NozbeとEvernoteとDropboxの連携と使い分け

私が日常的に使っている三つのクラウドサービスの使い分けを一文で書くとすると「TodoリストはNozbeに入っており、その作業ファイルはDropboxに保存されている。そしてその作業に必要な資料や作業履歴がEvernoteに保存されている」こんな表現になるでしょう。箇条書きにするなら

Nozbe:タスク管理
Dropbox:ファイル管理
Evernote:情報管理

となります。まぁ単純と言えば単純です。ただ、この三つのサービスはそれぞれデータの連携が可能なものもあり、似たような機能もあることから使い分けに悩んでいるという声も聞きますので、それぞれの組み合わせ毎に自分なりの考えをまとめ記事にしてみたいと思います。

■Nozbe×Evernote
この二つのサービス間のデータ連携はNozbe側で行えます。
Nozbeの使い方~その7(NozbeとEvernoteを連携させる)
こちらの記事でも説明したように、Nozbeのプロジェクト名と、Evernoteで作成したタグの名称を一致させることで、データのひも付けが行われます。しかし正直言ってこのこの機能は殆ど活用できていません。

これはEvernoteの使い方にもよるのですが、Nozbeとデータを関連付けるために、わざわざEvernoteのノートにタグをつける手間が面倒だからですね。Nozbeのバージョンアップの際には、NozbeのプロジェクトをどのEvernoteのデータに接続するか、自分で選択出来るようにして欲しいです。関連付けるノートブックの選択画面で表示されるノートの数が多すぎるようであれば、タグでの絞り込みが出来ればなお良いでしょう。
更にバージョンアップの希望を出すなら、Nozbeで表示されるEvernoteノート自体をタスク化出来るようにして欲しいですね。

この二つのサービスの使い分けで悩むのは、Evernoteでもタスク管理が出来ること。実際にEvernoteでGTDをベースとしたタスク管理を実践されているかたは沢山いらっしゃいます。

Evernote使っていつでもどこでも快適なGTD生活を満喫する方法を考えた
Evernoteで快適GTD! 私がたどり着いたタスク管理のやり方
GTDを超意識した僕のEvernoteのノートブック
第2回-私のEvernoteの使い方-Evernote歴9ヶ月、GTD歴1ヶ月の自分の、現在の使い方を晒してみます。

私も一時期頑張ってみたのですが、なかなか上手く行かず途中で断念。。タスク管理は専用のサービスで進めることにしました。
なので、現在Evernoteをタスク管理のツールとして使うのは資料整理のみとしています。

GTDでは処理ステップで気になることを仕分けする際、気にはなるけど具体的なアクションに繋がらないものを「資料」として保存しておくように言われています。

ブレスト:理想のタスク管理ツールを考える (3/5)
脳みそがいっぱいいっぱいになってきたのでOmniFocusを使ってみる

上記の記事がそのあたりについて詳しく書かれているので、参考にしてみてください。

基本スタンスとしてEvernoteにタスクは入れないようにしていますが、あえて入れておくとするならば、締切のないサムデイリストだけでしょう。このサムデイリストは気になる資料から想起されることが多いので、このサムデイリストだけはEvernoteに保存するようにしています。気になる資料というのは、たとえば旅行のパンフレットのようなものですね。

■Nozbe×Dropbox
こちらの連携もNozbe側で出来ますが、これもまたEvernoteとの連携と同じく使い勝手がイマイチです。
Nozbeの使い方~その13(Evernoteに続きDropBoxとの連携)

バージョンアップで改善が出来るなら、各プロジェクトに対してDropboxの何処のフォルダーをリンクさせるか選択出来るようにして欲しいですね。また、プロジェクトからの接続だけでなく、個別のタスクからもフォルダーやファイルを選べるようになれば使い勝手もさらに向上するでしょう。現在はタスクのコメント欄を使って運用していますが、これに変わる機能を基本機能として実装して欲しいです。

■Evernote×Dropbox
この二つのサービスの使い分けについて議論されているのをたまに見かけます。たしかにプレミアム版では全ての形式のファイルをノートに貼り付けられるため、EvernoteとDropboxのどちらにファイルを保存すればいいかと悩むのも無理ありません。

Dropbox :ファイルストレージ
Evernote :高機能なメモ帳

というのが二つのサービスの基本機能ですので、私はこれから使用するファイル、他者と共有し継続して更新されるものはDropboxへ、更新されず閲覧だけのファイルをEvernoteに保存するようにしています。

