仕事術から仕事力、そして人間力へ

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photo credit: dsevilla via photopin cc

@rashita2さんのプログ R-style「仕事術」の体系を俯瞰してみたいで私のコメントを取り上げて頂いたので、私もその内容について改めて考えてみようと思います。

「そもそも仕事術とは何であるか?」という問いかけから展開されるそのエントリーの中で

「仕事力を上げる」こととそれを支える「仕事術」というフレーズが出てきますが、このエントリーでは私自身が「仕事力」「仕事術」という二つの言葉から何を連想するか。

さらに立ち戻って「私にとってそもそも仕事とは何?」と言う視点からも考えてみたいと思います。

まず最初に、自分にとっての「仕事」が何か?を考えた時「生活のための賃金を稼ぐ」という切実な理由は当然として、「自分を成長させる場」というのが大きな理由として上がって来るんですよね。

仕事を通して自分自信を成長させたいと言う気持ち、基本的な想いが根底にあるので、自分にとっての「仕事術」「仕事力」という言葉に対するイメージ、位置付けもその影響を受けています。

いわば「仕事術」と「仕事力」の獲得は、そのまま自分の「人間力」の向上に繋がると言う事ですね。

それでは、仕事をうまく回すための「仕事力」として何が必要かを現時点の自分の立場で考え、簡単なマインドマップに落としてみました。

こんな感じです

マインドマップの中心に来るセントラルワードは「人間力」
これは、自分自身を中心として、仕事を上手く回すために必要な「仕事力」のブランチを広く、深く広げる事で、自分の「人間力」を高めることが出来ると考えているので、この様な表現としました。

セントラルワードから広がるブランチの種類はもっと沢山有ると思いますし、置かれている立場が変われば必要とされる「仕事力」も変わっていくでしょう。

例えば、フリーランスになって、お金の収支について自分でコントロールする立場になれば、「会計力」「税務力」など、お金の実務に関わる能力が必要とさると思いますし、もし突然企業のトップに据えられたとすれば「経営力」が必須となる。

このようにして考えると、その時、その場所で必要とされる「仕事力」を高めていくことが、自分自身の「人間力」を高めていく方法だと思うのですね。

アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローの欲求段階説では、人間の基本的欲求として最も本質的なものが「自己実現の欲求」だとされています。

これが正しいとするならば、結局、みんな何らかの形で自分自身を成長させたいという気持ちが根底にあると思うのですね。

だからこそ、このマインドマップで書かれた枝葉の能力を高めたいと願い、書店でビジネス本を手にとり、さまざまな仕事術について試行錯誤するのだと思います。

話を元に戻しますが、こうやって「人間力」のマインドマップを眺めると、セントラルワードから広がるブランチの一個一個がそれなりの重みを持ち、それだけでも「仕事術」の本が何冊も書けそうです。

最初の疑問として感じた、全ての仕事力を包括し、体系立てて解説している仕事術が見当たらないのは、対象範囲があまりにも広く、おかれた立場によって必要とされる「仕事力」が大きく異なるため、書きたくても書けない、書きようがないからだと思うのです。

もし、それに相当するものが有るとすれば、具体的なテクニックについて説明されているものではなく、人間力を高めるために必要な心構え、生きる姿勢について書かれているような本になるのではないでしょうか。

もし、私がそれについて書くとするならば、「人間力」を上げるために必要な心構えで最も大切なのは「変化を恐れず、常に自分の殻を壊していく気持ち」をテーマにすると思います。

進む方向性が多少違ったとしても、この気持ちさえ待っていれば、歩みは遅くとも、成長のプロセスに乗ることが出来ると思うからですね。

ちなみに、このサイトの名称「このまま一生β版」というのも、この先ずっとその様な気持ちを持ち続けて行きたいと言う希望を表しているのですよね。

Rashita2さんが、この先どのような形でご自身の考えをアウトプットされるか、とても楽しみにしています。

追記:僕がiPhoneラブなのは、OSやアプリが常に成長していくからなんでしょうね。

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