せな物であれば、幸せな人生だったと言えるでしょう。
本当に大切な事だけ思い出すにはどうすれば良いか。もしかしたらEvernoteを使えば出来るのではないか?そんな事を考え、ノートブックとタグの使い方を工夫してみました。
別に特別な事をするのではなく、日々の生活の中で、嬉しかったこと、楽しかったこと、あとで思い出して心がホッコリするような出来事にタグを付けるのです。ライフログとして記録する資料に感情のタグを付けるのですね。

私は、そのライフログ用のタグとして、このようなものを準備しました。

Image(79)

このタグを使い、その時に感じた感情、幸せの度合いを星の数で表現するのです。
medium_4266283238
似たような感情のタグを使っている方は沢山居らっしゃると思いますが、人生の最後で振り返りたいのはどんな記憶、感情なのか。
そう意識することで、Evernoteに保存される記憶は雑音の少ない、純度の高いものになるでしょう。

もし、人生最後の一日が今日であるなら、星が沢山ついたノートを読み返しながら眠りにつきたいですね。

また、そんなライフログが取れるよう、日々の生活を大切にしたいとも思うのです。

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ただの記憶の保管庫ではない!Evernoteを使って新しいアイデアを産み出す方法

Evernoteの中で、これだけは失いたくないノートブックはありますか?

Webクリップや仕事で使用中のノートブックが無くなったら確かに痛いのですが、まぁ、なんとか諦めがつきます。

しかし、【06_思考】というノートブックにスタックされた一連のノートブックが消えてしまったら、相当な喪失感を感じるでしょう。

ScreenClip(84)

ここには、日々の生活の中、取り留めもなく浮かんでは消える思考の流れ、ふとした瞬間に頭に浮かんだ、ほんの一言のフレーズが記録されています。

それだけであれば大した価値はないのですが、そのフレーズの一つ一つを、ゆっくり暖め育てると、卵からヒナが孵るように、色々なアイデアが産み出されるのです。
今回は、Evernoteを使い、頭に閃いた発想を大きく広げる方法について紹介したいと思います。

■インプット
仕事中や電車に乗っている時、また自宅でくつろいでいる時。頭の中にふっと浮かんだ言葉をそのまま流さず繋ぎとめるには、常に手元にメモを準備しておく必要があります。

一番素早く書き留められるのは、ロディアのような紙のメモだと思うのですが、私は、出来るだけデジタルで完結させたいので、iPhoneのアプリ、FastEverを使っています。

FastEverについては、もう説明の必要がないくらい定番のアプリですね。Evernoteに素早くメモを送るにはこのアプリが最も優れているでしょう。

Evernoteに送信する際は、ノートブックの選択は行わず、規定のノートブック(inbox01)に保存されます。余計な手間はかけず、即送信。

ほんの僅かな心の揺らぎを繋ぎ留める操作に手間を感じるようでは習慣として続かないですからね。

■発想を膨らませる
Evernoteに保存された小さな言葉を温める道具として使っているのはiPhoneアプリのAwsomenoteです。

このアプリはEvernoteとの同期速度がとにかく遅い(平均して5分前後。。。)のが唯一の難点なのですが、複数のノートブックと同期が取れること、細かい部分の操作性が優れていること、アプリ全体のデザインが美しいことから、Evernote編集用のメインアプリとなってます。

Awsomenoteでは、先ほどお見せしたノートブックに対応したフォルダーを作成しています。
FastEverから送られたノートは、最初に「アイデア」という名称のフォルダーに入ります。

__(11)

このアイデアフォルダーを開き、発想を拡げるのは、会社から自宅に戻るまでの移動時間。電車やバスの中です。
そこでは、適当に開いたノートに書かれているフレーズを眺め、それを書き留めた時の記憶を呼び起こします。

不思議なもので、たった一言のメモであっても、それを書き留めた時の状況、その前後に考えていた思考がスルスルと思い出されるのです。
逆に、この一言がメモされていなければ、その時の思考は忘却の彼方に忘れ去られてしまい、二度と意識上に現れることは無かったでしょう。

そのフレーズを眺めながら、思いついた単語をどんどん入力していくと、その新しい単語から別の単語、イメージが浮かびます。いわゆる1人で行う連想ゲームです。
そのようにして、連想された単語、フレーズをどん入力していくと、最初に保存した一言から大きくかけ離れた発想に行きつく事もあります。

驚くのは「そのような発想、考えはこれまでに考えたことがない。今初めて自分の中に生じた」と感じるようなものさえ産まれることです。

こちらの記事でも書いたのですが、一つのアイデア、思考について発想を拡げると、これまで関連がなかったアイデア同士が結びつき、全く新しいアイデアが生まれます。

創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

この現象を意識的に起こす方法が、この1人ブレストの作業なのです。

123456

 

■アウトプット
一言のフレーズから膨らんだ言葉は、頭の中で繋がり一つのストーリーとなります。
その中で面白そうなもの、もう少し整理して人に伝えたいと感じるとものは「ネタ」という名前のノートブックに移されます。

あとは、そこからテーマを選び「執筆中」というノートブックの中で、下書きに移ります。その作業も、AwsomenoteとEvernoteのデスクトップクライアントを行ったり来たりしながら進め、ある程度まで書き上がったら「推敲中」のノートに移し、全体の構成を整えます。

ネタの内容、ボリュームにより、投稿先はこのブログになったり、日刊の方になります。
これまでの流れを整理すると、このようになります。

UntitledDocument

現時点ではアイデアを収集し、発想を拡げる所までは、スムーズな仕組みが出来上がっています。

後は、アイデアのインプットのスピードに負けないくらい、アウトプットのスピードを上げれば良いのですが、なかなかそれが難しい。

その訓練のためにも、サボリ気味の日刊を頑張ろうかと考え中です。

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EvernoteとQRコードで押入れのダンボールを見える化する

購入する度に増えていく家電製品の操作説明書。普段ほとんど目にすることはありませんが、機械に何かトラブルが起きると押入れの奥から引っ張り出すことになります。

このような操作説明書が入った箱に限らず、どこの家庭にも押入れの奥に入れられたまま放置されているダンボールがあるはずです。その中に何が入っているか把握していますか?
引越しの際、荷造りしたものをそのまま入れてたりすると、中に何が入っているか分からないブラックボックスになってしまいます。

今回は、そんなブラックボックスになりがちなダンボールの中身をEvernoteで管理し、QRコードを使って「見える化」する方法について紹介したいと思います。
まずは、自宅の天袋を覗いてみましょう。