私がファイル管理のストレージ機能としてEvernoteに期待しているのは、保存したファイルに意味を持たせることです。Dropboxはただのストレージでしかありませんので、そこに何が保存されているかは階層構造となっているフォルダー名称、ファイル名称で判断するしかありません。同じような名称のファイルが並んでいると、ファイルの判別が出来なくなることも多々あります。

その点、Evernoteは、ノートにコメントを追記することで、保存したファイルに意味を持たせる事が容易です。保存したファイルに、ファイルの説明文と併せて、作業資料の写真でも貼りつければ、そこから想起される情報はどれほど多いでしょう。
Evernoteで作業履歴を保存し、トレーサビリティーを向上させる

Evernoteのクライアントにはない機能ですが、もしこれからのバージョンアップでEvernote×Dropboxという、データ連携が可能となるなら、画面左上の「アカウント」「共 有」というメニューに加えDropboxという項目を追加して欲しいですね。

evernote_dropbox

そのタブを開くと、Evernoteのノートブック一覧の代わりにDropboxのフォルダー一覧が表示され、それぞれのファイルにEvernote上でコメントの追記やタグ付けが出来るようになればいいな!というアイデアです。

Dropboxで共有されているファイルにEvernoteで意味付けをし、そのファイルや資料をNozbe上で閲覧しながらタスクを処理して行く様子を想像しわくわくするのは僕だけでしょうか?

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Nozbe
電子書籍「あのプロジェクトチームはなぜ、いつも早く帰れるのか?」を発刊させて頂きました。執筆する際、最も力を入れた箇所、想いについてはこちら

Nozbe のFreeアカウントではプロジェクトを5つまで作れます。

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メールソフトBeckeyをクラウド化するハック

■PCインストール型か、それともWebベースか?
メールのクライアントってなに使ってます?僕はBeckey
マイクロソフト系、モジラ系など色々渡り歩いた結果、やはりこれに落ち着きました。
WebメールはもちろんGmailで決まり、ネットに繋がる場所であれば何処でもアクセス出来るのはやはり便利ですよね。でも、PCインストール型のメールソフトと比べると細かい所の使い勝手は今一つと感じています。

■ 自宅でも会社と同じ環境を整えたい
自宅のPCにインストールしたBeckeyへPOPサーバー、SMTPサーバーの設定を行えばメールの送受信は出来るようになります。しかし、会社で送信したメールが自宅では見られない。また自宅で送信したメールを会社で見ることが出来ないので、この方法は完全ではありません。
なんとか会社のメール環境をそのまま自宅に移行出来ないか?と試行錯誤した結果、BeckeyとDropboxを組み合わせる事で解決出来ました!


■ DropBoxでデータフォルダーをクラウド化する

方法はとても簡単、Beckeyのデータ保存先にDropboxを選ぶだけ。会社と自宅のPC両方で同じフォルダーを参照すればそれだけで完了です。
会社で送受信したメール、添付ファイル、アドレス帳など、メールソフトを使用した際に変更のあったファイルが全てDropboxに保存されるので、自宅に帰りBeckeyを立ち上げると、その内容がそのまま反映されるという事ですね。

設定方法は、Beckey のメニューで「ファイル」→「システム」→「データフォルダーの変更」を選択
beckey001

Beckeyのデータを保存したフォルダーを選択します。beckey002

この状態で「選択」をクリックしますbeckey004
以上の作業で、会社と自宅など複数のPCでBeckeyの使用環境を全く同じ状態に出来ます。
たまにフォルダーの修復を求めるメッセージが表示されますが、これは会社、自宅の両方でBeckeyを同時に立ち上げことで、中のファイルがconflictを起こしているためでしょう。最初はちょっとビックリしましたが、特に問題なく使えていますね。

ちなみにこれをやる為にはフリーアカウントの2Gでは容量不足(私が保存しているBeckeyのデータ容量は9.5GB)、すぐに一杯になってしまうので注意が必要です(笑)

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DropBoxを使って簡単なフォトギャラリーを作る

複数のPC間でファイルの同期、共有を行うことの出来るDropboxを使うと、かんたに写真を外部へ公開することの出来るフォトギャラリーを作る事が出来ます。
結構便利だけど使っている人って意外と少なそうな感じなので、とりあえず紹介。

こんな感じになります。

昨年9月10日に第一子が生まれた瞬間をTwitterにPostした際、すごい勢いで「おめでとう!」のRTを頂いたTLをキャプチャーしたものです。
すっかりこの写真の存在を忘れていたのですが、改めて眺めてみると今も絡んで頂いている顔なじみさんも多数。
あぁ、なんだか改めて嬉しい気持ちがジワジワと沸き起こる感じです。

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