前回までは、プロジェクトを作成し、そこにリスト形式でタスクを追加させる所まで解説しました。
Mannmoth Project の使い方(1):Project作成
Mannmoth Project の使い方(2):タスクの追加
タスク管理について解説する際「Todoリスト」と「タスクリスト」では何が異なるかについて説明することがよくあります。
Todoリストが単なるやることの項目が並んでいるだけなのに対し、タスクリストはそれぞれの項目についてのコンテキストが付加されていることで、「各タスクについて何をすべきかがひと目で分かるようになっていること」と考えています。
タスク管理は認知リソース管理でもあるので、そのリストを見ることでいちいち「さて何からやれば良いか?」と考えなくて良い状態を作ることが重要です。
リストが目の前に無いと、頭の中から次にやるべき事を思い出し、それぞれについて優先順位を考え、そして具体的に何をしなければならないかを検討しないと手が動きません。
そんな事を常にやっているようでは有限である脳の認知リソースをあっという間に費やしてしまします。
ただリストがあったとしても、そこに有用なコンテキストが付加されてないと、そのリストを見ながら同じような事を毎回考えなければならないので、タスクリストとしては不十分です。
これまで3回に渡って紹介しているマンモスプロジェクトですが、そのコンテキストの付け方として面白い機能を持っています。その一つがプロジェクトマップ形式の表示画面です。
例えば、こちらは前回の記事で紹介したリスト形式のタスクリスト画面です。
そしてこちらは、私がメインで使っているタスク管理ツール、Nozbeの画面です。
タスクリストを俯瞰出来るので、視認性としてはもっとも適しているのですが、各タスクの関連性が分からないため、何をどの順番で処理していけば良いかが分かりません。
Nozbeの場合は、手作業で並べ替えが出来るので、上から順番に処理するといった対応は可能です。
マンモスプロジェクトでは、各タスクの関連性についてプロジェクトマップという表示をさせることで、タスクの関連性について明確に示せます。
例えば、電子書籍改定のタスクリストをカード形式に並べ、その段取りを実際の作業の流れに沿って並べたものが以下の画像です。
このような表示形式で一連のタスクを眺めることで、1つ1つ直列に処理していくもの、また並列に作業できるものが明確になります。
直列の部分はマンパワーをかけても時短には繋がりませんが、並列のところは人工をかければ、それだけ作業を早く終わらせられるのが分かるので、ステップ毎のリソース配分検討もやりやすいでしょう。
また、プロジェクトマップ形式でタスクリスを見られると、今処理すべきタスクが明確になるので、そのタスクを処理しながら「何か別のことをやるべきではないか?」という不安感も払拭できます。
電子書籍「あのプロジェクトチームはなぜ、いつも早く帰れるのか?」を発刊させて頂きました。執筆する際、最も力を入れた箇所、想いについては
こちら
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