最初に目についたのはプラスチック製のケースです。これは、最初に書いた電化製品の操作説明書がまとめて入ってます。

Image(66)

半透明で中身が見えるので、需要としては低いのですが、手順説明のサンプルとして適切なので、この箱と中身を使って説明を進めたいと思います。

■写真を撮る
先ずは、中に入っている説明書全てを写撮影します。撮影するのにはiPhoneアプリのPosteverを使いました。理由としては、Posteverエンジンを使うことで、同一タイトルを付けたノートを自動でマージしてくれるからです。

今回は、写真のタイトルを全て「天袋:家電操作説明」にしました。
Image(67)

撮影が終わったらEvernoteを確認してみましょう。データを同期させると、先程撮影した写真が「天袋:家電操作説明」という一枚のノートになっているのが確認出来ます。
Image(68)

これでダンボールの中身をEvernoteで整理するという目的の大半が達成されました。
もし、何かのマニュアルを探したいときには、「天袋」「家電」「操作説明」などのキーワードで検索を行えば、Evernoteに保存されたこのノートが見つかるでしょう。その中にお目当ての写真があれば天袋を開け、この箱を開ければいいのです。

■ダンボールの中身を外から見える化する
これまでの説明は、Evernoteの検索機能を使い、必要とするものがどのダンボールに入っているかを探す方法です。では、逆にダンボールの外から、箱を開けずに中に何が入っているかを調べる方法について説明したいと思います。

まずは、先ほど作成した「天袋:家電操作説明」というノートのリンクを取得します。
ノートを右クリックすると共有メニューが表示されますので「クリップボードにノートのURLをコピー」を選択しノートのリンクを取得します。以下の記事に詳しい手順を書いていますので、分かりにくけれは参照してください。

QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編

ノートの共有URLをクリップボードにコピーしたら、QRコード作成サイトへ移動してコードを作ってみましょう。

右クリックでコピーしたURLを一番上の欄に貼り付け、OKを押すだけです。
Image(69)

今回は、コードの中心部に文字を入れてみました。
Image(70)

作成したQRコードをプリントアウトします。コードの部分だけを切り抜き、両面テープでプラスチックケースに貼り付けます。
Image(64)

こんな感じで貼り付けました。
Image(65)

このコードをQRコード読取アプリで撮影します。
Image(71)

このように、QRコードを撮影する事で、Evernoteのノートにジャンプ出来ました。iPhoneの画面で、中に入っている操作説明書の一覧を確認出来ます。
Image(72)

以上の手順で、ケースの外側からQRコードを撮影することにより、中に何が入っているか確認出来るようになりました。なにか新しいマニュアルを保管する際には、同じ様にカメラで撮影し、このノートの後ろに添付すれば常に最新版に出来ます。

今回の記事で例として使ったプラスチックケースや、簡単に出して開けられるダンボールは、このような手間をかけてまでEvernoteに保存する必要は無いかもしれません。

しかし、トランクルームに預けている荷物など、その場に行かないと中身が確認出来ないものや、ガムテープで封がしてあり、一つ一つ開けるのが大変なものなどについて、中身を撮影しEvernoteノートをQRコード化しておけば、何時でも簡単に、そして手間をかけずに中身を確認できるようになりますね。

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Evernoteのリマインド機能と共有ノートブックの可能性

私がEvernoteの可能性として期待しているのが、ノートブックのソーシャル化です。これに関してはこれまでに幾つか関連する記事を書いています。

EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか?
Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

つい先日のアップデートで、このソーシャル化を意識した機能が追加されましたので、簡単に紹介したいと思います。

アップデートで追加されたのは、公式ブログでもアナウンスされていましたが、ノートブックの共有メンバーに対するリマインド機能です。
元記事:共有ノートブックに関するメールリマインダー機能追加

Image(60)

これまでも、共有メンバーへのメール送信機能はありましたが、いちいちメーラーを立ち上げてまで、、という気持ちが勝り一度も使うことはありませんでした。
今回のバージョンアップで追加されたリマインド機能は、その心理的障壁を少しだけ下げてくれるでしょう。

もうすこし開発が進み、Evernoteのソーシャル化がすすめば、Facebookのアクティビティー欄のような機能がクライアントの右サイドバーに追加されるかもしれません。

共有メンバーが追加・加筆する履歴を横目に眺めながら、気になったノートを開いて自分自身も編集する。

完全にソーシャル化したノートブックは、ほんの一行で始まったノートが様々な視点で読まれ、新しい言葉を積み重ねながらその体積を増していくでしょう。

自分の補助脳と人の補助脳が融合する過程で新しい発想が産み出されていく。そんな可能性について妄想してみるのはとても面白いですね。

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EvernoteHelloはエバーノートのソーシャル化を加速させるか?

Image(1)

■基本的な使い方について
今日は先日リリースされたEvernoteHelloの使い方と可能性について書いてみようと思います。

基本的には、イベントの場で名刺交換をする時、このアプリを入れたiPhoneを渡して顔写真を写してもらい、人と名前と顔を同時に保存することで、出会った人の情報を確実に記憶するようサポートするのがこのアプリの目的です。 

しかし、、初めて会った方に人に自分iPhoneを渡し「顔を写して貰えますか?」とお願いするのは正直言ってシンドイと思います。

今回は、過去に頂いた名刺を顔写真の変わりに撮影することで、既に会っている人のコンタクトリストをを作ってみようと思います。 準備するのは手元にある名刺の束。今日は予め使用の了解を頂いているR-style倉下さんの名刺を使ってその流れを説明したいと思います。

・先ずは名刺を見ながら、名前、メールアドレス、電話番号、TwitterIDなど基本情報を入力します。
Image(46)

・TwitterのIDを入力します。
Image(44)


・続いてメールアドレスも入力しましょう。
Image(45)


次に行うのはサムネイルに表示させる写真の撮影です。
本来ならば、その人にiPhoneを渡して自分の顔をスナップして貰うのですが、今回は過去の名刺の整理なので仕方ないですね。
また顔写真は抵抗があるという方を登録する際には、最初から名刺を使ってもいいでしょう。

・撮影ボタンを押すと、自動的に4枚の写真が保存されます。
Image(47)


これで倉下さんの基本情報が登録されました。
evernotehello20111211_01

先程撮影した名刺のサムネイルでは、文字を読むことが出来ないので、スナップ写真撮影機能を使い、より詳細な名刺画像を撮影します。

・SnapShotを選択します。
Image(49)


