前回の記事では、Mailboxの課題だったGmailのラベルを対応させる方法について紹介しました。
逆転の発想!MailBoxをGmailのラベルに対応させる方法 – このまま一生β版
これでiPhoneで受信するGmailのInboxゼロがグッと捗るのですが、Inboxゼロの結果として洗い出されるやるべきこと(Todo)の整理や、資料として保存すべきメール(情報)の一元管理をこのアプリ上で完結させるのは困難です。
やはり、メールから生じたTodoは自分がタスク管理ツールとして使っているNozbe上で整理したいし、資料として再利用するようなメールは、Evernoteに保存したいんですよね。
この課題をなんとか解決する方法は無いかと調べたところ、解決の糸口となる面白い記事を見つけたのでシェアしたいと思います。
この記事では、特定のリストに振り分けられたメールをGoogle Apps Scriptを使い、別のメールに転送する方法を紹介されています。
Nozbe、Evernoteは両者ともメール送信によるタスクの追加や新規ノート作成が出来ますので、これを利用することで、Mailboxとの連携を図りたいと思います。
■スクリプトの入手
先ずは、はるまき屋さんが作成されたメール転送用のスクリプトをこちらからこちらから入手します。
ページが開いたら、表示されるスクリプトをコピーして保存してください。
なお、特定のリストに登録されたメールをEvernoteに転送するためのスクリプトはこちらから入手出来ます。
■Google Apps Scriptの登録
Google Apps Scriptにアクセスし、コピーしたスクリプトを新規プロジェクトとして登録します。
登録を行なうには、表示された画面から「空のプロジェクト」をクリックします。
予め記入されている1~3行目のテキストを削除し、準備していたスクリプトを貼り付けます。
貼り付けが出来たら、記載されているコードの一部を自分の環境に合わせて修正します。
修正する箇所はMailboxで登録したラベル名称と転送先のメールアドレスの二箇所です。
具体的にはこのようになります。
これは、MailBoxで作成されたリストに登録されたメールを、Nozbeのタスク登録用メルアドに転送する設定です。
■トリガーの設定
保存が出来たら、転送のタイミングについて設定します。画面上の時計マークをクリックします。
新しいトリガーを新規作成する。
初期状態では時間の単位が「1時間」になっているので、1分単位に変更。
保存すると、承認を求める窓が出てくるので「承認」をクリック。
以上の設定で、MailBox上でTodoのリストに振り分けられたメールが自動的にNozbeへと転送されます。
Evernoteへの転送スクリプトも同じ要領でプロジェクトを作成して下さい。
■実際の挙動確認
では、Mailboxで受信したメールが、どのような形でNozbe、またEvernoteに登録されるか見て行きましょう。
この画像では、後にTodoとなるメールと資料となるメールを二通受信しています。
まずは、Nozbeへ転送したいTodoの元になるメールです。
メールの本文を確認し、GTDで言う処理を行った結果、NextAction又はプロジェクトとなるような物であれば、リストのTodoへ振り分けます。
Nozbeに転送されたメールは「inbox」中のノートとして登録されます。
あとは、inboxに登録されている他のタスク処理を行なう際、ノートの内容を確認しながら新規タスク(プロジェクト)を作成します。
次は、Evernoteに転送するケースです。
Gmailにアーカイブするのではなく、Evernoteに入れておきたいメールがあれば「To Evernote」のリストに振り分けます。
Evernoteを開くと、転送したメールの件名がノート名称に、そしてメール本文がノートのコンテンツとして登録されます。
残念なのは、現在のスクリプトではGmailの添付ファイルが削除され、Evernoteにはテキスト情報しか保存されないことです。
素晴らしいスクリプトの作成と公開をして頂いた事に感謝しつつ、はるまき屋さんの今後の開発に期待したいと思います。
電子書籍「あのプロジェクトチームはなぜ、いつも早く帰れるのか?」を発刊させて頂きました。執筆する際、最も力を入れた箇所、想いについてはこちら
Nozbe のFreeアカウントではプロジェクトを5つまで作れます。
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“目指せ完全なinboxゼロ!MailboxとNozbe、Evernoteの連携方法” への1件の返信