・表面を撮影。
Image(50)


・裏面も撮影します。
Image(51)


・お会いした場所の情報もメモとして追記。evernotehello20111211_02

これで、アプリ内に倉下さんにお会いした時の情報が全て登録されました。
今度は別の場所で再会した時の手順です。
もし顔写真の撮影が可能なら、iPhoneを渡してご自身の顔写真を撮影して貰いましょう。

・Add a new photoをタップ。
Image(54)

・iPhoneを90°傾けると撮影が始まります。Image(55)


・その日の場所を記入します。

evernotehello20111211_03 

この様にして、EvernoteHelloは、登録した人のカードに、二度目、三度目に会った際の情報を積み重ねられるようになっています。
 
これは、Evernote内にコンタクトリストを作るだけでなく、会った場所と回数というコンテキストを積み重ねながら、自分のその人の関係性をデータとして蓄積していくライフログアプリのようですね。

今後のバージョンアップに求めるのは、デスクトップクライアントでの情報編集。それと、自分と相手のプロフィールをBUMPで交換出来るともっと便利になりそうです。

ここまで書いて分かったのですが、EvernoteHelloに名刺の情報を登録すると、その相手にお知らせメールが自動送信されるようです。

__(2)

便利な機能かもしれませんが、知らない間にメッセージが送られる仕様なので、使い方にちょっと気をつける必要がありますね。TwitterのIDを知られたく無い会社の人を登録したら、自爆するので要注意です。

■Evernoteのソーシャル化を加速させる鍵となるか?
このアプリで作られるコンタクトリストの持つ潜在的な能性は、そのデータがクラウドの上に置かれていることです。

現時点では無い機能ですが、自動送信される自分のプロフィール情報が、クラウド上に置かれている自分のプロフィールデータであれば面白くなるかもしれません。

もし、その様な仕様となれば、自分の携帯アドレスや番号を変更すると、Evernoteのサーバーを介して、全ての人の端末に保存されている情報を自動更新させる事が可能となります。同じようなサービスとしてPlaxoがありますが、Evernote上で実現出来るとなら、ユーザーとしては嬉しい限りです。


更にこのコンタクトリストが持つ可能性について発想を広げてみたいと思います。

私が将来的なEvernoteの使い方として妄想しているのは、Evernoteノートがもっとソーシャル化される事です。 今でも共有ノートの機能は実装されており、他の人と一つのノートブックを共有、編集する事が出来ます。

私も共有ノートを活用した社内の情報共有を試みてはいるのですが、もう少し共有の範囲を広げてみたいと思うのです。
Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

ここで使えそうなのが、このEvernoteHelloで作成したコンタクトリストです。ノートブックの共有には、相手のメールアドレスを入力する必要がありますが、このコンタクトリストから共有依頼のメッセージを送れれば、そのハードルがぐっと下がります。

もし、気軽に共有ノートを作成し、自分のノートブックを不特定多数の人に開放し、その逆として人のノートブックを自分のEvernoteに取り込むことが出来るようになれば、Evernoteの使い方はどの様に変わっていくでしょうか。
同じ趣味、志向をもつ人達の、様々なアイデアが書き込まれてたノートが次々に産まれ、Evernoteの中で積み重なっていく。

もしデスクトップクライアントの右サイドバーにFacebookのようなTLを表示させる機能が付加され、ノートの追加、変更の履歴が表示させられると面白いと思いませんか?

その履歴が流れる様子は、あたかも自分と他人の思考が、Evernoteという仮想の外部脳を通じて混じり合うかのようです。

自分一人では解けない難問も、他の人の視点や経験を通じた思考のフィルターを通す事で、複雑に絡まった糸を解きほぐす一本の筋道を掴む事が出来るような気がするのです。
創造的なアイデアを妨げるもの、産み出すもの

「三人寄れば文殊の知恵」という諺がありますが、その環境さえクラウド上で実現できる。そんな未来がすぐそこまで来ているような気がします。

EvernoteHelloリリースの背後に、開発チームの想像する未来を垣間見るような気がするのです。

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Evernoteを使い始めてすぐに人に送るEvernoteを使いこなすためのたった一つのステップ

■情報が多すぎることの弊害
何故こんなにEvernoteが好きなのか?

その答えは人それぞれかもしれませんがEvernoteについての書籍、ブログ記事の量は、無料でも使えるこのクラウドサービスを大好きなユーザーが沢山いることを示してします。

Evernote、使い方によってはただのオンラインノートにとどまらず、人の外部脳として記憶をサポートし、人の発想を膨らますツールにもなり得ます。
しかし、このアプリケーションの自由度の高さは、アカウントを取得したばかりの初期ユーザーにとって、使いこなすまでのハードルを高くしている原因にもなっています。

また、沢山の書籍や使い方の紹介記事は、ノートやタグの使い方について難しく考えてしまう人を増やしているのではないでしょうか。
自分自身もアカウントを登録して一年位は、ノート数が三桁に満たなかったのを覚えています。

■目に見えないリミッター
その私が、ある日をきっかけにEvernoteの使い方について真面目に考えるようになりました。
それは、スタンダードプラン(無料アカウント)の仕様として、ノートに貼り付けられるファイルの形式が制限されているのが不便で、プレミアムプランに変更した時からでした。

その当時、無料アカウントは毎月のアップロードデータ量の上限が、たしか50MBだったと思います。毎月のサイクル終了間際には、その容量ギリギリまで使えるよう、画面上部に表示されるゲージを視界の隅に見ながら、ノートブックに入れる情報を選別していました。
今思うと、これがEvernoteを思う存分使う事を躊躇わせていたガラスシーリングだったのです。

何か気になるサイト、資料、写真があったとしても、Evernoteに入れる前に「これは必要か?どうせ使わないのでは?」という思考のフィルターをかけていたのですね。プレミアムプランに変更した瞬間このリミッターが外れ、気になったものは全てEvernoteに突っ込むようになりました。

Evernoteに救われる機会が増えてきたのもこの時期からです。

何か資料を探す時、Evernoteを検索すると一発で見つかる事が増えてきました。
そうなって来ると、別の資料、より沢山のメモを残したくなって来るものです。
大切なのは、そこに保存されているデータの絶対量。この量がある閾値を超えた時、初めてEvernoteの力が実感出来るようになるのです。
私がその閾値を超えたと感じたのは、ノートの数が1000を超えたあたりでした。

■リミッターを外すには
もし、Evernoteを暫く使っていてイマイチ使いこなせていないと感じているスタンダードユーザーの方。
一度でいいので、プレミアムアカウントにアップグレードしてみましょう。
アップグレードする事によって、私が感じていたような無意識のリミッターが外れることも一つですが、また別の意識が産まれます。

Image(39)

それは、お金を払ったのだからちゃんと使わないと勿体ないという意識です。
その気持ちは、Evernoteに何を保存しようか?という考えに変わり、具体的にメモやファイルを保存する行動に繋がります。

最初は何も考えずに保存しましょう。写真でも、仕事のファイルでもOKです。スキャナーがあればカタログや色々な説明書、雑誌の切り抜きなども良いですね。名刺を保存するにはFasteverで写真を撮る。これで充分です。

会議の場ではiPhoneアプリを使って音声メモをとっておくのもいいでしょう。そうして理解出来るのが、相当量のファイルやWebグリップを行っても、簡単には1GBの容量には達しないということです。

これが体感的に理解出来て始めて、心置きなくEvernoteを使うことができるという安心感が産まれるのですね。ある程度ファイルが溜まったら、ノートブックを増やし、自分の分類方法を考えれば良いのです。色々な書籍で紹介されている活用のアイデアを試すのはその後で問題ありません。

Evernoteを使いこなそうと思うなら、一度だけでもお金を払い、制限なく使えるという感覚を覚えて欲しいと思うのです。

■参考となるサイト
[図解]Evernoteビギナーにおくる超簡単な整理術!「3ノートブックシステム」の使い方
Evernoteだってシンプルに3個のノートブックで誰でも活用OK
タグにもノートブックにも頼らない、Evernoteの“一番シンプル”な使い方

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QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:妄想編

QRコードを使ったデータ連携は確かに便利で可能性を感じますが、もう少し使い勝手が向上しないと活用方法の良いアイデアが産まれても、そのまま放置されてしまうでしょう。何かいい方法はないかと考えていたら、使えそうな製品を思い出しました。

関連記事:
QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編
QRコードを使ってEvernoteと物との間で情報を関連付ける方法
iPhoneアプリとQRコードを組合わせたデジタルサイネージについて考えてみた

これは仕事で提出する報告書に貼り付けるインデックスシールをインクジェットプリンターで印刷するもので、はがきサイズの専用用紙を購入し、データ入力用のソフトをダウンロードして使います。アプリ(案)としては、入力する文字の代わりにEvernoteノートのURLを記入すると、それがQRコードに自動変換され、ワンクリックで印刷出来る状態にしてくれると言うものです。

インデックス印刷用の紙はコクヨの製品ですね。ScreenClip(46)

記入したい文字を入力すると、インデックスの大きさに合わせて位置合わせが行われます。
ScreenClip(47)

こんな感じで印刷されます。これはあくまでもインデックス印刷のアプリですが、この文字列の代わりにURLを入れると、ミシン目の入った専用紙にQRコードが印刷されるという流れです。一度入力しておけば再利用も出来ますし、もし可能ならEvernoteのデータを読み込んで、チェックマークを付けるだけでコードを作成出来るようになれば、もっと簡単に使えそうな気がします。ScreenClip(48)

先日購入したモレスキンにそのアイデアを書いてみました(笑)Image(34)

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QRコードを使ったEvernoteノートとの連携:実践編

前回の記事ではQRコードを使いEvernoteのノートと物とのデータ連携方法について紹介しました。
QRコードを使ってEvernoteと物との間で情報を関連付ける方法

今回は先日購入したBlueToothキーボードのマニュアルをEvernoteに保存し、そのデータをQRコードに変換してデータ連携を行う具体的な実験をしてみたいと思います。
スキャニングしてPDFにするのはこのマニュアル。こうした説明書は捨てても良いのですが、いざという時に無いと困るんですよね。
Image(27)


先ずはEvernoteの共有機能からノートブックのURLを取得します。ScreenClip(43)

QRコード作成サイトにアクセスし、取得したノートのURLを貼り付け、コードを作成します。
ScreenClip(44)

ScreenClip(45)

作成したコードをダウンロードしてプリントアウト。裏面に両面テープを張ってコードの部分を切り取ります。
Image(28)

それではQRコードをキーボードの裏に張ってみましょう。Image(29)

QRコードを読み取りアプリで撮影すると、はい、マニュアルが保存されているEvernoteノートにアクセス出来ました。
Image(30)

Image(31)

クリックすると開くことが出来ますね。
Image(32)


拡大すればしっかり読めます。
Image(33)


iPhoneでは画面が小さく使い勝手がイマイチですが、iPad2であれば、閲覧する際のストレスがなく、より現実的な使い方が出来るかもしれませんね。

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NozbeとEvernoteとDropboxの連携と使い分け

私が日常的に使っている三つのクラウドサービスの使い分けを一文で書くとすると「TodoリストはNozbeに入っており、その作業ファイルはDropboxに保存されている。そしてその作業に必要な資料や作業履歴がEvernoteに保存されている」こんな表現になるでしょう。箇条書きにするなら

Nozbe:タスク管理
Dropbox:ファイル管理
Evernote:情報管理

となります。まぁ単純と言えば単純です。ただ、この三つのサービスはそれぞれデータの連携が可能なものもあり、似たような機能もあることから使い分けに悩んでいるという声も聞きますので、それぞれの組み合わせ毎に自分なりの考えをまとめ記事にしてみたいと思います。

■Nozbe×Evernote
この二つのサービス間のデータ連携はNozbe側で行えます。
Nozbeの使い方~その7(NozbeとEvernoteを連携させる)
こちらの記事でも説明したように、Nozbeのプロジェクト名と、Evernoteで作成したタグの名称を一致させることで、データのひも付けが行われます。しかし正直言ってこのこの機能は殆ど活用できていません。

これはEvernoteの使い方にもよるのですが、Nozbeとデータを関連付けるために、わざわざEvernoteのノートにタグをつける手間が面倒だからですね。Nozbeのバージョンアップの際には、NozbeのプロジェクトをどのEvernoteのデータに接続するか、自分で選択出来るようにして欲しいです。関連付けるノートブックの選択画面で表示されるノートの数が多すぎるようであれば、タグでの絞り込みが出来ればなお良いでしょう。
更にバージョンアップの希望を出すなら、Nozbeで表示されるEvernoteノート自体をタスク化出来るようにして欲しいですね。

この二つのサービスの使い分けで悩むのは、Evernoteでもタスク管理が出来ること。実際にEvernoteでGTDをベースとしたタスク管理を実践されているかたは沢山いらっしゃいます。

Evernote使っていつでもどこでも快適なGTD生活を満喫する方法を考えた
Evernoteで快適GTD! 私がたどり着いたタスク管理のやり方
GTDを超意識した僕のEvernoteのノートブック
第2回-私のEvernoteの使い方-Evernote歴9ヶ月、GTD歴1ヶ月の自分の、現在の使い方を晒してみます。

私も一時期頑張ってみたのですが、なかなか上手く行かず途中で断念。。タスク管理は専用のサービスで進めることにしました。
なので、現在Evernoteをタスク管理のツールとして使うのは資料整理のみとしています。

GTDでは処理ステップで気になることを仕分けする際、気にはなるけど具体的なアクションに繋がらないものを「資料」として保存しておくように言われています。

ブレスト:理想のタスク管理ツールを考える (3/5)
脳みそがいっぱいいっぱいになってきたのでOmniFocusを使ってみる

上記の記事がそのあたりについて詳しく書かれているので、参考にしてみてください。

基本スタンスとしてEvernoteにタスクは入れないようにしていますが、あえて入れておくとするならば、締切のないサムデイリストだけでしょう。このサムデイリストは気になる資料から想起されることが多いので、このサムデイリストだけはEvernoteに保存するようにしています。気になる資料というのは、たとえば旅行のパンフレットのようなものですね。

■Nozbe×Dropbox
こちらの連携もNozbe側で出来ますが、これもまたEvernoteとの連携と同じく使い勝手がイマイチです。
Nozbeの使い方~その13(Evernoteに続きDropBoxとの連携)

バージョンアップで改善が出来るなら、各プロジェクトに対してDropboxの何処のフォルダーをリンクさせるか選択出来るようにして欲しいですね。また、プロジェクトからの接続だけでなく、個別のタスクからもフォルダーやファイルを選べるようになれば使い勝手もさらに向上するでしょう。現在はタスクのコメント欄を使って運用していますが、これに変わる機能を基本機能として実装して欲しいです。

■Evernote×Dropbox
この二つのサービスの使い分けについて議論されているのをたまに見かけます。たしかにプレミアム版では全ての形式のファイルをノートに貼り付けられるため、EvernoteとDropboxのどちらにファイルを保存すればいいかと悩むのも無理ありません。

Dropbox :ファイルストレージ
Evernote :高機能なメモ帳

というのが二つのサービスの基本機能ですので、私はこれから使用するファイル、他者と共有し継続して更新されるものはDropboxへ、更新されず閲覧だけのファイルをEvernoteに保存するようにしています。

私がファイル管理のストレージ機能としてEvernoteに期待しているのは、保存したファイルに意味を持たせることです。Dropboxはただのストレージでしかありませんので、そこに何が保存されているかは階層構造となっているフォルダー名称、ファイル名称で判断するしかありません。同じような名称のファイルが並んでいると、ファイルの判別が出来なくなることも多々あります。

その点、Evernoteは、ノートにコメントを追記することで、保存したファイルに意味を持たせる事が容易です。保存したファイルに、ファイルの説明文と併せて、作業資料の写真でも貼りつければ、そこから想起される情報はどれほど多いでしょう。
Evernoteで作業履歴を保存し、トレーサビリティーを向上させる

Evernoteのクライアントにはない機能ですが、もしこれからのバージョンアップでEvernote×Dropboxという、データ連携が可能となるなら、画面左上の「アカウント」「共 有」というメニューに加えDropboxという項目を追加して欲しいですね。

evernote_dropbox

そのタブを開くと、Evernoteのノートブック一覧の代わりにDropboxのフォルダー一覧が表示され、それぞれのファイルにEvernote上でコメントの追記やタグ付けが出来るようになればいいな!というアイデアです。

Dropboxで共有されているファイルにEvernoteで意味付けをし、そのファイルや資料をNozbe上で閲覧しながらタスクを処理して行く様子を想像しわくわくするのは僕だけでしょうか?

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QRコードを使ってEvernoteと物との間で情報を関連付ける方法

先日の「Evernote デベロッパー・コンペティション決勝戦」で優勝した、物とEvernoteのノートを関連付ける非接触タイプのNFCタグについて考えていたら、もう少し簡単に実現できるアイデアを思いついたので記事にしてみたいと思います。

方法はとても簡単、ノートのリンクをクリップしそのURLをQRコード作成サイトでコード化するだけ。QRコードが出来たらプリントアウトし、ノートに関連付けたい物に貼り付けます。
そのコードをiPhoneのリーダーアプリで読み取れば、はい、iPhoneの画面でそのノートを閲覧することが出来ます。

簡単に手順を説明します。
QRコードに関連付けたいノートを右クリックして、ノートのURLを取得します。ここではGIGAZINEで取り上げられていた記事のWEBクリップのリンクを取得します。 
ScreenClip1   
 
QRコード作成サービスを開き、先ほど取得したURLをペースト。 
ScreenClip3

コード作成のボタンをクリックし、ペーストしたURLに対応したQRコードを生成させます。 
ScreenClip7
試しに、画面上のQRコードをリーダーアプリで読み取ってみましょう。
ScreenClip5
はい! 最初にリンクを取得したEvernoteのWebクリップノートがiPhoneで表示されました。
ScreenClip6

非常に簡単なステップ。右クリップでURLを取得してから、コードを生成するまでわずか3クリックです。あとは、このコードをプリントアウトし、ノートに関連付けたい物に貼り付けるだけです。

物と情報を直接繋げることは、日常生活の風景をがらりと変える可能性を秘めています。
自宅では家電とそのマニュアルをリンクさせる位しか活用方法が思いつきませんが、複雑な機械が並ぶ工場では活用の範囲も広がるでしょう。また、公共から一歩下がった民間が行う街づくりでは、街の情報をその場で提供するデジタルサイネーシにも活用出来るかもしれません。
関連記事:
iPhoneアプリとQRコードを組合わせたデジタルサイネージについて考えてみた

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クリアファイルを使ってShot Noteを無限に使う方法

iPhoneのカメラで撮影する事で、メモを簡単にデータ化する事の出来るキングジムのShotNote。前々から気にはなっていたのですが、FESnapで充分だったので、これまで使おうと思いませんでした。

先週末、池袋の東急ハンズでメモタイプノートタイプと数種類買ってみたのですが、勿体無く感じるためか、メモを前にして手が止まる感覚からなかなか抜け出せません。
本当は、電話のメモやどうでもいいアイデアをメモし、発想を膨らませたいにも関わらずです。
そこで思いついたのが、ShotNoteの紙をクリアファイルに挟み、その上にマーカーで書くというアイデア。
元々はカズモトさんがブログで紹介されていたアイデア(クリアファイルHack!!)です。

クリアファイルの表面にマーカーで書くので、繰り返し使うことが出来、保存したいメモであればShotNoteで撮影しEvernoteに転送すれば良いですよね。
社内ミーティングを行う際には全員このクリアファイル手元に置いてもらい、打ち合わせが終わったらすべてのメモを撮影し、Evernoteの共有ノートブックに保存しておくのも良いかもしれません。

買ってきたのは、ShotNoteのB5サイズのノートPhoto

A4サイズに拡大コピーして、クリアファイルに差し込みます。Photo(2)

使用するペンはホワイトボード用のマーカーPhoto(3)

文字も問題なく書けますね。
Photo(1)


ShotNoteで撮影。残念ながらA4に拡大したものは認識率が落ちるようです。Photo(4)

Evernoteに送信する際は、二階調表示にしたほうが良いです。Image(11)

ShotNoteで撮影すると、アプリ内からEvernoteに転送するという一手間が増えるのが残念。バージョンアップの際には、アプリ内のデータとEvernoteのデータが自動で同期してくれるか、FastEverシリーズのように、撮影したデータがワンタップ、かつバックグラウンドでの送信が出来るようになって欲しいですね。

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Evernoteで作業履歴を保存し、トレーサビリティーを向上させる

一つのファイルに少しずつ手を加えながら作業を進める際、そのファイルの更新履歴を残したいって事ってありますよね。
特に、どのような判断や指示により、そのファイルが修正されたか?を後でトレース出来るような情報を残しておくと、なにか問題が起きた際に原因究明が迅速に行えます。
あまりスマートな方法ではないですが、これまでは、変更を行ったファイルを保存する際、ファイル名の中にコメントや日付を追記するとこで対処してました。

このファイル管理をEvernoteで出来ないかと考え、以下の方法を試したところ上手く行きそうなので、記事にしてシェアしたいと思います。
やり方は簡単。何か重要な変更を行う際や、一日の作業を終える時など、ファイル更新の方向性が大きく変わったり、枝分かれしそうになる時、画面のキャプチャー、コメント、そのファイルを一つのノートにまとめて保存するだけです。

後で確認する際、一覧性が上がるよう、タグや定型のコメントをつけると良いでしょう。
あの時何があったのか、どうしてそうしたのか?手帳やメールの履歴を確認すれば追跡出来るかもしれませんが、Evernoteで一元化出来れば、他のメンバーへの共有も簡単ですし、過去の経緯を思い出すために悩む時間も減らせるでしょう。

具体的にはこのようなイメージで更新履歴を保存しています。

更新履歴の一覧:タイトルには「作業」の文字を入れて他のノートと区別をしています。ScreenClip(32)


ファイルの状態を想起させるトリガーとして、作業の際にマーカーで着色した図面を一緒に保存しています。
ScreenClip(33)


この段階で、一連の作業が完了。この後どんな修正や手戻りが発生してもこのファイルをベースとして作業を再開できます。
ScreenClip(34)

一般的なビジネスパーソンは、年間150時間を何かを探すことに費やしていると言われますが、探しているのは具体的な資料だけではなく、自分自身の記憶自身だったりもするのです。

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EvernoteとGTDと人の脳の可能性について

■思考の粒を拾い集める
Evernoteに沢山あるノートブックの中で「思考の粒」という名前のノートブックがあります。
このノートブックには、ふとした瞬間に思いついた言葉やアイデア、そのときの気持ちを書き留めたメモが入っています。
ここに少しずつ溜まって行くメモを読み返すと、たった一行、一言のメモであっても、それを書き留めた時に考えていたこと、気持ちをありありと思い出すことが出来ます。

その一言一言がその時の思考、感情を想起させるトリガーとなっているのですね。
逆に、そのようなトリガーを残していなければ、その殆どは時間とともに忘れさってしまいます。
このようなメモを残すことで、自分自身が沢山の思考をそのまま流し去っていた事に気がつきました。

そう考えると非常に勿体無い気がします。たとえば10年前からこのようなメモを残し、読み返し、バラバラの言葉を繋げ文章とし、内容を熟成させていたなら、そこからどんなアイデアや行動が生まれていたでしょう。

人は考えてるようで、考えきれてない。人が何かを考えるためには、目の前に何について考えるか?という明確なリストが必要なのかもしれません。
人が普段考えていることは、浮かんでは消え去る思考の粒のうち、目の前に突きつけられている事だけなのでしょう。

■忘れ去られる思考と脳の可能性
人の脳で実際に使われているのはほんの数パーセントと言われています。最近では全ての部分が使われているという研究報告もあるようですが、書き留められずに忘れ去られていく沢山の思考の粒、忘れ去られることで、考えることも出来なかったアイデアは、まさに使われていない脳の大部分に似ていると思います。

Evernoteは第二の脳、補助脳だと例えられますが、メモや様々な資料を人の脳の代わりに保存する記憶の倉庫としての役割と併せ、何かについて考えるきっかけを作ることで思考を広げ、深める役割も持っています。

人は自分が認知できる範囲の外については考えることも儘なりませんが、その範囲内でも忘却という脳の安全装置により思考の量を制限されているように思えます。

放っておけば消え去っていく思考の粒たち。それをしっかり掴み育てていくことが、人の脳のもつ可能性を引き出すことに繋がると思うのです。

■忘れ去られるTodo
私がGTDに出会う前、たまにふと隙間時間が出来ても「さて何をしよう?」と手が止まることが多々ありました。本当はやりたい事が沢山あるにも関わらずです。
これは、自分の中のTodoリストを全て自分の頭の中で管理しようとしていたからでしょう。

Evernoteの思考の粒と同じく、日常生活のなかで思いついたやりたい事、やるべき事は、その場で書き留めておかなければ、そのまま忘れ去られてしまいます。考えてみると、これもまた残念です。何かやりたい事が頭に浮かんでも、そのまま忘れ去ることで行動を起こすチャンスを失っていたわけですからね。

学生の時、また社会人になってから、その一つ一つをInboxに入れ、「それは何か?」と自問し、具体的なNextactionまで落とし込んでいれば、どれだけ人生が変わっていたか想像もつきません。
これも、自分の思考をしっかりと掴んでおくことが出来なかったことで、自分のもつ可能性を引き出せてなかったと言うことでしょう。

■思考の粒たち
このノートブックに保存されているメモで、幾つか印象的なものを紹介しましょう。ほんの数文字のメモですが、これをメモった時、こんな事を考えていたようです。そのうちの幾つかはブログの記事や日刊になってアウトプットをすることが出来ました。

「人それぞれの通貨」
人が何かの判断をする際の基準は人それぞれ違って、具体的なお金だったり、手間だったり、時間だったり、感情だったりする。時間に余裕があった時はお金だったかもしれないけど、最近は多少金額が高くても、時間の短縮が出来る方を選ぶようになったな。

「リニア物流計画」
これから更に加速する情報社会では、わざわざ人間を介して情報を運ぶ価値ってなくなるのでは?大抵のビジネスミーティングはオンラインで出来るようになると思うし、旅行に使うには殆どトンネル区間のリニア路線はつまらなさそう。それより24時間ベルトコンベアのように動き続ける物流の幹線にしたほうが効果的だと思う。設計で考慮する安全率も人を運ばなくて良いのなら低く設定出来る筈だ。

「いいねサービス」
google+が始まったけど、そのうちプラスの数が検索順位にも反映されるようになるのかな?グレーなサービスだけど、お金を払うことでプラスを押すようなサービスが生まれそう。

「Todoリスト」
GTDのNextactionとただのTodoリストの違いは何か?なかなか自分なりの答えが見つけられなかったが、最近やっと分かってきた感じがする。

「Evernoteのアカウントを子供に譲る」
このメモはこのブログ記事(我が子に送るEvernote)になりました。

「椅子物語」
朝のNHK(子供番組)を見てないとネタは分からないだろうね。日刊モヨリNo.121

「なんか夢をみた」
寝起きにメモを残しておいたおかげで覚えておくことが出来ました。日刊モヨリNo.117

「考えていないようで考えているが、考えているようで考えていない」
今回の記事の元ネタとなったメモですね。

他にもまだまだ沢山のメモがあり、これから文章となって陽の目を浴びるのを待っているところです。

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Evernoteのノートコピー機能が地味に便利な件

Evernoteのクライアントバージョンが4.4.0にアップグレードし、ノートのコピー機能が実装されました。
個人で使う分には、同じ情報のノートを複数作ることになるコピー機能は全く必要のないものでしたが、ノートブックの共有機能の実装後、このコピー機能がないことで非常に不便を感じていました。
例えば、自分のノートブックから共有しているノートブックに情報を移すには

・ノートの中身を全選択してコピー
・共有ノートブックに新規ノートを作りペースト

という手順が必要です。

簡単な工程ではありますが、通常のソフトでは普通に出来そうな操作のため、ここまでしてノートをコピーしようとする気が起きませんでした。

■新しいコピー機能

新しいバージョンでは、ノートの右クリックでノートのコピーが行えます。
一度複写を行ったノートブックは、メニューの一覧に表示されるので、簡単にコピーが出来るようになっています。

ScreenClip(11)

その他のノートブックにコピーする際には、右クリックメニューのノートブック(N)を選択します。

ScreenClip(12)

ノートの複写先は自分のノートブックだけでなく、他のユーザーから招待を受け共有をさせて貰っているノートブックへも可能です。

ScreenClip(13)

この共有フォルダーへのコピーを行うために、今回のバージョンアップが行われたのでしょう。

自分のノートをTwitterやFacebookを通して公開することが出来るようになりましたが、それとは別に、限られたユーザー間で特定の内容についての情報共有を行う際、地味ではありますがこのノートコピー機能が力を発揮しそうです。

Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み の動きが加速しそうです。

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Evernoteの共有ノートブックを使った情報共有の試み

先日のアップデートでMACに続きWindowsでも使えるようになったノートブックの共有機能。
この機能がアプリに実装された事により、他者とのノートブック共有がとても簡単になりました。
WEB版であれば一年以上前から共有機能はありましたが、つい先日のバージョンアップまでは、それ自体が決して使いやすい物ではなかったので、共有機能は放置状態でした。

現在、私の職場、席の前後左右には6人のEvernoteユーザーが居ます。今回のバージョンアップを機に、その6人と共有フォルダーを活用した情報共有について実験的な試みを実施しようとしています。この記事ではその活動について簡単に紹介したいと思います。

■実際にやった事
先ずは私のアカウントで「情報共有」というノートブックを作成し、各メンバーにノートブック共有の招待メールを送付。
ScreenClip Evernote7.
次に、1人1人の机を回り、クライアントのバージョンを確認し、古いバージョンを使っているメンバーには、その場でバージョンアップをお願いしました。
そして、共有ノートブックの閲覧方法、使い方、今回試みようとしている情報共有の目的について説明。
各メンバー、使い方や使い込みの程度はそれぞれ異なりますが、皆、一応興味をもって貰ったようです。
一名だけ、ログインのパスワードを書いたモレスキンを自宅に忘れ、共有設定が出来ないという後輩も居ましたが、、、

■これから目指すもの
これから、各メンバーが様々な情報に触れていき、それぞれの視点でクリップされた情報がEvernoteに蓄積されていく事でしょう。
この活動で実現出来たらいいな、と思うのが、各メンバーが情報のキュレーターとなり、一個人の守備範囲では集めにくい情報を協力して集められるようになる事です。

個人で行う情報収集は、えてしてその人の興味範囲にとどまりがちです。さらに言うならば、自分の知識外の情報については目が向きにくいため、貴重な情報が眼前にあっても気がつきません。

1人では解こうとすると、一つの筋道しか答えがない9つの点の問題ですが、人が沢山集まる事により色々なルートを通る四本の直線が引けるようになるのではと期待しています。

ScreenClip Evernote5. 
4本の直線、かつ一筆書きで9つの点を通るようなルートは上の画像のパターンに限られます。
ScreenClip Evernote6.
周りの人が持っている点の集合を取り入れることで、4本の直線で描かれる一筆書きのルートがどんどん広がるイメージですね。

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Nozbeの使い方~その7(NozbeとEvernoteを連携させる)

Nozbeの売りの一つがEvernoteとデータ連携が出来ることです。
もちろんNozbe本体の機能にも、作業に必要なメモを残せるNote機能や、作業に必要なファイルをアップロード出来る機能はあるのですが、Webクリップから、iPhoneで撮影した写真、ボイスメモ、書類のスキャニングデータなど、データ化出来る物ならほぼ全ての物をインデックスできるEvernoteの方が使い勝手がよいでしょう。

この二つのサービスの関連付けはとても簡単、全部で4ステップで完了します。
まずは、プロジェクトのinfo画面を開き、下のほうにあるEvernote Notesをクリック。

そうするとEvernoteへの接続を行うか聞いてくるポップアップが出てきます。

ここで、Connedt Nozbe to Evernoteをクリックすると、Evernoteへログインするための情報を入力する画面が表示されます。

最後に承認ボタンをクリックすれば、Evernoteとのデータ連携が完了し、Nozbe上でEvernote のメモを直接参照することが出来るようになります。

連携するにはEvernoteでメモに付加するタグの名称と、Nozbeで作成するプロジェクトの名称を同じするだけです、例えば私はEvernoteに「Inbox」と言う名称のタグを作っているのでNozbeで同じ名称のプロジェクトを作ると、そこに「Inbox」のタグを付けたノート表示されます。

実際にはこのような感じで、Evernoteのメモが表示されます。

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EverNoteでGTDのベースを作る

前々からプライベート関連のGTDを実践するのにどんなシステムを構築しようかと模索していたのですが、ようやくEvernote⇒Nozbe⇒googleカレンダー⇒Outlookカレンダーの流れで決まりそうです。

そんなツールやシステムにこだわらずにさっさと実行すればばいいのにと言われそうですが、システムや仕組みを考えるのがそもそも好きなのでしょうがないのです。

■プライベートのInboxはEvernoteで一元管理
仕事で発生するタスクは、メール、電話、ミーティングが発生源になる事が殆どですので、サブディスプレイに常時表示してあるOutlookのToDoリストが、一番最初にタスクを放りこむInboxとして一番使いやすいと感じています。

その一方、プライベートのタスクが発生する(思いつく)のは、自宅でノンビリしている時や、電車に乗っている時など、いわゆる三上と呼ばれる時間帯です。

「三上」で生まれたタスクを捕まえる~その1
「三上」で生まれたタスクを捕まえる~その2

その他にも、ネットをブラウジングしている際に気になる記事を見つけたりすると「後で読む」と言うタスクが発生しますし、TwitterのTLを眺めている時には、誰かの呟きに触発され「何かしたい」「後で読みたい」「どこか行きたい」などのSomdayリストに入りそうなタスクが発生します。

これらの様な場面で発生するタスクをキャプチャーするのに最も適したツールがまさにEvernoteだと思います。理由はEvernoteへノートを作成する方法の多様さですね。

例えば、先ほど挙げた場面ですが

・自宅でノンビリしている時

FastEverで一発ノート作成

・iPhoneでショートメールの最中
「@GTD#Inbox」 の件名(単語登録済み)でメール送信して「GTD」のノートブックに「Inbox」というタグを付けてノート作成

・ネットをブラウジングしている時
FireFoxのウェブクリップアドオンで簡単にノート作成

・Twitter中
@myen(単語登録済み)にリプライする事でノート作成

このように、その場その場で適したツール、方法を使う事で、ほぼ全ての場面において、気になる事をサクっとEvernoteのInboxにキャプチャー出来るのです。

これが、プライベートGTDのInboxをEvernoteで一元管理しようと考えた理由です。

■処理ステップはNozbeで
GTDの処理ステップを全てEvernoteで実行出来れば素敵なのですが、タスクを分割してプロジェクトとしたり、プロジェクトのタスク一つをネクストアクションにしたり、また、それぞれのタスクに自宅、会社、実行タイミングなどのコンテキストを付加させようとすると、やはり専用のソフトではないEvernoteでは力不足を感じます。

Todo管理のウェブサービス、アプリケーションは山ほどありますが、その中からNozbeを選んだのは、やはりEvernoteとのデータ連携が出来るからです。
連携の方法はとても簡単で、Nozbe上で作成する新しいプロジェクトの名称をEvernoteのタグ名称と合わせるだけです。
※事前にEverNoteのWEBサイトでNozbeからのアクセスを認証させるステップが必要です。

私の場合、Evernoteに「Inbox」と言う名称のタグを作っているのでNozbeで同じ名称のプロジェクトを作ると、自動的にEvernoteで「Inbox」のタグを付けたノートがNozbe上に表示されます。
↓ こんな感じ

■週次レビューでEvernoteからNozbeへ
EvernoteノートをNozbeに読み込んだ時点では、それはランドリーボックスに放り込まれた洗濯物と一緒で仕分けが全くされていません。
その仕分けがされていない洗濯物(ノートの数々)を確認し、行動に移すかどうかの判断や、具体的なタスクの分類を行う必要があります。
その作業を週に一度、いわゆる週次レビューの際に行い、実行可能なタスクへ変換するのですね。

■NextactionのタスクはGoogleカレンダーからOutlookカレンダーへ
Nozbeを使おうと決めたもう一つの理由は、Nozbeで設定したスケジュールをGoogleカレンダーに吐き出すことが出来ることです。
仕事で使っているOutlookカレンダーやiPhone、iPadのカレンダーアプリの多くは、Googleカレンダーとの同期機能を持っているので、タスクの期限や処理するタイミングを確認するのに、わざわざNozbeを立ち上げる必要がなく、通常使用しているカレンダーアプリで簡単に確認が出来るのがメリットです。
最初に仕事上のタスクはOutlookのTodoリストを使っていると書きましたが、そのタスクはOutlookのカレンダーで割り振りを行っています。
また、OutlookカレンダーはGoogleカレンダーを読み込むことが出来るので、最終的には、仕事及びプライベートのタスクを常時表示しているOutlookカレンダーで一元管理するという最終目的が実現出来たわけですね。

■まとめ
Evernoteの使い方というより、EverNoteをInboxとしたNozbeの使い方になってしまいましたが、こういうエントリーを書けるのも、APIを公開し多種多様なサービスと連携を取ることが出来るEvernoteの柔軟性があってこそでしょう。

今後は記憶の外部保存スペースとしてだけではなく、例えばノート内でマインドマップを描けたり、簡単なスプレッドシートが扱えたりするなど、思考の場所、その保存場所としても使えるように進化して欲しいものですね。

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